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男性御影さん

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あした愛かもしれない

 大学の先輩、夕と後輩である凪は、先輩後輩であるだけではなく、アパートも隣同士の関係です。夕が酔い潰れると呼び出されるのが凪です。成り行き上夕の家で添い寝をしてしまいますが、お互いが気になる存在になり、やがて両片思いの関係になっていきます。
 ありふれた日々の中で緩やかに進んでいく二人の恋愛で、特別なことは起こりません。両片思いの告白する前の苦しさ、相手の心を探ってしまうような気持ちが味わえます。凪は実家で和食が多かったとのことで、その反動でラーメンやジャンクフードにはまってしまったようですが、そこは少し心配でした。

どうしてそんなに堂々としていられるの

 理一は実家の家具関係の仕事を継ぐため、敬太は就職後に、料理人の夢を叶えるために、大学生最後の日々を送っている学生です。二人の共通点はゲイであることですが、ゲイであることを周囲に一切言っていないクローズの理一と、信用している人には打ち明けているであろう敬太はまるで正反対です。人から好かれそうな理一と空手経験者でぶっきらぼうな敬太は性格も正反対で、敬太が絡まれている理一を助けることがなければ、決して出会うこともなさそうです。私は周囲にカミングアウトできない理一に共感しながら読んだのですが、はっきり自分の意志を言える、自分に正直でいられる敬太が強い人のように思いました。敬太の父親との過去も関係していますが、己の意志を貫くことが潔く感じました。

改めて考える「幼なじみ」

 大雅と直人は家が隣同士の幼なじみです。高校三年生の冬、直人は専門学校への進学がすでに決まっていて、大雅は国立大学を受験する受験生です。小学校からの同級生の二人でも、いよいよ春からは別々の道を歩むことになるのです。
 実は二人はお互いのことが前から好きなのに、それを言い出せないまま離ればなれになってしまいます。
 「幼なじみ」という関係について、二人の関係が近すぎるから好きだと言えなかったのか、お互いに遠慮してしまったから言えなかったのかなどを考えてしまいました。手を伸ばせばお互いに触れられる距離にいるのに、もどかしいです。

不安になる気持ちは相手にどこまで聞いていいの

 カフェのオーナーであるジョシュアと、恋愛下手で相手と3ヶ月以上のお付き合いが続いたことのない理久とのお話です。理久はオーナーのジョシュアと一夜の関係を持ってしまい、そこから二人の恋愛が始まるのです。
 理久もジョシュアとのデートは家でごはん、カフェでのデートなど二人のお付き合いは王道感があります。
 理久のルームメイトのジンは理久に「家族の気持ちすら分かんないのにさ、恋愛の相手なんて尚更じゃん」というのですが、まさにそのとおりだと思いました。

大丈夫、いつかはきっと

 電車に乗るとパニック障がいが出てしまう香坂と後輩の熊谷とのお話です。香坂は学業も優秀でみんなから好かれている大学院生ですが、そこに熊谷が編入してくるのです。熊谷は人付き合いをほとんどせず、ものをはっきり言うタイプなので、周りと上手くやっていけないのですが、香坂だけには興味があるようです。
 実は、過去に熊谷は大学で教室に入れないところを香坂に助けてもらっていて、今度は香坂のパニック障害を助ける、一緒に向き合っていこうとしているのです。
 ずっと困っていたことでも、何かのきっかけがあれば乗り越えていけるそんな勇気をくれる1冊です。

強烈な求愛

 「純情ロマンチカ」
 ウサギさんが菊川賞を受賞したため、ホテルでのスピーチに連れ出そうとする井坂さんですが、ウサギさんには全く興味がなく、美咲が行ってくれるから行くことになります。井坂さんのウサギさん掌握術もこの頃から確立していたのですね。

 「純情テロリスト」
 宮城の元妻の弟である忍と宮城庸との関係は、今となってはおなじみですが、はじまりはここだったのですね。忍を預かることになった庸ですが、いきなり怒ったように好きだと言う激しい求愛です。これは若さ故、怖い物知らずというよりも、忍がどう愛を伝えて良いのか分からないようにも思いました(笑)

 宮城はかつて高校の女性の先生に思いを寄せていますが、先生は亡くなってしまいます。先生の両親は、宮城に過去のことは忘れて前に進んでほしいと言っていますが、簡単に忘れることも、気持ちの整理をつけることもできず、切なかったです。そんな状況の中で無理矢理にでも宮城の心をこじ開けてくれた忍は何者なのだろうと思うのです。

好きなことをやってみたい

その顔立ちから女性に間違われる片岡伊助と飲食店でシェフを目指して働く開人とのお話です。最初に開人も伊助のことを女性だと思って声をかけたのです。伊助は自身の容姿が女性であることを気にしており、伊助の前で女性らしいと言うと不機嫌になります。
 伊助はプロジェクションマッピングを学ぶために山形から、開人はおいしく食べること、そんな料理を作れるシェフになるためにそれぞれ勉強している身です。好きなことをやってみたい気持ちもさることながら、二人が初めての同居から生活を作っていく姿が微笑ましかったです。

イライラするときはお腹がすいているとき

 高校生の大沼康太は、小学生の時にいじめていた春日尚人、ナオと高校で再会します。
 ナオは康太の家で一緒に暮らしていたのですが、一度引っ越し、春日の家が大沼の仕事を引き継ぐために再び戻ってきたのです。
 小学生の康太は、ナオのことを子分としてナオに偉そうに命令をしていたのですが、高校生になった今はそのことを悔いています。
 ナオがいつも無表情のような表情だったので、ナオが実は嫌がっている、拒否できないのではと心配していたのですが、ナオは康太が守ってくれていると思っていたようです。
 何もない田舎で、何歳になっても素直になれない康太が面白かったです。ナオが康太にイライラしている原因は朝ご飯を食べていないからと見抜き、「康ちゃんがイライラしてる時は大体そう」と言ったのは共感しました。ナオと康太、どちらが面倒を見ているのか分からないなと思いました(笑)

また会えた縁

 喫茶店の店員であるオメガの望月は、客であるアルファの北川からさりげない好意を寄せられています。喫茶店で会うことが主であり、穏やかな関係でありながら日々が過ぎていきます。

 北川はカメラを持っており、そのカメラを覗くと過去の知らない二人が見えると望月に告白します。実はこの二人というのが北川と望月の前世であり、この世で北川が探している相手が望月だったのです。前世で北川が望月を守り切れずに、当時二人は一緒になることができなかったのです。
 オメガであるが故に離れてしまったこと、同じ時代、同じ場所に生まれてこれたのも強い縁を感じました。今度こそは一緒になれたのかなと思いながら読み終えました。

日々は過ぎていくけれど、同じではない

 誰かを幸せにしたいと思うことは自然なことですが、恭一への気持ちも毎日リセットされてしまうのかなと思うとやはりやるせなかったです。 
 灯の「毎日愛情が持てるわけじゃないんだって」「好きだなって思う瞬間を忘れないように大事に反芻しているのに」と言った台詞、気持ちを聞いたとき、辛いのはミチだけではなく、ミチを信じて一緒に歩んでくれた灯も同じだったのだと気づきました。
 もし事故がなければと考えるのはミチと恭一、灯ともに一緒だと思いますが、ミチと恭一の気持ちは隠せるものではないのですね。