ボタンを押すと即立ち読みできます!
世間的には王子様キャラの受けと、デカくて寡黙で世話焼き!?な攻めのお話。ルームメイトから恋人になります。口数は少ないから誤解をうんだりするのですが、優しくて思いやりのある攻めに惹かれました!
少々残念だったのは先の読める展開だったこと。それから受けの願望である"自分より大きな体格の男に半ば強引に抱かれたい"というものを活かせてなかったように思います。体格差を強調するような、もっと大胆な描写が見たかったです。
月村さんが書く後ろ向き受けちゃんにちょっと意地悪な攻めが大好きなんですがまさにドンピシャでした。琳央全然変態じゃないよね。かわいいぞ!!2人とも言葉が足らなさすぎてすれ違うけど拗れもせず平和なものでした。平和なお話好きです、2人だけでわちゃわちゃしてるイラストがめちゃくちゃ綺麗でとっても合ってて良かったなぁ。
心にドMを飼っているお姉さんいませんか?
モブレやSM調教物にハマってしまっているあなた!
そう私です!
腐りきってしまったその心に、デコピンを喰らわせられた気分になりました。
童貞処女が妄想拗らせてる、そんな受ちゃんが主人公。
豊かな妄想力と、変なネガティブ。あと無駄な行動力ね。
自分見てるみたいで凄い恥ずかしくなっちゃう腐女子も多いハズ!
そしてドMな妄想は妄想でしかなく、痛い目見ちゃうところにね、何かもう、あーぁぁぁ!!!となりました。
えっちは好きな人じゃないとダメなんだよね。
ましてSMなんて信頼してるめっちゃ好きな人じゃないと気持ち良くなるわけないのよねー。
っていう初歩的なところを反省させられました。
つまりね、痛いのとか恥ずかしいの喜んでる受ちゃんは、
攻様のことをめっちゃ愛しちゃってるってことなんだよ!‼︎
ってことを踏まえてドMに浸りましょう。フヘヘ。
久々に萌え転がって満喫する作品に出会えて嬉しかった〜〜!出だしから最後まで定番な流れを汲んでいつつ、萌えツボ全押しされたように鳩尾と指が痺れました〜
・何考えてるか分からない寡黙攻め(世話焼き)
・外面はリア充だけど、ゲイで大柄の男に襲われたいのをひた隠しの受け(内心ビクビク)
・寮の同室で攻めの身体を見る度に捗る受けの自慰
・攻めに自慰を管理&真顔無言で見守られながら興奮&事後落ち込んで泣く受け(このギャップ可愛い〜)
・受けのM気を盛り上げるナチュラルソフトS攻め
・付き合ってからより相手を強く意識して恥ずかしさと敏感さ倍増な受け(このクライマックスって意外と書くのも読む方の感じ取り方もなかなかここまで盛り上がらないと思います)
月村さんの作品で読んだ中ではここまでエロ強めなのが珍しく、そこに安定の劣等感強過ぎ受けが安定の勘違いで進むのが最高でした。杉山の性癖を渡良瀬が親身に肯定するのに、嫌悪と怯えが強過ぎてなかなか自分事として把握出来ない。それを他人とのアクシデントから自分の欲望を理解する流れの筆致が読ませるので流石月村さんだなぁと思いました。
あとラブホテルで玩具の自販機を二人で眺め&首にキス&その後の行動も最高でした。
でもイラストはちょっとイメージより香り高くて、個人的には合いませんでした。
自分を変態だと思っていた大学生が同室の男に性癖がバレ、それに付き合ってもらううちにお互い本気になってしまう話。
普通じゃないことにコンプレックスを持つ大学生・杉山琳央(受け)は自分の被虐趣味を嫌悪しながらも、性欲には勝てず、色々な道具を購入し自慰に浸ることで折り合いをつけています。
寮で同室になった渡良瀬(攻め)は大きな男にひどくされたいと思う自分にとって好みのドンピシャで、最近は渡良瀬を妄想のネタにして、賢者タイムにはいつも自己嫌悪しているのです。
そんなある日、鍵をかけていつものとおり自慰していたら、帰ってこないと思っていた渡良瀬が帰ってきてしまい、見られてしまいます。
「おわった」と思った琳央に渡良瀬は「危ないから自分がいる時にすればいい」と言ってくれるのです。
琳央はみかけは王子様そのもので、女子の多い学部なこともあって周りの女子から王子扱いされています。
自分が変態だと思っているのでそれをひたすら隠すため、常に周りに気を遣っており、それが王子様に拍車をかけています。
渡良瀬にばれてしまってからは、渡良瀬が自慰の日程まで管理され、定期的に自慰するようになります。
実際には渡良瀬には渡良瀬の事情があって全然負担に思っていないどころか好きでやっていたのですが、あくまでネガティブ思考な琳央は「このままではいけない」と思ってしまいます。
琳央はネガティブ思考なのですが、内にこもってうじうじするタイプではなく、突っ走ってしまうタイプなので、自ら危険に飛び込んでしまうのです。
結局、すんでのところで逃げ出すのですが、渡良瀬はさぞかし肝を冷やしたことでしょう。
その後もネガティブ思考を展開させては明後日の方向へ思考を飛ばしてはすれ違ってしまうので、「気になることがあったら話し合う」を合言葉にこれからも仲良くやっていただきたいものです。
琳央は自分のことを変態だと称していますが、結局のところちょっと強引にされたいという性癖の一つのようでした。
好きな人を快感で泣かせたいというのと変わらないと思う。
そして、泣かせたいと思うタイプの渡良瀬とはまさに「割れ鍋に綴じ蓋」でしたね。