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熱に浮かされる

37℃というタイトルの通り、ずっと微熱のような雰囲気を漂わせた物語だと感じました。

10年前、ほんの短い間だけ野田(受)の許に居候していた若杉(攻)。自分の感情を直視しない野田と、自分に素直で淋しがり屋な若杉。2人は身体を結ぶが、結局分かり合えずに別れてしまう。10年後、妻と別居中となっていた野田の許に、若杉から電話がかかってくる。「俺をしばらく泊めてくれないか」再び一緒に暮らし始めた2人は…?というお話。

両想いなのに片想い、帯にそうありましたが、本当にそんな感じです。
野田は自分の感情から目を逸らし、若杉は感情を殺している。そんな気がしました。
2人の不器用な性格のせいか、物語全体が不思議なもやに包まれているような感じでした。
ラストもモヤモヤした曖昧な感じで、でもそれが逆にいい。
文章も綺麗で丁寧で、クセがなく読みやすかったです。
イラストも繊細なタッチで、物語に合っていました。

37℃というタイトルが本当に秀逸です。
平熱よりも少し高い、1番タチの悪い温度。
熱に浮かされる、といいますが、この物語に出てくる人たちはみんな熱に浮かされているように感じました。
言葉にしにくいのですが、彼らは一種の病にかかっているようなものなのかなぁと。
不思議な引力があって、読み出したら止まらない。引き込まれていく。素敵なお話でした。

こんなにレビューしにくい作品はない…。
読んでみてください。読んだら絶対にこの魅力、引力がわかります。

かわいワールド

受けがものっそ不思議な子。そして攻めがなんだか健気な子。
物語は淡々としてるし、挿絵もなし、ずいぶんあっさりしたお話でした。

誰も近寄りたがらない、K大の吉田寮に入ることになった織田(攻)。そこには変わり者で迷惑な人がたくさんいて…。そこで出会ったのが同じ吉田寮生で年上の杜司(受)。容姿は抜きん出て綺麗だが、実は汚部屋持ちの不思議ちゃん。それでも織田は杜司と仲良くなりたくて世話を焼くが…。というお話。

面白いです。
2人が両想い(杜司は無自覚でも)になってからは、特に楽しめました。
2人のなんだかふわふわした空気が可愛くて、思わず応援したくなります。
エチシーンなんかすごい萌えた!
エチシーンの描写が全然くどくなくて、2人のイメージを壊さず守ってくれたなーと。

面白いんですが、
物語が淡々としすぎているというか、非常に現実離れしている気がしました。
まず、主人公2人がくっつくまでに、エピソードがなかったです。
2人がくっついても何故?という感じで、しかも一目惚れにしては2人の反応は薄過ぎるし…。
2人の間のエピソードや感情が、書かれなさすぎて不自然な気がしました。
そして、周りの人々の温かさ。
普通、寮で事に及んだゲイが身近にいたら引きますよね?
引くどころか、むしろ応援してる人もいる。すげぇ吉田寮。

かわいさんの作品を以前読んだ時にも感じたのですが、BL仕様すぎる世界が、ちょっと納得がいきませんでした。

逃げた魚と逃がした魚

受けのオヤジが可愛かった!
オヤジ受けは受け付けなかったはずなのに、不覚にも萌えてしまった。
神とまではいきませんが、なかなか好きな作品でしたので萌×2で。

マイペースでおっとりとしていて、恋もしばらくしていない。結婚に関しても無頓着で、釣りや和菓子があれば満足。そんな枯れてるオヤジ・市ヶ谷(受)。彼の元に、寿退社する助手の代わりとして入社してきたのが男前エリート・織田(攻)。彼らはだんだん距離を縮めていって…というお話。

文章が綺麗でキャラも素敵で、進み方に違和感がなく、読んでいて楽しかったです。
攻め様の言葉攻めは特に萌えました。
受けのほわわっとした雰囲気も滾る!いいコンビだなぁと。
横槍的キャラで花沢さんという方が出てくるんですが、彼もなかなか素敵な方で。
歌舞伎の女形で、独特な雰囲気を纏った男性。
まあ、作中ではフルボッコですが←
キャラがいいと読んでいて楽しいですよね。
中原さんのキャラはいつも素敵で大好きです。

挿絵も作品を引き立てていて、とてもよかったです。
市ヶ谷の冴えない感じがもうたまらんかったです。

飽きる…かも。

妖しの出てくるファンタジーは初めてでした。
ひょんなことから三百年の封印を解いてしまい、白狐の妖しに懐かれてしまった秀誠。妙にその妖し・紺に惹かれてしまって、一晩だけ共に行動し…というお話。
お話自体は面白いんですが、文章の読みづらさと、BL仕様過ぎる世界観に、ちゃんと読む気がしませんでした。
特に1章の秀誠は簡単に恋に落ちすぎでした…。
どうして得体の知れない妖しに、友人の忠告も聞かず骨抜きにされているんでしょうか。女子中学生じゃあるまいし(-。-;
1・2章は秀誠と紺のお話でしたが、3章は紺のいた神社の神主とその僕のお話でした。
表題作よりも、こっちのほうが萌えたかも。
微妙なので、一応中立で。

無自覚フェロモン

なぜか男に妙にモテる魔性のゲイ・皆川(受)と、その尻拭いをさせられる幼馴染の高森(攻)のお話でした。

受けのオヤジが可愛かった!
実はフェロモン出てるんだけど、本人は全くの無自覚。女性からはジミヘンなんてあだ名を付けられちゃうような冴えないオヤジなのに、男には異様にモテる。
設定からして面白いですよねw
しかも、言い寄られると、いつのまにか言いくるめられて、あれよあれよと関係を持ってしまう…。
でも好きになったらとことん一途で、可愛らしかったり。
好きなタイプの受けちゃんでした!

モロコメディ系かと思いきや、案外シリアスな内容も交えてありました。
文章も構成も綺麗で読みやすいし、引き込まれる物語でした。

萌えが増えた!

前作「きみのはなし、」と組になっています。
今回もやはり、海東と飛馬のお話でした。この2人大好きで、読み始める前からはしゃいでました←
前作のあのもややっとした感じも好きでしたが、甘い2人もいいですね。
前作よりも萌えが増えた気がします。

晴れて?恋人同士になった海東と飛馬ですが、やはり一筋縄にいかないのがこのカップル。2人とも悩み、苦しみながら、恋人という関係を続けていきます。
海東は自意識が無さすぎるし、飛馬も謙虚?臆病?すぎるし、じれったくて仕方ない…!
それでも、前作でもそうでしたが、この2人なら許せます。

そんな可愛らしいカップルも恋人同士になって、キスも増えて、積極的になって、だんだんと恋人らしくなっていきます。
前作の2人のもだもだする姿も好きだったので若干寂しいですが、2人がバカップルすぎて…。ラブいです。イチャコラしてます。アッー!

ついに2人がエチに臨んだシーンはもう興奮して仕方なかったです。
その前の、飛馬の「どうせ欲情しない」って拗ねてる姿が可愛くて仕方なかった。
その原因ですが、海東の「神々しい」発言は吹きました。どんだけ飛馬愛してるんだよお前!
いやもう、ごちそうさまです。

幸せになって欲しい

どうしようもなく優しい人たちが主人公でした。
孤独と寄り添う変わり者の予備校講師・能登先生と、その生徒で翻訳家志望・あめちゃんこと椎本千歳のお話。2人とも本当に心が綺麗で、読んでいて辛くなりました。

1章では、まだあめちゃんの記憶は健在で、胸がきゅっとなるような甘い恋模様が描かれています。正直で優しくて、それでいて臆病な先生の姿にキュン。
ところが2章では、事故のせいであめちゃんの記憶は既になく、「ちいさん」として先生と交流しています。
先生は「ちいさん」の中に「あめちゃん」を探しますが、ちいさんには昔築いた2人の記憶はありません。それでも、先生は寂しいとか、辛いとか言いません。自分の感情に疎い彼の姿に、2章はほとんど号泣。
旅館で先生が「あめちゃん」に話しかけるシーンはもうダメでした。大泣き。
あとがきを読んで知りましたが、2章のタイトル「きみの中、飴がなく」の「なく」の部分には、泣く、無く、亡く。すべて当てはまるのですね。そこでまた泣くし。
3章はネタバレになるので秘密ですが、2章ほど泣きませんでした。
あとがきの後、「あめちゃん」時代の2人が少し描かれているのですが、そこでまたホロリ。2人の幸せそうな姿を見るのが辛いです。すごく。

そして驚いたのは、物語がものすごく丁寧に作られていること。
前半の文章はほとんど伏線でした。後半でそれらが1つ1つ拾われていくたび、ホロホロと涙が零れました。
「The place where he loves」というサブタイトルにも切なくなりました。
2人は幸せであって欲しいけれど、そんな2人は見ていて辛い…。

ほのぼのブラコンズ

面白かったです!というか、面白いというより、和む。
ブラコンって可愛いですね…。

登場人物は結構なブラコンが多いです。
主人公・章彦は、弟至上主義な玩具メーカーの王子様。そんな章彦の弟・太一の部屋に居候しているのは高林というゲイの青年。ある日、章彦は太一が高林を好きなのではないかと疑い始める。大事な弟を守るため、自分が太一の身代わりになることを高林と約束して…?というお話。

文章も丁寧だし、各エピソードの回収がちゃんとされていて、すらすらと快適に読めた気がします。
高林の行動やら言動やら、萌えるシーンもたくさん散りばめられていましたし…。
ああもう可愛いなこのやろっと言いたくなります。あああ!
竹美家さんのイラストも作品にあった可愛らしい雰囲気でとてもよかったです!

純情でもどかしい

切ないわけでも、痛いわけでも、甘いわけでもなく、淡々と進んでいく、ふわふわしたお話という印象です。
高校時代から親しくしていた2人は、時折キスを交わすが恋人ではない。海東(攻)は飛馬(受)のことが好きだが、飛馬に恋愛感情はない。しかし、海東の結婚するという言葉に、飛馬の心が揺れていき…?というお話。

序盤は特に、2人の淡々とした生活模様がひたすら綴られています。
BLらしいシーンなどは少ないので、退屈といえば退屈です。
でも、読んでいくうち、2人はこのくらいの距離がベストなのかなーと思えてきます。
文章は綺麗だし、キャラもしっかりしていて、楽しめました。
中盤になっても、飛馬がほんの少し変わる程度です。
BL色はかなり薄いのですが、やっぱりこの2人だからいいです(笑)
物語全体を通してみても、起伏が少ないです。
感情についても、関係についても、ちみっと変わるくらいの。

それでも楽しめたのは、作者さんの愛でしょうか?w
きっと、楽しんで書かれたのだろうなと感じました。

萌えは少ない。とても。飛馬の行動にのほほーんとなるくらいでした。
でも、不思議なことに、すごく引き込まれる物語でした。
神です。続編読みます。

面白い!

面白かった!その一言に尽きる!嘘ですけど。
男をモフモフしていたいゲイの夏市(攻)と、過去のトラウマで汚部屋癖のある童貞・椎名(受)のお話。
笑いあり萌えありで、楽しめる作品でした!
夏市の変態さが特にツボ。それに対する椎名の対応もかわいい…。
ダシ昆布のくだりは声を出して笑いましたw
夏市は面白いですね!変態という名の紳士だと思います。
そもそも関係を持ち始めるきっかけがきっかけなので、2人にはいつまでも可愛らしいモフモフカップルでいてくれたらいいなと思います。
エチシーンはなかなか濃厚でした。
やっぱり夏市は紳士です。変態という名の。
椎名も敏感で可愛い…。
萌えたぎりました!オススメ!