あらすじから、攻←←←受の気配がビンビンに伝わってきたので購入。
結果、あらすじがあらすじ過ぎる。こんなに地雷未遂の展開が来るとは思ってなかった。
ノンケ×ゲイは好きカプTOP3に入る属性だけど、攻め受け関係なく、好きな人がいるのに家族の意見優先で好きでもない女と結婚するような意思を貫けないやつの事は捨ててしまえという感想しか出てこなかった。
カプ相手を好きじゃないなら兎も角、好きなのに別の女と結婚しようとするんだもの……。
この作品だとそれ(本命捨て意思弱結婚)をするのがノンケだからまだ気持ち的にギリセーフだった。
それにしても従姉妹と結婚させようとする家族キモイね……。
受(攻)を好きなら、家族や職を捨ててでも自分のものにしろ!
終盤、例の従姉妹とその恋人(女)に、「書面上だけの偽装結婚でいいから結婚した方がいい」と言いくるめられそうになる。
けど攻めも受けも、納得出来るような出来ないような……どうしようか? って結論を出さないままエッチ突入したから、今はそれよりどう結婚を回避するかだろ! とエロシーンが頭に入ってこなかった。
同じ地雷持ちの人へ。
長い長い時間を経て、攻めは受けの家族に挨拶に行く。受けの家族のウェルカムな雰囲気で、漸く攻めは従姉妹との結婚は断ることを決断する。遅いよ……。
偽装結婚するゲイは多いよなんて作中で言うが、現実を創作物語に反映させないでほしいですね。
最後のおまけSSも、攻めと従姉妹ふたりのやり取りだったのが解せない。
まず挿絵が少ない。全部で二つで程。
せっかく絵が綺麗な人の挿絵なのに勿体ない。
総合的にあまり刺さらなかった。地雷じゃないけど萌えない、みたいな。受の性格もあまり好みではなかった。
途中の章で、人物名が出ず特徴だけの描写があるんですが、青年時代のルチア(攻)がシュカリ(育ての親みたいな)に抱かれてるのかと思ってしばしの硬直。
角を持った悪魔族が、触手の青年を性的な意味で抱くって書いてたから……。これはシュカリとゼルヴェル(ルチア父)でした。
つまりサブCPの受けが、人間の女と無理やり性交させられます。(直接のシーンはないけど、語りは有り)
それから受けが、人外(モンスター)相手とはいえ雄の役割をさせられる場面があるので注意。簡潔に言うと、植物の姿をした魔物に挿入する。
最後にチラッとだけですが、ルチアの母が登場するけどそれも要らなかったなと。ありがたみのある立ち位置じゃないのに、感謝するべき存在みたいに登場したのがモヤった。