朴念仁×不憫発ぽやぽや受け、楽しかったです♡
人質同然に隣国に連れてこられた第1王子シオン。
王の側室となるため、王弟ラルフがシオンの発情を
促す任務に就くのですが、
色事に不慣れすぎなラルフと全てにおいてまっさらさらなシオンのやり取りがあったかくてくすぐったくてむふふでした♡
あくまで"任務"としての触れ合いが徐々に
エスカレートして自発的なものになり、
想いを寄せ合うようになります。
長い間人との触れ合いを絶たれ
感情表情もままならなかったシオンが
人間らしくなって良かった!
ラルフのおかしな溺愛ぶりも見ものです。
冒頭あんなに口数が少なかったのに
めっちゃしゃべるやんww
ヴァレリー王が弟想いの策士で良かったです笑
続編も楽しみです!
ついこの前も海野先生の料理が出てくるお話を
読んだところで、改めて料理の描写がうまいなぁと思いました。
(ご本人はお料理が不得手とのことでびっくり!)
美味しそうなメニューの数々に、健太の「口を開けたら風味が逃げる」がよ~く伝わってきました!
先祖返りで吸血鬼の症状が出る健太。
実際に血を吸う訳ではなく相手の首筋から"光露"を吸わなくてはいけないというもので、
それを吸わないと子どもに戻ってしまうというトンデモ展開付き!
途中までは普通に面白いBLなんですが、
子どもになった健太の心情描写がリアルで
子育て真っ最中の私には色々考えさせられる後半部分でした。
特に「子どもにご飯を食べさせるのは大変」のあたりが。海野先生、子育て本、書いてください笑。
タイトルからもっとがっつり吸血鬼ものファンタジーかと思いましたが、人間の内面がこまやかに書かれた現代ベースのお話でした。
Ciel先生の挿絵もとんでもなく素敵です♡
板前帽子かぶってあの男前っぷり…!
滝沢先生の作品はどれも好きで、その中でも
“パンダ”が一番かなと思っていたけれどこちらも
めちゃくちゃ良かったです!!
冒頭部分では記憶を無くしたキラと息子のミールの暮らしが過酷で、不憫受けが溺愛されて幸せになる話(好きなパターン)かな♡なんて思っていたのです。
が!
お話が進むにつれキラがもともと持っていた快活な部分が垣間見えて、それがとても魅力的で!
小さな騎士ミールと仲間たちの掛け合いもおもしろいし、ホロっとさせられます。
ジャムシードとアリー(キラの本名)が番った時の
懐古シーンもすごく良かった。
真夜中の青…
建物の下からの求婚…
ロマンチック…!!
でもそれをキラが覚えてなくて、ジャムシードの
心の中でだけの思い出になっているのが
ちょっぴり寂しい…
と思っていたら、キラとアリーはひとつになれました涙!
"大事なことを言わないジャムシード"の
言葉や態度のひとつひとつが種明かし的に
繋がっていくのも面白かったです!
高月先生の文章が好きです。
はぁっ…そんな表現するんだ…
としばしばマーカー引いてしまいます。
BLに実子ではないお子が出てくるの、大歓迎!
管狐のユキが訛りも相まってかわいいのなんの!
兄弟ふたりが見つかりますように。
いづなが想いを押し込めながら啓明に触れる様子、
ヤンキー上がりの啓明の口の悪さと
いづなの古口調の対比も良かったです!
無事夫婦となったあとこちらの世界で生活するようになるのですが、いづなが余計な現代語をマスターしているのには笑ってしまいました。
啓明の名前に"明けの明星"の意味があったとは……!
啓明といづなをつないでくれた祖父母…!
こういう設定、しびれますね。
いしだ赤月先生のデビュー作、
笠井あゆみ先生の挿絵でサワガニBL?!と
早々と話題になっていました。
予想を上回ってきましたよ、おもしろさが!
サワガニのチャロがそれはもう盛大に笑いを
ぶちかましてきます(本人は大真面目)
最初の数ページで何回吹き出したわかりません。
「こーしゅーにゅ♪」が特にお気に入りです♡♡
(そしてこれが後から活きてくる!!)
なーのーに!!
途中からもう、泣く準備をせざるを得ない展開に
なってきます。
このまま幸せに暮らしましたとさ、だと
思っていたのに…
お腹に収める愛もあるのか
蟹だもんなぁ…
リュウのその後の20年を想うと胸が苦しくなるけど、転生して再会できて良かった!!
年の差カプのその後も書いてください!!