コミック

  • ハビービーにくちづけを

ハビービーにくちづけを

Habibi ni kuchizuke wo

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ハビービーにくちづけを

ザック・モア,北の大陸出身の大陸ルポライター
グレース,砂漠の国の宮廷司書の家系の図書館の主

その他の収録作品

  • きんぎんすなご(描き下ろし)
  • カバー下

あらすじ

異国、運命の出会い──
世界中を旅する金髪碧眼のザック。砂漠の国の富豪・褐色肌のグレース。
出会った瞬間から、相性最悪な二人。
俺様なグレースに振りまわされるザックだが、
グレースの館で働くことになった。
夜、寝所に呼ばれたザックは、キスされ押し倒されていた──
「身の回りのお世話」って「夜伽」のこと!?
攻守バトル勃発・ロマンティック冒険物語

作品情報

作品名
ハビービーにくちづけを
著者
熊猫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics iHertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032908
4.1

(128)

(51)

萌々

(54)

(13)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
24
得点
516
評価数
128
平均
4.1 / 5
神率
39.8%

レビュー投稿数24

”にじいろくじら”と色づく世界の始まり

『愛は金なり』シリーズに続いて読んだ熊猫先生の作品です。

大陸ルポライター ザック モアと宮廷司書の主 グレースのお話。

――大陸歴309年
7つの大陸は和平協定が締結され、戦争に終止符が打たれました。
それにより、世界に平和が訪れて人々は自由に大陸を往来するようになりました。
世界中を旅して”旅のしおり”を作っているザック。
ある目的のために砂の大陸サンドラ…別名「太陽の国」に到着します。
立ち寄ったギルドで仕事を探していると、図書館司書の募集が目に留まり…。

美しい表紙に惹かれて手に取りましたが、中身も期待を裏切らない素敵な作品でした♡
独特なタッチと作品の世界観が見事に融合されており、カバー下も含めて、初ファンタジーに挑戦した熊猫先生が心を込めて描かれたことが伝わります。
個性豊かなキャラも魅力的で、背景や建造物、服飾品など細部にもこだわりを感じられました。
また、きちんとストーリー構成が考えられていて、最後まで予想が出来ない展開になっています。
読後は、愛と優しさで心が満たされますよ。

北の大陸からやって来たザックは世界中を旅して旅行記の執筆をしています。
今回サンドラを目的地にしたのは…昔ん読だ絵本の舞台だったから。
――それは、地図職人が見た“にじいろくじら”のお話。

一方、グレースは砂漠の大陸の富豪で代々続く宮廷司書の家系です
褐色の肌に黒い瞳の美形。
しかし、昔の事故が原因でグレースの瞳は色が見えなくなっていました。

街中で出会ったグレースに興味を持たれたザックは、図書館司書として雇われることになります。
執事のティートから「君主の身の回りの世話」も仕事と教えられたザックですが、それには「夜伽」も含まれていていました。
まさかの事態に混乱しているとグレースからキスをされ、催淫効果のある蜜を局部に…。
ここからは、本編をご覧ください。
全体を通して物語には伏線が張られていますので、ザックとグレースのセリフや表情にも注視してくださいね。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、執事のティート、屋敷の侍女たち、街に住む少女 ルキと母親が登場します。
もちろん、ザックのパートナー ミウ(駝鳥)も重要ポジですよ。

Hシーンは、エロくて妖艶です。
最初は、まさかの…と思ったら違いました。
さすが執事だけあって、ティートはいい仕事するな(笑)
おすすめは、本編最後の気持ちが通じ合ったセックスです。
2人の愛情と喜びが溢れ出て、まるで鮮やかな色彩を纏っているような錯覚を覚えました。
恥かしがるグレースがめちゃくちゃ可愛い♡
ちなみに、紙は細めの短冊です。

描き下ろしは、本編のその後のお話です。
グレースは感じていました。
夜を共にすることが減り、会話もぎこちなくなった…と。

“にじいろのくじら”がもたらした奇跡と感動。
ザックの旅の終着点は、グレースとの新しい人生の始まりだった。

タイトルのハビービーはアラビア語で「愛しい人(男性)」と言う意味です。
2人には永遠に愛し合って欲しい (〃艸〃)♡

コミカルなテンポの中に味わえる甘くて切ない大人の童話。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい素敵な作品です♡

10

行きたい 触れたい 食べたい

色彩煌びやかなカバーが素敵で見惚れます。異文化や童話、外国の図書館、花や街並みや砂漠に民族衣装と、ファンタジーというよりも異国情緒がたっぷり楽しめてワクワク出来る作品でした!
旅人の降り立った街のお話はやっぱり面白い。
気軽に旅できない今だからこそ、より楽しく感じるのかもしれません。
タイトルはアラビア語の「愛しいひと」からですかね。

白人の旅人と褐色の男と街の人。
独特の絵のタッチで、背景に花や紋様を仕込み、肌や髪と瞳の色、服色の配色を語り…
ああっ全編カラーにして欲しい!!!!
それは正しくこのお話の為にある欲望で、ちゃんと意味があった事に少し涙が出ました。
そこに感動したので、表紙の素晴らしさと合わせて神ボタンを押しました。

表紙から期待していた程、話の流れにそこまで捻りも濃さも感じませんでしたが、その分描き込みの多い紙面に浸れて良かったかなと思います。
何処かで見た組合せと感じるところもあるのですが、テーブルや床に大きな柄があったり(だからちょっと見辛さもあるのだけど)、これでもかと咲き誇る花や風や砂だったり、拘りが詰まっていて見ていて楽しい。そして個人的に心休まるのは、コピペのコマがないところ…!

話の流れに対してエロの挿入は強引だったけど、体位や男の人の骨感がとても良かった。
シーモアで購入しましたが修正かなり小さくて、作品の雰囲気が壊されなくて良かったです。リバや3Pを期待したシーンもありましたが結局無かった(笑)。

9

カバーから

これは紙本を手に取って欲しい。
カバーの色遣いに惹かれるし、手触りがまるで綿密に描かれた油絵のような加工がされている。カバー下にも物語のあれこれが書いてあり楽しい。
物語はとある世界の本で繋がる異文化交流。
世界を見て歩き旅のルポを描いている金髪碧眼のザック。砂漠の富豪の褐色肌のグレース。
出逢いが最悪、相性も最悪でザックはグレースに振り回される。それでも、グレースの館で働き始めるザックだが、その仕事が、、、、、。
作中に出てくる絵本も読んでみたい。
もちろん今作品も絵本もカラーで全てを見てみたくなる作品です。

7

絵本のようです!

絵本が物語に深く関わっているのもあるのですが、絵柄も絵本のようで良かったです!
描写がめっちゃ綺麗でした!
衣装も綺麗で、本当に旅したくなりますね!

砂漠の国のお話で、表紙は肌色多いですがストーリーはエロ特化ではなく、冒険も入っています。
その描写がまた綺麗なので、紙がオススメ。
カバー下は、旅行記事のようでカバー外したらBLかも分からないくらいです。
裏表紙も綺麗でした。

























紙本購入
修正は細め白短冊です。
ナニがとは言わないけどめっちゃ良いです。

6

君の瞳の色は?

大大大好きな熊猫先生が描かれたファンタジーBL!もう否応にも期待しかできませんね!

異国情緒溢れる色彩と、細やかな背景は本当に美しくて目の保養です。白黒で描かれているのに、何色だろ?綺麗なんだろうなぁと妄想を掻き立てられます。
そのような世界観がある中で受のグレースは色を識別することができないという設定にドキッとしました。今まで大して不自由なかったけど、愛する人に出会ったことで相手の肌の色、髪の色、瞳の色が分からないことがこんなにも苦しいとは、、、わぁぁせつないーーー!

両思いと気付いた後のあまーい展開とグレースのある変化後の2人はもう、、、むふふ_:(´ཀ`」 ∠):

今まで読んだことのないBLのジャンル、ほんとーに面白かったです!

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP