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男性御影さん

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中学生のイベント、高校生のイベント

 高校生になった雀松と中学生の鷲人のお話です。
 同じ電車での通学、鷲人のはじめてのスマートフォンデビュー、部活に一生懸命になる鷲人、文化祭の場面は、学生の日常だと思いました。特に劇的なことはなくて、日常の二人のやりとりを描いた作品ですが、だからこそここには嘘がないのだと思いました。 
 雀松ことワカさんは16歳、鷲人は14歳で、2歳の年の差はまだまだ埋まりそうにありませんが、二人の心の距離がだんだん近くなっているような気がしました。

特別ではなくても

 希央は、大学時代の映画サークルで一緒だった麻衣子先輩の送別会で、かつて憧れていた高瀬と再会します。希央はどこにでもいるような学生で、憧れの高瀬とは正反対の容姿、性格です。
 送別会で酔ってしまった希央は、高瀬に介抱されて、高瀬の家に連れて行かれます。
 のちに希央と高瀬は希央の祖父の家で一緒に暮らすようになりますが、希央がこの家や地元から離れたのには理由があります。
 希央が過去のお付き合いの失敗で、いろいろなことに自信をもてなくなってしまう姿は痛ましいですが、こういう人だから高瀬先輩と釣り合うのだと実感しました。

理想の手に出会う

 柚木は同じ会社の綾瀬の営業成績を争っていますが、綾瀬の方が上で、いつも悔しい思いをしています。柚木は一見普通の社会人に見えますが、重度の手フェチで、いつも理想の手を探しているのです。
 会社で倒れた柚木を看病してくれたのは綾瀬ですが、綾瀬が看病したときに、綾瀬の手こそが柚木が探し求めていた手であると分かります。
 タイトルのとおり、綾瀬はむかつくけれど、撫でられたい、触られたい柚木です。綾瀬に撫でられることがご褒美なので、決して難しいことではありません。綾瀬に撫でられている柚木が幸せそうなのが印象的でした。

真面目だから余裕がない

 ドラッグストアの店員の広樹と常連客である慎太郎との話です。慎太郎からの一目惚れで、慎太郎は広樹とお試しで付き合うことになります。
 二人は、映画、食事、水族館等のデートの見本のようなデートをし、お互いの関係を深めていきますが、ともかく真面目で清い交際だと思いました。
 最初の頃は、広樹は慎太郎の職業が分かりませんでしたが、のちに慎太郎がジムのインストラクターであることが分かります。慎太郎が広樹をジムの一日体験に誘い、その後も広樹にゆるく入会を勧誘してくるところが本当にインストラクターなのだなと感じました。

窓越しに始まる恋

 周囲からコミュ力おばけと呼ばれるくらいコミュニケーション能力に長けている千歳は、隣のクラスの何か問題を抱えていそうな瀬乃のことが気になって仕方がありません。千歳と瀬乃は選択授業の美術で一緒になり、二人の交流が始まります。
 瀬乃は過去にあったことを千歳に打ち明けますが、千歳が受け入れた姿には驚きました。
 美術の関先生はベテランの先生だからなのか、優しくて、瀬乃との距離の取り方、話の仕方がうまいと思いました。

反抗期が終わったら

真雪は、大学を卒業したことを機に、母の親友であるアキコおばちゃんの家に住むことになります。本来なら、独りで住むはずでしたが、そこには彼女と同棲中のはずのアキコの息子、岳がいるのです。
 岳はかつて真雪に勉強を教えていたお兄さんですが、体の関係もあり、気まずい同居生活が始まります。
 真幸は社会人1年目で、慣れない生活にストレスをためてしまう場面もありましたが、岳が「発散の仕方」を教えているところが印象的でした。深夜のドーナツ、甘いコーヒー、カップラーメンは、格別のおいしさだと思いました。
 岳と真雪は元々交流があったため、社会人になっても距離を感じません。距離感が近くて、恋人でもあり先輩、後輩でもあるそんな関係に感じました。

笑いのネタが生まれる瞬間

 寺坂は、やる気はあるものの全く売れない芸人です。同じ頃、ベテラン芸人の田名辺もコンビを解散しました。田名辺は、私生活がだらしないクズで、芸人としては面白い、才能があるのにコンビ解散を繰り返しています。
 田名辺と寺坂がコンビを組んでも、田名部の私生活でのくずっぷりは相変わらずです。生活能力のなさは予想していましたが、だらしない雰囲気がよく分かりました。
 田名部と寺坂のお笑いネタは、二人がセックスをすることによって生まれます。真面目な寺坂とだらしない田名部が混じり合ってできる不思議なお笑いネタが気になりました。

役割がある人、ない人

 桜坂稲荷神社の神楽坂理央は、若いながらも神社の神主を務めています。
 桜坂稲荷神社は、理央のお告げがよく当たるから人気なのですが、理央は、宇迦(うか)と呼ばれる狐の言葉を、お告げとして相談者に伝えているのです。
 この特殊な能力は、神楽坂家と烏城家の人間が契りを交わすことで子どもに引き継がれますが、許嫁である烏城家の百合は逃げてしまいます。
 その上、理央は宇迦の言葉が聞こえなくなり、理央も桜坂稲荷神社もピンチを迎えます。
 烏城家からは百合の弟である凪が来ますが、凪は男です。
 私は最初に理央の元に凪が来たときの理央の戸惑いが忘れられません。本当に自然な表情、感情だと思います。その上理央は凪から好きと告白されますが、理央の受け入れることへの戸惑いや時間がかかるところも自然な姿で、感情の波を追体験しているようでした。
 もうひとつこのお話で楽しかったのは宇迦ちゃんです。宇迦ちゃんがかわいいです。

男前と学ラン

放課後の教室で寝過ごしてしまった尾瀬が目を覚ますと、手にはきれいなマニキュアが塗られています。
 それは、同じクラスのクールでのりが悪いと評判の一ヶ谷がやったことですが、ともかく最初の始まりで驚きました。
 けがで陸上をやめてしまった尾瀬とプラモデル作りが好きな一ヶ谷との交流が始まりますが、ふたりの交流は手や足の爪にマニキュアを塗るちょっと変わった交流です。
 一ヶ谷からかなり距離を詰めてきても、それに気がつかない尾瀬は鈍いとも思いますが、それはそれで男前です。
 尾瀬、一ヶ谷をはじめ、たくさんの学ラン姿をみることができるのも本当に楽しかったです。尾瀬の大和系の顔立ちに学ラン、鈍さとやるといったらやってしまう潔さは男前だなと思いました。

気になるからいじめたい

 百瀬は子どものころから「マジカルミラクル」が大好きで、社会人になった今も「マジカルミラクル」への愛は健在です。百瀬は百瀬が勤めている会社で、子どものころにいじめられていた相手、定村と再会します。
 定村は百瀬がマジカルミラクルを好きなことを理由に、1ヶ月間定村の犬になるように命令します。
 俺様の定村の行動は、ひどいの一言に尽きますが、本当は百瀬のことが気になっているのだろうなと端々から分かります。百瀬のことを犬扱いする定村ですが、百瀬が気になっているイベントに行かせてあげるところは優しいなと思いました。