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女性やなっこさん

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有休オメガ コミック

藤峰式 

感動しました。

この作品は、周りの沼の友達が面白い、面白いと強めに推してくれたので読みました。
めちゃくちゃ面白いのに、私は読みながら感動していました。
オメガの鈴谷が、オメガであることを悪用して1か月に7日間の有休を取り、ゲームしまくりのグータラ生活を送っているという設定にです。すごい!!!天才!!!と思いました。

鈴谷は、有休休暇を守るために全然タイプじゃないしよく知らない営業の古池とも寝ます。有休休暇を守るために、周りに嘘をつき続けます。

そして嘘がバレた時、どうするのかと思ったら、堂々と自分にとってその7日間の有休がどれほど大切かという事を真正面に古池に伝えるのです。

この鈴屋の叫びを読みながら、私は号泣していました…

なかなか言える事ではありませんよね…

なんで日本人は、無意味な職場の決まり事や、意味不明なモラハラやセクハラ、パワハラ、等々職場のあらゆるハラスメントや上下関係、クレームに耐えながらバカみたいに過重労働に押しつぶされそうになりながら長時間労働してるんですかね。有休もロクに取れずに。

という事を常々考えている私のような人間には、この鈴谷の要求がめちぇくちゃ刺さりました!
鈴谷は有能です。しかも根が真面目で奉仕精神が強いので仕事で非常に疲れやすいと思います。彼にとって7日間の有休が何にも代えがたく大切だった、というのはとてもよく理解できました。

この取得の理由が大嘘だ、という点も私は全く問題ないと思いますが、さすがにモラル的にアウトなんでしょうかね…。
ホワイト企業であればアウトですが、ブラックで生き抜くためにはこのくらいの事をして良し、としか思えないのです(偏見入ってます)。

鈴谷を見習って、死にそうな人は医師の診断書をもらって会社を休んで欲しいと心から思います。

年次有給休暇は労働基準法で定められた権利です。
パート、アルバイト、派遣、契約など関係なく雇い入れの日から起算して半年経過し条件を満たせば取得できるので、みんな有休取って休んでBL読もうぜ!!!!


藤峰式先生のオメガは全部良い。

藤峰式先生のオメガバースシリーズで「有休オメガ」ともゆるくつながっている世界線です。
「有休オメガ」が爆発的面白さだったので、今作はどうなんだろう…とドキドキしながら読み始めてすぐに虜に。
「有休」よりもっとロマンチックで、面白いし胸キュンです。

最初攻も受も打算しかないんですよね…。
なのに一度のヒートセックスで攻めがまず恋愛モードに突入。立場が上の攻めの要求を断れるハズもなく、そして「有休」と同じく計算高い受は交際を受け入れます。

私は受の春人の計算高く仕事がとてもできるところが好きですね。

特にオメガという宿命に翻弄されておらず、利用して上手く生きていた春人。
なのにミナトに出会ってめちゃくちゃ翻弄されて段々本当に好きになってしまう。

ミナトのボケが大物で面白くエロいし萌えだし…天才かと悶えながら読みました。
2度目のヒートセックス前の「そんな刻んでいくんですか」に笑いました!!!

セックス中の春人が普段と人が変わって甘えんぼうでトロトロになるのも面白い。その姿にミナトも翻弄されて深みにはまっていきます。

とうとう誘発剤なしてセックスする二人。当たり前だけと相性抜群です。
そしてセックス終わりに毎回お腹空いたミナトが食事を要求する下りも最高です。
生とは性と食なんですね~。

後半雰囲気が変わってロマンチック増し増し、切なさ増し増しになるのが
ストーリーテラーだなぁと。
攻めのミナトはいけ好かない所があるかと思いきや、俺様だけと一途でいい男で惚れました。ビジュアルも最高。

二人がラブラブになったところで、ちゃんと対等になるところもすごく良いんですよね。愛し合っててもビジネス面できちんと「手当」を要求する春人がえらいなぁと思いました。

ドラマチックでエロティックでキャラクターも最高。超おススメの作品です。

好きで満たして 電子 コミック

くれの又秋 

受けは身体ごと手中に落とされてる

シーモア15周年企画、特別描き下ろしとして発表された今作、短編なのに完成度高くてTwitter民の間でもエロいエロいと好評でした。

エロい。というのはBLの中では最高の誉め言葉の一つですよね。

今作の二人、手中の二人と重なって読んでしまい、ダブルで美味しかったです。

というのも攻めが飄々としてるのに玄人っぽい。受けが男っぽく凛々しいのに、恋愛面ピュアで攻めに陥落させられてる。手中と同じじゃないですか。

くれの先生の作品は攻めが受けの身体を落とすことに集中したストーリーが上手いですね。
攻めが受けを絡めとるような感じの話です。
くれの先生の描く攻めは独特だなと思います‥(うまく表現できない!)

今作も、フェラチオの仕方を受けに細かく要求する攻めの指示がすごかった。こうやって、次こうやって、と具体的に指示して受けは従順に従う姿勢にゾクゾクしました。
チャラチャラしてる攻めが、完全に性的に君臨してるんですよ‥!
そして受けの口が大きいというところもポイントで‥!エロの天才かと思いました。

くれの先生は短編描かせても神だし、神がかり的にエロくて天才であることを証明している作品でした。絶対におすすめ。

男やもめにヤクザ湧く 電子 コミック

 

ノンケが借金の形にヤクザに抱かれる話

私の性癖の一つです。
絵が硬派で、攻め受け共にちゃんと男です。そこも良かった。

この借金の形BLも、何でもいいわけじゃないんですよ‥めんどくさい事に‥
受けがあまりにもフェロモンまきちらしてると、ん?ノンケだよね?と思考がさ迷ってしまう。。

その点受けの園田は普通の地味リーマンとしてきちんと描かれていて良いです。

ヤクザ者の攻め冴江島が毎日のように受けを抱く描写が丁寧に描かれていて、攻めの執着心が感じられてたまりません。

受けは嫌々なので酒で紛らわせたりしている‥嫌がる受けの心の変化も自然です。

途中ぶっ飛んだ後輩リーマンが園田に手を出してきますが、なかなか他に見たことのないモブ描写で面白いです。

二人はモブのおかげで互いの気持ちに気付き、それを口にします。そして両想いセックスです!

この作品、面白いことにここで終わりません。ここから攻めの元カノが出てきて、受けの家で一緒に生活し始めます。

元カノ、すごく真っ当な良い人で受けの幼い娘(小学校低学年?)のお姉さん代わりになってくれます。

今までセックスするときは受けの家だったのに、ここで攻めの家へ行って二人っきりのラブラブお風呂からのセックス。その時に園田は冴江島のベッドで抱かれながら複雑な気持ちが沸いてきます。

そして冴江島とどう生きていくのか園田は考えます。こういう時園田の方が許容量の大きさを見せるというか‥母性を感じました。

相変わらずまとまりのないレビューで申し訳ないんですが、途中手首縛っての強引なセックスなどもあり、とにかくこの作品濡れ場がポイント高いです!

おじさんBL 、ワンコ系攻めの話が好きな人にははまるのではないでしょうか。
結構満足感高くて買って良かったです。みんな読んで~!

溶ける コミック

加東セツコ 

MRって大変な仕事ですね

余韻に酔いしれました。MR のリーマン吉野と、五十嵐先生、そして当て馬の七海先生の三角関係。

吉野目線で話が進むので、なかなか恋が始まっていないかのように見えます。

吉野の仕事ぶりや同僚や上司との関係など静かにストーリーを追っていくのが楽しいです。

しかしMR って大変な気配りと気遣いの必要な仕事だとわかりますね‥それに仕事の範囲が曖昧‥。スケジュールを完璧に把握して、持ち物の準備やドクターの運転手やプライベートの買い物もするんですね!?秘書と何が違うんですか‥?そして上司の無茶振りの指示がリアルです。有能で受容性の高い人間に面倒な仕事がどんどん舞い込んでくるこの世の中は。
吉野は「承知しました」と受けてしまいますが、仕事に振り回されている訳ではない。気丈な部分もみせてくれて安心できます。

さて、攻めのドクター五十嵐先生ですが、変です。患者には完璧なのに、プライベートで赤ちゃんです。5歳説ありますが、5歳児はもっと感情表現上手いです。
吉野に恋するアプローチが変質者なので吉野は混乱しますが行き過ぎたプロ意識で対応しつづけます。しかし‥

再読すると五十嵐‥ここで萌があったのか!ここでも!!と膝から崩れ落ちる感がありました。
ぜひ2度3度と読み返してください。

七海先生もイケメンで良い人なんですよね‥基本的に悪い人一人も出てきません。みんな仕事が出来ます。仕事が出来る大人が大好きな方にもオススメです。

「中年の危機」の乗り越え方はコレですね。

めちゃくちゃ評判が良かったのですが、生来の天邪鬼が出てなかなか読めずにいました。
しかし信頼している腐友に絶対に刺さる!と太鼓判を押していただき手に取りましたら
案の定刺さりました…簡単です。

この作品は色々と素晴らしい点が多く、皆さんが書いていらっしゃる通り名言や丁寧な細部の描写
映画のようなカメラワーク、あえて見せない演出、細やかな表情などなど、特筆すべき才能だと感じました。私が言うのもなんですが。

冒頭、時計が6:05を指し、歯を磨いている野末の後ろ姿
着替えている姿と机の上の小物(ミントタブレット、デオドラント、コップ、酒、たばこ、灰皿)
野末がキッチンへ。お洒落なオープンキッチン。片手で卵を割り、一汁三菜の充実した朝ごはんから野末の料理の腕が分かる。
6:30TVを見ながら朝食
「年下の彼女がいたら…面倒臭いな」という野末。ものすごく気持ちが分かる。

その後出社した野末を取り巻く会社の人たちを見て、野末がとても人気ものであることが分かります。
野末は心の中が空っぽなのですが、それを埋めるために若い女の子と恋愛しようとは思わない。

そんな彼がすごくイマドキの『中年の危機』だなぁと思いました。
「四十路は恋する年齢じゃない」という野末さんの格言に思わず納得。

女子のようにキャピキャピしたいとスィーツ巡りをする二人を見ていて
心が枯れたら全員やったら良いなこれ。と思いました。
そしてふわふわのパンケーキを挟み、年下イケメンわんこから「もっと情熱を持ってください」
なんて叱られたい。

外川と野末の馴れ初めがまた良い…外川が面接で「何もしてこなかった」「何がしたいかもわからない」というNGワードを連発し、大失敗して飲んだくれていた帰り道、野末と出会ってフォローされる…こんな暖かく背中を押される言葉をかけたられたら惚れてまうやろ…です。
(野末さんがなんて声をかけたかは読んで下さい)
この時点では外川の方が空っぽだったんですよね。
後に過去より100倍今の自分を好きになった外川が、野末さんを救い返すの最高すぎる‥二人は互いに支え合って80まで生きると確信できました。

ところで、パフェ待っている間に「すげー可愛い」というモノローグが入るのですが、これってどっちの言葉なんでしょうかね。。どっちもですかね!?




かんちゃんの物語の終結

この一連の作品をかんちゃんの物語として読んだ場合、こんな美しい終わり方があるのかと思った。
かんちゃん…林田さんは、過去を抱えながらも秀那と幸せになる道を選んでくれた。

私にはどうしてもかんちゃんが加害者一辺倒とは見えなくて
それ以前に家族から経済的DVを受けていたし、ブラック企業で激しい暴力を受けていた。
二重に被害者である…というか、その被害がなければ果たして林田さんは弓に暴行を働いたのだろうか?

ウィキペディア先生を読むと、DVは「男はこうあるべきだ」という偏見が強い人ほどDVに寛容であるという傾向が東京都やWHOの調査でも指摘されているそうだ。加害者は何らかの精神疾患にあるとして、治療やカウンセリングの対象として捉えるアプローチも試みられているそうだ。

林田さん自身も何らかの治療を受けるべき人だったと思う。
しかし、林田さん自身も周りも、そんなことには気づかない。
弓はサンドバックになって林田さんを受け入れ続けていたが。

弓と別れた後、身体だけの関係と言いながら秀那を求めたのは、林田さんの自傷行動でもあり
自ら救済を求めていた結果なのかと思いました。

秀那とぶつかりながら強い信頼と愛情関係を結んでいき
秀那によって弓との関係まで救いをもたらされるなんて、
秀那、よくやった!ありがとう・・・と思いました。

かんちゃんと弓が再び会わず、写真によって幸せな頃を思い出したのが本当に良かった。
一生再び会うことはないだろうけど、かんちゃんにも弓にも幸せになって欲しい。
過去に大きな過ちを犯したとしても、心から反省し、そして自らに恐怖を抱えながら生きる林田さんの傍らにずっと秀那がいて支えて支えられて生きていって欲しいと思いました。

新年早々号泣

久しぶりに読んで、攻め受け両者の抱えてる孤独にうちひしがれていました。

受けの北島健太郎くんのピュアさ、大学生活への期待がことごとく裏切られて孤独なカモになっていく様に涙しました。

どうしても大学のころや社会人になりたての頃の自分を思い出してしまう。

健太郎くんのこと、100人中98人位が馬鹿だと切り捨てるのでしょうか‥

お人好しで、押しに弱くて、相手の気持ちを優先して、孤独で、誰か一人でも良いから自分の事を見ていて欲しいと願っていた健太郎くん。
健太郎くんの願いは叶っていたのに心身がボロボロになるまで気付かないのが切ない。。

ハッテン場で出会った斉藤さんに、断るためにわざわざ約束の場所に出向いてひどいことをされてしまう描写はとても辛かったです。

健太郎くんのピュアな人懐こさや優しさ、誠実さ、奉仕精神など‥美徳がとことん裏に回る描写は残酷だけど現実的だなと思いました。

こじらせストーカーの優くんは、現実を見極める目を持っていて、健太郎くんにアドバイスくれたり助けてくれたり王子様のよう。でも健太郎くんの悪気無い言葉に殴られたようなショックを受けて無理矢理抱いてしまう。お互い好きなのに傷つけ合うここの描写も秀逸だと思いましたが読んでいて辛かった‥。

読モでリア充にしか見えない優くんの抱えていた孤独にも共感できました。
クールな無表情の裏で、どんなに健太郎くんにキュンキュンしてたのか解る後半部分は最高に萌えました。

自分に降りかかる災難にはあんなに受容していた健太郎くんが、優くんのために激怒した部分はとても面白かったし健太郎くんの深い愛を感じました。

その後、ラブラブセックスをする二人「ビッチ嫌いなの?」「好きだけど」の件で、優くんから健太郎くんへの深い愛を感じてクスッと笑えるのにまた泣きそうになりました。

お互いがお互いを丸ごと受け入れている様子にものすごく感動しましたし、
SNSで沢山繋がらなくても、リアルでたった1人としっかり繋がっていることが大切だなと改めて思いました。

オヤジ攻めとキラキラ受け

おっさん攻めを描きたい、という作者の強い思いにより生み出された作品です‥確かにそれ以外の要素が見つけられなかったですが、それだけで十分とも言えます。
初コミックスだそうで応援したいです。なかなか萌を作品に昇華できないと思いますし、カバー裏に、のたうちもんどりうって出来た2人と書かれており、キャラクターを造型するのは非常に困難な作業なのだろうな‥想像もできないと思いました。

私は飛んで火にいる夏の虫のような受けがあまり萌えないので、受けのヒナが簡単すぎる!捨てられたらどうする!と若干首をヒネりながら読みましたが、攻めは溺愛しているので大丈夫なのでしょう。余裕のある攻めとピュアな受の組合せが好きな方にオススメです。

同時収録の高校生同士の話は可愛くて良かったです。

外面が良いのは良い事だ。

読み返して、非常によくできたストーリーだと思いました。
陰キャオタクの夢がふんだんに詰まっている。
自分も江藤さんのようにハイスペックスパダリから何度も何度も求愛されたい。

私は江藤さんのように聖母の外面は獲得できなかったが、仕事上良い顔をしてきたので気持ちがよく分かった。
人に怒れない、リアルで人とどう接したら良いか分からない人間は、とりあえず他人に良い顔をする。
引き受けてしまうし、押し付けられる。
似たような仕事の仕方をしてきた私から見れば(?)江藤さんは、天職を見つけ、そこで神と奉られ(利用され?)るまでになったのだから十分成功しているのだが、穏やかなその世界に岸本が舞い降りた。

岸本は江藤さんの本当の姿を引き出そうとする。強固なペルソナから本当の自分を引っ張り出してくれて、本当の江藤さんを好きだと言う。

ペルソナというのは「自己の外的側面」だそうだ。誰でも持っているというか存在しているものだ。

江藤さんは自分を「人によくみられたいだけの偽善者」「自分でも性格悪いと思う」と言い
岸本は「偽善は悪いことなのか」「偽善者になってお仕事頑張ってる江藤さんに惚れた」と言う。

自分の外面に惚れた上で、内面も欲しがってくれて、嫌な自分も全て肯定的に受け止めてくれる。
岸本の本当のスパダリぶりに、私は恐怖さえ感じました。
本当に江藤さんを好きなのかと訝しく思うと、真っすぐな心情をぶつける岸本のバランス感覚が絶妙だと思いました。
こんなこと、現実では絶対にない。
江藤さんのような現場仕事のできる我慢強い、大人しいタイプは使い物にされて終わる。
だからこそこのファンタジーが癒しになるなと思いました。

そして「俺の事好きになってくれてありがとう」からのエッチな流れに入る時の『一生の不覚に』笑いました。

自分と仮面に疲れながらも毎日仕事行ってまたプロの仮面かぶる全ての人におすすめの本でした。