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寮の同じ部屋内で巻き起こる、勘違いジレジレラブになります。
こちらですね、主人公が性欲過多気味のドMで、片思い相手である攻めのベッドを使ってお道具で自慰。
と、初っぱなからかつてないアダルトさなんですよね。
いや、月村先生でこんだけエロいの、初めてじゃないでしょうか。
で、これが月村作品らしくないかと言えば、もうめちゃくちゃ月村作品。
主人公の空回りっぷりとか、攻めの包容力とかムッツリぶりとか、初々しすぎる恋模様とか。
とにかく最高に可愛くて終始ニヤニヤしっぱなしでしたよ!
ついでにあとがきが面白すぎて吹きましたよ。
月村先生、好きすぎる。
それにしても受け、最初から飛ばしすぎー!
やめろおぉぉぉ!
ああ、言わんこっちゃない!!と、こっちも悶えまくっちゃいましたよ。
賢い姐さんがここで教えてくれましたが、こういうの共感性羞恥って言うらしいですね。
まぁ、旅の恥はかき捨てちゃいけませんが、恋の恥はどんどんかき捨てていいと思います。
ザックリした内容です。
周りから王子様キャラと言われる琳央。
実は自分より大きな男に力づくで押さえつけられ、無理矢理いやらしい事をされたいと言う隠しもった性癖があったんですね。
その欲求を解消する為、好きな相手である寮の同室・渡良瀬のベッドで自慰をする日々。
そんな中、当の本人である渡良瀬に自慰をしてる所を見られてしまいー・・・と言うものです。
で、その現場を見た渡良瀬。
琳央から理由を聞き出すと、このことを水に流すかわりにこれからは自分の目の前でオナニーをやれと言ってきて・・・と言う流れ。
と、ここまでの流れだとエロエロダーク系を想像しちゃうんじゃないかと思うんですけど。
いや、脅して受けを言いなりにする攻めに、被虐趣味のあるドM受けなので。
が、実は全然違います。
もうこれ、めちゃくちゃ可愛いしキュンキュンな片思いものなんですよー!
そもそも、渡良瀬が目の前ソロプレイを要求した理由なんですけど。
実は、一人であんな事(手錠を使ったお道具プレイ)をやってたら危険だからと言う、非常に男前と言うか面倒見の良い理由なんですよね。
で、これ、琳央がチョロいと言うか素直と言うか純粋と言うか。
や、羞恥にまみれつつも、半ば強引に渡良瀬に誘導され、彼の前で一人オナニーをやる事になっちゃう。
いやこれ、何だろうな。
布団を被って自慰をする琳央の横で、ドライヤーをかけつつ見守る渡良瀬・・・。
みたいな一見カオスなシーンが繰り出されるワケですが、これがやたら甘い雰囲気と言うか可愛いと言うか。
だってさ、実はドライヤーをかけてるのだって、琳央の羞恥心をまぎらわせる為なんですよね。
乙姫じゃないけど。
で、そんな彼の気遣いにあとから気付いて、キュンと胸をトキメかせる琳央みたいな。
甘い。
片思い相手の前で自慰という(受けにとって)ハードすぎる展開なのに、めちゃくちゃ甘い。
すごいよ月村先生、さすがだよ!
月村ブランド、絶対ブレないよ!!
と、妙な感動しちゃったりして。
ちなみに、毎度の事ながら受けが超ネガティブな為、おかしな方向に暴走して危険な目に遇っちゃったりします。
渡良瀬にこれ以上、自分の気持ち悪い自慰シーンを見せまいと、行きずりの相手で自分の性欲を解消しようみたいな。
なんかね、今回の主人公である琳央。
超後ろ向きなのに、やたら行動力だけはあるんですよー!
こう、心情描写が上手いからだと思うんですけど、もう完全に琳央に共感しちゃってるんですよね。
初っぱなから。
ここでも「やめろおぉぉぉ!」と。
言わんこっちゃない!!と。
まぁただ、ここからの展開が本当に神で。
そうなのよね。
恋愛って、キレイで純粋なだけじゃないのよね。
嫉妬だったり、不安だったり、もちろん性欲だったり。
でも、心と身体は繋がっていて、好きな人だからこそ、満たされるし気持ちいいんだよ。
と、すごく感動しちゃいましたよ。
ちなみに、個人的に一番萌えた部分。
終盤で分かった渡良瀬の真意でした。
おおっと、すごく親切で面倒見の良いいい男だと思ってたら、実は策士だったかと。
ついでにムッツリだったかと。
まぁ、普通に考えて、ただの同室者にそこまで面倒見ないよね。
琳央、チョロいなー。
と、ここまでが雑誌掲載作。
ここから書き下ろしで「恋の恥を上塗り」+雑誌掲載のSSで「恋の恥は大歓迎」になります。
なしくずしで一気に身体の関係まで進んでしまった二人。
恋人同士として最初から手順を踏んでやり直そう!と、まずはデートから始めてー・・・と言うお話。
いや、琳央が相変わらず超ネガティブでして、またまたおかしな方向に暴走しています。
まぁただ、渡良瀬のかなりの執着ぶりとか分かってニヤニヤと。
この二人、つくづく可愛いです。
あと、最後の一行に思わずニヤリとしました。
このパターン大好物なので”神”評価に迷いはありませんでした。
斜め上のネガティブ発想でモダモダしてる美人受と、強面で感情がわかりにくい溺愛攻、左京先生の美麗な絵との最強タッグ(好物てんこ盛りなんですよ)で、年末の疲労とストレスを溶解するような、糖度高めな作品です!エロ度高め(比;他の月村作品)だと思います。とりあえず、最初から最後まで頬の筋肉は緩みっぱなしでした。
王子キャラの大学生・琳央は、ゲイであることの後ろめたさと、自分より体格のいい男に抱かれたいという欲望を汚いものだと思うあまり、自分のことをドMな変態と思い込んでいるため、 ”自称” Mで変態!と勘違いしているわけですが、この性癖の勘違いという設定が地味に新鮮でした(笑)。
琳央の欲望の対象である体格のいい男=ルームメイトの渡良瀬に、道具を使った自慰を見られてから、なぜか時々視姦されるようになるという展開がもう可笑しいです。世間擦れしてない琳央が、渡良瀬にいいように操作されてる感が楽しすぎます。筋トレしてる攻の横で、片手をベッドにつながれて自慰をする受って、めっちゃシュールなんですけど!いやもう、これ普通に両想いなんでは?(特に性癖)って、壁は気づいてしまいますよね。しかし、壁は為すすべもないので、着地までのモダモダが続くわけです。勘違いしたままの琳央が、渡良瀬への想いを断つべく、出会い系で探したS気質の人と事に及んだ際に、初めて”あれ?”と気づいくのですが、それ以降の怒濤の展開にはキュンキュンしました。
琳央にとってメンターみたいな渡良瀬がかっこいいんですよ。心にささる渡良瀬語録にも注目です。しかも、性欲つよくて変態って悩んでる恥ずかしがり屋の受に対して、物怖じしない常に直球勝負の絶倫攻というのは、最高級の”割れ鍋に綴じ蓋”です。
協力書店のペーパーは、クリスマスのバカップルでした。(渡良瀬のコメント”まさかあんなことまでさせてもらえるとは”の”あんなこと”が知りた過ぎます。)
を大量摂取出来ました。
受けも攻めも好きな組み合わせで、読み進めると共に高まる萌えと可愛さの嵐が吹き荒れる。
ハーーー、これは萌え転がってしまった。大寒波も乗り切れる萌えでホカホカしています。
細部にしっかりと月村先生らしさもありつつ、意外な設定とお話のトーンにまた新しい扉がパカッと開いた感じ。切なさはやや控えめですが、肩の力を抜いて安心して読めますよ。私はすごく好きでした。
2人とも人を悪く言わない子だったのも好印象。
「秘密」と「性癖」+お道具がテーマの作品。
大学と大学寮を舞台に、同じ部屋で共に暮らす琳央と渡良瀬のなんともおかしな生活と性活、そして焦ったくも甘いもだもだがたっぷりと楽しめました。
いえね、テーマがテーマだけに、もっとSM感の強いエロッエロな感じなのかと思っていたんですよ。
ところが、確かに色っぽいシーンは沢山あるのですけれど、なんというか「エロ」ではなく「えっち」なんですよね。「エロ」ではなく「えっち」なんです。
同じ意味の言葉でも、ひらがなにするだけでなぜか可愛らしく感じませんか?日本語って不思議。
ちょっぴり笑えてえっちで、可愛くてとびきり甘くて優しい。そんな印象が強いです。
こちらの作品、萌えどころがぎっしり。
その容姿と人当たりの良さと爽やかさから、女性からは憧れの眼差しで見つめられ、同性からは羨望を受ける王子様っぷりが目立つ受け・琳央が抱える「人には言えない秘密」の部分。
琳央の秘密が学生寮の同室者・渡良瀬にバレてしまうことから始まるお話なのですけれど、脅し脅されの関係になるかと思いきや、めちゃめちゃに甘くてどうしようもなく可愛さが漂うんです。
みんなの王子様なんてパブリックイメージのある彼が、無骨で無口な大男の前ではちょっとネガティブで可愛らしいお姫様になってしまう。
そして、無骨で無口な大男・渡良瀬。外での姿とは違い、琳央限定でどろどろに甘やかす包容力とタラシっぷりをこれでもかとストレートに出してくる。
もう、"その姿を知るのはお互いだけ"というところにときめきが止まらないんだなあ。それこそ、みんなが知らない「秘密」の姿じゃないですか。
この時点でたまらないというのに、そんな2人がBLの定番・誤解と思い込みを繰り広げてくれるわけなのですが…頭にも書きましたが、これまた萌えと可愛さの嵐が吹き荒れます。
こんなに可愛い2人の秘密を覗き見ちゃっていいのかななんて思いつつ、大変気持ちの良い破れ鍋に綴じ蓋カップルの可愛さを堪能いたしました。最高でした。
最後に、個人的な萌えどころ。
女性から好意を寄せられやすい受けが、実は男性にしか興味がなく、攻めからとろっとろに愛されることに喜びを感じている様。
それから、玩具のスイッチを切るつもりが、間違えて強くしてしまう攻めの図に萌えた。
雑誌掲載時、お道具特集で月村先生!?とびっくりしてしまったのですが、これまたとっても好きなお話で、文庫になるのを心待ちにしていました。
受け様は、王子様キャラと大絶賛中の大学生の琳央。
女子にきゃいきゃい言われているけど、実は自分より大柄な殿方に無理やり快楽を引きずり出されたい、という願望を抱えたゲイ。
最近、そんな琳央の妄想に登場してるのが今回の攻め様であり、寮で同室の渡良瀬。
大柄で無骨ながら、気遣いのできるいい男。
ある日、渡良瀬のベッドで道具を使った自慰をしているところを見られてしまった琳央。
自分の変態さが露呈してパニックになる琳央なのに、渡良瀬は冷静に対応した上に、これからは自分が見てる所で自慰をするよう提案してくる。
初回は琳央がやりやすいよう、普段しないドライヤーをかけてくれたりしてさりげない優しさを見せてくれる渡良瀬ですよ。
琳央と一緒にきゅんとなったけども、トイレの流水音の装置じゃないんだから‥との琳央の内心のツッコミにふふっと笑いが(#^.^#)
きゅんと笑いを織り交ぜてくれる先生、大好きです(≧▽≦)
渡良瀬に言われるがまま自慰をしては、気持ちよくなってしまう自分自身が恥ずかしくて落ち込む琳央。
このままでは渡良瀬に好きだという想いをぶつけてしまう、と他所で性欲を発散することに。
いざとなったら怖くなって逃げ出した琳央。
無理やりされてそれが快感になるのは、信頼できる好きな相手だからこそ。
誰でもいいわけなく、好きな人に強引に求められたい、という本当の願望に気付く(≧▽≦)
ここからの、2人のやりとりがとっても好きなんです。
攻め様の嫉妬とかが大好物なので、この時の渡良瀬の胸中を思うともうたまらない( ☆∀☆)
書き下ろしでは、恋人同士になって、改めて最初からやろう、とデートを繰り返してるラブラブっぷり。
でも、相手が欲しいってことを遠慮して言い出せず、ぐるぐるしちゃってる2人でした。
渡良瀬ってばえっちでは強引だけど優しい。
気遣ってくれるけどやめないっていうね。
渡良瀬、けっこうなムッツリでした( ・∇・)
イラストは左京亜也先生。
渡良瀬は無骨な男らしくかっこよく、琳央は色っぽい。
えちシーンのエロく色っぽいことよ( ☆∀☆)
ありがとうございます!!
最初にぱらぱらっと見て、えちシーンの挿絵の迫力にぎゃっ!となりました…しゅごい…左京先生さすがだー…内容もえちいっぱいですごかったですw
学内では王子様だけど結構なヤバ性嗜好(ちょいM入ってる)のリオが主人公のお話で、組み敷かれたいと妄想してた同室の渡良瀬にバレるとこから二人の関係が動き出します。
このバレシーンがもうコントか?ってくらいおかしくてw渡良瀬はとぼけたセリフを言いながら、たぶん強面のままやってるんだけど、どんどんえちな方向へw
そこからの流れも面白すぎる…普通ってなんだっけ?と読んでるこっちは何度も思っちゃったよ…w一人Mプレイより人に見られながらスル方が普通じゃないと思うんだけど…渡良瀬の妙に説得力のある言葉にリオはころっと流されちゃうし、筋トレする渡良瀬の横で一人シコってるしでシュールすぎ!!もうもう、この子たち一体何してんの!?っていう笑いの連続w本気で悩んでジタバタしてるリオには悪いけど、おかしくてずっとニヤニヤしっぱなしでしたw
はー…それでずっと笑ってると、いつのまにか渡良瀬の気遣いとか嫉妬とかが見えてきてキュンとしたり、そのままのリオを受け入れる包容力に惚れたりしてた。困ったリオを迎えに来るとこなんかキュンキュンでやばかったー!『SOSで助けに来てくれる』攻め様!カッコ内が重要!このシチュエーションに弱いんだ。
一話目ラスト付近のセリフもやばい!!
「外では取り澄ましていればいい。俺の前でだけかわいくなればいい」(要約)
とか言う渡良瀬!無口な男から出るこのセリフの破壊力!他にもすぱん!と小気味よく放つセリフの良さよ…いや、冷静にそのセリフだけ反芻すると変だな?と我に返るんだけど、渡良瀬に萌え萌えしながら読んでる流れで出てくるとたまらないのです。
しかも!実はムッツリ!バリバリ嫉妬もするよ!それでいて包容力もばっちりだ!あぁなんて理想の攻め様なんだ…
タイトル通りリオは恥ずかしいシーンばかりだったけど、客観視して読むタイプなので、ただ「楽しい」しかなかったです。渡良瀬が好きだー!と惚れました。一人で悩み続けて突飛な行動に出ちゃうリオもしっかり受け止められる、良き攻め様だと思いました。