原作既読
高校生からの拗らせで、
お互い影では褒めあっている、
営業成績優秀リーマンのケンカップルです。
キャストが発表されたときに、あまりにもぴったりで、
絶対に買おうと決意。
聴いてみて予想通りのイケメンぶりに
ただただ癒されました。
四ッ谷役の熊ちゃんは、色々なお芝居が上手ですが、
声質的にイケメンな役が合うし、自然です。
志藤役の千晃くんも、優秀で強気受けを、自然に演じておられます。
二人のイケメンぶりにキュンキュンしました。
二人とも年齢も役と近くて、
誇張され過ぎない、地に近い自然なケンカップルに仕上がっていました。
特典CDは付き合った後の甘とエロが収録されているのでおすすめです。
フリトは真面目な二人が真面目に役を掘り下げていて、尊いです。
イケメン×かわいいは、かさい先生のお約束ごとですが、
良い意味でそれが裏切られず、そしていつもどこかに登場する
謎のキャラクターが今回はお話を動かしていきます。
コミュ症でキャラクター好きの陰キャなすずくん。
彼の推しキャラクターである「かっぱちゃん」が
ものすごくキモカワイイです。
かさいせんせいって、こういいキモカワキャラが本当に上手ですよね。
このキャラだけで商品化してほしいほど大好きです。
お話はその推しキャラの制作者がクラスのイケメンだったことで進むのですが、
陰キャが自分のキャラのマスコットを握りしめてたら
そりゃあ愛おしいことでしょう。しかもコミュ症だから近寄ると逃げられる。
あとはもう、イケメンだから許されるごり押しと
純情陰キャがガクガクになっちゃうのを楽しむだけです。
それにしてもかっぱちゃんかわいかった。
毎回楽しみにしているシリーズです。
ここまでどのCP、どんなCPもメロメロハッピーエンドだったので、
春日×木菜もそうだと信じて読み進めていたのですが、
どこまで進んでも過去回想で、一抹の不安が胸をよぎり
読み終わって木菜が不憫すぎて胸が痛かったです。
お願いです、木菜を幸せにしてやってください。
春日はクズだけど、実は純粋だとか
同期にも呆れられて身方がいないとかいうことは
自業自得なので仕方がないとしても、
木菜に罪はありません。
人一倍頑張っているのは木菜です。
深津の時のようなシンデレラの奇跡を
木菜にも味合わせてあげたかった(号泣)。
恋インでハッピーエンドじゃないって初めてじゃないですか?
この話はまだ続いていくようなので、
木菜の幸せまで絶対に読みます。
春日×木菜に代わってセクシーを担当したのは
隙間の柳×先森ペアでした。
二人が幸せそうな分余計に木菜がかわいそうな9巻でした。
芹澤先生の作品を初めて読んだので、
ヤマトの男前さと、シキの美しさに圧倒されました。
現代ものでもよかったのかもしれないけれど、
それが更に古代に落とし込まれている耽美。
私個人としては古代という時代設定、
卑弥呼の後継問題や男の子だったという設定は、
歴史的評価には及ばず耽美の域から出ることはありませんでした。
神の力を失っても、
シキの知識で卑弥呼を続けることはできると判断して結ばれる二人ですが、
知識でどう統治していくかまで書かれていないので説得力が無く
二人の決断に無責任さを感じざるを得ません。
他の方も書かれていたとおり、知識でどう統治していくのか
人の姿で統治するメリットも、書かれるべきだったのかもしれません。
そうでないと二人が結ばれたのが、激情的なものだけになってしまって、
シキの魅力がぼやけてしまった気がしました。
アニメイト限定小冊子の内容は二人の求め合う姿が書かれており
耽美系BLとしてはこれをもって完成されるように思います。
本誌だけではどうしても歴史ものとしても、耽美系BLとしても
不完全燃焼だったので萌×2にしました。
どうしてこれ小冊子にしたんだろう?ページ数の問題でしょうか?
だとしたら上下巻にした方が良かったのでは?
とはいえ綺麗で読み応えある一冊でした。
とにかく表紙から見開きのカラーページから
熊猫先生の美しさへのこだわりがふんだんに詰め込まれています。
まずはお洋服の美しさ
デザインもかわいいですが、カラーページの色使い、
そして生地の模様やアクセサリーまで、
これ本当にBL漫画ですか?となるような手の凝ったもので、
じっくり見ようと思ったら、途方も無く時間がかかります。
見所満載です。
そして動物のかわいさ
熊猫先生の作品には猫やら猫やらかわいい動物がでてきますが、
今作のダチョウのミウもとても愛らしいです。
デフォルメされた体に、靴を履かされてゴーグル装着している姿は
かっこいいんだかかわいいんだか、正直その両方です。
ダチョウってこんなにかわいいか・・・
砂漠の景色の美しさ
砂漠の夜景が作品の中で大切な要素になっているのですが、
暗闇に飛ぶ砂の質感と、光のまぶしさが美しいです。
モノクロでこれだけキラキラして見えるってすごいと思います。
先生の拘りと美学が凝縮された一冊です。
最後に一つ、突っ込みを。
「初のファンタジー」と仰っていますが、「愛は金なり」の天使と悪魔の世界も
れっきとしたファンタジーではないでしょうか?
ソラくん165歳とか言ってませんでしたっけ?
ストーリーとBL具合より画の美しさに軍配が上がりました。
原作既読
ツンツンなSubの受正己が、Domである攻めの悠生大きな愛情を受けて
命令を喜んで受けるという、Subの属性を受入れるまでのドラマです。
正直音声化されると知って、不安はありました。
オメガバースでもない、SMでもないこの短くて強い命令関係をどう表現されるのか・・・。
リーフレットのキャストトークにあったように、主演の二人がDomSubについて掘り下げて考えてくれたことで、とても丁寧に表現されていたと思います。
コマンドになる台詞は、すぐにそれと分かるような音声処理がされていましたし、
悠生が、あくまでも「同意なくしてコマンドは使わない」ことを徹底しているので、音声劇でもDomSubが良いスパイスになっていました。
受け役の小林千晃くんは、主演2作目とは思えない落ち着きぶりで、
コミカルなシーンはよりコミカルに、シリアスなシーンはぐっと引き込む
演技力があります。正直ずーっとしゃべってるのですが、
説明調、悠生との関係の変化で、変わっていく正己を見事に演じ分けられていました。
一つだけ言うとすると、喘ぎのボリュームはもう少し抑えめの方が色っぽいかも。
(個人的な感想です)
攻めの山下誠一郎くんは、本当に優しい、温かい、包容力のあるスパダリでした。
誠ちゃんの声ってなんでこんなに真っ直ぐなんだろう。
今回主演の二人(大沢組)が仲良しで年も近いこともあって、
逆キャストもあったんじゃないかと思いましたが、
誠ちゃんの声の温かみが、この優しいDomには必要でした。
神評価にしなかったのは、私はすごく好きな二人のキャスティングですが、
声のトーンが少し似ていて、初めて聴く方には聞き分けにくいのではないかと感じたからです。
なんかもうすごく瑞々しいんです。
最後に初回特典の小冊子は必見です。
端的に言うと、修正が甘い気がします。
久しぶりに全く闇の無い作品を読みました。
平和、平穏、でも画はエロい。
上巻でくっついたカップルの、独占欲と欲しがりモダモダが描かれた下巻です。
攻めの大学生は、人たらしの末っ子なのに、お兄ちゃんぶりたい。
受けの高校生は、コワモテイケメンのおかんなのに、甘えてみたい。
スペックと願望が入れ違った二人が付き合い始めて、
問題にも目を反らさずに関係を深める、ひたすら恋愛の話です。
こんなに平和なゲイカップルっているんだろか?
男女ものに置き換えたら、どこかで見たアニメみたいでした。
闇なくエロいので、ストレス解消にはもってこい。
小冊子は、受けの高校での学ランエッチです。
原作既読
画で見ていた時も薄々感じていたのですが、「ようこそBL研究クラブ」との既視感がならぬ既聴感がwww・・・。
受がお金に困っていてチョロイところや
攻の二人の、一人チャラで一人寡黙なところとかがもう、
あれ、これ聴いたことある?となってしまいました。
突っ込みどころとしては、興津さんの3P出演率の高さ!
かつて「3P声優」と呼ばれた事のある佐藤拓也さんに負けていないです。
今年に入って既に2本の成績ですよ!
過去作品も含め、興津さんの3Pには安心感しかないです。
全体的な感想としては、懐かしいと感じるくらいの安定感があります。
興津さんのチャラ攻めに引っ張られるように、若手二人も頑張っておられます。
こんなに複数枚近時期発売にならなければ、もっと注目されていることでしょう。
フリトおすすめです。初受けの榊原君が面白くて、
よい声の2人が笑う的なとても温かいフリトでした。