DIYが楽しそうです。
久慈の実家への愛着が久慈という人をよく表していて、そこへ吾妻を迎えることが久慈の心の表れでもあると思っていたので、吾妻の伯父さんの家を買いリフォームして2人で住むことに感慨深いものがあります。
壁全面の本棚、壁をどんな色にするか…考えるだけでも楽しい。憧れます。
新生活の準備に内心浮き足立つ2人にわかるーと。慌ただしく大変だけど楽しさが伝わってきます。
日常の中でのナチュラルいちゃいちゃがとてもいい。大人ならぶらぶですね。
生きることは年を重ねることで、季節は巡るし、親のこともある。切ないこともあるけれど、誰と一緒に過ごすか。時の移ろい、2人の空気の描き方が変わらずステキです。
終盤の流れが完結?と思いましたが、続くんですね。よかったです。
小学生に傘を貸す久慈が不器用でツボでした。一人称「おじさん」好きです。
翻訳小言も引き続きおもしろい。続けてくださりうれしいです。
何巻か前からこれは久慈さん?と感じるお顔があったのですが、それも長編の味ですかね。
春太郎が明るいキャラで転校してくるところから始まりますが、1年1カ月遅れの理由を白血病の治療のためと自己紹介する。
ポジティブだと感じましたが、クラスメイトに気を遣わせ人間関係の強者になったと教師から指摘されなるほどそういう見方もできるなと思いました。だからと言って隠すのも違うし、どちらが正解ということでもないと思います。
春太郎に友だちができたりケンカしたり楽しい高校生活を描きながら、春太郎が骨髄移植により子供ができなくなったこと、翔太がデブだとからかわれ春太郎が庇ったことが翔太にとってよかったのか、担任がオカマキャラのように扱われるも実は女性で同僚の教師と不倫している…など随所にセンシティブな話題が盛り込まれています。
コメディの中に当たり前のようにぶち込まれている感じ。剛腕です。
そんな中でもオタクの真島と武田さんの創作エピソードが楽しかったです。
春太郎の姉も気持ちのいいキャラ。
よしなが先生の作品を全て読んでいきたいと思いながらなかなか進まず、次はとりあえずこちらの1巻を読みました。
コミカルなテイストで進みますが、お店がおしゃれでケーキが美味しそう。
ケーキを通してのお客様の人間模様がおもしろいです。
いちばん好きなのは佐和子さんと忠宏さん夫妻のエピソード。
佐和子さんが器の大きな女性で、今好きなケーキを食べ歩きできている忠宏さんに「白状なさい 幸せでしょ?」と言うところ。忠宏さんが気にかけている過去の事件のことも踏まえてのことだから重みがある。
その後、初めて笑顔になった忠宏さんを見て「あんまり可愛くなかったわ……」に笑いました。
美しい美味しいケーキを食べるとしあわせになりますね。
248ページのボリューム、内容ギュン詰まりな巻でした。
九代将軍家重、容姿や言動から心ない評価をされますが、体が思うように動かないだけで頭と心はちやゃんとわかっている。そこを見抜き思いやる田沼のシーンが切なかったです。こういうことっていつの時代の誰にでもあり得ることで身につまされました。吉宗や田沼や側室など理解してくれる人がああてくれると本当にありがたいと思えました。
吉宗はやっぱりかっこいいね。立ち姿も言葉遣いも考え方も。
善次郎が女ばかりの料理屋でいびられ、男ばかりの大奥でも新人いじめをされる。性別関係なくどこにでもこういうことはあると思いやられる。
が、一流の料理人の腕をふるってお幸の方と心を通わせるのはいいお話でした。
久通が裏で手を汚してこその将軍吉宗でもあったのか。それをもってしても2人はいい人生だったと。きれいごとだけではないわね。
そしていよいよ赤面疱瘡の治療法の研究へ。吾作(表紙)と平賀源内がよくしゃべる女性として登場。引き続き楽しみです。