発情妊娠×オメガバース お尻の奥が、ジンジンしちゃう

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表題作オメガ春機

九守
山犬族/α
キン
家猫族/Ω

同時収録作品オメガ春機

伊勢
医師、α
九守とキンの長男、Ω

同時収録作品赤いスティック・ダリアコミックスアンソロジー「パリピ」

多胡
リズムサークルリーダー
カナ
リズムサークルメンバー

同時収録作品熱焚べる男たち・ダリアコミックスアンソロジー「民族」

ラミ
ノア族若頭
レコ
ノア族最年少

同時収録作品Free kisses番外編 アンフリーキシーズ

愛光
高校生
栄介
高校生

その他の収録作品

  • あとがき描き下ろし1P
  • カバー下マンガ

あらすじ

家猫族のキンは山犬族の九守に感じやすい部分を念入りに毛づくろいをされる。
それからというもの、常にお尻の奥が甘く疼いて…。

作品情報

作品名
オメガ春機
著者
赤星ジェイク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784866572123
3.8

(50)

(16)

萌々

(18)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
7
得点
187
評価数
50
平均
3.8 / 5
神率
32%

レビュー投稿数7

設定と内容がとても細かい

赤星ジェイクさんの本はこちらが初です

最初のお話はぼろぼろで死にかけで倒れていたα攻め犬族と、
攻めを拾ったΩ受け猫族がメインです。
αはΩのフェロモンに充てられて理性をなくし
襲ってしまったりがよくありますが、
受けを大事に思ってヒートの時は屋外で寝る攻め・・・・・・(いい子)
そのあとのお話は、上記α攻め犬とΩ受け猫の第一子(Ω)と
最初のお話の時に出てきた近所のお医者αのお話でした。

けもが好きなのでけもみみや!!!と思い買いましたが、
中身(お話)は単純なオメガバースのお話ではなく関係性や
性徴についての考え方や役割などほかのオメガバース作品とは
ちょっと違って細かく考えられているなと思いました。

えっちなところはもうしぶんないです。けも最高。
けも好きだと少し設定が重ためな感じですが、
オメガバース作品としては内容が細かいのでとてもおもしろかったです。

絵の感じは好き嫌いが分かれる感じがしますが
特徴的な絵で個性があるので私は好きでした。
ほかの作品もチェックしようと思います。

5

Ωバースに犬猫要素プラス

よくあるΩバースの世界にさらに犬と猫、狼などの動物設定がプラスされています。きちんと読もうと思うと、なかなか複雑ですが読み始めるとそれぞれのキャラがその動物特有のキャラを出してくれるのでその世界観にすーっと入っていけました。

主人公のくも、キンそして、もう一人の主役である伊勢がそれぞれ思いやりと責任感に溢れていて好感が持てますね。くもとキンが果たして運命の番なのかと言うとそこははっきりとは書かれませんでしたが二人のイチャイチャを見ていると結局そうなったのかな。伊勢の仕事が特殊で燈が惚れてしまった時には、え?!苦労するよー!と心の中で反対しましたが交尾の部分だけを引き継ぐシステムにしたんですね。斬新。

生まれてきた赤ちゃんを里子に出してしまったり、伊勢の仕事が番のいなくなったΩの発情を止めるためにセックスしてあげることだったり、発情期にフェロモンがだだもれになるのでお尻に栓をするってことがなんかちょっと突っ込みたくなる気もしますがその後収録されている三本の作品を読むと、これが赤星ジェイクワールドなんだなと納得しました。

3

猫の子は愛らしい

少し趣旨の変わったオメガバースで面白かったです。
獣人というか、異種交配によって生まれた動物人間!?
猫系はΩに、犬系はαになる可能性があり、
何も起こらずβで一生を終える者もいるそう。

本作は、家猫族のΩ・キンと山犬族のα・九守が出会い、
家族になっていくお話です。
そして、キンと九守の子・橙がΩ覚醒し、
医師の狼族でαの伊勢と結ばれます。

少し複雑で難しそうなのですが、
なんとなくで読めてしまう軽さもあります。
性別・種族・理性・本能…色々な苦悩や気持ちを乗り越え、
それぞれが家族になっていくところが良かったです。

伊勢後継者の香が、少しアホっぽいのが面白かったです。
子供たちでスピンオフ作り放題ですね!

1

現状を打破しようとする強さ。愛おしさと愛情。繋がり、育まれる命。

さらりと一読しただけではちょっとこの世界観は分かりにくい、と思う。
それだけ作りこまれているのだ。赤星先生が 好きなものを詰め込んだというだけあって、そんじょそこらのオメガバースとはまた違った趣き。
電子の単話版を少し読んだ事があって、可愛いケモ耳が大人になるにつれて恋をする、というラブリーな物語だと思っていた。前半は確かにそうだ。前半の主人公キンは 小さくて、赤ちゃん言葉「〜ニャ」と語尾につけるが、一人前にコーヒーショップを経営していたりする。
お婆さんに拾われ、獣医(獣人専門の医師)の伊勢に見守られながら育ち、優しい心を持っているキン。
ある日、群れからはぐれた山犬族、九守を拾い、医師に見せ、次第に懐く九守の面倒を見ながら 共に生活することになる。互いに発情期を迎え、2人はめでたく結ばれる。
途中、キンが幼ない頃から憧れていたのは獣医の伊勢であって。ところが彼は当て馬でも何でもなく、静かに彼らを見守っているだけなので。キンの淡い失恋となるエピソードを挟んだりする。
キンと九守の間には小さな命が生まれる。手のひらサイズのその子供達は、産まれたては動物だ。
ミーミーと鳴きながらウロウロする。
物語は実はここからが本題であると思う。彼らの第一子である橙は、だいぶ大きくなってから弟妹たちが生まれるので、キンに代わって甲斐甲斐しく子供達の面倒を見ていた。けれど、橙もまたまだ子供なので、ある日ままならない弟妹たちの世話に追われて、小さな弟を怪我させてしまう。
弟妹たちを連れて医師の伊勢を訪ねると、伊勢はセックスの最中だった…。

この世界では。人工の減少を食い止める為にΩ性はαと番になって出産を推奨されている。産まれた子供を里子に出し、生活も保護される。伊勢は昔、淡い恋心を募らせていた桂というΩが、Ω同士で恋をして、キンを産んだ後、集落を捨てて駆け落ちした事を知っている。α性とは本能のままにΩを妊娠させてしまう性なのか。自分は恋が出来ないのか。伊勢はそれを怖れている。自分のα性を怖れている。片恋の相手、焦がれていた桂に似ている橙に惹かれながらも怖れている。
伊勢が訪ねて来るΩとセックスしているのは Ω性のヒートを慰める為だけ。だから子供として慈しんで来たキンを抱くことは無かったのだ。という事がここで分かる。
ところがそのキンの子供である橙のフェロモンには引きつけられてしまう。これは恋なのか、欲なのか。葛藤する伊勢が切ないです。
そう、いつしか物語の主役は伊勢になってしまっている。橙の想いの強さが伊勢を救う物語にもなっていて。しみじみと温かい結末を迎えるのです。
キンと九守は産まれた子供達を里子に出さなければならない寂しさを迎えますが、どの子達もちゃんときちんとした里親達に育てられ、後に立派に育っているという事が分かります。
特に橙の弟、香は 医師になって伊勢の病院に採用されている。これからも命は繋がり、大切に育まれて行く。産んだ子供を里子に出さなければならないという決まりは切なかったり、最初に産まれた橙だけは手放せないと土下座して頼む 九守とキンの健気さに泣けたり。
その絵柄の可愛らしさからは想像もつかない重たい命と愛情のストーリーでした。

同時収録はいずれも甘い短編だったりエロかったり、アハハと笑い飛ばせるものだったり。本編の重たさをいくらか緩和してくれる。ボリュームたっぷり。読み応えある作品でした。
何度か読み返す事をお勧めしたい。読めば読むほど味わい深いと思います。

7

小さく産んで、大きく育つのね

オメガバースの上に、人口減少対策のために人と動物が交配して犬族や猫族だのあるとか、設定が複雑なので、ちょっと戸惑いますが、ざっくりと言っちゃうとメインは、健気なネコちゃんと年下わんこ攻めの、ほのぼの&ちょっとシリアスなラブストーリーかな。
男性出産と子世代の成長が早いところが、オメガバース+獣人設定由来。
色々設定は盛りだくさんですが、作者さんの中で細部がしっかり固まっているからか、この世界観の中でのストーリーの切なさとかがしっかり伝わってくるし、エロは文句なくエロ可愛いかったです。

2

雀影

セルフツッコミ
これ、表題作だけだったら神。

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