支配する男×抵抗する男

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表題作DOGS dog eat dog 上

斉藤 誉、30歳、元上司で警視庁捜査二課のエリート管理官
矢島千紘、29歳、丸ノ内署生活安全課の巡査部長

その他の収録作品

  • Short Break(描き下ろし)/カバー下:登場人物の細かい情報の紹介、小ネタ、あとがき

あらすじ

仕事の話しながら
盛ってんじゃねーよ

丸ノ内署生活安全課の巡査部長である
矢島千紘には秘密の恋人がいる。
元上司で現在は警視庁捜査二課で管理官の斉藤 誉だ。
ある日、丸ノ内署に斉藤が指揮を執る捜査本部が置かれる。
二課が捜査中のT建設贈収賄事件だが、
斉藤の指名で矢島も手伝うことに。
仕事中も平然と手を出してくる斉藤に
振り回される矢島だが、
気づけば事件に巻き込まれて!?

DOGSマニア待望の新作登場!!

作品情報

作品名
DOGS dog eat dog 上
著者
里つばめ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
GAPS
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033646
4.8

(333)

(290)

萌々

(35)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
31
得点
1609
評価数
333
平均
4.8 / 5
神率
87.1%

レビュー投稿数31

斉藤誉はどこまでいっても斉藤誉

今回はがっつりと事件が主軸のため、初見だと甘さがないように見えるけれど、読み返すと斉藤はずっと矢島第一優先だと分かる、いつもの里先生の手腕が見えます。
初見と二度目以降で一話の印象がここまでがらりと変わるとは…と、しみじみ。

上巻は特に、斉藤が立場故に矢島とほぼ会話なし。あっても管理官としての理不尽な命令のみ…に、初見は見える。実際は久しぶりに同じ署内で、広瀬の無自覚アシストのおかけで一緒に仕事出来るようになったから、事務仕事向かない男なのに捜査本部に招き入れたり、事件があった後は大人しくしてろと言葉はまったく足りてないながらも警告していたり…と、矢島第一優先。
特に、上巻時点では誰か分からない、T建設の内部資料を持ってきた女性の事件のあとは、彼女が誰か知っていたからこそ大人しくしてろと、ちゃんと伝えている。伝わってないけど。立場的に、この時点では矢島巡査部長に言うこと出来ないですもんね。

ギスギスしている空気の中、唐突な矢島の回想(4話)はまさしく砂漠のオアシス。
事後にこんな甘い時間があるくらいに、二人の時間を持っていたのだとすると、そりゃあded始まってからの斉藤の態度には睨みつけたくもなるのでしょう。

斉藤は斉藤で一話前は事件解決のための仕込みで、それ以降は一気に畳み掛けるための仕込みと、狸やら蛇やらの面倒な上層部相手と現場指示。合間に恋人を(物理的に)摂取して癒されないとやってられなかったんでしょうねー。その恋人には一切斉藤の気持ちは伝わってないところが、DOGSって感じですが。噛み合わない二人はdedでも健在でした。

事件も、二人の関係も、しっかり下巻に続く!
という合間にある正しくBreak time。
斉藤のマンションの部屋で、コーヒー淹れたり、洗濯機使ったりと寛ぐことに慣れている矢島が見られるとは…と、感無量。描かれていない時間の中で通っていたということで。
その彼シャツ…無難だけど一枚のお値段はべらぼうだと、矢島が気付かないあたりが最高です。そして、裸だろうと彼シャツだろうと、何しようと矢島の行動全てがお誘いやツボに入る斉藤。すぐに襲っちゃう下半身脳みそ具合が最高です。
本編がどシリアスだったため、メタ的な意味でもBreak timeになる短編、甘さは高くてほっと一息出来ました。

33

これ以上の黒髪短髪男子は知らない

DOGS3作目のこちらは「本当にBLなのか」と一瞬思うくらいガッツリ事件もののシーンが多いのでお話として面白いのはもちろん、主役の2人がわかりにくいながらもお互いを思い合っていて、そこにグッとくるのです。本編を一度読んだ後に描き下ろし2作を読んでまた本編を読んだら全然印象が変わると思います。全力でオススメです!!!

22

待ったかいがありました。

里先生の作品の中でもDOGSはやっぱり最高峰。スピンオフだけどGAPSよりHだしこのカップル高身長でとにかく見栄えが良い。言葉足らずでぶっきらぼうの2人が何とも絶妙。雑誌で掲載されていると知ってから、単行本になるまで待とうと決めておりました。
斎藤と矢島の心の距離が前作よりも縮まっている描写がいくつかあり、身悶えしながら完読。上下巻でも足りないぐらいぐらいです。もっと二人のお話の続きが読みたいです。

16

斉藤さんの前髪について言及♡

雑誌掲載中も追ってはいましたが、はっきり言って頭が悪いのと先生の作品には地の文、説明がない、モノローグも少ないのでついていけず、、、
やっぱりコミックスにまとめられるとなんとなくですがお話も分かるし、細かい描写にも気付けるようになるしイイもんですね!

最近めちゃくちゃ斉藤さんが好き!
スパダリなんて言葉がかすむ程のultimateなイケメンです。
でもってコミックス上巻の帯にあるように
ちょっとおかしい、です。
もちろんおもに矢島に関する事柄のみで。
ここんとこがドシリアスにならない微妙に笑える里つばめワールドなんですね。
それから!
斉藤さんの整えた前髪がパラっと額から落ちている様がめちゃ萌えます!
矢島との一戦後とかモブとの乱闘の後とか。
めちゃくちゃ好きです!
分かってもらえますと嬉しいです。

対して矢島は(敬称なしなんだな、何故かいつも)男に好かれるのもすごく分かる。
無表情で無愛想でずっと変わらない。
今回子どもに懐かれていたのが萌えました。
それと道に迷っているおばちゃん達にも親切に教えていて、さすが斉藤さんのカレシだ!と納得しましたとも。

今回も絶対期待を裏切らない、期待以上のDOGSでした。
BLにハードボイルドがあるとしたらこのDOGSが筆頭に来ると思います。
といっても先程述べたようにちょっとおかしな変な2人とその周りの人たちなんで笑いも有りますし萌えとエロもあります。
言っておきますがエロは分かりにくいです。
分かりにくくなっています。
が、はげしくおススメ致します!

15

嫉妬がたまらない!

ずっと雑誌連載追ってて、大好きな作品です。

今作はDOGSシリーズ3作目(上下巻)。
GAPS(現在5冊)のスピンオフとして始まったのに今回で遂に合計4冊に。まだ続きそうな雰囲気があって嬉しい。
GAPSの攻くんとDOGSの受くんが幼なじみ、という関係ですが、スピン元を読まなくても読めます!(GAPSも超面白いのでオススメです)

DOGS(1巻。無印とよんだりします)

DOGS infight(2巻)

DOGS dog eat dog 上下巻(3-4巻。略してdedと言ったりします)

キャリア警察官×ノンキャリ部下のカプ。
とにかく攻の斉藤さんがカッコよすぎる。受の矢島くんは男らしいのに絆されていくところが最高に可愛い。

今回は難しめな事件がメインなんだけど、新キャラもたくさん登場して楽しい!特に二課の広瀬さんがカッコいい…!ちびっこも可愛い!ちびっこに好かれる矢島くんがらしくて良いです。
今回は嫉妬もテーマの1つなのかな?矢島くんの嫉妬が見れてキュンとしました。
里先生はずっと連載を抱えてお忙しい中今年6冊もの単行本を出してくださって大感謝です。

14

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