彼女に振られたショックで倒れていた敦人をそこに通りかかった聡が助けたことをきっかけに飲み友達、親友になった2人。でもそれぞれがEDと早漏という下半身のコンプレックスを抱えていることを知り、身体?の関係が始まります。
敦人の天然で感じやすい(聡限定)ところがかわいい。ムードもなくお尻を丸出しにするシーンがあるのですがそのお尻にもやられました。
最終話まで挿入なしですがとてもえっちです!
過去の苦い恋愛もコンプレックスも親友だから相談できた。親友だからコンプレックス解消を手伝いたいと思った。親友じゃ足りないから恋人になった。
親友で恋人になった2人をぜひ見てもらいたいです。
幼馴染で大親友の一輝と征二。
節約のためにルームシェアをする2人は昨日からコイビト同士に。お互い経験もないなかの初エッチで、どっちか上か決めるために、「先にイッたほうが下になる」という勝負を始め……。
まず2人ともガテン系なので体格が良くかっこいいのですが、征二は天然ゆるふわ、一輝はやんちゃでとてもかわいいです。
でも男らしくてかっこいいところもたくさんあります。一輝が先輩と2人きりのところを見たあと、さんざん上を譲らなかった征二が折れて、買ってきたグッズとともに「好きにしろ!」というところや、やっとの初エッチのときに征二に本当にいいのと聞かれた一輝が「男に二言はねえ」と言ったところとか。
ずっと見ていたくなる2人のやり取りが大好きです。
「先にイッた方が負け」で明らかに一輝の方がトロトロになっているのに、ずっと負けてないと言い張るところもかわいかった。
そして征二が一輝のことが好きで、普段は寡黙だけど心の中では一輝のことをずっと考えているところもおもしろくてかわいいです。
2人の癖が幼少期から変わってないのもかわいくて、4話の過去話を読んでから1話を見ると、ここはこういう気持ちだったのか!とより楽しめました。
我慢するときに噛んじゃう癖、一生治らないで欲しいです。
ショタおには幼い頃のかわいい姿と成長してかっこいい姿を両方楽しめるのが魅力だと思っているのですが、この作品はまさにそうでした。
愁が幼い頃からかわいがっていたアキは、愁が成長するにつれて不純な気持ちを持ってしまうようになり、その気持ちを抑えるために他の人と関係を持っています。でも愁の18歳の誕生日が近づくある日、アキは愁に告白されます。
そこから、2人が同じ想いになるまでの日々が描かれています。
愁のことが好きなのに、愁の幸せを願いすぎているために自分で良いのかと自信がないアキ。
アキと一緒にいたいからアキにも自分を選んでほしい愁。
2人は両想いで、だけどどこかもどかしくて、でも2人の想い合う姿はあたたかくて幸せな気持ちになります。お互いが世界一かわいい、天使と思っているので幸せしかありません。
愁は大人びた高校生で、アキのことも急かさず返事を待っているのですが、5話で自分の気持ちをアキに打ち明けたところにぐっときました。
アキに好きになってもらえるようにできる努力を全部して、アキの彼氏になった愁。でも歳は追いつかないからときどき子ども扱いされて、アキと同じ世界を見たいと願う。しっかりしたところやかっこいいところをたくさん見てきたので、愁くんも年相応の男の子なんだな〜とちょっと安心しました。
アキの愁に対してガードゆるゆるなところもかわいいです。
表紙のようにほっこりあたたかくなるお話でした。
もともとpixivで見て大好きな作品だったので書籍化されて本当に嬉しいです。
調香師2人が仕事でバディを組んで惹かれあっていくお話。
調香師のお仕事についてもしっかり描かれていて楽しく読めました。
響が大学コンペで作成した「変なにおい」と言われた香水を、東條が良い香りと言ったシーンが個人的に好きです。通り雨のあとのみずみずしさってたしかにじめじめしているように感じられるけど、それをプラスにとって調香したことを東條は理解してくれて、響は多分この香りに良い思い出がなかったと思うのですが(不正疑惑はこの香水?)、東条の言葉で良くなったら良いなと思いました。
でも全体的にさらっとしていたので、物足りないところもあり、もっと見たいなと思う作品でした。(お祖父さんとの話とか不正疑惑の話とか香水の発表会の結果とか……)
描き下ろしはタイトルの意味がより理解できて良かったです。
幼馴染2人、鬼怒川と泉の小学生から大人になるまでを、それぞれ別の女の子視点で描いた作品。
小学生の女の子からみた高校生の2人
コンビニ店員からみた大学生の2人
同僚から見た大人になった2人
同級生からみた中学生の2人
先生からみた小学生の2人
主人公の女の子たちの年齢もバラバラで、それぞれ悩みがあるなか2人と関わっていきます。
好きな人、恋への憧れ、推しについてなど、それぞれの悩みに共感できる部分も多く、物語に入り込んでしまいました。
日々の些細なことで傷つくことも救われることもある、人とのつながりや出会いが日常の中での特別な思い出として丁寧に描かれています。
2人が大学生、社会人の時の話では、鬼怒川くんの泉くんへの想いがすごく一途で素直で愛しいものだと感じて胸が一杯になりました。
読み終わった後、私も幸せな気持ちになりました。
2人の幸せをほんの少しだけおすそ分けしてもらえたような心が温かくなる物語です。
表紙がかわいくて購入しました!
恋愛映画に憧れる峰くんとEDに悩むイケメン八角くんの高校生同士のお話。
八角くんが最初、峰くんの同意なく自慰に付き合わせてて苦手だな〜と思いましたが、峰くんもやられっぱなしじゃなく八角くんに反抗するし、それからの八角くんも優しくなって良かったです。
初恋同士の2人なのでどっちも自分の気持ちに気づかなさすぎてもだもだしますがそこもかわいい。
峰くんと八角くんの出会いは恋愛映画のようで、途中ちょっと脱線(えっちなこと)するけど、相手のことを考える時間が増えて、そこに自分のことが好きな女の子が登場して、でもやっぱり八角くんが好きだと気づいて、っていう展開がもう恋愛映画そのものだな〜と。
峰くんが意外とえっちなのもかわいいです。
幸運体質の後輩×不幸体質の先輩
受けの佐渡さんがとにかくかわいい!
不幸体質でも卑屈にならず、人助けで自分から不幸に飛び込んでいくし、おばあちゃんのお守りを信じてずっと持ち続けているめちゃくちゃ良い人。
安久津にいろいろ(イタズラとか)されてても気づいてなくて、チョロいところもかわいい。
安久津は幸運体質でハイスペック人間なのに自分の気持ちに鈍感。お医者さんに真剣に病状(恋煩い)を伝えたり嫉妬に気づかなかったりかなり恋愛初心者なところが、普段佐渡さんを守っている姿とのギャップでかわいいなと思いました。
年下攻めは受けに振り回されてなんぼだと思っているので、えっちのとき佐渡さんに煽られてるのがとてもすきです。
カバー裏まで楽しめて良かったです。
コロナ禍を題材にした作品。
バーの店長の響、バーの常連客の観月、バーのオーナーで響の愛人の征司の三角関係です。
コロナ禍での状況がリアルに描かれているので、出来事や感情に共感できる部分が多かったです。
作中のニュースの内容や街中での出来事は全部実際にあったと誰もが共感してしまうと思います。
響の心の移り変わりも丁寧に描かれています。征司がいながらも観月に惹かれていく様子はちょっと切ない気持ちになりました。
何か事件があったわけでも相手を嫌いになったわけでもなく、ただこの非日常が日常になるまでの間にダメになるものもあれば、良くなるものもある。
こんなことになってなかったら
こんなことになったおかげで
この選択は正しいのか、そんなことを考えても答えはわからない。それよりも自分の気持ちがどこにあるのかを考えて一歩を踏み出した響。今ごろ答え合わせをしているのかな。
一穂ミチ先生が元々好きなのですが、モノローグの言葉選びに先生っぽさが感じられてそこも好きです。
巻末の書き下ろし小説もすごく良かったので是非読んでいただきたいです。
オメガバース作品
ストーリーは超王道で、絵も綺麗でとても良かったです。2人の関係性の変化、過去の出来事、悩み葛藤、全て丁寧に描かれています。
αやΩというだけで勝手にレッテルを貼られる世界。
外側だけで判断されることに不自由さを感じていた晴斗とΩというだけで虐げられ自分でもその物差しでしか見れなくなっていた雅。
自分がΩだから好奇心で構ってくれている、と思っていた雅に晴斗が言ったセリフが印象的でした。
αやΩの前に晴斗は晴斗で雅は雅で、それをわかってほしいと切実な思いが伝わってくるようでした。
最初の段階では受けの雅が不憫すぎて辛かったですが、晴斗のおかげで幸せになってくれました。良かった。雅が晴斗の前で口が悪いところも何でも食べるところもかわいいです。
大学生編も楽しみです。
イケメン警察官と和服黒髪美人
落花流水は散る花と流れる水。
花が流水に散れば、水もこれを受け入れ花を浮かせて流れてゆくということらしいです。
全体を通して和の雰囲気で美しい印象でした。
秋人は両親を亡くした寂しさから夜な夜な適当な男と密会をしてしまっているのですが、寂しさを紛らわせるためならなんでも良くて、田舎で娯楽も少ない場所なら抱かれるのが一番手っ取り早い方法だったのかなと思います。秋人は自分の容姿には頓着なさそうなので、一回寂しさにつけ込まれてやってからずるずると……となったのかなと勝手に想像しました。
豪太郎の天然たらしっぷりもなかなか。そんなこと言われたら勘違いしちゃうよってセリフがたくさんあります。秋人くんが懐柔されるのも無理ない。イケメンで豪快なところも魅力的です。
秋人くんの寂しい時の表情もたまらないです。
和服や警察制服がたくさん見れるのも魅力のひとつだと思います。