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美人α同士の攻と受。その美しさに眼福この上なし

※2022年12月4日時点で連載中です。

ちるちるさんで紹介されていて、絵があまりにもキレイな作品で一目惚れしてすぐに購入。2022年12月4日現在まだ連載中ですが、とにかくドはまりして、途中経過だけどどうしてもレビューしたく、投稿してしまいました。

この物語はオメガバースで英国が舞台。主人公のカーライル・フロストは名門貴族の御曹司のαで、当家は優勢αを輩出するために、血の維持に執着するというお家柄。優勢αを輩出するためには高貴な一族同士が結ばれるべきとの考えのもと教育されてきた。

優勢αっていうのは一般のαよりもさらに能力が高く、人口の1%しかいないとされている人々。これもこの作品の中での特殊な設定になっています。

貴族からしか優勢αは輩出できないと固く信じる祖父、そのためαの発情期となるラットの期間には、家が決めたΩ以外と恋に落ちないよう、同じΩとのセックスを禁じるなど、カーライルを取り巻く事情はまったく自由がなく、選択肢がなく、とても制限されている。

この作品ではオメガバースの設定の説明は特にないのですが、αの発情期に当たるラットが設定されています。ラットってαがΩのヒートに当てられて突発的に引き起こるものと思っていたけど、この作品ではαにもΩと同じように定期的に発情期がある設定のようです。

カーライルはそんな自由や選択肢のない生活でも、自身が貴族の人間であろうとすることを忠実に守っていて、本当に痛々しいほどに我慢しているし、なかば諦めに近い感じで従っている。

そんななか、6年前の大晦日、ニューヨークのタイムズ・スクエアで年明けのタイミングを迎えたそのとき、偶然に1人のαと出逢いキスをする。ただそれだけのことだったが、カーライルは初めて見知らぬ人とのキスを交わし、そのことがずっと心に残り続けていた。

一方でカーライルはΩとのセックスを義務や業務の一環としか捉えられず、そのことによる心的ストレスからオーガズムを感じられなくなっていた。その治療の一環として、主治医から提案されたのが、「Ω以外とのセックス」。その相手としてカーライルの弟の恋人から紹介されたのが攻のアッシュで、アッシュは6年前にタイムズ・スクエアでカーライルとキスを交わした本人でもあったが、アッシュはそれを覚えている素振りは見せなかった。

カーライルはセックス・パートナーとして2ヶ月間、アッシュと毎週末を過ごすことになり…というお話。

まず、この作品はとにかく絵がキレイ。あとオメガバースで、α✕αの作品ってここ最近は少し増えてきましたが、やっぱりまだ設定としては珍しいかなと。

また、韓国の作家様の作品なんですが、韓国BLって筋肉質でめっちゃガタイがいいガッチリ系が多いと思うのは私だけなのか。この作品の2人もめちゃくちゃ筋肉ガッチリ系で男らしい体格です。ガチムチ受が何よりも大好物の私にはドはまりでした。

私はカーライルが超好みのタイプで、カーライルにドはまりしていると言っても過言ではないのですが、攻のアッシュは美しいオッドアイが魅力的な超イケメン、受のカーライルも超美形で2人とも完璧な容姿の典型的なαという感じで2人の絡みは超眼福。

若干、攻のアッシュのほうがカーライルより背が高いんですけど、これが超絶萌える。カーライルも背が高くて美形でスパダリαって感じなんですけど、そのカーライルが顔を赤くしてアッシュを少し下から見上げる描写がとにかく萌える。

カーライルは頭も良く聞き分けも良く忍耐強く、本当に真面目で忠実な人。冷静ではあるけど、大人しくて引っ込み思案な部分もある。そんなカーライルを紳士的に優しくおおらかに包み込みながら、だんだんと緊張の糸をほどきカーライルを誘っていくアッシュが神的にかっこいい!

いくら治療のためとはいえ、αとセックスをすることに戸惑いを隠せないカーライル。アッシュはそんなカーライルを気遣い、無理やりにはせず少しづつ距離を縮めていくんですけど、押したり引いたりして駆け引きも上手。あんなに雄みたっぷりに押されたら、誰でも陥落します…。

アッシュがカーライルに雄みを見せるときって、腰をギュッと抱いたりスキンシップが密。首筋や耳へのキス、とにかくカーライルに甘々で最高にかっこいい。

セックスに行き着くまでの描写も丁寧でカーライルの葛藤が丁寧に描かれています。そして、初めてのセックスはアッシュの優しさが神!加えて、何をするにもカーライルが真っ赤になってアッシュを受け入れる描写も神すぎて何回も読み返しました。もーとにかくカーライルが可愛すぎて悶絶しました!!

さらに普段は髪をオールバックにしているカーライルが、シャワーを浴びて髪を下ろすとめっちゃ可愛くて、受みがとたんに出てくるというマジック…眼福すぎて言葉なし。

セックスが終わったあと、キッチンでのキスシーンもまた神。カーライルが伏し目がちにキスを望むとそれに優しく応えるアッシュ。ここの描写は互いへの愛おしい雰囲気が伝わってきて大好きなシーンです。

カーライルは6年前のアッシュとのキスを明確に覚えていて、強烈に魅了されアッシュのことが好きだと自覚するんだけど、期限付きでいつかは終わるこの関係を自認し自分の気持ちに蓋をしようとする。

この関係を始めるとき、カーライルがアッシュに不必要な感情の介入をしないことを望むんですけど、カーライルはすでにアッシュのことが好きになっていて、アッシュはカーライルに愛情たっぷりに接しますが、まだどこか一線を引いてカーライルの出方を待っているような様子。今後の2人がどのようになっていくのか、毎週金曜日が待ちきれなさすぎて、何回も読み直してしまいます。

いずれニューヨークでの出来事の伏線を回収する流れになるのかな?と思いたいですが、まだ物語はこれからも続くので引き続き追っかけたいと思います。

快楽を探究するガチムチ受の可愛さよ

この作品は単話でも購入していてその際も完結前にレビューを投稿していたのですが、完結して販売されたため再度レビューを書きました。

さらなる快楽を探究しお尻の開発にいそしむ受の佐伯。だがチャレンジしすぎて消化器科のお世話になることに。そこで診察してくれたのが、長髪イケメンの医師、桐嶋。佐伯の飽くなき快楽への探究に付き合わされることになった桐嶋だったが…。というあらすじ。

以下ネタバレ含みますのでご注意ください。

とにかく受の佐伯がめちゃくちゃ可愛いんです。快楽への飽くなき探究(笑)まず二人が初めてセックスするのも、佐伯がどうしても前立腺の位置確認をしたくて(笑)桐嶋に迫るんですけど、最終的には佐伯の力技で強引にセックスに至るんです。こんな展開あるかーい!って感じなんですけど、とにかく未知の快楽へ素直に開放的に探究する佐伯が可愛くて仕方ない(笑)

その後、桐嶋も佐伯にペースを乱され絆され、二人はセフレの関係に。なんだかんだで佐伯のペースに乗せられ、あれよあれよという間にセフレになるんですけど、受け入れる桐嶋もすごい(笑)セフレになってからも、どうしてもメスイキしてみたい、と桐嶋に話す佐伯(笑)快楽に正直で、そこしかないのか?と思いつつも、嫌味もなくほんとに心底そう思っているところがまたまた可愛くて仕方ない(笑)

始まりこそ、かなり強引に桐嶋とセフレ関係に持ち込むんですけど、佐伯は回を追ってだんだんと桐嶋を本気で好きになっていくんですよね。

桐嶋への想いを自覚してからの佐伯は、いじらしくて、乙女で(笑)本当にピュアで一途。セフレ関係に慣れてきた頃、桐嶋がムードを出すために、セックス中、佐伯に好きですって囁くんですけど、桐嶋への想いを自覚した佐伯はそれが本物ではないことを知っているだけに苦しくなってくる。セフレから始まった関係だし、本気で桐嶋のことを好きになってしまって思い悩む佐伯のピュアな気持ちにキュンキュンしました。

後半はセフレ解消を伝えられた桐嶋が、佐伯が別の男性といるところに遭遇し嫉妬して激しく佐伯を抱いたりして、桐嶋自身も佐伯に対する感情が変化していく。

このときの桐嶋が男らしくって感情むき出しでめちゃくちゃかっこいいんです!佐伯から本当の気持ちを打ち明けられ、やっと自分の気持ちにも気づいた桐嶋のその後の男らしさったら!桐嶋は長髪のイケメンで頭も良く理性的なんですけど、最後にキメるとこはキメる。セックスすると甘えたになる佐伯もめちゃくちゃ可愛いし、それを見る桐嶋が佐伯のことをかーわいいって言うところなんかは二人の関係性がすごく出ていて最高のハッピーエンドでした。

単話で読んでいたときも、話のテンポがめちゃくちゃ良くて、どんどん読み進められたし、最初はコメディタッチなんですけど、佐伯が気持ちを自覚してからの展開がすごく可愛くて、話の流れがめちゃくちゃキレイにまとまっていると思います。ストーリー展開がしっかりしているので、何回読み返しても面白い。

それに絵がめちゃくちゃキレイなんです!私はガチムチ受が大好きなので購入した、というのもありますが、画力がすごく高くて絵が上手だなーって思って買った部分も多分にあります。やっぱり絵がキレイって本当に重要だなと。

またこの作品はとにかくエロい(笑)1話に必ず1回はヤッてるし(笑)画力も高いのですごい絵力なんです。個人的感想ですが、ガチムチの佐伯の身体が素晴らしく、こんな筋肉ガチムチ男が可愛らしく甘えたになって感じまくっているところが超絶ツボで、もう本当に最高。

長髪攻は私は個人的にはあまり刺さらなかったですが、一貫して二人は敬語で会話しているので、桐嶋の敬語攻がめちゃくちゃ良くて、エロさもたっぷり。凸凹カップルなんですけど、桐嶋が佐伯をちょっとSっぽく攻めてるところが、佐伯の甘えたと相まってこれまた最高なんです。

ストーリーも絵もとっても素晴らしく、この作者様の他の作品も読んでみたくなりました。エロエロなんだけど、ピュアで可愛いガチムチ受を愛でられて、最高の作品です!

「筋肉ガチムチ強強受好きすぎる」に尽きた

木原音瀬先生の大ファンであり、筋肉ガチムチの強強受を何よりも愛する私にとって、こんなにストライクな作品が読めるなんて…!
Twitterでこの作品の発売を知るや否や、真っ先に予約し配達される日を今か今かと待っておりました…。そしてすぐに読了。はぁ…。私は一生、筋肉ガチムチ受を愛していくんだなと、勝手に悟りました…。

すでに多くのレビュアー様があらすじや感想を書かれているので、あらすじは省略して感想を書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。

私は創作である以上はファンタジーの設定でもあまり気になりませんが、今回の設定はダメな方もいるかもしれません。私は同人誌などほとんど読まないのもあって、商業ではあまり見られない(のかな?)特殊設定みたいなものにとても疎く、実は帯にある、フタ✕✕というのが最初「?」だったんです。
で、読み始めて、✕✕のところに入る文字を調べて、へー、なるほど。そんな設定あるのね、みたいな感じでした。

ファンタジーなんですけど、そのように設定されていればあくまで物語の中の設定なので、そーゆーものなのね、ふむふむ。みたいな感じでどんどん読み進められました。国の名前や都市の名前、生息動物など非常に細かく設定されていて、あっという間に没頭していきましたが、主人公が暮らす国は北は降雪、南はジャングルとなっていて、すごい長細い国なのね…とか思ったりしました(笑)

まずは受のジャックは小野浜こわし先生の挿絵が小説の文字の中から飛び出てくるほど本当にそのまんま!黒髪に鍛えられた筋肉、ダダ漏れる色気…小野浜先生、天才としか言えない…。こんなガチムチ男が受だなんて…最高すぎてなんも言えない…。と、読み始めから夢中になりました。

好きなシーンは、ジャックが攻のガレの手からマンゴーの実を齧るシーン。挿絵もあるのですが、これもう小説の中からジャックの色気が匂い立つようなシーンなんです。

もう一つは、ジャックが結婚したあとガレにセックスしないという話をし、ガレが泣いていると、ジャックが「お前、どうして泣いているんだ?」と問うシーン。

木原先生は私の中では、『徹底的』というのが1番最初に思いつく言葉なんですが、このシーンはまさにそれに尽きる。攻と受のすれ違いがすごいんです。

攻のガレは執着して未練たらしくて、ウジウジしてるっちゃそうなんですけど、一方で、生死をかけた戦いや間近で見る人の死、簡単に死んでいく敵や仲間。戦争の悲劇をこれでもかと味わい、その後、最愛の人からレイプ犯として訴えられ軍法会議にかけられるという、普通の人ならメンタルやられて危うく廃人になってしまうんじゃないかと思われるくらい、かなりキツイ経験をするんです。
だからその後の卑屈な考え方や極端な妄想、不安に苛まれ勝手にダークに陥るのは仕方ないのかなと思いました。もちろん、もともとの性格もあるのですが。

またそれに輪をかけて、ジャックがガレの繊細な気持ちに気がつかないんですよね。それはジャックがガレのことを作戦遂行の駒としか見ていないからなんだと思います。この二人の気持ちの正反対さの徹底的な描写。木原先生はどうしてこんなにも鮮明に描き出せるのか、脱帽の極みです。

特に奇襲攻撃後にガレがある種の興奮状態となり無理やりジャックを犯したあとのジャックの冷静な描写は凄まじいほど繊細で、ジャックが生き残ることにしか集中していないことが克明に描かれています。

読者が作品を読んでいて作品世界に没頭し、作品世界の中の映画館の椅子からまるで二人を追跡しながらその一挙手一投足を間近で見ているような臨場感。この文章力、本当に凄まじいし、どうしたら頭の中の世界を文字だけでこんなにも克明に表現できるのか、そのすごさに毎回圧倒されます。

物語中盤から後半、ガレとジャックの奇妙な関係も楽しさもありながら鋭さもあり、上がったり下がったりで、どのあたりでドーンって突き落とされるんだろとビクビクしたり(←木原先生作品好きな方ならわかってくれるはず)、最後まで目が離せないストーリー展開でした。

でも、ガレって本当にジャックのことを愛しているんだなと。ジャックを自分のものにしておくために、絶対に言う事を聞くし無理強いしない。ジャックが楽しければどんなに楽しいこともさせてあげたい。
他のレビュアー様も書いていらっしゃいましたが、結局は法的にも認められた配偶者という最高のステイタスを手にして絶対に手放さなかったガレの粘り勝ちなのだと私も思いました。

描き下ろしは結局絆されるジャックと、愛する人をめいっぱい甘やかしめいっぱい愛するガレが可愛らしく描かれていて最高の締めくくり。私はガレが結婚指輪をジャックの左薬指にはめるシーンが大好きでした。ジャックが自分の中で受け入れれば、まぁいっかでガレのわがままを受け入れているところが、ジャックらしくて本当に可愛らしい。ガチムチのジャックが結婚指輪をするなんてそれだけで萌える。もちろんそのあと盛り上がる二人もかなり良き!

最初っから最後までひたすらにジャックが大好きな私でしたが、この作品は人間描写だけでなく、戦争の描写なども非常に細かくて読み応えもすごい。
筋肉ガチムチの強強受が好きな方はぜひオススメです!

葵木先輩の紳士と色気にやられまくり

待ちに待った4巻!かなり丁寧な流れで話が進んでいるのですが、今回は葵木先輩ちょっと押しが強めです!

4巻の表紙の葵木先輩のかっこよさったら!!『極上のα』…容姿、学力、財力、誠実さ、忍耐強さ、そしてノブレス・オブリージュ。すべてを兼ね備えた極上のαとは、まさに葵木先輩そのものです。

とても10代とは思えない葵木先輩の落ち着きとジェントルマンぶりは健在、ほんの少しずつですが春太との距離が縮まってきました。

さすが超お金持ち学校なだけあって、バレンタインのイベントも超破格!超豪華版リアル鬼ごっこみたいなプレイベントがあって、身を隠す四逸を見つけてバレンタインの材料を獲得するというもの。

春太は葵木先輩の助けもあって、葵木先輩からカカオの実をもらえます。
カカオの実(笑)そのまんまやないかい(笑)こういうところ、本当に葵木先輩ぽいというか(笑)

春太はカカオからチョコレートにする方法を一生懸命研究して、バレンタインイベントにチョコレートのお店を開くんだけど、惜しくも売上トップにはなれず。このイベントで売上トップの学生は択一生になれるとあって、春太も気合を入れてがんばるんだけども、春太の優しくピュアな行動から1位を逃します。

春太って本当にピュアで素直で裏とか闇とかまったく知らずに育ってきた少年で、きっと葵木先輩も春太のそういうところが気に入っていると思うんですよね。葵木先輩も紳士で完璧なαだけど、社会の裏側も、大人の駆け引きも知る人だからこそ、春太のピュアさに新鮮さを感じて、春太には特別な感情を抱いているのだと思います。

ただそんな春太だからこそ、こちらの世界に引きずり込んでいいのか、葵木先輩自身も悩んでいる様子が伺えます…。

択一生になるためにプレッジを受けることにした春太は葵木先輩のもとに。
葵木先輩の秘密の部屋はまるで美女と野獣に出てきた、野獣のお城にある図書館そのもの!あまりのすごさに圧倒される春太だったけど、外部の人間として、初めて春太を自分の秘密の部屋へ招いた葵木先輩へ、春太は笑顔で感謝の言葉を伝えます。

やっぱり葵木先輩にとって春太に対する特別な感情が垣間見える。

秘密の部屋でレコードをかけて二人だけのダンスタイム。4巻のハイライトはこのシーンかなぁと。二人の距離が縮まり、葵木先輩にリードされて踊る春太が葵木先輩に、もうプレッジは始まっているのか?と聞くと。
葵木先輩は春太の手の甲に優しくキスをして、

『さあな』

ここ!初めて葵木先輩がオスの顔を見せたところでもあると思うんです!常にジェントルマンの葵木先輩から、男らしい試すような駆け引きめいた言葉…!!

今作ではスイスにいる那治ともスカイプみたいので会話する春太も描かれていて、那治とも仲の良い関係を継続している様子。

春太が最終的に那治と葵木先輩、どちらとくっつくのか、はたまたまったく予想外の人とくっつくのか、まだまだわからない展開ではあるのですが、概ね那治派と葵木先輩派と分かれるかなぁとも思います。

私は葵木先輩とくっついてほしい派なので、4巻では葵木先輩が今まで以上に押していて、きゃーん!と胸が高鳴りました!(那治派の皆様、申し訳ありません…)

かなりいい感じにはなったのですが、葵木先輩はそれ以上は押さず…。でも、春太は葵木先輩の今までとは違う一面に触れて、ドキドキが止まらない!葵木先輩〜!どこまで奥手なのー!でも、本棚から落ちた本の間から何やら写真がチラリ…葵木先輩の忘れられない人なのか…。

その後、バレンタインイベントで頑張った生徒を招いての四逸がホストのお茶会があり、紅茶をこぼした春太のお世話をしながら、葵木先輩が春太の耳元で囁く。

『私が無意味なプレッジをしないのは事実だ』

かっこいいーー!!葵木先輩、どこまでかっこいいんですかー!それを聞いた春太も、それってー!?と、またまた胸がドキドキ!で、この巻は終わり。

なかなか進まない二人の関係にモダモダするも、葵木先輩らしい攻め方でもあり、キャラクターが完璧に確立されていて、ここで無理展開しなくて良かったなと思いました。

そして、他のレビュアー様も書いていらっしゃいますが、巻末にある参考文献の凄まじさと言ったらすごいです!この作品に膨大な時間を費やし、完璧な世界観を作るための研究と調査をされている作者様に、心からの敬意を表します。

四逸、択一生など独特な制度やそれになるための試験やらなにやら。とても複雑で、何だっけ?とか、読み直してしまうときもあるのですが、ここまでの巻数を費やしても、主人公の恋愛はまだ始まってもいない…!それにただの学校生活なのに、いろんな出来事もあって、登場人物たちそれぞれの恋愛もあって、情報量も半端ない。どんな大作になるのだろうか…予想もつきません。

ここまできたら、どんなに進みが遅くとも、この世界観、徹底的に貫いてほしいです!

愛だけが貫かれ、愛だけが残った結果

下巻では、愛だけが残る、というのがキーワードなのかと。上巻もかなりハードでしたが、下巻の最後はもう、どひゃーな展開からのはぁ~~~…と、まさにジェットコースターでした。

以下ネタバレありますのでご注意ください。

ある事件をきっかけに嘉藤は東京へ戻り、再び惣一のもとへ。下巻はヤクザならではの抗争や裏切り、粛清、とにかくバイオレンス満載です。私は小説は創作なので、バイオレンスでもバッドエンドでも作品である以上まったく気にならないのですが、苦手な方はいるかもしれません。

そんななか、惣一は嘉藤への愛だけは貫いているんですよね…離れていても、決定的な決別の言葉を投げかけられても、ただひたすらに嘉藤のことを好きでい続けている。

身内の裏切りを粛清して一段落つき、神戸の隠れ家的宿に惣一を迎えに行く嘉藤。その夜、惣一は嘉藤のひどい言葉の凌辱に耐えながら、嘉藤にお願いしてまで抱いてもらうんです。

この痛々しさったら…もう筆舌に尽くしがたい。こんなにも心をくれない相手に、泣きながら心を傷つけられながら抱かれる描写が痛すぎる。

でも、嘉藤も嘉藤で、もう惣一を自由にしてやれよ…とか思うんだけど、絶対に惣一には組長になってもらうと惣一を手放さないんです。違う意味なんだけど、二人の執着のベクトルは同じ…。

しかし、惣一を抱いた嘉藤にも少しずつ心境の変化が訪れ惣一が組長に就任してからの二人の関係は以前とは違うものに。嘉藤は惣一を愛してはいないんだけど、欲情はする。嘉藤自身もこの不思議な気持ちを消化できずにいるんだけど、暗雲立ち込めていた過去の関係に一筋の光が差される。

順調に進んでいたかにみえたが、最後の最後、バイオレンス、凌辱、クスリ、もうありとあらゆる痛々しさを含んだ大事件が起きて、どひゃー、うひゃーとページめくるのも怖くなるほどの徹底的な描写に、もはや心はお許しくだせ〜状態に。

誘拐・監禁されてクスリ漬けにされた惣一の性器切断という途方も無くキツイ描写は、これはもはやBL小説なのか?と思うほどに、徹底的で容赦がない、ここまでするんかい?と思うほどでした。

でも、この描写。あとから、これ必要なものだったんだと思いました。

嘉藤は異性愛者で、嘉藤は惣一に対し、愛に応えられない理由として、女を抱きたいから、ということを言っていました。そのため惣一は自分が女のようになれば、嘉藤は自分を抱いてくれると思い、豊胸手術をするんです。でも、ペニスは残ったまま。

その後、性器切断されるという痛ましい事件となり、クスリの影響で廃人同然となった惣一だったけど、事件のあと、惣一と嘉藤と二人だけで漁村で慎ましやかな暮らしをする中で、惣一が言うんです。「ペニスもなくていいと思ってたら短くなった」と。

つまり、ずっとなりたかった「女」になれた。やっと嘉藤に自分を愛してもらえる、抱いてもらえる。

そして最終章、ついに二人の愛は結実します。

クスリの影響ですべてを忘れても、すべてを失っても、嘉藤の名前と存在だけは覚えていた惣一。ただひたすらに嘉藤への愛だけを貫いた。なりたかった「女」にもなれた。そこまでに惣一の嘉藤への愛は揺らぎないものだったんだなと思いました。

そして、すべてを失っても自分への愛だけが残った惣一を前にして、男とか女とかそんなものは超越して、これからの自分のすべてを惣一に捧げようと、ついに惣一の愛を受け入れ、自らも惣一への愛を認識した嘉藤が描かれていました。

惣一は自分のすべてを引き換えに、1番欲しかった嘉藤の愛を手に入れる。他に何も要らない、という惣一の言葉には泣けてきました。そして凄惨であまりにも過酷な過去はすべて忘れて、今、目の前にいる嘉藤だけが現実であり、嘉藤の愛に包まれていることが、惣一のすべてとなったことに、惣一は唯一無二の幸福を手に入れたのだと思いました。

他の人からみたら大きすぎる代償だけれども、惣一はそれしか、嘉藤しかほしくなかったわけだし、嫌な過去はすべて記憶からなくなり、ただ嘉藤との穏やかな日々だけが続いていくのだから、惣一にとっては代償を払ってでも欲しかったものなのだと。

そして嘉藤はすべてを失ってもなお、自分を好きでいる惣一に、ついに愛を認識するんだけど、愛してるとか言葉で言うのではなく、惣一の中で自分が忘れ去られた存在になることへ恐怖を感じるんですよね。もちろん、こんな状態の惣一を見捨てられないという気持ちもあるんだと思いますが、惣一に自分を覚えていてほしいという、本当に純粋で無垢な気持ちを持つに至るんです。

もはや究極の愛。まったく汚れのない愛だけがそこに残る。

読了後、すごすぎて、なんも言えねー状態に。でもここまですごいからこそ、絶対見届けたいと思うのかもしれません。

これは人を愛する究極のカタチなのかもしれない…。
すごい作品に出会ってしまった…神以外の評価はできませんでした。

愛してもらえない人と愛されては困る人の凄まじい描写力

ちるちるさんのYou Tubeチャンネルで木原先生作品の紹介をしている動画を見て購入。私はアオイトリが大好きでそこから木原先生の過去作品を買い漁っていましたが読む時間が作れずしばらく本棚の前に置いていました。

しかし読み始めたら、結末が気になって気になってあっという間に読了してしまいました。

あらすじは他のレビュアー様が書かれているので感想を書きます。

この作品は受の一途な片想いを延々と見守るといえばそうなんだけど、そこはやはり木原先生だけあって、徹底的で容赦がなくて、あまりにすごすぎて、読了後、呆然自失。なんでこんなにすごいんだろう…と思わずにいられないほどの容赦のなさ。そして、もう攻・受の心理描写や行動描写が凄まじいほどに徹底的で救いがない。

でも一方でそこまでに徹底的なので、読者は作品世界にどっぷり浸かって、どんどん夢中になって読み進められます。木原先生の作品は読者の心に響く吸引力というのがすごいと思います。痛くて、もうやめてあげて…と思うけど、絶対に最後まで見届けたい感。とにかくすごい。

受の惣一の攻の嘉藤に対する愛情というのはもう凄まじくて、愛してもらえないのに絶対諦めたりしないんです。とにかくずーっとずーっと嘉藤のことが好きなんです。

過去にされた凌辱・レイプがトラウマとなる一方、身体的には男に愛される悦びを認識することとなった惣一。惣一にとって、嘉藤と最初に身体を重ねたときから、嘉藤のことが好きだったんだと思います。しかし、嘉藤にいとも簡単に拒絶される。

なんでも手にしてきた惣一からしてみれば、嘉藤の拒絶ってかなり堪えたと思うけれども、この上巻で綴られる惣一の嘉藤への執着は凄まじいもので、いくら仕事とはいえ、毎度、ワガママと無理難題、さらに応えられない愛情を一方的に押し付けられる嘉藤は超人的な忍耐力のある人だなーって思いました。

この嘉藤の惣一に対する本当に淡々とした受け答えも秀逸で、嘉藤というキャラクターの骨格がめちゃくちゃしっかりしていて、読んでいて安定感が半端ないです。

嘉藤も嘉藤で子供の頃に両親の事故をきっかけに人生が暗転。本当に可哀想すぎる子供時代を過ごし、生きていくために図太く諦めず生きてきた人というバックボーンがあるので、コレと決めた主人がどんなに自分を困らせても簡単には態勢を崩すことがないんですよね。

上巻で心に刺さったのは、惣一がアイマスクをしながら金で買われた男とのセックスをしている最中に嘉藤の名前を呼ぶ。行為が終わって嘉藤が惣一をバスルームに連れて行ったときのシーン。

惣一が嘉藤をバスルームの床に押し倒し胸ぐらを掴んで、さっき抱いていたのはお前だ、嘘でも認めろ、と嘉藤に迫る。
ややおいて、嘉藤が、そうです、私です。と答えると、泣きながら嘘つき!と嘉藤を罵倒する惣一。嘉藤が、自分をこれ以上幻滅させないでくれ、と惣一の耳元で囁くと、号泣して悲鳴する惣一。その悲鳴が耳障りで、それをキスして塞ぎ、惣一が暴れて怪我をしないように強く抱きしめる嘉藤。

このシーン、本当に何度も読み返しました。愛してもらえない苦しさをそのまま、オブラートに何も包まずにストレートに何度もぶつける惣一。それがわかっているけど、自分ではどうすることもしてやれない嘉藤。

作中、惣一が嘉藤に愛してもらえない苦しさからいろんなことをするのですが、その中でも、上記のシーンが本当に胸が痛くて痛くて…。惣一の弱さというか、女々しさというか、そういうのもあるんだけれども、愛してもらえないことをこんなにも苦しく、辛く、自分ではどうすることもできない、感情のコントロールがまったくできないところまで追い詰める描写力に、ただただ圧倒されました。

そして、上巻の最後に初めて嘉藤が、疲れた…、とつぶやくシーン。本当に心からそう思ったと思います。惣一を愛してやれないことの代償は大きく、嘉藤も追い詰められていきます。でも、惣一に対して、「恐怖」みたいなものはなく、哀れんだり呆れたりしているんです。

惣一って完全に嘉藤のストーカーだし、普通の人だったら、絶対恐怖に思うと思います(笑)でも、そのことよりも、嘉藤はヤクザとしての惣一に惚れ込んでいたってことなのかな…。そういう意味では、嘉藤も自分の理想を惣一に押し付けて、惣一の本質を否定、もしくは矯正しようとしているとも言えるかもしれません。まぁ、でも、嘉藤はもともと異性愛者だし、嘉藤としてもどうすることもできない過酷な状況には同情するほかなしでした…。

上巻の最後は、嘉藤がこのままではいけないと、自ら大阪へ行き、惣一と決別したところで下巻へ。

上巻はひたすら、愛してもらえない苦しさ、愛に応えられない苦しさをこれでもか!と緻密に徹底的に描写しています。あまりの苦しさですが止められない。圧倒的すぎて神評価しかありません。

アポロとフィーが最高すぎて、もう言葉もなし

待ってました。ほんとに、首をながーくして待ってました…。購入して自宅に届き、上着をかけるやいなや、ソッコーに封を開け、もう気持ちは正座して聴き入りました…。(実際はコミックス2巻を読みながら聴きました)

結果。なんなんでしょう、これは。最高オブ最高。もう、最高すぎて言葉もありませんでした。以来、鬼リピしております…。

今回も原作どおりに進みます。私はアポロ役の松田健一郎さんの大大大ファンでして。もう、こんなにもこんなにも!ハマり役ってあります?って言うくらい、松田さんのお声とアポロが…完全一致!!そしてそして、フィー役の中島ヨシキさんも…完全一致!!

こちら、もはや奇跡のドラマCDとなっております…。そして、絶対に初回限定盤の購入をオススメいたします。

2巻はフィーが何者かに付け回されて、過去との繋がりで誰かに狙われているような不穏な展開のなか、アポロとの距離も少しずつ近づく目の離せない展開。1巻では試情夫と男娼の関係だったのが、お互いになんとなく気になる存在になり始め、2巻の最後では初めてのキス、からの、2人で秘密の共有に至るという、非常に心理描写が難しい巻であったと思います。

もうこの複雑な2人を、中島さんと松田さんは完璧に演じていらして、このCDを聴いたあとあらためてコミックスを再読すると、フィーとアポロのセリフが頭の中でお二人の声に変換されるような感覚になります。それほどまでにお二人の演技は素晴らしく、フィーの困惑や不安、アポロの自身への自問自答のような複雑な気持ちがめちゃくちゃリアルに響いてきます。

私が好きなシーンは、Disc1で、フィーとアポロが二人で街へ飲みに行ったあと、フィーがアポロの部屋で寝たいと言って、アポロの部屋で一緒に過ごすシーン。

シャワーから出てきたアポロの着替をフィーが取り上げて二人で裸で寝るんだけど、フィーがいたずらしてアポロを困らせて。からの、アポロのセリフ。

「…頼むから、いい子で寝てくれ」

はい。ここ、私、昇天いたしました。あまりにもアポロがかっこよすぎて。なんでこんなにも松田さんのお声がかっこいいんでしょう。

Disc2はやはり最後の二人のシーンですよね。ここもですね、フィーの話を優しく聞いて相談に乗るアポロがもう…めちゃくちゃかっこいいです。もうほんと中島さんのフィーも完璧だからこそ、松田さんの完璧なアポロにもなるわけで。でも、やはり…。松田さん大ファンな私としては、どうしてもアポロの声に聴き入ってしまいました…。

他のレビュアー様も書いておられますが、本編が不穏な空気満載なので、Daytimeシリーズは癒やしです!

私は特にDaytime5のスーツを着たアポロの話と、Daytime7のアポロがフィーの彼氏のフリをする話が好きでした。

5はオーナーがめちゃめちゃ良いです!アポロに仕立てのいいスーツを着てほしい願望、それ、オーナーだけじゃありませんから。わかりみが深すぎます。それにフィーとのやり取りもすごく好き。日常の中のフィーとアポロのやり取りが垣間見えて、めちゃめちゃ可愛かったです。最後、フィーから「キスする?」って聞かれて、えっ?ってなりながらも、「しないが?」って答えるアポロが(笑)そう、そうなんたけど、松田さんの演技がすっごくアポロらしくなっているというか(笑)とにかく、アポロがめちゃめちゃ可愛い!

7はフィーがモテまくりで男女問わず歩けばナンパされ、ケバブのお店の前でもアポロを待ってるフィーはまたもや男にナンパされる。それを見ていたアポロの心の声がたまらない!ナンパ男に対して、(なんだあの男、馴れ馴れしいやつだな…)と、アポロがめったに見せない、ザ・心の声(笑)
フィーも可愛くてセクシーでもうコミックスで見たまんまのフィーがそこにいる感じです。仲良しな二人がもう尊い!!

とにかく、フィーもアポロもどこを切り取っても、どんなセリフでも本当に二人がそこに存在しているかのように錯覚してしまうほどのシンクロ率。オーナーやシェス、マルコ、カルナなど、二人を取り巻くキャラクターも1巻に続きみんな活き活きしているし、新キャラであるオーナーのパートナー、アシファクさんなど、とにかくもうすべてがパーフェクトな作品でした。

そして、限定盤付属のキャストトーク。中島さんと松田さんのお話が聴けちゃいます!松田さんって…あたりまえだけど…アポロじゃなくても、めちゃくちゃかっこいいお声…←おい(笑)

今までいろんなドラマCDを聴いてきましたが、もうダントツに松田さんのお声が好きな私にとって、シャングリラの鳥は神以外の何物でもありませんが、とにかく完成度、再現度、シンクロ度、どれをとっても間違いなく神作品であると思います。3巻が今から待ちきれません!!

アポロが!フィーが!そのままそこに存在する不思議

発売からだいぶ経過していますが、最近手にした私。なんでもっと早く購入しなかったのか…と、反省もした私です。

あらすじはコミックスのほうでたくさんレビューされていますので、感想を書きます。

私、アポロ役の松田健一郎さんの大大大ファンなんです…。松田さんの虜になったのは、ポルノグラファーの城戸役で知ったからなんですけども。

今回のアポロ役なんて、松田さんのために用意された役としか思えない!!真面目で純粋で、優しくて男前なアポロに松田さんのお声がドハマりすぎて、私、もはや昇天いたしました。

低くて男らしさ満載のお声、正直で妥協ができなくて、でも心底優しいお声。嘘もつけなくて、戸惑いながらも、仕事だとしても、誠心誠意を尽くそうと優しく温かくフィーに触れるアポロがそこにいました。

松田さん…なんでそんなにかっこいいの…。

美しい男たちが性を謳歌する、まさにシャングリラと呼ぶにふさわしい娼館に現れた、一人の真面目で朴訥とした色男。そんなアポロに松田さんのお声が入ることで、アポロのかっこよさが、3倍増し?いや、10倍増しでも足りないくらいに表現されています。

私はこの作品を発売されてからだいぶ経過してから知ったのですが、まず作品にドハマりして、いろいろ調べたら、なんと!ドラマCDではアポロ役を松田さんがやっている!と知り即、購入。

コミックスを読んだあとだったので、アポロ=松田さんとわかったときの納得感たらない!キャスティング、神か…と、震えました。

まだ、CDも1巻目なので、フィーとアポロの間には恋愛的な要素はなく、瑞々しく美しい男娼のフィーと、そんな男に今まで見たことも会ったこともなく、さらに開放的でエキゾチック、非現実的でまさに楽園のような娼館に、ただただ純粋に驚き戸惑うアポロ、そしてフィーの時に駆け引きめいて、アポロをリードしていく様子がコミックスそのままに再現されています。

この作品は世界観が綿密ですごい完成されているんですけど、CDでもその世界観そのままになっていて、椰子の葉音や美しい海、鳥の鳴き声など、まさにユートピア!と感じさせてくれます。

フィー役の中島ヨシキさんも、フィーそのまま!まさにコミックスから飛び出してきたかのような感じです。いたずらっぽさもあり、危うさもあり、色っぽくもあり。完璧です!

そして、この作品で私が愛するもう一人のモテ男、シェス。シェス、めーーーっちゃかっこいいんですよねー!浅黒い艷やかな肌に漆黒の髪。小鳥ちゃんをその気にさせて優しくいなす、ザ・モテ男。

少し低めボイスで色気たっぷりのシェスを堪能させていただきました(またまた昇天済)

あと、オーナーもそのまんま!まさに頭の中で妄想していたオーナーでした!

とにかくこのキャスティング、神としか言いようがないです。どの役の皆様もハマりにハマって、もはやこのキャスティング以外、不可能ではないかと思います。

私は初回限定盤を購入しまして、Disc2のDay time 1〜3を聴いたんですが、私は1が1番好きでした。ジャグジーの中でキャッキャするフィーと、なんだかんだ優しく受け入れるアポロ。アポロのお膝に乗って抱きつくフィーがめちゃかわいい。おっきな体でフィーを抱きしめて、よしよしするアポロには悶絶。

12月にはドラマCD第2巻の発売もあり、今から楽しみすぎて待ちきれません!とくに松田さん演じるアポロの心の揺れを聴いたとき、私、生きていられるのかしら…ともはや、自分自身が心配です…。

コミックスの世界を何倍もの濃度で体感できること間違いなし!神評価しかない作品です!

百目鬼との離別から4年。人間模様が動き出す。

待ちに待ってたドラマCD7巻です。あーもー、とにかく、神。もはや神以外考えられない、今回も完璧な作品でした。

カジノオーナーになった矢代はもう、大人の色気がマシマシ。もちろんコミックス既読ですが、なんなんですかね、あの色気は。

それをもうそのまま!いや、それ以上に、新垣さんのお声までもが、もう色気マシマシ!!

とにかく7巻では、三角さんと矢代の絡みがエロ過ぎて、ここドラマCDだとどんなふうになるのかなーって、めっちゃドキドキしながら聴いたんですけれども。

はい。はい、エロい(笑)あの6巻で見せた怖い三角さんが、矢代を殴って無理やりシャツを剥いでる…!!

「全部見せろ。俺のモンだろ」

このセリフ、もう名言じゃないですかね。三角さんが魅せる暴力的で絶対的な所有感。やっぱり、三角さんがラスボスなんじゃないかと思わずにいられない…。

個人的に大好きな綱川役には、上田燿司さん!もう、想像していた綱川にピッタリ、ドハマり!!色気もあって、大人なのに子供っぽさもあるような茶目っ気もあって、本当にめっちゃめちゃかっこいい!!

百目鬼と車の中で交わす会話や、天羽さんが百目鬼を桜一家に連れてきたときの回想シーンなど、今回は綱川のひとり語り部分も多く、上田さんの渋いお声が何度も聴ける、素晴らしい仕様となっております。

あと天羽さんの出番もとっても多くて、佐藤さんの渋い天羽さんがまたまた超かっこよくて、天羽さんと綱川のやり取りシーンは、ありがとうございますっ!って感じでした。

あとは竜崎の復活〜!!刑務所での矢代との対面シーンでは、変わらない竜崎がそこに居て、個人的推しである竜崎の再登場に、感無量(泣)三宅さーん、待ってました…ほんとにほんとに最高の竜崎をありがとうございました。

そして、神谷役の増田さん。もうあのチンピラ感が、神谷!って感じでピッタリでした!神谷のチンピラで小賢しい感じ、と言うんでしょうか。神谷だけじゃないけど、この囀るのドラマCDは本当にコミックスの世界観を何倍にも膨らますほど、再現力が半端ないんです!!

そして、やっぱり、百目鬼と矢代の再会シーン。ここは、やっぱりグッときちゃいました…。

自分の心を抑えながらも、百目鬼が矢代に話しかける。

「俺のこと覚えてたんですね、頭」

このときの百目鬼のセリフ…はぁーーー。もう、言葉もありませんでした。

このドラマCD7巻では、終始、百目鬼の成長というか、やはり4年という時間が経過してるんだなーと思わせる感じなんですよね。そこが羽多野さんの名演技なんですが、とにかく素晴らしいんです。

個人的には、甘栗とのやりとりの回想シーンでの百目鬼がめちゃめちゃ好きでした。矢代に復讐するのか、と問われたときの返答。

「ああ。そのつもりだ。だが今はしない」

絶対に矢代を諦めていない感。バシバシに出ていて、しかも甘栗と話すときは敬語じゃないから、百目鬼のかっこよさが3倍増しなんですよね。あーもー、羽多野さん、天才です。

そしてここはもう一つ。矢代が七原と一緒に車で綱川家に向かう際、七原が百目鬼についていろいろ話してるんだけど、七原に「少し黙れ」って珍しく矢代が言うちょっとしたシーン。

ここ、本当に新垣さんが、矢代なんですよ…。矢代ってもはや新垣さんによって、本当に存在してるように思ってしまいますが、ここのシンクロ率と言いますか、もう、ほんと、矢代の繊細な動揺がちゃんと伝わります。新垣さん、知ってたけど、やっぱり天才としか言えないですね…。

そしてやはり言わずもがな。矢代と百目鬼のお風呂場でのシーン。ここはコミックス片手にドラマCD聴きました。なんか、2人の今までを全部見ている(?)から、このシーンはドキドキするけど切なくもあり、もう自分の心もどーしたらいいのかわからない(笑)

「変わらないなら 俺ともできますか 矢代さん」

百目鬼…。もう部下じゃない。この踏み込んだ百目鬼のセリフに、4年を感じますよね…。矢代もね、百目鬼と再会して、いつも通りに見えるけど、なんとなく平常心を取り繕ってる感、ちゃーんと新垣さんが表現していらして、もうすごい緊迫感なんです。圧巻。毎度毎度、囀るのドラマCDの完成度の高さには恐れ入りますが、今回も間違いなく、圧巻でした。

七原役の興津さんは、今回はめちゃめちゃ可愛くて、矢代を心から尊敬し、矢代が片目の視力を失ったことに自責の念を抱えて涙するアッツイ男から、綱川家の離れにキャピキャピするかわゆいななたんまで幅広く演じてらして、これまた最高なんです。それに、神谷と七原のチンピラコンビのやりとりも最高(笑)めっちゃ可愛く仕上がっております(笑)

フリートークでも皆様仰っていましたが、もはや8巻が待ちきれない!!私は雑誌でも囀るを追っているのですが、明らかに百目鬼との再会に動揺する矢代と、動揺しているかもしれないけど、決して表情には出さず、しかし、心の奥底には絶対的な矢代への執着を持っている百目鬼のこれからの展開が気になりすぎて、こちらも平常心が保てません(笑)

今作も想像の何倍もの完成度であり、神以外の評価はつけられません!

faker コミック

千代崎 

感情移入が難しい…ツンすぎると萌えないことを知る

絵がとても美しく、購入しました。この作者様のデビュー作ということで、すごい絵力ある方がまたデビューされたんだなぁと、すごく期待して読みました。期待しすぎたのかなぁ…大好きなリーマンものだし、絵もとてもキレイなんですけど…あくまで個人的な感想ですが、攻受どちらの気持ちにも、なかなか感情移入できずに終わってしまったという感じでした。高評価が多い中、なんだか申し訳ない気持ちですが…。

攻は年下執着って感じで一途に受を口説いてるんでまだわかるんですけど、受が…。もともとゲイで社内不倫してて、なかなか気持ちの踏ん切りもつかないし、攻の猛攻撃に心は揺れるもツンな態度。ツンデレがあんまり好きじゃないのもあるのかもしれませんが、攻はいったい受のどこがそんなに好きになったの?って感じてしまい、そのまま受が絆されて終わった、みたいな感じでした。

終盤、時計のくだりで、受が不倫相手からもらった高価な時計をあげたのが、実は攻だった、ということに気がついて、そこは攻は普段身につけてないからなかなか気付けないってのもあるけど、そこから、攻がずっと前から自分を知っていたことに気づき、攻への気持ちもなんとなく自覚して、セックスになる。それまで一応、受は受なりに苦悩したり揺れたりしていろいろ忙しいんです。

しかしなんだろう、この、感情移入の出来なさは…。おそらく、なんとなくですが、受に「同情」できないんですよね…。

自業自得まではいかないけど、受の可愛げが全然分からない。ツンデレっていうのは、きっと、ツンしている側に、愛情表現がうまくできないんだけど、相手のことが大好きで大好きで、でも、器用にできないってところに愛らしさや、成就したときの、良かったね〜感があるから成立するように思うんですよね。

一方でこの作品の受は、被害者意識の塊というか、なんというか。自分の性的志向や思い通りにならないことなど、いろんなことにネガティブなだけでなく、周りにもきつくあたったり、一言で言うととても自己中心的。まぁ、それは寂しさの裏返しでもあるわけで、そんなところも鋭く見抜いて、大きく受け止めて愛する攻の度量もすごいんだけど、これを、こんなに素敵な攻に愛されて良かったね〜と思えないほどに、自分のことは周りにやな思いさせずに、自分でコントロールしてください、いい大人なんだから…と受のことを思ってしまうあたり、感情移入云々の前に、たぶん、人としての魅力を、この受に感じていないんだろうなぁ…と、思ってしまいました。

最後に攻が言う、不倫相手の部長もあなたも、誠実ではない、というセリフはとても好きでした。ものすごく高価な時計を自分の気ままな感情そのままにホイホイ誰かにあげてしまう。買うために一生懸命にお金を貯めて買ったときの嬉しかったときの気持ちや喜び、複雑でも、大好きな人からもらったときの喜びや特別感なんかはあるはずで、そういうものを簡単に手放すということが、誠実ではない、と言っていると私は感じて、攻の人物評価が至極真っ当で、だからこそよけいに、なんでアナタ、こんなに受のこと大好きになって、そんなに執着するのよ…と思ってしまいました。

創作である以上、バッドエンドでも、ハッピーエンドでも、結末にはこだわらないタイプですが、やはりお話の構成やうまさだけじゃなくて、人物そのものへの魅力がないと、自分自身も惹き付けられないなぁと感じました。