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女性フランクさん

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過去含めてとても良かった。

あらすじに「真白には辛い恋の記憶があり」とありますが、元カレ東江の描写がちょくちょく出て来るなぁと思ったら、途中、がっつりと出会いから付き合うようになるまで書かれているんですね。
もうね、単なる元カレレベルじゃないんですよ。
東江という男の存在感とそれを愛した真白の過去を読者が否応なしにわかる仕掛けになっています。

その後の、攻め視点ときたら!
あんた、めっっちゃ健気!!!
ほんと、めっっっっちゃ健気なの。
めーーーちゃくちゃ愛しているのに、重い感情をぶつけないように、負担にならないように自制しまくっていて。

そして町田が見つけた「luminous」という名前のついた製図画像。
これは東江と真白がああでもない、こうでもないと言いながら造った家。
それを残している真白の気持ちを思うと泣けました。
煌めいているけれど非現実的で…永遠に完成することはない「真白と住む」家。
泣ける。
それをあの町田が完成させたというところもいい。

そして一番泣けてしまったのが「いつか消えてしまうとわかっていても、確かにあのときは同じ光を求めていた」ってとこ。

一方通行の泡沫のような恋だと思ってたけど、確かにあの時、愛はあったんだと知ることができた真白の気持ちを思うと泣ける。救われたよね。
そしてそれを町田のおかげで知ることができたとか、luminousのくだりも含めてお話の回収が神すぎます!!!!

そして何より過去の男、忘れさせてやるよ系ではなく、忘れらない気持ちも含めて丸っと愛する町田、最高です!

その後が読めて良かった!

続編というと、せっかくくっついたのに当て馬がでてきたり一波乱みたいなのが多いですが、これは当て馬など登場しません。
家猫リオンが少しずつ自分の世界を広げていく様子が描かれています。
麗子さんと仲良く過ごしたり、新しい職場で生き生きと働いて仲の良い同僚ができたりと、自分のコミュニティをこつこつ作っていくんですね。

「偏屈な」とある通り、相変わらず大我はぶっきらぼうなんですよねー。
もうちょいリオンに対して口調柔らかくしてあげてもいいのにー……と時々思ってしまいました。
いや、一巻からああだったし、それが大我だし、口下手なだけでそこには特大の愛が含まれているのもわかるのよ。
塩対応なのに、実はめっっちゃラブめいっぱいだとわかったときの破壊力がすさまじいのも認める。

でも「偏屈」にあぐらをかいていないで、もうちょい優しい物言いをしてあげてー!と思ってしまう自分……
(私はヘタレわんこや、穏やかな攻めが好きなので)
まぁ、「今回の件は完全に俺が言葉足らずだった。」と認めて謝っているので、許してあげるけど!

攻めがかわいいー!!

タイトル通りの内容でした。

攻めのギアロイドは「悪役令息」設定ではあったけど、受けのロレンスに出会って早々、軌道修正されるんですね。
なので「悪役令息」感はありません。
それどころか、めーっちゃくちゃかわいい。

二人が出会ったのは四歳当時なので、四歳のころのかわいい攻めが堪能できるんですよ。
ちびっこくてめちゃかわいいの。
おまえに大人になってもまだ可愛いというか、めちゃくちゃ可愛げがあるんですよ。
(「氷結公子」と巷では呼ばれているらしいけど、え?そうなの?って感じ)

ヘタレとウブ鈍のせいで長年、両片思い状態だった二人。
勘違いがようやく解けるシーンでの
「ギアロイドは顔を赤らめ、言いにくそうにしながらも訥々と告白した。」の「訥々と」で おぉ〜!!!と感動しました。
訥々と喋る攻めなんて、小中先生では初めてかも!!って。

初めてのキスシーンといったら!!
超〜初々しくて萌え転がりました。
小中先生の攻めって Sっ気がある、俺様が多い気がするんですが(多少の例外あり)こんなに可愛げのある攻めって初めてだと思います。
私は可愛げのある攻めが大好物なので、大歓喜です!

同じ転生ものの「侯爵夫人♂になった転生タヌキは円満離婚を目指す」と「当て馬執事は悪役令息に忠愛を捧ぐ」に比べると、あっさりめというんでしょうか、すんなりお話が進んで終わってしまった感があるので手放しの神!というわけでないのですが、疲れたときにも読める=これからも何度も読むことになりそうなので神です。




人外もの

初っ端から受けの速人が殺されかけて、実は父も姉も不審な死を遂げていて……というミステリーもあり、なかなか面白く読めました。

速人の体液を渦目が欲しがるのだけど、それはあくまでエネルギーチャージのためであって、速人自身を求めているわけではない……と己に言い聞かせている速人が切なかったですね。
そして体液、体液言いつつも、合体が最後に一回だけというのも珍しいかも。

渦目は神獣なので、登場したときは手に追えない感が満載だったけど、キャラものの水筒を愛用したり、生魚を頭からバリボリ食べたりとなんか憎めない存在でした。

「生きていて欲しい人間などいたことはない」
というくだりがとてもとても良かった。

ただですね。
人外との恋に立ち塞がる寿命問題。
これがまったく解決しないまま(おそらく解決方法もないと思われる)終わってしまったので、なんか悲しい気持ちになってしまいました。
やがて一人残された渦目の将来を考えると、しゅん……となってしまうというか……。
寿命問題解決していない人外ものを久しぶりに読んだかも。


成瀬さんに助演男優賞を!

作家さん買い。

上田さんらしい笑いがちょこちょこと詰まった作品だと思います。
正直、真人が本気だと知ってからの瑶の思考回路は「理解不能(by 成瀬さん)」なんですよ。
え?え?え?どゆこと??理解できん‥‥って感じだけど、読み進めるとちゃんとわかるんですよね。

そして攻めの真人が健気!
漫画家になった理由が、少女漫画が大好きな遙の喜ぶ顔が見たい&遥への想いをひた隠して昇華させるためというもの。
かっこいい漫画のキャラを降臨させ、かつイケボで、自分のキャラじゃないセリフを言って頑張って健気なんです。

途中で登場する成瀬さんが私は好きですねー。
当て馬かと思ったら、まさかのBLの当て馬になってみたい願望を持つ男で、拗れた二人の仲をいい具合に引っ掻き回して導いてくれて、その自由人っぷりがナイス!




社会科の先生なのに、博物館に行ったことが一度もないとかありえない。

なかなか読み進められなかったです……
攻めが20年も一途に思い続けることができるほどの魅力を、受けの真人に感じなかったんです。
先生としてはなかなか興味深いけど、それを超えてこない。

で、完全にない!!!と思ってしまったのは、社会科の先生で歴史を教えていた真人が一度もプライベートで博物館に行ったことがないというところ。
ありえない!!と思ってしまったんですよね。

歴史の資料集に載ってる仏像とか、金印とか、曼荼羅とか、埴輪とか、装飾経とか、絵巻とかなんでもいいけど、見てみたいなぁと思ったことないのか?!
歴史が動いたあの場所に行ってみたい!と行くこともなかったのか?
(城でもいい、なにか有名な観光地なら大抵、なんらかの博物館あるよね?我が家は歴史好きがいるので必ず旅先で博物館に行くんだけど。)

真人の両親は貧しくてその日を食べていくのに必死で「博物館に興味を持つだけの教養すらなかったのだろう」と真人は両親を振り返ってこう思うんですね。
でもさ、あんたもなんで博物館に興味がなかったの?と思ってしまうの……。

真人自身「歴史は好きというよりも必要なものだったから」で、むさぼるように本を読んで本から知識をたくさん得た人だと理解してあげたい気持ちもやまやまなんだけど、そこで完結してしまって博物館や現地にすら行ったことがないなんて つまんねー男!とドン引きしてしまい、私の中でないわーと終了してしまいました。。。。。
(※注:全ての大人が博物館行って当然だとは思っていないです。
社会科の先生なのにってとこです)

攻めが私の好きな一途ワンコとのことで読み始めたけど、正直影が薄い。
ラブ面は薄味で、20年間の眠りから覚めた真人の生き直しがほぼ中心で、その真人に対して興味が持てないもんだから、こんな評価ですみません。

嘉納と伊吹カプを見守りたい

雑誌掲載時に読んだとき、正直、萌える!とかじゃなかったんですよね。
オメガだけどベータの彼氏を選ぶという発想は面白いとは思ったけど、さらっと読み終えてしまい……
だから単行本化されても続き読みたい!という気持ちにはならなかったけど、番外編でスピンオフがあると知りスピンオフ読みたさで、こちらもポチ。

雑誌掲載時以来、久しぶりに読みましたが、やっぱり特に刺さるところもなく。
本能やフェロモンよりも、愛というめちゃいいテーマだと思うんだけど、そうは言っても一生、発情から逃れられないのつらいよね……とか無意識で思ってしまうのかなぁ?幸いにもフェロモン分泌不全になって呪縛からは逃れられたからいいようなものの……
あと保住、すごくいい男だと思うんだけど、刺さるところもないんですよね。なんでだろ?

申し訳ないのですが、私は嘉納と伊吹カプのほうが好き。
なので、つんと澄ました勝気な美貌のギャルソンかと思った伊吹と、尊大な俺サマな嘉納のこれからを見守りたい!という気にさせられる後半が好きです。

とにかくアルファの嘉納が鈍チンでポンコツすぎる。

この作品のオメガバは、アルファは非言語コミュニケーションが不得手とされる設定なんだけど、嘉納はとりわけ格段に鈍いときた。
まじで絶望的なの。
伊吹から「僕はずっと嘉納さんに憧れていました。好きでした。」どストレートに言われても「彼の真意はわからない」ときたもんだ!
なにがわからんのーー!!??

アルファだから、オメガ相手なら匂いで好意を嗅ぎ分けることができるけど、伊吹はベータ。
だから匂いで相手の好意を察することができないんですね。

それにしても絶望的にポンコツすぎるんですよ、嘉納が。
保住や有と一緒になって、いやいやいやいや……!!と天を仰ぎたい気持ちになります。
でもそこがいいんですよね。
めっちゃスマートな男かと思ってたら、恋愛に関してはあまりにも不器用すぎて笑えます。

ベータとオメガな主役カプよりも、アルファとベータの嘉納と伊吹のほうが好きですね。
フェロモンで強制的に発情してのセックスではない、いわゆる普通のセックスを初めて体験するアルファ攻めっていうのも萌えるし。

破天荒な攻めが笑える

コミックの表紙だと俺様攻めに見えますが、電子単話の表紙をご覧ください。
向かって右の強火オタク。これが攻めです。

売れない貧乏アイドルの玲央が主人公。
攻めとは一晩きりのはずだったのに、ある日のライブで最前列に客としてやってくるんですね。
自分の名前はもちろんのこと、アイドルやってるなんて教えてないのに……!

高級スーツ着たびしーっとした超絶イケメンが、人目も気にせずアイドル・玲央の追っかけを始めちゃうんです。
あまりのイケメンっぷりに、玲央よりも注目を集めてしまう二階堂。

玲央はあれこれ考えちゃってますが、規格外の御曹司イケメンにロックオンされた時点で運命は決まったようなもの。
二階堂の強火オタクっぷりと、アラブの石油王と遜色ない行動&お金持ちっぷりを楽しむといいと思います。

正直言うと、尻すぼみ感があるというのかな。
そもそも攻めがぶっ飛んでるのだから、もっとぶっ飛んだハッピーエンドでも良かったというか。
何も悪いことしてないのに、なんでグループから脱退しないといけないの?
アイドルとして致命的というけど、そうなのかなぁ?

だって二階堂は強火オタとしてファンから認められていたんだから、知らない女にかっ攫われるよりも二階堂とくっついたほうが納得いくし、御曹司来ますよね?とか呟いてるファンばっかだったじゃん。

ヘリコプターでタワマンの窓ぶち破る攻めなんだから、開き直って、そーですよ、恋人同士で何が悪いんですか?これからもガンガン公私共に応援しますよ!!みたいなぶっ飛んで破天荒なハッピーエンドのほうが良かったと思います。

健気で良い攻め

ゆりの先生らしいスケールのデカい攻めでしたね。
さすがアラブの王子様。

怖い思いさせた償いとして、受けの玲は「帰国時にプライベートジェットに乗せてくれたらチャラにするよ」と言うんだけど、それに対して攻めのイルファーンは「お前のためならいつでも何度でも出す、そうだ!プレゼントしよう!もちろん維持費もすべて私が出す」とか言い始めちゃうので、笑いました。

そしてイルファーンは待てができるおりこうさんで健気なところも良かった。
最初の突発発情期でも挿入しないよう我慢してたし、玲に真実を打ち明けたかっただろうに心のバランスを崩す恐れがあるから言わずにひたすら耐えていてめちゃ健気!

それと、受けに害虫が寄り付かないように密かに排除し、己のテリトリーに囲い込む攻めはゆりの先生あるあるだと思うのですが、このイルファーンも期待に違わず、バース覚醒前から涼しい顔してガッチリと玲を囲い込んでたことがわかって、ニヤニヤしちゃいました。

ちなみに玲は、イルファーンの逃げた婚約者の身代わりをすることになるんですね。
で、間近でイルファーンがその婚約者をいかに愛しているかをつぶさに見聞きすることになり、こんなに彼に愛されている婚約者を羨ましく思うようになる…ここがわかってるけど切なかったです。