秘め婿

hime muko

秘め婿
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神71
  • 萌×235
  • 萌15
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

39

レビュー数
27
得点
543
評価数
127
平均
4.3 / 5
神率
55.9%
著者
芹澤知 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526096

あらすじ

大切な幼馴染・シキを祭りの贄にされ喪った少年・ヤマト。
告げられなかった恋心は強迫にも似た激情に変貌し、
青年になったヤマトに男子禁制の宮中入りを果たさせる。

「…本当にシキが、卑弥呼なんだな」
国を統べる王にするため人ならざる力を受け継ぎ、
シキは生かされていたのだった。

今度こそ、そばでお前を守りぬく。
そうしてヤマトは想いを殺し、従者として添い遂げることを誓うがー…?
前代未聞のヒストリカル・ボーイズラブ…!!

表題作秘め婿

ヤマト,8→18歳,村長の息子
シキ,7→17歳,ヤマトの村に住む少年→女王・卑弥呼

その他の収録作品

  • 資料設定
  • 見張り役(描き下ろし)

レビュー投稿数27

1冊では題材が壮大すぎた

皆様ご存知卑弥呼(のような)物語。巫女となるものの性別は問わず…という方向で合っているのかわからないけれど、民衆の子のなかから選び育て前任の巫女と替われるときが来たら交代。という巫女候補に選ばれたシキ、大陸にルーツを持つ民族の生き残り?なのか赤い瞳を持っています。そのシキを小さなときから大好きなヤマト、シキがムラから消えて自暴自棄な生活をするようになって…。序盤からもう少し話を広げられる要素がたっぷりの作品です。

まぁふたりは運命に引き合わせられて信用度と愛情を爆上げイベントを経て巫女をやめる決心をしたシキはヤマトと生きていく…なんですが。
やはり早足の印象が否めない。
InRedの連載中も追っていましたが、なかなか理解するのに何度も読み返しました。
出版社が別のところなら緩やかに連載も出来たのかもしれませんね。
InRed、大好きな電子雑誌だけにこの早足はもったいない…

0

男の卑弥呼

歴史物が好きなのと表紙の赤い雰囲気に目を奪われイラストも綺麗だったので購入しました。
中面も表紙と同等に綺麗を保ったままで凄い画力だと思いました。

卑弥呼であるシキの心情が割と最初から読み取れて予想出来てしまったのでもう少し謎めいていても良かったかもしれません。

また、結構壮大なスケールの物語でしたがラストが駆け足だったように思いました。
なので最初はヤマトと行為をすることを避けていたシキが最後は案外あっさり…受け入れたように感じました。

1

ヤマトとシキの物語

『邪馬台国の卑弥呼』
歴史が苦手なわたしでも聞いたことのある人物の名前。
その卑弥呼という謎多き不可侵な存在を巡り運命を変えられ翻弄されてしまうヤマトとシキの物語。

特にシキの境遇は辛く、残酷ともいえます。
自らの身体を作り変えてクニを背負うという重責を全て独りで抱え込んで…。
そのシキの精神的な支えとなっていたヤマト。

ヤマトの強い想いに心が揺らぎ、助けを求めるシキの姿がせつなく、ラストの選択は『卑弥呼』としての立場から考えるとクニや巫女の力のこともありやや飲み込みがたい部分もあるのですが、『シキ』としての立場では納得のいくもので、この先起こるであろう困難もヤマトと共にきっと乗り越えていくんだろうと感じさせてもらえました。

今まで幾度となくシキが越えてきた孤独な夜。
いろいろなものから解き放たれて無防備に眠るシキの穏やかな寝顔が印象的で胸がぎゅうっとしました。
これからはヤマトがずっと隣にいてくれるのでよかった…。

史実も絡めつつたくさんのエピソードが詰め込まれていて、美麗な絵も相まってとても読み応えのある一冊でした。

2

人間、よく眠るのが一番だよね

まずは圧巻の画力に心奪われました。力強い目の威力に、あっという間に物語に引き込まれます。

ストーリーは、邪馬台国の卑弥呼について。もともと諸説あるので、これもありかな、くらいで読むといいと思います。歴史が好きで拘りがある人にはオススメしません。色々細かく卑弥呼には設定があったのが、とても分かりやすくて良かったです。ほんとに一冊に収めるには勿体ないほどの重量感で、映画を見ているようでした。

そして卑弥呼であるシキの美しさよ。ヤマトのカッコ良さよ。最後の人に戻る交わりのシーンのエロさよ。最高でした。仰け反るシキの肋が浮き出てるのが、めちゃくちゃエロいと思うのは、きっと私だけではないはず(笑)

最後も綺麗に纏まっていて、スッキリとした読了感でした。まー、新たな巫女様になるであろう赤ちゃんを2人で育てる所も見てみたかった気もしますが、あれはあれで良い終わり方だったと思います。しかし、この本が売れまくっているようなので、続編出ちゃうんじゃないかなーと、心配と期待の間で揺れ動いているのも事実です。

4

美しい男達、います!

前作グレープフルーツムーンから大きく作風が代わり表紙タイトルから圧倒的な存在感を放つ今作
日本人なら誰でも知っている邪馬台国の卑弥呼が男だったならという設定がその美しいキャラクター達により魅力的に描かれている

幼い時から異能を持っていた少年シキと彼を守っていた幼馴染ヤマト
ある日卑弥呼に見染められたシキは贄に指名され村の安寧のために炎の中に消えてしまう
残されたヤマトはシキがどこかに生きていると信じてシキを探しながら生きてきた
そんな2人が青年になった偶然再会するが…シキはヤマトを拒み…

卑弥呼が神であり異能者であり続ける為に守られなければならない秘め事
女の卑弥呼に支えることになったヤマトに課せられた秘め事
沢山の秘め事の中
シキとヤマトの互いを思う気持ちも秘め事だけど
真っ直ぐにシキを見つめるヤマトの瞳にはひとつも翳りがなく美しいです

何より男達が美しい

物語は一冊にまとめるためか少し性急だったり物足りなかったり緩急の付け方が私の心地よいリズムではなかったので評価を悩みましたが
2人の装飾のされ方の違いによる美しさの違いも含めて
この逞しく美しい男たちには一見の価値ありと思い評価は神にしました

4

壮大なスケール

【グレープフルーツムーン】で作家様の作品が大好きになりこの度も購入しました。
【グレープフルーツムーン】とは全く違う世界観で、世界観が圧倒的でした。
圧倒的すぎて皆様のように上手い感想がかけないのですが
もはやBLの枠を超えているな…と思いながら読んでいました。
きちんとボーイズラブしているのですがそれだけで収まらないお話で
ほんとにすごいの一言でした。

最後少し駆け足になってしまった感じがあるのですが
それにしても1冊にこんなにお話を広げれるのがすごいなぁと思いました。


単話で読んでいたので描き下ろしを楽しみにしていたのですが、
描き下ろしは1Pだったのが少し残念です。
でも、設定資料が載っていたので
そちらを読めたのはよかったです(*´ω`*)

1

人ならざる能力者。謎の女王・卑弥呼

第一印象。
強くて優しいお話…
結局のところ、幼い頃からずっと一緒だったのに引き離されて、の初恋が、ドラマチックな再会ののち、一途愛で成就。というお話なのかな。
それが壮大な「卑弥呼神話」と組み合わさってBLとして繰り広げられている。
謎の女王・卑弥呼…
こういうの、大好きだったなぁ昔。邪馬台国は何処にあった?とか。
今の私は正直歴史苦手人間なので、これくらいのなんちゃって具合が読みやすいです。
「卑弥呼」とは能力の継承であり、紅い眼を持っていたシキが選ばれてしまった…という真実。
シキを失ってしまった、と思っていたヤマトは偶然の再会の後、執念にも似た強い気持ちで宮中へ、シキの近くへ。
卑弥呼としての役割の重要さも受け継いだシキは、すぐには「恋愛」はしません。
そんなストーリー展開は私には好ましかったです。
なんといっても2人はまだ少年とも言えるような年齢。
だからか2人の恋はとてもまっすぐで真剣で、でも同時にまだ青さもあり。
お互い若くても大きなクニの役割を担っているわけで、そこをちゃんと考えている所が良かった。
だからこそ2人の切なさも増すというもので。
ただ…
結局結ばれるのはお約束とはいえ、ほんとに普通の人間に戻って良かったの?
周囲はどうなるの?という疑問。
内外に卑弥呼が王である、と知らしめたのはともかく、儀式や神託は?
次の紅い眼を持つ者の暗示もあるけど、空白期はどうすんの?
…とか。そんな事を思ってしまった。

絵はとても綺麗で好み。私は長髪も刺青も大好きなのでこの2人ドンピシャ。
総合「萌」で。

2

もったいなさすぎる

ほんとうにもったいない!
1巻のページ数は、この設定を活かすには少なすぎます。

2人の恋路としては、別れからの再会というざっくりした流れでは王道だと思います。
けれどその道を彩る設定が、重厚感があります。
その厚みが、ほとんどモノローグでダイジェストに語られていて...
面白くて良い設定なだけに、少しだけ残念な気持ちになってしまいました。
最後の方、気になる終わり方だったので、続きがあるのでしょうか...

設定の活かされ方に思うところはあるものの、2人の恋路は萌えました。
お互いにお互いのことを想っていて、どれだけ高い壁でもあきらめずに挑んでいく。
物語の終了からが、この2人の本当の試練だと思いました。

2

神は何故誕生するに至ったか。

「日本書紀」を少し齧った事のある人なら馴染みがあるだろう。卑弥呼の事は教科書でも学ぶが、私はそもそもあれは何処までも伝承と神話を引っくるめたものだと思っている。
かつて。邪馬台国と呼ばれた地域に卑弥呼と呼ばれる巫女が居た。
「魏志倭人伝」というのもあったわね。むしろこの、外から「倭人」を見たというこちらの抜粋の方が本作のリソースになっているのかも。
1000人の従者、たった1人の男の世話係、とかね。
いずれにしても「伝承」や「神話」には、不確かなところがあるからこそ、作家様の自由な発想が膨らんで行く。それがとても興味深く面白い。
卑弥呼は何処から来たのか。
ただBLだからと男女逆転にしたのでは無く。人ならざる者として、伝えられて来た儀式。
天気読みだけでは無く、供物を食す事も無く、生きながらえている事。
その神秘性も相まって、とてもロマンティックなのだ。
この精神性と神秘性を、次代に繋いで行かなければならない「宿命」。
先代がたまたまシキを見つけた時、どんなにか安堵した事かと思うと、胸を締め付けられます。
この赤い瞳を持つ子供に、過酷な運命を背負わせなければならない、という事と。これでやっと人に戻れるという安堵。それは少なからず罪悪感を伴う事でもあったと思うのです。

また、ヤマトと言われるとどうしても私たちはあの「日本武尊」もしくは「倭建命」を思い浮かべてしまうが、彼もまた豪気で勇敢であった、という以外の逸話は「神話」の域を出ない。「魏志倭人伝」にあった「たった1人の男」と「日本武尊」を結び付けるのは些か強引かもしれないが、ああ、あの「ヤマト」ね、と何となく納得させられてしまうし、寧ろそうであって欲しいなんて思ってしまうのだ。
「神話」の時代、やんちゃで勇敢なあの男が、巫女にとっての「たった1人の男」であって欲しいと願わずにいられないのだ。
彼は、必ずシキを護るし、永遠の愛を誓う。

「魏志倭人伝」には、卑弥呼亡き後、卑弥呼以前にそうであった様に、邪馬台国はまた長きに渡る動乱の世を迎えた、とある。しかし、睦み合う彼らの傍らにまた、不思議を担う赤ちゃんが目覚めるという描写で締め括っている新たな夜明けを感じさせて、明るい。
他の方も触れていらっしゃる様に、ドーンと長編で描いて頂きたかったな、と欲望は募ります。これこそね、大河ロマンだと思いました。

絵も素晴らしい。ヤマトの凛々しい体躯に描かれる刺青。これはエロい。
景色や、細工の描写など。
天気読みをしている聡明なシキが、虹の麓に行けると思い込んでいたのが可愛いし、その虹の麓で口付けする2人にも惚れ惚れ。

4

神評価以外付けられない

読み終わってからの、心のざわめきとその後の放心。素晴らしい作品に出会った時は、いつもこんな感じです。

幼少期のシキの瞳や涙の美しさに惹き込まれ、そして贄となり焼かれる直前のシキの目。それを止めることが出来ないまま、叫ぶヤマトの姿が凄く印象深く、その後語られたシキが卑弥呼になるまでのことなど、かなり胸が締め付けられました。
はっきり言って、壮大で私なんかがレビュー書くのはおこがましい。。。
たくさんの方が、この美しい絵と、素晴らしい物語に酔いしれてもらえたらとばかり思います。

最後も本当に好きです。ここで終わりではなく、この先があるのなら読みたくなる終わり方です。

5

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う