戸純(コトン)くんのビジュアルが好きすぎて、今回も彼の肉体美に目が釘付けでした。そして怖そうな見た目で誤解が多いけど、実は公平で情の深い戸純くんが大好きなんです。キザ歯もあの瞳孔も堪りません!
今巻ではだいぶBLらしくなってて戸純くんへの好意を隠さない彩へ嫉妬する兜くんにメチャクチャ萌えました。
イビツくんの提案で彩の身体を乗っ取った兜くんと戸純くんのテーマパークデートですが、彩の身体なのに兜くんにしか見えなくなって来るとか、それって常に一緒にいる戸純くんしか分からない事なんですよね。激萌です。戸純くんが付けてたカチューシャとかマジかっこよくてヤバかったし。www
お気に入りのキャラのイビツくんも相変わらず不気味で格好良くて、窓から現れた姿に惚れ直しました。何を考えてるのか分からないところがまた良いです。
本編は驚くようなシーンで終わってて、戸純くんと兜くんのコレからが気になってしょうがないです。もちろんモンスターだから無事ですよね?
早く次巻が読みたくてしょうがありません。
みんなヒメミコ先生の才能に触れてくれ!
本編終了後の一人暮らしを始めた碧(あおい)の新居に陽翔(はると)が遊びに行くお話でした。家から通える距離なのに陽翔との時間を持ちたくて家を出ると本編で言ってましたよね。
引っ越しの手伝いは仲良しだった同級生との約束で出来なかったものの、お互いに付き合いがある事を碧は納得してるようでした。この辺がお互いを尊重し合ってて凄く好感が持てました。
そして2人きりになってから陽翔が選んだベッドで2人は寝ることになるんですよー www
本編のレビューで2人がセックスするのは最後の最後と書きましたが、恋人の部屋に初めてのお泊まりですからね…。エロ過多は苦手ですがこの2人のは学生らしい爽やかさがあって好きです。www
個人的に素敵だと思ったのは陽翔って純粋に次の約束が出来るところなんです。それってゲイとして生きて来た碧にとってどんなに嬉しいことかと思うとキュンと来ました。
やっぱり卒業後の2人のお話が読んでみたいので、続編お願い致します♪
小説の挿絵でも人気のある末広マチ先生ですが、やはり丸々一冊先生の絵で漫画が読めるって最高ですよね。今回はDKのお話だという事でとても楽しみにしていました。凄く好みにドンピシャな作品でした。
この作品の好きなところは背伸びしていなくて等身大のDKらしさに溢れている点でした。他作家さまの作品のように校舎のあちこちでセックスとかしてません。実に初々しいんです。
最近のエロに重きを置いた作品とは一線を画していて、それでいて彼等の心の機微がちゃんと描かれていて凄く萌えました。まさに今の私の好みにドンピシャでした。
2人が付き合うキッカケとなった出来事はありがちな設定でしたが、陽翔(はると)が徐々に碧(あおい)に気持ちが傾いて行く過程が丁寧に描かれているのと、陽翔が碧に誠実にあろうと真実を話そうとする姿にキュンと来ました。
ここで陽翔が知らなかった碧の一面によって2人はすれ違ってしまうんですが、このすれ違いもお互いの真摯な気持ちによって乗り越えて行くシーンにトキメキました。碧の弟くんグッジョブでした。
余りにもモテ過ぎる碧と一見平凡な陽翔の組み合わせも良くて、これぞDKBLだと真髄を読んだ気持ちになりました。
恋人同士になっても陽翔の大学受験が終わるまで交際を控えてたのも好感が持てました。
因みに最後の最後にセックスしてましたが、学生らしく微笑ましいものでした。
この2人のその後のお話が読みたいので、続編をお願い致します♪
シリーズの最初から問題提起をしているyoha作品ですが、「宮内ユキについて」はとうとう5冊目になりました。決して厚くない冊子にあと何冊続くのだろうと遠い目になりますが、彼等の行く末を見届けたいのです。
こちらの作品は読めば読むほど何が正しいのか分からなくなって来ます。誰もが正しいようで誰もが間違っていて、物事には多面性があって然るべきだということだけが分かるんです。
もちろん宮内ユキだって最初は善人だと思えなかったし、あの外村にだって彼なりの正義がありました。
ただ、言えることは人は自分の正義でしか物事の善悪を語れないことでした。一筋縄では行かない作品です。故に好き嫌いがハッキリ分かれると思ってます。
ここで救いなのがルカのただただ純真な思いだと思いました。彼の純粋な好意だけがこの世の救いに思えて、周りの大人たちが間違えることなくルカが望む世界へと繋げて行って欲しいと思いました。
次巻では鳴海とユキのすれ違いが少しでも緩和されることを願います。あ〜焦ったい!
シリーズ1巻目で陽が爆誕してたのに、2巻目はその陽の誕生前から始まっていたのでずっと不思議に思ってたんですが、やはり1巻で完結予定の作品だったのですね。凄く納得しました。
そしてここまで続いた人気作だからこそアニメになったのだと思います。ちなみにこちらのオメガバの世界観はオメガならオメガ、アルファならアルファの同種間での結婚が主流で、誰もが妊娠できるオメガバなんです。
なのでアルファの松尾とベータの祐樹の組み合わせでもなんの不思議ではありません。この辺がこちらのオメガバの独自設定だと思います。
今作ではこの松尾と祐樹のお話とメインCPである弘と真生の過去編が上手く絡めて描いてありました。
個人的には松尾に運命の相手が現れたらと怯える祐樹と、運命の番だから惹かれるわけじゃないと断言した松尾のお話に凄く萌えました。前から思ってましたが松尾は凄く良い男です。たとえ運命の番が現れたとしても何の心配も無いと確信しています。
そして弘と真生の過去編では弘の婚約者だった人物が現れますが、この人物こそ運命の番によって人生を狂わされた人物でした。
この人のことは凄く気の毒に思ったんですが、そもそもオメガに対する偏見で同種間結婚をしていた弊害なんですよね。だから恨むならそんな世の中を作った世代を憎むべきだったんです。
でも、同種間結婚が成り立ってた世界だからこそ、松尾と祐樹は運命の番に怯えることはないし、弘のようにありのままの真生の人生を受け入れる事こそ真の運命だと思いました。
最後はタイトルにふさわしい皆の幸せそうな笑顔で締め括られていました。
オメガバというと何故かエロばかり描く作家さまやレーベルがありますが、本来は種の問題や尊重などに重きを置くべきだと思ってる私にはこのシリーズはとても理想なのです。
こちらの作品も評価ボタンだけ押していたので、今回再読するに当たってレビューしてみました。家族愛がメインで殆どエロがないオメガバという点も凄く好みなのがこの作品です。
こちらの作品の世界観としてはオメガならオメガ同士、アルファならアルファと同種間で結婚するのが当たり前のようで、異種間結婚である弘と真生が珍しいようです。今さらですがちょっと驚きました。
なので今巻で出会った望月親子はオメガ同士で結婚していて、母親は亡くなっていて子どもと父親がオメガなんです。オメガ同士だとなかなか子どもは出来ないそうです。
輝と友達になった満が凄く可愛らしくて、お子ちゃま達の交流がとても微笑ましかったんです。
ですがやっと弘と望月父が対面した時に弘がアルファだと知り、望月父の態度が豹変してしまうんです。
この辺が凄く難しい問題を含んでて、望月父の満を思う気持ちも分かるし、真生が弘に今まで守られて来た事の再認識にも繋がります。
ここでやっぱり救いなのが子どもたちの素直な心なんですよ。大人の思惑にとらわれない純粋さが種別の壁を乗り越えて行くんですよね。こうやって偏見や差別が若い世代に行くに従って無くなって行くんだと、希望の持てる展開が凄く良かったです。
また松尾家の双子の弟たちが個性的で好感が持てました。松尾と祐樹のこれからが凄く気になります。
でも2人の事が描いてある次巻のレビューはちゃんとしてるんですよね。www
こちらのシリーズ2冊目は評価もレビューもしていなかったので、読了していたのかはたまた買い忘れていたのか今ひとつ不明でした。
一冊目の最後では陽が爆誕してましたが、今巻では陽が産まれるちょっと前からのお話でした。相変わらずハートフルな作品ですが、前作よりは真生のオメガとしての劣等感や過去が重くのしかかっていたように思いました。
ここでも番である弘の真生に対する深い愛情や、良き理解者である弘の友人の松尾や隣人の祐樹、更に弘の両親が輪に加わって真生を暖かく見守っていました。
そしてなんと言ってもお子ちゃまたちの存在は心強いですね。今巻では真生の親族からの連絡によって真生は過去と向かい合う事になります。そして大人たちが勝手に許婚と言ってた従兄弟と再会する事になるんです。
この従兄弟とのもつれ合った糸を解くのが輝になります。本能で母親を守ろうとする姿が健気でした。そんな輝に家族の絆を再確認して幸せそうに笑う真生にとても幸せな気持ちになりました。
悪人が誰も登場せずごく普通の人々の日常の出来事が描いてあるのですが、オメガバでも派手な出来事は無くて人間なら誰にでも当てはまるようなテーマであるのがこちらの作品の優れたところだと思います。
最新刊が発売されたので再読しました。発売当時は評価ボタンしか押しておらず、レビューもしてなかったのですが再読しても最初の評価通りに神評価でした。こちらは私が初めて読んだいちかわ壱先生の作品になります。
唐突に始まる暖かい家族の情景から、彼等が抱える異種間結婚という問題が垣間見えて来るのですが、彼等の日常に織り交ぜて明かされるので決して悲壮感はありません。
そして、真生と1人息子の輝を溺愛する弘の姿にクスッとするんです。また脇を固める弘の友人の松尾や隣家の祐樹も実に魅力的なキャラで、彼等が自然と藤吉ファミリーの為に動いているのも好感が持てました。
オメガという性に劣等感を抱いていた真生と、ガチガチの固定観念に縛られて一時は真生を排除しようとした弘の父親と弘の和解は輝なくしては成り立たず、この辺りがしっかり描かれている点が良いのです。
この巻では輝の妹の陽の誕生まで描かれています。
過去に辛い目にあったと思われる真生ですが、こちらの巻では幸せそうな様子しか描かれていません。
私も久しぶりに再読したのですが印象深いシーンは覚えていて、たぶんだろうけど初めて読んだオメガバがこちらの作品で良かったとつくづく感じました。
遠野春日先生の作品が大好きなので欠かさず購入しています。今回はオメガバですがアルファ同士で、しかもファンタジーなのでとても楽しみにしていました。皆さんにお勧めしたい作品です。
遠野先生の抑制された美しい言葉遣いや、優れた文章力と構成力で今作も一気にお話の世界に引き込まれていました。キャラも凄く魅力的です。
人物だけでなく翼竜の書き方も魅力的で、遠野先生の新たな魅力的を発見した思いです。遠野先生のファンタジー作品もっと読んでみたいです。
私はエロ過多な作品が苦手なんですが、遠野先生の書くシーンは大好きなんですよ♡
ダラダラと書かないしお互いの気持ちが伝わって来るようで実に素晴らしいんです。
またベテラン作家さまなので言葉のチョイスも秀逸で、短い表現の中にも艶やかさがあってグッとくるんです。
今巻はくっ付くのが終盤なのでそういったシーンは少ないのですが、シリルが翼竜を得る試験に向かう時の判定役としてリュオンが同行するのですが、シリルのリュオンに対しての反発から信頼するまでの心の動きが丁寧に書かれていて、更にリュオン視点もあったので彼の本音と比べることが出来て凄く萌えました。
個人的には王太子が良い人でお気に入りでした。それとシリルの同期のベータのデヴィットが凄く良い男で、脇役キャラが魅力的なのも作品の魅力でした。
吟遊詩人が謎めいていて彼の事がもっと知りたかったですね。
本編のレビューにも書きましたが、碧視点の第一話が読んでいて実にまどろっこしくて、丁寧なのは良いのですがもっと取捨選択して欲しかったと思ってました。
そして、こちらのようなお話をもっと入れて欲しかったです。これってコミコミさんで購入した人しか読めないんですよね。実にもったいないと思うと同時にコミコミさんで購入して良かったです。
ここで登場するハヤテのグッズも、そのグッズ紹介時のハヤテも、そのグッズで何がしたかったかを目論むハヤテも最高に面白かったです。
更にそのハヤテのグッズを持ち歩いてしまう碧と、ハヤテに見つかってしまって思わず隠してしまった碧に激萌でした。
こういったお話読みたかったんです!