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萌×2作品

マスターレビューアー

女性誰さん

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まだるっこしい大人の駆引き 見たいならコレだッ!

好き嫌い分かれるかもしれません

ただただBがLする[マンガ]を読みたい時には かなりメンドクサイんではないかと?
愛らしいとカッコいい BがL して キャッキャうふふ に過剰に満たされはじめていたあたしは 遺憾なく楽しめましたけど


問題は『心の声』が往々にして『副音声』として吹き出しに被るように入ってきます
それはもう 声を(大)にした状態でw



想いは同じなのに ヤっちまってるのに
伝わらない 感じ取らない まさに双方が【鈍感】の極み

「あるあるある ちゃんと言えば解決する事なのに なぜか切り出すタイミングで出る相手の言葉に引っ掛かって また勝手な想像で妄想が膨らんでグルグルしちゃうこと」

と思えたならめっけもん ここにイラッ っとしたら最後には辿り着けない


モダモダしいを通り越し 想像と空想だけで空飛べるんじゃない?
ってくらい【愚鈍】な大人の恋

恋? 愚鈍? いやまぁ 駆引きは 今まで読んできたどのカップルより激しめ


歓び・戸惑い・疑い・独占欲に言い訳・やっかみ・希望・戒めまで
心の声はダダ漏れなのに お互い口にはできない 明かせない胸の内
お陰で 拗れにコジれ出来上がったおかしな関係


たまたま見つけて気になりすぎて 突発的に即購入したはじめましての作家さんだったけど  1って事は2が出るはずッ!

クセの強さも相まって 2巻がスゴく待ち遠しい

報われないまきちゃんにも いつか愛の手をッ

現状・回想・回想・現状・回想・回想・今 ……1歩すすんで2歩さがる
365歩のマーチか?


着地1歩手前からはじまって 着地点へ回想で繋げる
最後をどう締めるのか 最初から終わりが気になってたお話でした


詳しい内容は諸先輩方に丸投げします
ほんとうに個人的な感想のみ

もう この先のふたりを見れないのかと思うと ツラい



自分の知らないところでも いやなく動く日常
支える者 大事な居場所から離れる勇気

ひたすらで がむしゃらで
無くしたものの大きさに潰れそうなのに それでも踏ん張って

哀れで 可哀想なものにはならない強さ
自分に起こる全ての理に真面目で一途で 泣きたくなるくらい健気

それでいて 相変わらずの小悪魔w 椎名かわいいッ!


椎名が大事すぎる新が男前すぎに見えるけど
罪だの罰だの めんどくさいもん抱えながらも 必ず戻る場所として 必死にそこにいる

ふたりの甘い体温より再生に軸があって 大人の恋しい愛しいが逆に際立ってて やっぱいい


相変わらず まきちゃんの扱い雑だけど そこは癒しだからしかたないッ!

信じるもの 信じられないもの 信じたいもの
待たされ 報われ 救われ 生まれ変わる

そしてたどり着く ふたりの原点 椎名の夢 新に燻っていたもの


最後のギグにみせる椎名の 幸せな泪


激しい葛藤も 高揚もない ただただ相手のためだけに存在する

おわっちゃった ほんとに終わっちゃった
ついて離れて 迷いながらも強く想いあってきたふたりのお話 とうとう終わっちゃた……

オメガバースであってオメガバースでない?

αには届かないΩの孤独と βのひたむきさ

オメガバース若干苦手なんですよ 読みはするけど どうもハマれないと言うか
じゃあなんで買ったんだ?って話になるんですけど

作家さん買いです りーるーさん

作家さん買いといっても 小さな当たり外れはありましたよ 今まで
でもいけると思っちゃったんですよね あの時のあたしは ←どの時?


不公平な三種の人間でできる世界
その中でも職員の8割りをβが 残り2割りをαが占め Ωは両手の指にも余るほどしかいない県警

警部補昇進の辞令と共にいただいたのは フェロモン対策特務課配属

あの もうこの時点でおもしろいよ?

ポンコツβと高飛車Ω
りーるーさんが描く男性の独特な肉感で一目でそれとわかる風体

県警本部刑事部 αの巣窟に放り込まれたβとΩ
しかも高飛車ちゃん 不顕性発情症候群とか 今まであたしがかじったオメガバースでは出てきたことない難解なヤツだし そこに輪をかける24時間365日常に発情期ときたもんだ


連続誘拐殺人の唯一の生存者 オメガ異能者 彼につきまとういくつも噂

不顕性ってのが発情しても素面でいられるのと 自分のフェロモンを操れるってのが話の鍵になってて オメガバースでありがちな事件とは違う読み応え


あーもおーーーーッ!

ポンコツが男前になる瞬間てなんでこんなに萌えるんだろッ! コンチクショゥ

単話な都合上なのか 視点があっちこっちに動きすぎて おいてけぼり喰らって「えッ?ェッ?えッッッッ?」ってなりそうになるけど落ち着いてついて行きましょ

Sクラス(運命)級の番でも敵わない異質のΩフェロモン

Ωの中にもカーストつくっちゃう?


ぶっちゃけオメガバース苦手でも 唯一好きだった【花がら摘み】と並ぶ勢い

いや オメガバースなんだろうけど フェロモン以外は関係ないに等しいんだもん
作家さん特有のドエロもないし

タイトルの【オメガパンチ】現象なんだけど……いいな この設定

りーるーさんすき
てか これ まぢいい

ただね ただね
1個だけわがまま言えるなら


あと1話 あと1話だけくださいッ!
イチャコラ部分が あまりにもなさすぎてぇぇぇぇぇ(悶絶)

親父が1番男前

置いていかれないように 嫌われないように いい子で可愛い自分を演じる

大事な人に置いていかれる寂しさ 苦しさから 誰かにすがり依存して生きてきたんだろうけど 周りがみんな理解者で泣かせる

父親に置いていかれ 不安の中で 手に入れた叔父さん
無条件に与えられた優しい時間は手にとるように分かるのに


ある日目にした叔父の情事に 自分の抱えるものがなんなのか どうすればおいていかれずに済むのか悩んだ答えが 子どもだからなのか 脆く危うい

叔父は叔父で 甥をはじめて手にした日から 壊さないように大事にして 大事すぎるあまりに持て余し手放した苦い経験から どう扱っていいのかわからない

そんな中で転がり落ちてきた甥 傷つけたいわけじゃないのに 気づけば酷く傷つけ それでも大事にしようとする


この思いのすれ違い方って 恋愛以前に欲と執着だから双方が傷ついて苦しんで
親父がいなかったら誰も踏ん切れないし 救われなかったし

腹くくった親って 強くて頼もしい存在なんだな


今まで読んだ アキハルさんの作品の中で断トツ読みやすいし 情が溢れたいいお話だったわ
エロはほぼないんだけど 何でこの作家さんに惹かれちゃうんだろ?

闇もち  だからなのかな?

おっさん同士を絡めてみれば 性癖開化の音がする

文芸誌の編集長 46歳ゲイ
互いの素性を明かさず3年間身体を重ねる友達がいる


んんんんんんんんんッ! いいッ!

ここ最近[もしや自分は枯れ専では?]なんて思い始めていた手前 確認の意味も込めて読んでみたけど

どストライク

下手に年だけを重ねた今の自分と 彼らの諦めることに慣れきってしまった くたびれた熟れ具合が なんとも「しっくり」きたというか

少しのワガママから溢れだした欲
日々に忙殺され諦め 求めることもしなかったもの

「大人」って ほんと独りよがりでダメダメよね


短話のくせしてくッそエロいし りーるーさんにしては珍しく家族愛じゃない
かといって ヤり散らかしてるだけじゃなく 欲しいものはちゃんとあって 求め繋がれていく


彼らの出会いがどうだったのかとか この先の彼らがどうなっていくのかを見たい気もするけど これはこのまま完結が 「久方ぶりの大人の恋」って感じで1番いいんだろうな

人の恋路を邪魔するやつは 的なやつで 

うん そうな 贅沢言えば紙で欲しかったし ちょっと後ろ髪ひかれるけど
ごちそうさま たいへん美味しくいただきました (*-ω人)

※ 枯れ専とか失礼なこと言ってるけど 下手したら彼らの方が年下だったりしています ゴメンナサイ

そっちだったのですね

くじ引きで引き当てた hontoのギフト券をムダにしたくなくて 電子でしか出てないものを選んでた時に買った中のひとつ


城都から住居を移しライカンとの生活を決めた お世話係りになったのはギル


ギル…… 【ROMEO】では一隊員でしかないんだけど カッコいいなとは思ってたのよ

にしても光陽の扱いww



ソルとモーリスが 光陽・タイちゃんとデジャブるんだけど とにかくギルが優しいッ!

甘やかすとか猫っ可愛がり系じゃなく 男前な雰囲気も言動からも 素に優しいがにじみ出てる
そこにもってきてのソルのちょっとズレてる感じ

光陽との絡みをジェイドに睨まれ 切った啖呵ったら


  最高かよッ!


時の流れがゆっくりなライカンと 体が異常に弱い赤毛のアドヴァキエル

初めて出逢う新しい世界・環境
自分だけの記憶のために死を選び 飛び込んだ場所で出逢った生  

光陽の魂から求めるそれとは違う
自分の心で求め欲したもの

【ROMEO】本編では長命がゆえ 人よりゆっくり流れる時間のせいか 恋愛感情や倫理観 貞操観念に欠ける みたいな描かれかたしてるライカンだけど 個体によって愛し方 求め方 感じ方は違うんだよ ってのをこの話で落としこまれる感じかな


で この続きが【ROMEO BLANKET】の【光陽とジェイド ある日の帰宅後】と
【BLUE BIRD 後日談】に繋がるわけね

いやッ!これッ!鳥肌たったッ!
輪廻転生綴ってきた【ROMEO】ならでわって感じ

なるほどね 

本編から派生したお話なんだろうけど スピンオフとまでいかないような
それでいて世界観そのままに 穏やかで優しくて 哀しいこの感じ

紙での入手はムリそうで諦めてたんだけど 折角いただいたものも無駄にせずに済んで ホントよかった

てか ギルって  そっちだったんだね

赤松とクロ コミック

鮎川ハル 

自分 戒め中

「クロとおったらよ 何ぞ緩うなったわ」

ホモバレはしていても本当の気持ちは言えないまま『友人』の距離を保つ
広島弁のせいなのか 髪の毛のせいなのか 赤松のゆるふわ感がその言葉からも滲み出る

やっぱいいッ!方言男子
いやまぁ 個人的趣味は置いといて


ホモとノンケ

そんな言葉が霞むくらい ただの大学生のありふれた日常で 好きになったのが同性だったってだけのほんとありふれた日常

人をすきになって 自分とその人の関係性をぐるぐる考えて 止まって 拒絶を考えその先を思いあぐねる

初恋のあのもだもだ感 男女のそれとまったく違わない

会えない日にもただただ相手を想い 変な具合に自分と向き合っちゃってあり得ないくらい堕ちてみたり それほどまでに誰かを好きになれるのが何よりスゴい



ハァ~ まだまだ知らない作家さんいっぱいいて 食わず嫌いとか食指動かないとかでどんだけ損してたんだろ?

方言男子探して手をのばしたはずなのに思わぬところで好みのお話に出逢えて 自分を戒める言葉しか出てこないよ

ただものじゃないッ!

短編集のつもりで買ったんですよ
裏切られました


卒業を数ヶ月後に控えた夏 学校が廃校になった
体に馴染んだ校庭を走るため忍び込んだ学校で幽霊に出逢った

そこから始まる3組のオムニバス


なんでこれを先に読まなかったか
何回読んでも泣かされる【フロム・グリーンキッチン】の元ネダだけつまんで拾ってあとは真剣に読んでなくて 短編集だと思い込んでたしあんま興味ないかな?ってなかなか本気読みする気になれなくて


陸上部員と幽霊
元教師と建築作業員
転校生と同級生

廃校をめぐる3組のそれぞれ 無くしたものと手にするもの がハッキリしていて 短編のクセにしっかり響く

終わりから始まる物語
エロはほぼないよ? ないけど何でかな?
書き下ろしの【クロスライン】で交わるそれぞれの話に 義足も老いも すべてを愛しく思える彼らにため息がでる

この繋げ方 ただものじゃないわ
逆になんでここにフロム・グリーンキッチン入ったのか不思議

胃袋って大事だな

スーパーのお惣菜コーナーの見切り時間に滑り込むようにして総菜を買いに来るサラリーマン

気になるのは彼が好んで買っていく総菜が自分の作っているものばかり


コレね 何回読んでも泣かされるのよ
新幹線で食べるお弁当に鼻の奥がツーーーーンって



【エンドスタートライン】でさらっと受け目線で描かれてたお話が攻め目線でより深く描かれていて 「もっと話したい」の理由やお互いにハッキリできない気持ちを周りと関わることで自覚していく

母の言葉 職場のアルバイト レジのパートさん
それぞれの言葉を受けて手放せないものを知っていく見せ方なんだけど そのセリフが自分のどっかにも刺さって抜けなくなっていく感じもいいのよ

例えば 誰かのためにご飯を作ったことがあるからなのか「相手の胃袋を掴むってよく言うじゃない でも作る方だって心掴まれてるわけよ」のセリフが変に響いてわすれられなくなる とかね


柵ばかりが増えた踏ん切りの悪い大人同士の恋が戸惑いながら食べることを通じてゆっくり進んでいく

この焦れったさも このせつなさも ほんといい
彼らが選んだ道の先をいまだに期待してるんだけどな   ないよね…… 

おぞましいのは人のエゴ

アンダーエリアとアッパーエリアに別れる都市 金にならない依頼ばかりを受ける情報屋に持ち込まれたのはアッパーエリアに住む貴族からの兄探し

貧富の差で生活エリアを分けられ 人間と優れた遺伝子の掛け合わせで作られた人間と異種間配合のハイブリット種が入り交じる異様世界


洋服や室内装飾のレトロさに反して進化の末の荒廃感 古いものと新しいものが混在するパッと見ありがちな設定なのにその世界観に引き込まれるのは画力のせいだろうか?


異様な世界で起こった割に淡々とすすむお話 読んでいれば早い時点で兄がどうなっているのか想像は出来たんだけど そこをどう繋ぐかがこのお話最大の魅せ場?

家と階級に縛られ思い合うことも許されなかった兄弟の呪縛からの奪還
利用しあうだけの関係が愛に変わり守るべきものへ変わる

エゴでここまで人間変わる ってのを存分に味わわされるんだけど

面白いわこれ
いやぁ ちょっと続き出してくれないかな…