電子限定かきおろし漫画付
幼い頃から動物の姿が人のように見え、また言葉も分かる美術系予備校へ通う栗原は、動物園の年パスを購入し、スケッチに通っている。
動物の言葉が分かる栗原は、その動物園の動物たちに好かれ、良き話し相手、良き相談相手となっていて、、、
というお話。
一巻目のこちらは、
シジュウカラのツツキとニホンリスのシッポとのお話。
人間でいうならば、すでにおっさん年齢のイワトビペンギンビートと、鈍感な飼育員の七田。
年上ライオンのランカンと、年下ライオンのオーリー。
そして、描き下ろしでは、栗原が動物園で出逢った年上の大学生で動物の写真を撮っていた岡とのお話。
栗原の特異性が幼き頃から周囲におかしいと思われ
てきた過去もあり、岡に対して警戒していたが、やがて心開いていく展開がホントにエモしで!!
ちなみに登場する動物たちは、すべて脇役も含めて擬人化されており(個人的には、シマウマとキリンの擬人化が好きだった♡)、えち展開はライオンのふたりくらい。
また時折、元の姿も描かれるのですが、擬人化でイチャ…としてるところや、一緒にいる姿を、元の姿でもその場面が見られるのがなんともエモくて、、✧
これぞ、動物BLの醍醐味ですね(◜ᴗ◝ )
どのcpも良きでしたが、イカついおっさんペンギンのビートと飼育員七田のお話がとてもよかったので、どうにかこれからもラブラブしててほしい所存です(拝みながら!)
ほっこり系、擬人化大スキー!、色々なcpのお話読みたいマンの方には、オススメの一冊です!!
【新入りのリスに、なぜかいつも餌をお裾分けしてあげるシジュウカラ】
【ある特定の飼育員に、なぜかベッタリのイワビトペンギン】
【群れに属さない雄ライオンに、なぜか幼い頃から懐いている子ライオン】
動物園で、こんな珍しいことが起きると人間は「あの動物、恋してるのかしら~♪」
なんて、人間目線で妄想を広げたりしますが、そんなロマンをBLの世界で叶えてくれたのが、この漫画です。
美術学生の栗原君は、生まれつき動物が人間の姿に見えて、しかもお喋りができる能力がある。そんな彼が動物のスケッチをしながら、動物たちとふれあいつつ恋模様を見守るストーリー。
この作者さん、きっと動物がお好きでその習性の知識もおありなんでしょうけど、動物たちのディテールに凝っているんです!
栗原君の見える人間の姿の動物たちは、みんな洋服を着ています。実物を見ると分かるのですが、シジュウカラは胸元がネクタイをしているような配色なので、みんなちゃんとネクタイをしています。しかもそのネクタイの太さで優劣を決めてるエピソードが自然に盛り込まれています。
ライオンはファーのついた洋服を着ていて、たてがみを表現している!
こういう細部にこだわった作品って、非常に好きでして、クスッと笑えるんです。
基本、種族やその動物の習性を越えた不思議なほのぼの恋模様なのですが、少し切なかったのは、イワビトペンギンのビートの片思い。飼育員の七田君に恋をしているのですが、いくらビートが求愛ポーズをとっても、いつも一緒にいて独占していても、ビートの言葉が分からない七田君にはその愛は伝わらず。「そろそろビートにも番を」なんて言われてしまう始末。空回りしながら、自分の気持ちを七田君にただ知ってもらいたい様子は、結構ホロリときました。
動物が大好きで、動物の不思議な行動に妄想を膨らませがちなロマンチストな方!
この作品かなりおすすめします!
ちょと不思議なお話でした。
動物の話が分かる人間、栗原くんを通して、動物園の動物たちが擬人化して動物同士で恋をする姿を描いた作品。
面倒見のいいキツツキと、動物園に来たばかりのリスのかわいい恋や、飼育員さんに恋するおっさんペンギンなど色々なカップルがいて楽しかった。
こういうほっこりする話はいいですね。
最後は、栗原くんと、カメラを始めたばかりの岡くんの、人間同士の恋まだ始まってないけど、予感ぐらいで終わる。そういうのもまたいいですね。
和みたいときに。
生き物がめちゃくちゃ苦手なんですが、もし私も、栗原くんのように、動物達の言葉が分かったら…すっごく素敵で楽しくて感動的なお話でした( ◠‿◠ )めちゃくちゃ泣けました。例えば種が違っても仲良くしたい気持ちがあったり、自分ではどうにも出来ない壁に立ち向かったり、そういう、"私(人間)にとって当たり前の姿"が、健気で愛おしく感じました。動物達の擬人化もすごく自然で、栗原くんの視点と、他の人からの見え方と、当人自身達(動物)の目線が楽しめます。動物園という、人間にとってのテーマパークの中で繰り広げられる世界、それは狭いようで、深く感動的な世界でした( ◠‿◠ )
基本的に一話読み切りの短編集ですが、舞台が全て「ほしの動物園」です。
予備校生の栗原は、小さい頃から動物が人型に見えるうえに、話もできるという。
この物語は、動物園の動物たちが栗原の目を通して見える人型で進んでいく、いわゆる擬人化ものです。
シジュウカラ×リス
ペンギン×飼育員
ライオン×ライオン
カメラが趣味の大学生・岡×栗原
基本、動物同士が両想いになるハッピーエンドなのですが、1ペアだけペンギン×人間がいるので、それは読んでいて少しだけ切なかったです。
どんなにペンギンのビートが飼育員の七田のことが好きでも、一緒に暮らすことも付き合うこともできない…そう思うと報われない恋のような気がしてしまいました。
実際にはそこまで深刻ではなく、明るいテンションで終わるので救われましたが…
最後は動物園で仲良くなった岡と栗原がこれからどうなっていくんだろう…?というところで終わってしまうので、続編があったら是非読んでみたいです。
