しろたん9610さんのマイページ

萌×2作品

女性しろたん9610さん

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ムッツリ攻め✕性癖こじらせ王子!

お道具モノですが、月村先生らしいピュアさが感じられて好きなお話でした。電子版もあとがき&挿絵あり。

玩具を使って1人プレイをするのが好きな受けが、寮で同室の攻めにその場面を見られてしまう…というのが物語の発端なので、共感性羞恥の方はご注意を。

そのシーンを見た攻めが気持ち悪がるわけでもなく、「これからは俺がいる時にしろよ」なんて言っちゃうので、読者的には、受けに惹かれてることはバレバレ。
が、受けは自分のことを「こんな変態の俺が、まともな恋愛なんてできない…」と思い込んでしまっているので、自分の気持ちにも相手の気持ちにもなかなか気づかない。
王子様っぽい見た目の受けが、女の子にモテモテで一見リア充なのに、性癖のことで真剣に悩んでいるっていうギャップも可愛いかった。
何より、攻め君がかなりいいムッツリ具合!
無骨で無愛想、強面なのに実は面倒見が良くて優しいっていう、個人的に好きなタイプのムッツリだった。どんな気持ちで受けのソロプレイを見守ってたんだろう…と思うとついニヤニヤしちゃう。やはりムッツリ攻めは大正義!
攻めのその優しさゆえに、受けのモダモダぐるぐるがどんどんエスカレートしちゃうので、ハラハラする展開もありましたが、最後までほっこり微笑ましい気持ちで読めました。

欲を言えば、わたし的には攻めが自ら受けにお道具でアレコレしちゃうシーンがあればもっと良かった。けど、これくらいが苦手な人にも読みやすいのかな。
想いが通じ合った後のイチャイチャはとにかく甘々。攻めのムッツリ加減と、受けの恥ずかしがりっぷりに萌える。
左京先生の表紙、挿絵もキレイでよかったです。

I'm in Love コミック

阿部あかね 

憧れの人との恋

表紙の印象通りの、甘くてハッピーなお話で面白かったです。
受けちゃんは恋愛もえっちも未経験で、とにかく初心で可愛い。そんな受けが、ずっと憧れていたAV男優の攻めに偶然出会ってしまう。
そこからトントン拍子に体の関係に発展し…という、ありえないと言えばありえない話なんだけど、終始ポワーンと色ボケした表情の受けがオモシロ可愛くて、つい応援したくなってしまう。
恋愛もセックスも手練れなはずの攻めが、そんな受けにだんだんハマっていくのも自然な流れで、安心して読める展開だった。

AV男優のお話だと、結ばれたあともお仕事を続けるのかどうなのかが個人的に気になってしまうのだが、この攻めは引退しそうだったのでホッとした。このまま受け以外には勃たないでいてくれると、読者としては嬉しい。電子版もカバー下ありで、それも嬉しかった。
アフターストーリーも、受けがえちえちで、そんな受けにメロメロな攻めにキュン。

アラタの涙は私の涙

キレイにまとまっていた最終巻でした。ちなみに1〜3巻はKindleUnlimitedで読めるので、未読の方は、今がハマるチャンスかもしれないです。

さて、ハラハラするような終わり方をした3巻。音楽をやる人にとって耳は生命線なのに、どうなってしまうのと心配していたのだけど、そのあたり、若干すっ飛ばされた感は否めない。アラタが大好きすぎる椎名がロンドン行きを決めた理由もよくわからないし、ロンドンでの生活ぶりも気になってしまった。
そもそも、1巻での気まぐれな猫のような椎名と、それ以降のアラタ大好き一途で健気な椎名に、なんとなく違和感も覚えてしまう…。現在と過去編を行ったり来たりした話の構成上、しかたのない違和感なのかな? 回想モノって難しいんですかね。

しかし、私はこの作品はとにかくアラタ派! 
一度はギターを捨て、夢より現実を見据え、椎名のそばにはいても道は違えたかに見えたアラタが! 再びギターを手にして!……というシーンが非常に熱くて、なんかもう感涙だった。
自分は音楽をやらず、違うやり方で音楽に携わるというアラタの選択。それはよく理解できるし、身近で椎名の才能を目の当たりにする苦しさもわかる。
椎名への愛情とは別に、アラタはずっと、ギターを弾きたい気持ちと、折り合いをつけたのだという気持ちの間で揺れていた。
そこから解放され、昇華されたかのように見えた、クライマックスの一連のシーンは、BLとか萌えとか抜きにしても名シーンだと思う。
アラタは、椎名の音楽の原点が自分だということを、もっと誇ってもいいと思うな。アラタと椎名、変わらずラブラブのように見えて、ここからまた新しい関係性に発展していきそうな、爽やかな最終巻でした。

楽しいイベントがいっぱいでした

男らしくかっこいい野宮✕女の子みたいにカワイイ柴ちゃんの、ムズキュンなラブコメ第2巻。
相変わらずのきれいで丁寧な絵で、田倉先生が腐女子のドリーム男子寮を具現化してくれてます。柴ちゃんの男子高校生離れした可愛さに磨きがかかっている気がするので、「可愛い系受け」が苦手な方は回れ右した方が無難かも(女装シーンあるし…)。
今作は楽しい修学旅行に始まり、バレバレの両片想いからようやくの告白回という、ムズムズするようなイベントが目白押し。登場人物が多いので、1巻を復習してから読むことをオススメします。

1巻で「本当は柴ちゃんが好きなんじゃ?」と思わせていたゲイの宮井くん。今作では柴ちゃんとちょっとしたハプニングがあり、その疑惑はスッキリさっぱり…とは個人的にはならず、謎なまんま。
なんか高校生らしくない、本心の見えない不思議キャラなんだよな~、宮井くん。野宮と柴は、そんな宮井をはじめ、周りのいろんな子たちや先生にも助けられて、ようやく「お付き合い」を開始する。もう好意はお互いにわかってるけど、なし崩し的に付き合うんじゃなくて、きちんと告白してから先に進もうとする二人は、男らしくて好感が持てました。

今回もエッチはなしですが……その代わり、たくさんいっぱいチュッチュチュッチュしてて、カッワイイィ!!
キスされて、ぽわ~んトロ~ンとした柴ちゃんがとにかく可愛くてニヤけます。野宮はこんなの前にして、よく理性を保てるなあ(私なら無理無理)。
嫌なヤツが出てこない安心して読める作風と、相変わらずのピュアなストーリー。このままいつまでもピュアッピュアでいてほしいという気持ちもあるものの、ゲスな私は、カワイイ柴ちゃんのえちえちな姿も見たいんです、田倉先生。野宮はいいモノを持っているみたいなので、初めて同士でもかなりポテンシャルあると思うんです、先生(汚れた大人ですみません…)。次巻に期待してます!

好きな人と食べるごはんっていいね

電子版挿絵、カラー口絵、あとがきあり。
組を抜けて、今はヤクザ御用達の便利屋のようなことをしている受け。ある日道端で半グレに絡まれてる、エリート商社マンの攻めを助けたことがきっかけで、攻めの自宅に同居することに。
バーバラ先生の、男らしくてタフな受けが好きなので萌え萌えで読めました。攻めの家で初めてまともな暮らしをし始めた受けが、自分の素性を隠して家事を手伝おうと頑張る姿が微笑ましい。二人で料理をしたり、「包丁は人を切るものだと思ってた」らしい受けが、慣れない手つきではじめて正しく包丁を使うシーンなど、とても可愛かった。

受けが何か失敗しても、攻めは怒ったりすることなく優しいので、二人でいるシーンはとってもほのぼの。攻めはノンケなので、最初は酔った状態での襲い受けだったが、二度目からは攻めがちゃんと主導権を取るのも萌え。
後半はある事件により、二人は離れ離れに。本当は受けが恋しいのに自分からはなかなか連絡できない、攻めのモダモダもこれまた可愛かった。
事件のせいで途中ゴタつくものの、ラストは勧善懲悪でスッキリ。読後は、ヤクザものというよりかは、ほのぼの同居ものという感じであったかい気分になれるお話でした。

甘くて切ないのに生々しい

電子版挿絵なし、あとがきなし。
2020年12月現在、Kindleunlimitedで読めます。
松田先生ならではのヤクザ崩れのオラオラ系✕悪ガキ男子高校生のカップリングですが、暴力シーンがないのでこれが一番甘くて読みやすい雰囲気。

11年前の作品なので、受けの服装とかが微妙に古いのだが、そんな、長めの茶髪に制服のズボンを腰履きしてるようなチャラい男子が、オラ系に組み伏せられてアンアン言ってると思うと可愛い。
攻めのオラ系も、前科持ちだし背中にスミも入ってていかつい感じなのだが、受けを前にすると余裕がなくなって、致してる時も喘ぐのがかなり萌えた。二人とも、恋愛となると見た目に反してピュアなので、そのギャップがかなり良い。

この作品の肝はやはり、受けの彼女で、攻めの妹の沙綾。沙綾に悪いから…ということで、お互い求めあっているにも関わらず、もうやめよう…となるのだが、最後にどうしても離れがたくなって、ドライブからのラブホに連れ込まれる一連のシーンが切なくて、すごく好き。
松田先生の書くお話って、いい意味でどこか「本当にありそう」な感じがするのいい。
初めてなのにガレージで襲われたりとか、彼女(妹)が下の階にいるのに、2階の部屋で慌ただしく抱かれちゃったりとか、別れを決意した最後の逢瀬の場所が、そこらへんの普通のラブホ……というようなシチュが、現実感があって生々しいのが、上手いなあと感じる。

切ない涙の別れだった割に、沙綾との結末は意外にあっさりしてたのが、ちょっと惜しいかな。ラストは、ページが足りなかったような尻切れトンボ感。
攻め母に関する伏線?も回収されず、ラストシーンでのお母さんのリアクションも?な感じ。
私がお母さんの立場だったら、娘の彼氏と息子が仲良しだったら、普通に微笑ましいだけな気がするんだけど。沙綾に隠して関係を続けてたとしても、傍目にはそんな仲には見えない関係性なのに、そのへんちゃんとしてから付き合おうとするの、二人とも真面目だなーと思う。
この先、沙綾に新しい彼氏でもできない限り、スッキリと良かったねーとは思えないカップルなので、ラストの唐突感は仕方ないのかな。そんなところも含め、松田作品らしくて私は楽しめました。

黒髪エロリーマン受けを愛でるための本

手練の年下ゲイ✕真面目なエリートリーマンのお話。薄井先生の受けは毎回色気がすごいですが、本作もきたわー!という感じで大変いやらしく、テンションが上がりました。
この黒髪リーマンが、固いように見せかけて、実は抱くと超絶敏感で、男は初めてなのに乱れまくっちゃう。合コン相手を持ち帰るのも手慣れてる風な攻めだけど、受けに関しては最初の1回でもうハマってたからね。わかるわかる。

こんなにえちえちなのに、臆病でなかなか心を開いてくれないミステリアスな受け。攻めは気になりまくり。私も気になりまくり。
真面目なエリートリーマンになったのには、それなりにかなしい理由があって。
そこのところ納得できないほどではなかったんだけど、結局カラダがえろくなっちゃったのには関係ないような……まあいいか、可愛いから!

そんな感じで攻めとともに、エロかわ受けをニヤニヤ眺めさせてもらい大満足。
神評価に一歩及ばなかったのは攻めがちょっと、自分の中でしっくりこなかった。
あっさり受けにオチて、その後ずーっと甘々だから、もしやなんか裏があるんじゃないかとか勝手に想像しちゃってた。攻めがよくニヤけ顔してるのも、本心を隠してるんじゃないかとか、ちょっと何考えてるかわからないキャラだなーと思ったりして。
が、なんのことはない、攻め君、ただ受けに終始デレてるだけだったわ。裏の顔とか悲しい過去とかもない、単なる立派な年下スパダリ君だった。
できれば攻めのバックボーンのようなものも、チラッと見せてほしかったな。なんで大工になったのかとかも気になるし。ちょっとこの人、完璧すぎてなんだかな(嫉妬)。
その辺りもうちょい掘り下げてほしかったなとか思いつつ、私にとっては攻めがただただ羨ましいっていう作品。ちょっとそこ替われと言いたくなる。

戦後の闇市が舞台って?

BLとしては珍しい舞台設定で、興味深く読んだ。攻めは日系2世でGHQの将校、受けは闇市でふかし芋を売る健気な少年。
日本を食糧難から救うために、闇市のことを詳しく調査したいと攻めに言われ、お礼においしいものをごちそうされ…親切にしてもらううちに惹かれていく受け。いいように利用されてるだけかもと思いながらも止められず、そして不安は現実となってしまう。

健気で可愛い受けだが、可愛いだけじゃなくて、誰を恨むわけでも泣き言を言うでもなく、自分のすべきことを考えて行動を起こすところが、芯の強さを感じさせて好感触。
攻めも日系人として理不尽な差別を受けており、また弟を日本人に殺されたという悲しい背景もあり。
任務と恋の板挟みで苦しんでいるのも伝わってきたので、受けを騙しても、好感度が下がったりはしなかった。
そのせいか、恋愛面ではタイトルほどの切ない感じはなく、その辺もうひとひねりあってもよかったかな?という気もしなくはない。よく言えば、そこまで痛くも辛くもないので安心して読める。

書き下ろしのSS「たとえ映画が観られなくても」
本編では、真面目で堅物というイメージだった攻めがなぜか変態化。受けに女装させ、映画館でコトに及んでしまう(他の観客はいないので衆人環視プレイではない)。
女装には一応理由があるにせよ、本編はシリアスだし、読む人によっては攻めのイメージが崩れた!と感じるかも。
個人的には受けが可愛いあまりに…というのが読み取れるし、バーバラ先生の攻めには変態要素がないと物足りないので楽しめた。終わってみれば、なかなかのムッツリ野郎でした。

電子版は挿絵なし、あとがきあり。バーバラ先生のあとがきはいつもくすっと笑えて面白い。

主従の立場を越えてしまった恋の切なさ

電子版カラー口絵挿絵あり、あとがきあり。
このシリーズは奈良先生のイラストがぴったりですね。表紙から美しく、魅入ってしまいます。

シリーズ二冊目はノーヴ帝国のアンリ皇子とその騎士オルトの物語。アンリは取り替え子である身体的特徴を持って生まれたため、それからずっと人目を避けて私室のみで過ごし、常にベールを頭から被って姿を隠している。本当の姿を知っているのは王と乳母、そしてオルトだけ。そんなアンリ皇子にも、取り替え子として、妖精王に背負わされた運命があって…。

前作で登場した時は皇子受けかと予想していたんだけど、ハズレでした。
初っ端からオルトが敵の手からアンリを守るために凌辱されるという衝撃シーンから始まったので、騎士受けかー!と。
でも攻めを育てる受け、というのもいざ読んでみると全然アリで、自分だけを慕ってくれる皇子に恋してしまっていると気づいた時のオルトの心情を想うと、もう…。
この方が聖騎士という名に恥じない、高潔で清廉なキャラなので、そういう気持ちを邪な欲望として必死で胸に秘めておこうとするのが切なくて苦しく、そして萌えました。

アンリ皇子も、妖魔に堕ちても必死でオルトを傷つけまいとするところとか、エッチな場面でも終始受けを「そなた」呼びするのが、なんかもうキュンキュンしてたまらなかった…。一人称「僕」なのも可愛くてね…。

ストーリーは次から次へと展開が目まぐるしく、まさに波乱万丈。そして全体的にどこかダークで痛々しく、沙野先生らしいエロスも楽しめる作品で、読み応えがありました。前作での悪である大司教が今回きっちり制裁を受けたのはよかったが、まだ敵国に不穏な動きはあるし、何よりオルトに乱暴したシベリウス王子とやらが許せな〜い!

次回作はアンリと取り替えられたエンリケ皇子の活躍も見てみたいし、全キャラ総出でシベリウスにお仕置食らわすのが見たい! 是非早めに続きお願いします!
次巻こそスカッとしたエンディングを見たいです。

三上先生が好きすぎるが故です

まあ、本編の最終巻の表紙が森だもんね…。今にして思えば、森ルートは確約済みだったのかも。

あれから三年の月日が流れ、森も立派に成長し、すっかり大人の男に。弁護士としても着々と力をつけていて、ある会社員のパワハラ裁判にて、三上先生と直接対決することになる。
そのやりとりの中で、徐々に森への気持ちの変化に気づいていく三上先生。一方、森は相変わらず一途に三上先生を思っていて…。

本編を最後まで読み終えた時点での私の希望としては、三上先生には幸せになってほしかった。そしてまたいつか恋愛する時が来たら、相手から求愛されて付き合うよりも、自分から好きになって、自らその人に向かっていけるような恋をしてほしかった。それができた時に、三上先生は小野田とのことを、本当に乗り越えることができる気がしていたから。

でも三年経ってもそんな人は現れず、真面目で一途で優しい森くんに、心動かされる先生…。
いや、いいんだ私は、三上先生が幸せなら! とは思う。けどなんだろう…本当に森くんでいいの? 他にもっといい人はいないのかしら?とどこかでうっすら思ってしまうこの気持ち…。三上先生への愛が深すぎるのかもしれない。森くんファンの人ごめんなさい。森くんも嫌いじゃないのです、決して。

電子版おまけで、森くんと付き合うようになってから、はじめて四人で呑んでいる様子が描かれている。
そこで早坂と片山が私の気持ちを代弁してくれてたので、ちょっと溜飲が下がったかも。

早坂「森!俺はまだ認めたわけじゃないからな!」
片山「おいクソガキ 三上を泣かしたらただじゃおかないからな」

ほんとそれ。三上先生、どうかお幸せに…。