藻とカレーさんのマイページ

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エキスパートレビューアー2025

女性藻とカレーさん

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入れ替わっちゃった

合本版を購入しました。
敵対するグループのリーダー2人が神社の階段から落ちて中身が入れ替わっちゃうというあの設定の始まり。

新崎のアホなところもアホかわいいとか全肯定で好きな当間がかわいいです。

2人の家庭環境が真逆でそれなりに馴染んでいくのもおもしろい。
中身が入れ替わったまま家や学校でどう過ごしたのかもっと見てみたいなと思いました。

再び神社で2人が会った時、まさかの狛犬たちの手に押され抱き合っちゃうのが笑いました。さすが縁結びの神様。
くっついてから当間が新崎に甘えるのもかわいかったです。

短編集

作家買いです。先生の初単行本なんですね。
不良ぽくかっこいい長身の攻め×少年ぽいかわいらしい受けという先生作品の原型のようなお話を繰り返し読めます。

表題作
くっつく時の2人の素直さがかわいかった。
龍正が憎めない奴なのがいいですね。

僕の先生は
目や横顔が切なくてきれいです。

先生と僕
両片思いとわかっていてどうくっつくのか楽しみながら読めました。先生がエロい。

恋に落ちたら
吉池先生が描かれる攻めはだいたい好みのタイプなのですが、こちらの神田川がまたとてもよかった。
寡黙で元ヤクザで。

共に暮らす家と時間

DIYが楽しそうです。
久慈の実家への愛着が久慈という人をよく表していて、そこへ吾妻を迎えることが久慈の心の表れでもあると思っていたので、吾妻の伯父さんの家を買いリフォームして2人で住むことに感慨深いものがあります。

壁全面の本棚、壁をどんな色にするか…考えるだけでも楽しい。憧れます。
新生活の準備に内心浮き足立つ2人にわかるーと。慌ただしく大変だけど楽しさが伝わってきます。
日常の中でのナチュラルいちゃいちゃがとてもいい。大人ならぶらぶですね。

生きることは年を重ねることで、季節は巡るし、親のこともある。切ないこともあるけれど、誰と一緒に過ごすか。時の移ろい、2人の空気の描き方が変わらずステキです。

終盤の流れが完結?と思いましたが、続くんですね。よかったです。
 
小学生に傘を貸す久慈が不器用でツボでした。一人称「おじさん」好きです。

翻訳小言も引き続きおもしろい。続けてくださりうれしいです。

何巻か前からこれは久慈さん?と感じるお顔があったのですが、それも長編の味ですかね。

ただの青春ものではない

春太郎が明るいキャラで転校してくるところから始まりますが、1年1カ月遅れの理由を白血病の治療のためと自己紹介する。
ポジティブだと感じましたが、クラスメイトに気を遣わせ人間関係の強者になったと教師から指摘されなるほどそういう見方もできるなと思いました。だからと言って隠すのも違うし、どちらが正解ということでもないと思います。

春太郎に友だちができたりケンカしたり楽しい高校生活を描きながら、春太郎が骨髄移植により子供ができなくなったこと、翔太がデブだとからかわれ春太郎が庇ったことが翔太にとってよかったのか、担任がオカマキャラのように扱われるも実は女性で同僚の教師と不倫している…など随所にセンシティブな話題が盛り込まれています。
コメディの中に当たり前のようにぶち込まれている感じ。剛腕です。

そんな中でもオタクの真島と武田さんの創作エピソードが楽しかったです。
春太郎の姉も気持ちのいいキャラ。

美味しいケーキで幸せに

よしなが先生の作品を全て読んでいきたいと思いながらなかなか進まず、次はとりあえずこちらの1巻を読みました。
コミカルなテイストで進みますが、お店がおしゃれでケーキが美味しそう。
ケーキを通してのお客様の人間模様がおもしろいです。
いちばん好きなのは佐和子さんと忠宏さん夫妻のエピソード。
佐和子さんが器の大きな女性で、今好きなケーキを食べ歩きできている忠宏さんに「白状なさい 幸せでしょ?」と言うところ。忠宏さんが気にかけている過去の事件のことも踏まえてのことだから重みがある。
その後、初めて笑顔になった忠宏さんを見て「あんまり可愛くなかったわ……」に笑いました。
美しい美味しいケーキを食べるとしあわせになりますね。

あめとつち コミック

庭田羊々 

素朴な味わい

素朴な絵柄が作風に合っていてステキです。雲の形がおもしろいし。ろくろがあざとらしいかわいらしさじゃないところが好きです。陶器のろくろもとてもかわいかった。

なんてことのないやりとりから2人が仲良くなっていくところがとてもよかった。
古い家、陶芸、コーヒー、ごはん…などの生活が素朴で豊かで、2人の雰囲気そのものに感じました。
直が陶芸をする手やそれを見る成田の視線が色っぽいし。

成田の「外からは見えないかもしれないけど 直さんが「いる」んだよね」のセリフがとてもいい。
それに僕も同じと言う直も。

あきらめた中で忘れられなかったもの

雨とくたびれたおじさん達の雰囲気がぴったりですね。
久我が人生終わったと思いながらなかなか踏み切れず流れで充に会いたくなる気持ちがわかり、すんなりストーリーに入っていけました。
充もまた違う種類のやさぐれおじさんになっていて、元美少年で色っぽい面影があるキャラデザインが絶妙です。
お互い言葉数はさほど多くないけど、様子を見ながら気になる感じが伝わってきて。
特に充は久我への特別な思いが漏れている感じの見せ方がとてもいい。
あきらめた先でまた会えたら静かにこうなっていくのがじんわり沁みていいお話でした。

大奥(9) コミック

よしながふみ 

時代のうねりをおもしろく

赤面疱瘡の治療法研究に向けての9巻。
青沼の誠実さと有能さが周りに認められていくさまがおもしろい。
黒木が好きなタイプです。
蘭学や蘭方医の良さや必要性を知られ普及するのはそう簡単なことじゃない。
そこを田沼意次や平賀源内などの活躍もありテンポ良く見せてくれて楽しいです。

次の代でも後継ぎ争いも変わらず起こっていて。
家重の最期は悲しかったけれど意次がいいことを言ってあげていて報われた気がしました。先生の視点がやさしい。

料理人の芳三がおじいちゃんになっても活躍していてよかった。

伊兵衛「他人様のお役に立っちまうじゃねーか!」がツボでした。

大奥(8) コミック

吉宗と家重

248ページのボリューム、内容ギュン詰まりな巻でした。

九代将軍家重、容姿や言動から心ない評価をされますが、体が思うように動かないだけで頭と心はちやゃんとわかっている。そこを見抜き思いやる田沼のシーンが切なかったです。こういうことっていつの時代の誰にでもあり得ることで身につまされました。吉宗や田沼や側室など理解してくれる人がああてくれると本当にありがたいと思えました。

吉宗はやっぱりかっこいいね。立ち姿も言葉遣いも考え方も。

善次郎が女ばかりの料理屋でいびられ、男ばかりの大奥でも新人いじめをされる。性別関係なくどこにでもこういうことはあると思いやられる。
が、一流の料理人の腕をふるってお幸の方と心を通わせるのはいいお話でした。

久通が裏で手を汚してこその将軍吉宗でもあったのか。それをもってしても2人はいい人生だったと。きれいごとだけではないわね。

そしていよいよ赤面疱瘡の治療法の研究へ。吾作(表紙)と平賀源内がよくしゃべる女性として登場。引き続き楽しみです。

大奥(7) コミック

よしながふみ 

吉宗の怖さとおもしろさ

江島の人柄の良さを見せておいて〜の謀略にかかってしまい気の毒すぎる。新五郎も。
月光院の働きで何とか江島の命を救えてよかった。
天英院と久通のやり口が怖いけど、あれくらいの器が天下人には相応しいのかもね。宮路様がお庭番だったとは。こういうのはおもしろい。

お信の頃は美しいキャラではなかったけど吉宗将軍になってとても美人ですよね。
中身と共にかっこいい。
倹約をして幕府の財政を立て直す手腕もいいけど、人の心の機微に疎いのが天然ぽくて好きです。
この先の吉宗も楽しみ。