pokatyanさんのマイページ

レビューした作品

エキスパートレビューアー2024

女性pokatyanさん

レビュー数11

ポイント数84

今年度42位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • 映像
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

分からないのが面白い!

屍器の欠月が戦いしか知らないマシーンから感情を持ち始め、人間らしくなっていく変化が楽しめる巻でした。
今まで知らなかった初めて気づく気持ちが何なのか、子供のように素直に天陽に質問する欠月。
天陽を愛おしく思い、心配したり寂しく感じたり。もー、それは好きってことなんだよ!
顔つきも以前より優しくワンコみがあり可愛いらしかったです。
天陽もそんな欠月に惹かれています。ほんとに早くくっついちゃって欲しいです。
でも二人の間には雨流がいます。
雨流を戻せば欠月がいなくなる。どちらかなんて選べないし、そもそもどちらを好きなのかもよく分からない天陽の揺れる心。
自分がいなくなることで天陽を幸せに出来ることに気付いた欠月。
もうどうしたら良いのか私には分からないけど、みよし先生はちゃんと幸せにするって言ってました。
切ないですがそのお言葉を信じます。

まだまだ謎が多く、皇帝の呪術師である桃華が二人に何をさせようとしているのか?ちょっと不穏な雰囲気のまま3巻に続きます。
蒼国はどうなる?屍器になった人々は?二人の恋の行方は?気になることが沢山あります。

ほんとにこんな素敵なお話を考えられる創造力と絵として実際に表現出来ることが素晴らしいです。
3巻も楽しみに待ちます。

あー、切なすぎます!

前半と後半でアルトゥール伯爵の性格が全く違うように感じます。
長く美しい銀髪をもち感情をあまり表さず理性的で権力、財力もある完璧な人。誰もが目を奪われるクールビューティーな攻め、アルトゥール。
誰とも真剣にお付き合いしない代わりにワンナイトの相手はたくさんいます。
そんな彼のことが好きなユーリス。全く相手にされません。
私から見たら甘いシーンなんて全くありません。ユーリスは完全に恋愛対象から外れていて塩対応されてます。
この前半の感じになかなか慣れず少し読んでは止まり、数日かけてやっと読み終えました。
体の関係をもってもそれはそれ。そんなことあったっけという位にそっけなくお家存続のためユーリスに結婚を勧めるアルトゥール。
全く真意が分からずユーリス以上に私が苦しかったです。
後半アルトゥールが自分の気持ちに気づき酔っ払ってユーリス邸にやってくる所から、やっと落ち着いてスラスラ読めました。

アルトゥールのクールさが私にはしょっぱすぎましたが、そんな前半があるからこそ後半が盛り上がって面白くなるんです。
この作品を読み自分は攻めに対等に扱われない、恋愛レースのスタートラインに立たせてももらえない受けが可哀想で胸が苦しくなるんだなと分かりました。
お話としてはキレイにまとまっており、そういうのが気にならなければ楽しめる素敵な作品でした。

またまたあっという間だった

10話から13話までと描き下ろし、電子で234ページありました。
10話は藤永の舞台から始まります。スマートグラスをかけた蛍都は客席から鑑賞しており、彼のメガネ姿が新鮮でカッコよかったです。
この舞台がすごく印象的で鬼の弟が兄を助けるつもりが兄に助けられるという、兄弟愛溢れるシーンで泣けました。このストーリーも厘てく先生が考えてるんですよね?観たい!ホントに舞台化しないかなぁ。もー出だしから心を持っていかれました。

2巻のレビューにも書いたのですが、ふんふん、で次の話は?とタップするともう描き下ろしになっちゃうんです。どういうことなんだろ?ちゃんとページ数あるのにすごーく短く感じます。

藤永は鬼の舞台が終わらないうちから次の仕事が決まります。今度はオーディションじゃなくて指名なんだよ!着々とスター階段登ってます〜
その忙しい合間になんとか待ち合わせしてカジュアルなデートを楽しもうとするけれど…人目やカメラのシャッター音が気になりなんだか落ち着かない藤永。
でも彼はそこで終わらず、音がない事が当たり前の蛍都から見た世界に改めて気付くのです。

しつこすぎず丁寧に、ちょうどいいスピードで二人の気持ちが寄り添っていくので読んでて気持ちが良いです。
ハグや顔を近づけるなどのスキンシップが多くなり、やっとお付き合いが始まったんだな!と実感しました。
ハイスピードで周りからの注目度や環境が変わっていく藤永ですが決して蛍都をおざなりにせず大切に思って
いて蛍都にそういうのがちゃんと伝わっています。ゆっくりなストーリーなのに単調にならずカメ恋はすごい。面白いです!

次巻から気になるのは有名になると必ず狙われる「私生活のスキャンダル報道」です。
今回ずっと笑顔で蛍都がとっても幸せそうだったので、今後何かトラブル発生しちゃうのかな?と今から気になります。

安心安全なオメガバース

ファンタジーとオメガバースのいいとこ取りで、かなり甘かった!心が折れるようなハラハラさは少なく落ち着いて読める良いお話でした。

バースが確定していない第三王子リシェル。遅くても18歳には覚醒するのが普通ですが21歳でオメガと分かります。オメガ王子の子供は最強のアルファになるので黄金のオメガと呼ばれます。
王立アカデミーで親友として付き合ってきたクライヴは学生時代に既にアルファと判明しており、成績優秀で強い魔力をもつ魔法騎士なので男女問わずモテる!

もうアカデミーの時から両片思いなんですけど、二人とも相手を気遣って自分の気持ちを隠してしまい、じれったいよー。
勘違いばかりで親友から進まない関係はリシェルがオメガと分かり、クライヴが無事に結婚相手に選ばれることで変わり始めます。
結婚式や初夜の様子が幸福感に満ち溢れて読んでて気分が上がりました。

新婚のリシェルがトラブルに巻き込まれて助けてくれるのは、やっぱりつがいのクライヴです。

二人の気持ちを丁寧に書いてあるので安心して読めました。カワイチハル先生のイラストも素敵です。

父の愛人 コミック

塩味ちる 

仁井名家の家族の話

作家買いです!
前作に続きガタイが良く攻めより大きい受け設定です。シングルファーザーで小説家の國彦と高校生の息子、晴輝のお世話をする純平は通いの家政夫さん。
身長190でモチモチした胸とお尻をもつウブで恥ずかしがり屋さん。
そんな彼からの好意を感じながらもあまり性的なことの必要性を感じてない國彦さん。なんか力抜けてるっていうか感情の起伏が表に出ない人。
知り合って3年後、二人きりになったときに純平から告白され関係が変わります。

エッチの描写はかなり激しく修正箇所たくさんあります。
純平が普段と違ってすごーく気持ちよくなっていて幸せそうです。そんな純平を落ち着いた態度で優しく包み込む國彦さん。
はたからみてるとちゃんと両思いなんだけど、いかんせんお互い会話が足りない!
もちろん家事については話しますが、パートナーとして好き、愛してる、これからどうしたいっていうことについて全く話し合ってないんですよね。
國彦さんは年上で雇用主で小説家なら、もうちょっとしっかり言葉と態度で気持ちを表現してくれないと困ります。
そりゃあ純平も不安になりますわ。

激しいエロと特別変わったことのない平穏な日々、特に食事の用意をするシーンは純平と晴輝の仲の良さも分かりあったかかった。
どこにでもいる平凡な家族と変わらない優しい雰囲気に癒されます。

晴輝の方が二人より精神的に大人な面があり気持ちの真っ直ぐな良い子に育ったなぁと思うと、涙がちょっと出ました。あと國彦さんの関西、京都?弁がほんわかして味がありキャラの魅力増しになってます。
 
紙本はチルチルの試し読みとは違って斜線修正でおすすめです。

落ち着いた雰囲気の中に透明感がありました!

作品の雰囲気は透明感があって文章も素敵です。
一気にさくっと読み終わりました。

IT副社長と高2生、ノンケとゲイ。ゆっくり丁寧な描写で読んでる時は納得しちゃうのですが、やっぱり年齢が約2倍ある大人と未成年という設定が引っかかりました。本人達が好きなんだもんいいとは思いますし実際あり得るでしょう。完全に好みの問題ですね。すみません。

細かいエピソードは1つ1つ、とても素敵でした。
好意をもっていて距離を詰めてくるのに、手が届く程に近くなるとガードが固くなる賢司さんの煮え切らない態度に好感をもてなかったな。
それが大人の狡賢さ、カッコ悪いことしたくないって気持ちからくるものなのかな?
優しいことばかり言うけど社会的責任と恋愛を天秤にかけて、頭で恋愛してる感じがすごくしました。

現実感があまりなく優しくて甘い世界観なので体の関係も卒業後まで待って欲しかった。
お互い一人暮らしでご近所住まいなのでまぁ無理なんだけどさ。

書き下ろしの三年後のソラは彼らが同棲していて相変わらず仲が良く、一吹の友人達も元気そうで安心しました。

魅力ある絵とシリアスすぎないお話

殺し屋の叶瑛(かなえ)と半分吸血鬼の沙羅(さら)と叶瑛に仕事をまわす爺さんの三人が登場人物です。
ぼっち×ぼっち→もう上がるしかないので設定は重いのですが読んだ感じはそんなではないです。

叶瑛はガタイが良くて口数少ない。捨て子できちんと養育されてなかったので色々と無知。
寂しい、楽しいって感情も経験してこなかったから表情筋死んでたけど、沙羅に出会えて楽しい、気持ちいい、大切にしたいって思いを知り真っ暗だった瞳に光が宿り優しい顔つきになります。
執着溺愛ワンコの誕生です。

沙羅は半吸血鬼なので、右目だけが赤く美人で天然ボケっぷりが面白い。人間の叶瑛より人間らしく表情豊かで明るく笑顔がかわいいです。父親と兄弟には家族として扱われずに家出をしてきたところ、たまたま叶瑛に出会います。

二人とも家族に恵まれない、愛を知らない子でした。一緒に過ごすうちにどんどん生き生きしていく様子を見ているとこっちまで気分が良いです。

絵も美しくシリアスなストーリーかと思いましたが案外コミカルでそれぞれがタイプの違うズレ方をしていて笑ってしまう箇所が沢山ありました。
続編が決定しているようで、おめでとうございます!とっても楽しみです。

紙本購入、真っ白な修正でした。

まぼろしの高校生

高校生同士のおはなしですよね?幻かと思えるほどにびっくりする位ピュアでした!
恋に恋する同クラ男子の慈狼と満。全く接点の無いふたりがゲイで彼氏が欲しいという共通点を知り、友人として仲良くなっていきます。

ほんともう希少種ではないか?と思えるほど真面目でウブでよい子たちです。
恋愛対象が同性だからといって、安易にすぐ付き合っちゃう?とならないのがまた良いです!
彼氏が出来たら何したいとか妄想を語り合っちゃったりして可愛らしい。

多少エピソードや絵に「ぎこちなさ」があり気になるところもありましたが、そこを差し引いてもピュアな物語として楽しめました。

次作にも期待してます。

やっぱり定番は面白い

幼馴染でずっと一緒にいる二人が大学生になりルームメイトとして同居してます。
けど凛がいつも怒ってます。なぜ?
翔太郎を見る凛の目つきの悪さと不機嫌な態度は良い。すっごい好きです!
心の闇を感じるし、まぁ執着愛拗らせてんだろなーって読んでて分かるんですがどうやって解決するんだろうと期待しながら読みました。 

ある日部屋で転んだ翔太郎に押されて頭を打ち、凛が記憶喪失になります。
記憶喪失になり最近の不機嫌な態度は消え、以前のように優しくて甘い性格に大変身します。
そんな凛に魅力を感じてしまう翔太郎。
あー、どうなるのか分かっててもドキドキしちゃいます。

子供の頃の二人の姿が描かれてる絵は、ぷくぷくちゃんで可愛いかったです!

凛が同居している家にセフレの女の子を連れ込んで始まっちゃいそうなシーンがあります。
試し読みにあるので苦手な方はご注意ください。

デビュー作って本当ですか?

綺麗な絵が目に留まりました。デビュー作でこんなにしっかり美しく描けるなんてすごいですね。
ちるちる評価でエロエロになっている通り、そういうパートは多かったです。
なのに何故か爽やかでいやらしくなかったです。

ゲイで飽きたらすぐ相手をポイ捨てする医大生、輝々。自分中心のヤリチンだけど特待生で勉強に対しては真面目。吸いかけのタバコを灰皿に置きながらの片手間なエッチはクズ感最高でした!

ひかげはツンツンした年上美人で口が悪い。引きこもりから社会復帰中。
普段は憎まれ口しか言わないのに気持ち良くなると素直になるのが可愛い!

ケンカップルな彼らの一皮むいた本当の性格は
輝々は面倒見が良くて優しくて頼りがいがあり
ひかげは傷つきやすいけど素直で可愛げがある。
というふうに魅力ある人間にだんだん印象が変わっていきます。
ひかげが引きこもりになった原因などもきっちり丁寧に描かれており、お話の構成もお見事でした。

きちんと思いを確認した後のエッチシーンのページ数もしっかりあるので、幸せな気持ちで読み終わりました。

萌2と迷いましたがやはりデビュー作品なので神評価にさせていただきました。
紙本の修正はちるちるの試し読みと同じでした。