灰の月 下

hai no tsuki

灰の月 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神63
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立7
  • しゅみじゃない9

35

レビュー数
23
得点
347
評価数
86
平均
4.2 / 5
神率
73.3%
著者
木原音瀬 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
梨とりこ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
月に笑う
発売日
価格
¥1,120(税抜)  
ISBN
9784799742082

あらすじ

嘉藤が惣一の傍を離れて2年――
組長が倒れ、久し振りに会った惣一は以前のように冷徹でカリスマのある人物になっていた。
嘉藤がこの世界でたった一人と決めたボス。
だが惣一はその座を降りようとする。
引き留めるために惣一の願いを聞き、今夜だけと抱いた嘉藤だったが
惣一の涙に嘉藤の気持ちは変化していく。
しかし組の抗争が激化し、惣一が行方不明になってしまう!
激動な2人の歪な愛の結末は静謐で穏やかな日々に――。
本編大量改稿&その後の幸せな書き下ろしショートを収録。

表題作灰の月 下

嘉藤、本橋組若頭
本橋惣一、本橋組組長

その他の収録作品

  • 灰の月 最終章(書き下ろし)

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数23

痛い!辛い!哀しい!希望の光!

木原先生、惣一さんをこんなに
痛めつけないで…
万全の精神状態で読んでも
痛すぎます。
刺さります。
辛すぎます。
哀しすぎます。
胸がギュッとします。

嘉藤、惣一さんを幸せにしてあげて。
こんな酷く辛い目にあっても
惣一さん薬〇にされても嘉藤のことは忘れない程の執着
その執着があったからあの男に
〇〇をザックリと切られてしまったのだよ…
ここまでするのね木原先生(>_<。)
せめて
誰にも知られない場所で
穏やかとはいかないかもしれないけれど
仄暗い世界に少しの希望の光を
見つけて生きていて下さい。



休日前の夜に
読むことをオススメします。
次の日が仕事だと
精神状態やられて役にたたないかも…

0

読み終わり放心状態

一人にして。探さないでください…と書き置き残してさ迷い歩きたくなりました。
ハピエンでもありメリバでもありバドエンでもあった…が率直な感想です。

後半は物凄い顔して読んでいました。
三回涙出てきたし思い出し抉られが…
心にダイレクトアタックされっぱなし。

惣一さん…それでも木原先生作品の受けキャラ二推し…です。
ちょっともう…結末を知った後の私はなんかもう…息吸うのも辛いんですけど。
久し振りにこんなに全身でお話にのめり込みました。


何も知らない初期の私の殴り書き感想とか酷いですよ?これ↓

バイブ相手に壊して壊してと自分で手を動かしながら懇願する惣一さんがやっぱり不憫可愛い…
ドア開いてることも気付かず夢中になっちゃうのも。
2年経っても性欲フルパワーでうれちい。

自分が女の姿に憧れていたわけでもなりたかったわけでもない
けれど体を変えて
いつ帰ってくるかも分からない、結ばれる保証なんてないに等しい
それなのに
嘉藤が好きな体の一部をもっていたかったのかな…


旅館のシーンは特に胸にきました。
命令が懇願になって拒否され錯乱して最後のお願いだと縋って…ほんと心臓を雑巾のように絞られていたかんじ。

優しくしてって言えば良かったのに、惨めなセックスさせられて…。
嘉藤の鬼畜加減たまらなかったです。

謝罪は認められず不満ばかり押し付けられて…ただただ傷付きつつも愛しい男の体を感じながら涙ポロポロ流している惣一さんが辛くて辛くて…
その泣き顔が明らかになるシーンはとても印象的で目の中にテレビがあって映像を観ている気分でした。
切なくて、苦しくて、辛くて、でもこういうの好きーーーーーってすぐさま読み返しましたとも。

異形…と称されるのは複雑な気持ちですが愛にひた向きな男のまっすぐな姿だったと思います…。


惣一さんって、人に弱みや無様な姿見せそうじゃないイメージあるのに、このさらけ出し具合だったり必死さが痛くて痛くて。
デリヘルの女としてでもいいから抱いて欲しいって…そうまでしても体を重ねたいという気持ち…ピュアな一途さにはやられ続けました。

嘉藤も組のトップとして求める…そうあってほしい惣一の姿が揺らぐことなく…だからこそ悲恋状態で…。


全てを知った今はもはや「もー」「あー」「うー」くらいしか言えないです。

すっごく個人的好みな話ですが、惣一さんの脳内ボイスは野島健児さんでした。
これはもうぴったりでしょ。
上巻読んだ時点でドラマCD化頼むよ!!諸々異論は認めん!!と一人楽しんでいましたが、下巻読んでまず無理だなこりゃ…と撤回しました。
自分の耳の中で楽しむことにします。

でもでも、この作品に出会えて良かったです。
心が元気を取り戻したらまた読み直したいし大事にしたいし何ならコールドシリーズと一緒にお墓まで持って行きたいです。

2

重苦しくも、余韻を残す作品

木原先生の作品は、大好きなのですが…こちらは好き嫌いがハッキリと分かれる作品ではないかと思います。

私は、途中から読むのをためらってしまいましたが、何とか上下巻読み終えました。ずっしりと重く、すぐには消えそうのない余韻が残る作品でした。

全体を通して重苦しく、甘さは感じられませんでした。攻めが、ノーマルな人間という事もあり、そのあたりの描写などはリアリティが感じられましたが、攻めの嘉藤を愛しすぎての受けの惣一の、突拍子のない行動・言動、どうにも私的にはダメでした。そこまでするのか?!ってほどの行動に出るのですが、私はそれが受け止めきれず。
ですが、そこまでするほど、攻めを好きで好きで、どうしようもなかった惣一を想うと、心が締め付けられます。
攻めの嘉藤は、バイでもゲイでもなく、女性を好む普通の男。惣一の気持ちを知り、苦悩する姿はリアルに伝わりました。実際、そうゆう事が現実に起きたら、ノーマルな男性はこんな感じなんだろうなぁ…と。

そう簡単にいかないところが、やはり木原先生の作品だと思いました。



攻め苦悩、受けの苦しみ、壮絶な紆余曲折ありながら、最後の最後に見いだした2人の答えには、納得はできました。それが、ハッピーエンドかは別ですが。

ただのBL小説でしょ?と気軽に読もうと考えている方には、あまりオススメできません。初心者向けではないです。

3

木原先生初心者にはきつい

ハードで過酷な描写、多くきつかったです。

陵辱ものは慣れているつもりでしたが、肉体改造、記憶喪失、ヤク中、幻覚症状そして何より恋愛感情が明確に描かれていない攻め、という設定はレベルが高すぎた...

恋慕の情ではなくとも、敬愛するボスへの愛という形で、ある意味成就したようでしたが、うーん、それ以外のパンチの効いた展開が衝撃的すぎて...

とりあえず立場を越えた愛や、陵辱エロを求めて読むとびっくりするので、読む人を選ぶと思います。
まだまだ自分はレベルが低いなーと勉強になりました。

4

恋も分からないのか、と言ってやりたい

商業BL小説を初めて手に取りました。いきなり素晴らしい作品にめぐり合い、万感の思いでレビューを書かせて頂きます
特に強く心を乱された部分など・乱文ですがご容赦いただければ幸いです

BLなのに男の尊厳(心身ともに)を奪うなんてと展開に凹みつつ終盤から何かを祈る気持ちで読んでいきました
下巻では嘉藤の心の内が詳細に描かれていたと思います。そのため攻め側に強く感情移入していきました

救出される部分を読み終えたとき、もうこれ以上この二人は性行を止めて欲しい、穏やかな関係でいて欲しいとまで思ってしまいました
しかし安住の地で共に快楽に溺れる生活を送る描写が続くのですが、惣一は他には何も要らないと言いますが、その男は同じ感情を持ち得ないのにそれでもいいのか?それは幸せなのか?と言った気持ちに襲われ、けれど最後にようやく思いが通じて、もうこれでいい、となりました

嘉藤が1%でもいいから惣一に恋愛感情を抱くことを信じて読み進めましたが、最後までそうはならず・・そのため、惣一を抱きつつもこの物体は何だ?みたいなことを読者に何回も訴えてくるのが辛すぎる。忘れ去られるのが怖い、それをさせないようにずっと傍にいるって・・あまりに身勝手だし、抱きしめるくせに愛することを始めない、つまり嘉藤の原動力は同情心からと仮定するとそれは惣一と永遠に交わることが無いと分かり、盛大に落ち込んでしまいます。近いようで遠い感情で両想いになれたことがただただ哀しい
嘉藤はBLでは異質なキャラクターだと思います。私たちは恋愛感情が分かる(上巻でどんな手を使っても気を引こうとした惣一の気持ちが痛いほど分かる)のにどこまでも利己的で、最後も東京へ戻したいと考えていたことに、惣一からの好きを理屈で受け入れたことに、恋が分からないことに私は若干の怒りと大きな失望を感じて落ち着きません

終始救いようのない本作ですが、嘉藤が私のことが好きですか?って初めて口にしたところと、惣一が好きを忘れていなかったところで、微かな光のようなものを感じました

5

スジモノに愛はいらない

もちろん、読み終わった日は夢見が悪かったです。それでいいんです、木原先生なので!!

上巻の帯に「純愛」とありますけど、純愛ってなんだか不幸なものにつけられがちですよね、悲恋とか。木原先生の作品って、この二人はこれで幸せなのか…?っていうような終わり方でも力づくでハッピーエンドだす〜!って言い包められちゃって、さいですか〜って引き下がるしかないというか…笑
だから色んな妄想ができて木原中毒になるポイントなのかなとも思います。

下巻では最後に穏やかな日々が描かれてはいるので、そこが救いなのかもしれないです。二人で一緒に生きている、といった意味で。

さて、嘉藤に抱いてもらってからタガが外れてしまった惣一は、実父である組長からも見放されて、嘉藤と引き離されてしまいました。血を分けた息子ではなく嘉藤に跡目を継がせる組長の心づもりから、二年ばかり大阪の芦谷組の預かりになっていた嘉藤が本橋組に呼ばれ、組長から直々に今後についての相談を受けます。

その直後、手術入院中だった組長が殺害され、報復を巡り不穏な抗争劇が展開していきます。この組内部のゴタゴタが表向きのストーリーを引っ張ってはいますが、やはりお話の核は惣一と嘉藤の関係性だと思います。

組長の死後、惣一も弔い合戦の決着がつくまで組長代理として指揮をとることを公言し、惣一のサポートとして嘉藤が本橋組に戻ることとなり、二人は再会。

ところが嘉藤を銃撃から庇って負傷した惣一の体には、女みたいな胸の膨らみが。彼は既に壊れ始めていました。

一度だけでいいから女のように抱いて欲しいと惣一に懇願され、嘉藤が拒否すると惣一は発狂しかけます。結局、惣一を宥めるために嘉藤は抱いてやるのですが、この時の嘉藤の心中はいかなるものだったのかと想像します。既に惣一にほだされていたのか、組のために自己を犠牲にした諦めのようなものだったのか…。

惣一の秘密に気づいた当初、嘉藤は早急に胸を元に戻させようとしたけれど、なぜかそのままにさせておきました。それが更なる悲劇を呼ぶとは思いもせずに。

嘉藤と離れていた間に、トラウマのせいで一人でいることを恐れていた惣一が、身軽に外に出られるようになっていました。その表面的な惣一の変化を嘉藤はどう受けとったのかも気になります。それは自分が期待する惣一のあるべき姿だったのか、それとも彼を信頼していたがゆえの責任放棄となったのか。

本橋組と同系列の会長の葬儀と別の会長の一周忌が重なり、前者には惣一が、後者には嘉藤が出席した際、惣一が参列した葬儀会場で爆破事故が起こり、行方不明になります。それから約一年後、変わり果てた姿で惣一は発見されることになるのですが…。

最終章では、脳の機能が壊れて記憶も定かでない中、惣一は自分がこうなりたいと思った体になったと無邪気に喜ぶシーンがあって、嘉藤は何を思っていたのだろうと思います。泣けます。

嘉藤の惣一への思いがわたしには謎で、知りたくて仕方がありませんでした。様々なエピソードや描写から推察するしかないところも手強くて面白いし、最後の最後に嘉藤と惣一はどうなったのかも果てしなく妄想が膨らみます。謎だから益々惹きつけられるのかもしれません。

これは壮絶な恋の物語です、惣一にしてみれば。愛としかいえません、嘉藤が最終的に選んだ道は。だけどスジもんに愛はいらないのです。似たようなものがあるとすれば情しか許されない世界でしょうから。

この作品は、徹底的に愛のない世界を描くことで純度の高い愛を表現する、木原先生の真骨頂だと思いました。あとがきで、先生が惣一だけ「さん」付けしているのを目にした時、惣一に対する先生の愛着というか労わりのようなものを感じられて、なんだか嬉しかったです。

9

BLの最北端

ずっと同人で追いかけてて、読み返すのが辛いので買ってからも次の日の休みこそ、、、とそれを繰り返し、放置していました。ついに覚悟を決めて読んでしまったら1日で目を話すことなく読み切ってしまいました。

1日たったけどまだ心をじくじくと蝕んでます、、置き場がない。
惣一がひたすらえげつない目に合うし、嘉藤さんは感情はあっても情がないし。でも、木原先生の作品で共通しているものって(あくまで主観ですが)理不尽なことをするものには相応に痛めつけてプラスマイナスゼロにするといつか、、それにしても惣一はマイナスよりですが笑

不均衡で歪。また木原先生は歴史に残るものを作ったなとしみじみ感じています。
任侠モノですが任侠萌えとは一切関わりがないので、今後読む方は覚悟をお持ちください笑

7

そこまでするかっ!

受けの惣一の健気さ、一途さに胸を打たれたので神評価です。

いやー、それにしたってここまでする!? 木原先生! ってくらい惣一がひどい目に合います。バイオレンス耐性がない方にはオススメできません。いや、ほんと。

あらすじは他の方が書かれているので割愛します。なのでレビューというか感想です。
そんなにしてしまうくらい嘉籐が好きなのね。嘉籐好みに体をかえちゃったり、どうしても抱いてくれないからお金で買おうとしたり、なりたくもない組長になったり。惣一のその気持ちだけなら純愛なんだけども。

これでもかってくらい酷い目にあった惣一ですが、救いは薬の影響で記憶が曖昧になっちゃったこと。本当、忘れて良かったです。
どうしても惣一を見捨てられない嘉籐。それはやっぱり愛なんじゃないのかなあ。想像妊娠までしてしまう惣一。そしてなかったことになったお腹の子供。がっかりしたのは嘉籐の方じゃなかったかと思えてほのぼのしました。

どうか末永くお幸せに。

8

目を背けてしまう…

私にはまだ早かった…月に笑う、までだなと。闇社会モノBLに耐性はあるつもりでしたが、正直読んでる途中で何度も本を閉じてしまうくらい、読み進めるのがキツイ描写が多かったです。上巻は、惣一の加藤への想いを拗らせ過ぎて色々やらかしてる痛い受けだなぁという印象止まりだったのですが、下巻の怒涛のバイオレンスな展開に、私は今何を読んでいるのか?と分からなくなるほどでした笑

この物語全体を通して、惣一をあそこまで痛めつけないと、その先の加藤との穏やかな生活は得られなかったのだろうか。。嫌な雌なんですよ、惣一、感情的だし、自分の思い通りにならないとヒステリックになるし、奇声を上げて全裸で外に飛び出すし笑笑、
決して惣一に好感は持てないんだけど、ちょっと同情しました。

木原音瀬作品史上最も嫌な受け、そして哀れな受けだと思いました。

8

痛かったりエロかったりするけれど最後は純愛、なのだと思う

『月に笑う』のスピンオフ
前作がそれほど痛かったり苦しかったりしなかったから(木原作品比)大丈夫、と大して覚悟もなく読んでしまったことを反省しています。
木原作品の中でもトップレベルの痛い展開だらけではありますが、切なくて続きを読まずにいられなくなる作品でした。

裏社会物は好きで、バイオレンスで血と暴力もありとは思っていましたが想定以上でもう許してほしいと懇願し続ける展開が多くて長くて大変でした。

個人的にはこうあってほしいという方向からどんどん離れて行ってしまい予想外の結末でした。
もちろん可能性としてはあり得るものでしたが、惣一の願いが叶うといいなとか、もう嘉藤から解放されたほうが幸せになれるんじゃないかとか勝手に考えていた者としては、救いのない世界のように思えて重い気持ちになりました。

評価としては萌えのレベルでいうとあまり高くはないのですが、いい作品で読むことを勧めたいかどうかの基準であれば高評価にしたいと思います。
ただし読み手を選ぶし覚悟も必要ですが…。
ボーイズがラブする楽しいお話や、苦労や痛みはあってもハッピーエンド、最後はすっきりとカタルシス、と読んで癒されたい楽しみたいというときには不向きなことは確かです。

6

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