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SMで大切なモノは愛ではない。

すっっっっっっっごくよかった。

SMを扱う作品は数あれど、こういったアプローチの作品は少ないんじゃないかな。
SMってSが主であるように見えて、実はMが主導権を握っている。
恥ずかしくてシラフではできないようなことを探り当ててさせるけど、Mが本当に生理的に嫌がることはしない。
そういうSの哲学を感じることができてこの本は本当に素敵でした。
そういった意味で「教授の密やかな愉しみ(剛しいら)」もとても心地良いSM作品。
あれはあれでSの哲学が明確で心地良い。


<あらすじ>
繊細で心優しい大学生・栄田惣が、穏やかな雰囲気から学生に「殿下」と呼ばれる人気の文学部准教授・宮隆由紀に恋をしてしまう。
ある日、栄田はコンビニで宮と遭遇する。
いつもと違ってだらしなく開いたシャツのボタンと上気した表情でふらつく宮は、栄田が支えようとすると身体を震わせて…。


血を見るとクラッときてしまうようなくらい弱い栄田が、どうやって宮のSになっていくのかを描いた今作品。
普通ならば宮がMだとわかった時点であきらめてしまってもよかっただろう。
だが栄田はこの初恋を、人生で初めての恋を手放したくはなかった。

宮に『きみみたいな、虫も殺せない青年に、僕の相手が出来るわけがない』と言われても栄田は引き下がらない。
『先生がMだってわかっても……先生を好きっていう気持ち、なくなりません』
だから、試しにでもいいから、付き合ってください。
切ない声が訴える。

この一途な強引さにずるずると引きずられて恋はどこへ向かうのか。
こうご期待!ぜひ読んで!笑


そしてこの作品で私が大好きなのは、このピュアで純粋なSMラブを支える、表の顔は宮准教授の助教、裏の顔は調教師・王(ワン)。
とってもいいキャラ。
栄田にSの心得を教えつつ、宮の心のフォローもするし、宮と栄田を守るだけの経済力も味方につけてて、最強。
踏みつけられたい。←


王にスポットライトを当てるような続編が出るといいなー。なんて。

エロに対してこだわりぬいた1冊。

Pet Loversシリーズで悶え、魚住くんシリ-ズに溺れた私としてはこの榎田先生の新刊は買わなくてはならないですよね。
買いました。
読みました。

………一気には読み切れませんでしたorz
だって重いんですもん!

6つの短編が集まった短編集で、
①「痛い靴」(ハイヒール) illust:えすとえむ
②「ストロベリー」(リバ) illust:腰乃
③「10×3」(お道具3P) illust:円陣闇丸
④「カルメン」(ドラァグクイーン) illust:鬼嶋兵伍
⑤「クリスタル」(放尿) illust:中村明日美子
⑥「書生の戀」(両片想い文通) illust:今市子
という(⑥を除けば)濃ゆい内容。
ひとつひとつに関係性がぎゅっと詰まっているので、じっくりゆっくりと味わいました。

全部読み終わった今、一言でこの本を表すなら「AV的展開のBL」。
短い中で行為まで達するためにはそうよね、そうなるよねって感じですが、普通のBLよりも行為に流されて気持ちよくなっちゃうのが早い気が…。
そんなビッチ受けも大好きだけどね!\(^p^)/


さて内容はさておき、この小説何がいいってまずは装丁ですよ。
白くすけるペーパーの表紙、中村明日美子先生のえろすたっぷりの帯。
開いた瞬間の鮮烈なピンクの遊び紙はあたかも唇からのぞく舌のよう。
本ってのはこういうのがあるから買っちゃうんですよねー。

そして次に挿絵を描いている漫画家の豪華さ!
この短編集の挿絵師の選び方はすごくいい。
そうよ、えすとえむ先生には「靴」よ!鬼嶋先生には「女装ガチムチ」よ!と唸らされる布陣。参った。文句ないです。
文体(口調)も挿絵に合わせて少しずつ変わっているように感じました。

こだわりぬいてる。すごい。

井上剛さんの記念すべき初BL絡みアリ作品

一筋縄ではいかない木原作品のキャラを演じきった声優さんに拍手!!!
特に主演の井上さんと立花さん。あっぱれ。


作品のほとんどは掛川役の井上さんのモノローグで進みます。
ひたすら喋る喋る(笑)
静かに、ときにSさを滲ませつつ掛川は橋本と関係を持ちます。

某TBのスカイ●イではテンション高い一面を見せていましたが、今回は歪んだ恋心に揺れる攻めを繊細に演じています。
橋本のヤな面を際立たせて表現されていますが、よくよく考えると掛川も相当ヤなやつ(笑)
それを自然とじわりじわり滲ませてくる井上さんの声は耳レイプです。
イヤホンで聴いているとそのSさにうっすら汗をかいてしまうほど。
おそるべし。

立花さんの演じる橋本は本当にヤな奴。
救いようのないくらいプライドが高くて素直になれない、自分のことを棚に上げて相手を責めるタイプの男。
そんな性格だから友達なんているわけなくて、泣く泣くセフレの掛川を頼ってくる最低の男。

それくらいヤな奴なんだけれども立花さんがやるとあら不思議、なんかちょっとかわいく思えてきたりするのです。
イライラをぶつけるように酷く抱いた後「今日みたいなのもたまには悪くない」と掠れた声で言うシーンとか、高飛車なんだけど誰にも頼れなくて号泣するシーンとか。
橋本が乗り移ったように感じるほど切迫した演技でした。
サイテーの男だけど同情してしまうなぁ。


本編はとても鬱々と痛々しく進みますが、フリートークでは収録の現場が楽しそうな所がよく伝わってきてほっとしました。
タイテムさん中心に盛り上がっていました。
(別CDで40分ほどフリートークがあります。)
井上さんもっとフリートークに参加していいんだよ~(笑)

こんなギャップのある上司は嫌いですか?

正直、ニナコさんってこんなに話の運び上手かったっけ!?となりました。
山ヒバの頃に同人誌買ってましたが、もっとモヤモヤした調子だった気がするんですけど……!←

すごく軽快な調子でオジサンで襲い受けだし、かわいすぎてズルイ!
実際にあんなオンオフ激しい人がいたら嫌だけど(笑)キャラ立ちしてましたね。

なんかニュアンスとしては木原音瀬の挿絵師かというような雰囲気がする。
木原さんはこういうタッチのギャグは書かないけど、人間の二面性が木原さんっぽい感じ。さらっとしたドライな人間描写も。


山ヒバ作家の三大巨頭だったよな~。ヨネダコウさん・サガミワカさん・七織ニナコさん。
以前にも増して素敵でした。

なんで出てすぐに買わなかったんだろう。3ヶ月ぶん損した!

4分の3はヤっている、と言っても過言ではない。

す ご い !!!
とにかくこの一言に尽きると思いますwww
バーバラさんのラヴァーズ文庫の前2作(愛讐の虜/愛炎の檻)も頑張ってヤりまくってましたが、今回はもっとエロス。なんてったって3Pがありますから。
けっこうお腹いっぱいでした。

不器用で無口な兄・健一と皮肉屋で饒舌な弟・修次に好かれててんやわんやな素直受け主人公・亮輔の話ですが、亮輔は始終組み敷かれています。
でも強姦というよりも歪んでいるものの愛を感じる方法で犯していて、亮輔のことを好きな気持ちダダ漏れ。(BL的な意味で)
お前らはホントに亮輔が愛おしいんだなぁ…と思いながら読んでました。
無理やりっぽいプレイだという感じですかね。
あくまでプレイであって、本当は好きだよっていう……。

シチュエーションも、子供のころ憧れた秘密基地的な魅力があってよかったです。

奈良千春さんの挿絵も神でした。
表紙の珍・集合写真(笑)も素敵で…今回のはレジに持って行きやすかったな、なんて。一目見ただけでは何が何だかわからないくらい細かい書き込みですし。
「愛讐の虜」「愛炎の檻」でレジの羞恥プレイに慣れてしまったようでした。←

乗り越えてこそ、恋

泣きました。
今ヶ瀬が好きだ。(←話が大伴目線で進むからだろうけど。)
BLに含むのはどうなんだろう…と思わなくもない。BLはファンタジーだと言うが、少なくともこれはファンタジーではない。


恋愛の相手が自分だったならどんなに楽だろう。
2人はお互い、そう思ったに違いない。
だって自分の感じたまんまの気持ちが相手に伝わるわけないし、言葉なんてなんの確証もない。
相手が自分だったならどれくらい大事にしているのかわかるのに。自分にはそれを理解してやるすべはない。
自己中に生きるしかすべがない。

恋愛の永遠のテーマですよね。
自分を好いてくれる相手のことを、自分も同じだけ愛したい。(作中では「対等」でいたいと表現されています。)
でも「同じ」なんて永久にわからない。わかるわけない。
つらい。やめたい。やめたくない。


あらすじとか語るの野暮なんで省きます。
他の方が十分に書いてますし(笑)

「窮鼠~/俎上~」で私が好きだったのは、大伴と今ヶ瀬が最後の方まで両想いになりきれてなかったところ。
BL小説なんかでは受け視点ストーリーで、肉体関係はあるけど攻めはきっと俺のことなんてどうでもいいんだ…と一人で勘違いする「始めから両想いだっただろww」パターンが多いですが(笑)、「窮鼠~/俎上~」はそうはいかない。
大伴がノンケでありストーリーテラーたることで話はすごく厚みを増している。
白黒グレー恭一も一役買って、大伴の気持ちが私たちに擬似体験されてくる。

大伴は最後の方まで自分の気持ちを否定し続け、女を愛すべき立場にある自分をたしなめる。
でも心を本当に裏切ることはできない。
その葛藤たるや、まさに恋。


ヤマシタトモコ作品でも思ったけれど、男を愛することがタブーであればあるほどBLとしては深みを増す気がする。BL特有の溝が存在を現すというか。
男同士がアリな世界なら特にBLで描かなければならない理由はないと思うのよ、持論的には。
乗り越えるべき壁があってこそのBLかな。なんて思います。

春抱きは大好きですが、今作はがっかりだべ。

簡単にあらすじを話すなら、
・空き巣→駅弁(体位)
・オーディション→ガレージ
・社長と和解→カレー鍋の横
です。笑
原作7巻の一部(佐和さん疑惑SM・岩城兄来訪)を除いてドラマCD化。
恋愛→仕事中心にかわる巻らしく、二人は俳優業に勤しんでいます^^
濡れ場は相変わらずエロくていいですが、仕事シーンもかなり感動する。

ただ、春抱きシリーズは好きだけど今作はちょっと不満が残りました。

1・香藤の『いつかまた、この話が映像化されるって言うの?(中略)今しかないんだ。今やるしかないんだよ…!!』が必死すぎる。
アレは原作では香藤はすでに遠くを見つめていて、岩城さんと言い合う形ではないんですよ(私の解釈)。
自分の考えを口にして確かめているような、役者魂に裏打ちされた芯の強い香藤。
そしてもう動かない香藤になす術もなくすがる岩城さんなんです。
そりゃ原作読みながらやってるわけじゃないでしょうからアレですけど……もう少しヒステリックさを抑えて余裕ありげに言ってほしかった^^;

2・原作にはない台詞で、香藤が岩城さんを駅弁した後に『今回はひょいっと持ち上げただろ?』の『だろ?』って語尾が気になって><
香藤なら『でしょ?』と言いそうな気がして……うん、違和感がありました。

3・香藤の事務所の社長が無理してますね。
きっと若手の方を使っているんでしょうけれど、女社長(40代とか?)なんだからもっと貫禄のある声が出る役者さんを使ってほしかった…。

話はしっかりしていますが、ドラマの端々が抜けていてガッカリだべorz

うーん、思ったよりも……^^;

原作既読。

羽多野くんがなぁ…ちょっとイメージと違いました。ワタシ的に^^;
イサク先生の攻めキャラってもうちょっとテンションが高いというか、無愛想でも黙っていないっていう。
羽多野くんのはナチュラルな芝居でいいんですけど、もうちょっと本能的に生きていいんだぞ!みたいな。笑
すんません。

鳥ちゃんのBL 初めて聴きました。←
なんか思っていたよりもかわいくてキュンとした……
結構派手に喘いでらしたし^^

森川さんは田舎臭さ満点!
「~だっぺ」 かなり板についてました(笑)
楽しいですね、田舎。


全体的には原作通りで、うまくまとまっています。
ただ、受け(鳥ちゃん)のナレーションが多いように感じました。なんか説明くさい…かな。
あとは鳥ちゃんと羽多野くんの声の高さが近いのも、受け攻めを聞き分けにくかったです。
もっと耳を鍛えてから聞き直します。

音声化した方が面白い!

原作既読ですが、原作があまり性にあわなかった人なので(←)音声化した方が萌えるだろ!と常々思っていました。
…んで聴いてみて、やっぱりこの方が萌えるじゃん!という結論に至りました。笑
イサク先生、原作好きな方、スミマセンm(__)m

楠大典さん攻めは初めて聴いたのですが、こいつカッコよすぎだろ!ってなことでして。
なんだろう…飄々としていて、いそうですよね、こんな上司。
いきなり抱き枕にはされないだろうケド。笑

また武内さんの受けがツンツンデレなヤツで、そのツン具合が絶妙でした♪
かわいいな、こんのお坊ちゃま!><


内容は原作通りといえる内容だったのではないでしょうか。
黒川の奥さんもサバサバしたいい人なので、BLらしいイイ女の人なんじゃないかなと思います。
これは聴く価値ありだと思います><

うーん、原作の方が感動したかな…

シナリオ・音楽がコマ切れすぎかな、と思いましたね……
せっかく流れのあるストーリー運びなのに、ちまちまとトラックを変えているしピアノの音楽(効果音)が余韻を残さない感じのヤツなので、ブツッと切れた感じになるところがあるのが気になりました。
原作が大好きなので、余計にがっかりでした^^;

まぁ演出は微妙ですが、嶋は完璧に嶋です!
戸惑うところがかわいくて、ブックレットのサイン見て和みました(〃д〃)
かわいさがホントに際立ってました。


ワタシがオススメしたいのは、サブカプの出口×小野田!
森川さんは、キャラはヘタレなんだけど、頼れる役者さんぶりが伺えるというか……キスのときにそんな水音鳴らすの反則だよ!って感じ><
キスしただけなのに、こっちのがヤラシイ感じになってましたね。笑

出口は『童顔な年上』って設定なので、森川さんより上に聞こえるのか気になさってました。
聞こえたと思いますよ^^ ツンデレが胸キュンでした!
ヨネダ先生のツンデレは無意識に発揮されているようで、その無自覚さがかわいいです。
同人誌では、普段は気丈なのに意外と恋愛にウブな子で『詐欺』呼ばわり
された出口ですが、CDでは『気長に待っててやるよ~』と気丈なままでした。


ヨネダコウ先生の漫画は、コマを振り返って読ませるんですよね。
だから必然的に、何ページか前に言った台詞を思い出したりする描写がドラマCDに入ってくる。
そうすると会話の流れが切れてしまうのと、思い出す作業を聞きながらしなくてはいけないのでドラマにどっぷり浸かれないかなーと思いました。

このBLCDを聴いて、いかにヨネダ先生が思い出す描写を「画面(絵)」で
わかりやすく表現されていたのかがわかりました。
そういう意味ではいい作品だったと思います。

他の方のコメントは褒めてあるの多かったので、なんかあんまり共感できなくて申し訳ないような気持ちになりました。
スミマセン、でもそんな少数派です。