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エキスパートレビューアー2024

女性pokatyanさん

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平成の作品だけどやっぱり面白い!

口数が少ないけど話すと言葉に嘘がなく信用できる感じの攻め。 
いじらしい。いつもなんだかごちゃごちゃ考えてウジウジしてる純情、健気な受け。
中学の同級生で短い間、かなり親しくしていた二人が24歳の大人になってから攻めのいるホストクラブに新人として入店し再会するお話です。
中学の時の出来事がトラウマとなっている受け、一葉を追い詰めるような質問をしない攻め、黒石。なんかいい奴なのに中学の時はどうしたの?

ラストそうだったんだ!と種明かし的なオチがあり驚いた。
ボッチで家族に恵まれない二人が黒石の家で過ごす描写とかすごく好きです。
砂原先生らしい容易く情景を想像させる美しくて読みやすい文章は素晴らしかった。

泣けた

電子約196ページ、前半は太郎視点で後半は同じ出来事を他者からみたお話と描き下ろしです。
試し読みで分かるように太郎がすごくいい子です。
純粋で寂しがりで泣き虫。近くにいたなら頭を撫でてあげたくなるような可愛らしさがある子でした。
とにかく太郎がよく泣きます。ポロっと美しいんじゃなくてドバッと水たまりが出来るような飾らない涙です。
ビクビクオドオドしてるので落ち着かせてあげたい、親目線で読み私も一緒にたくさん泣きました。
アップになった太郎の目がすごーくキラキラしてます。

塩野がいいっ

警察官として同じ署で働く年下準キャリアの塩野くんと刑事課主任38才、多古井のお話です。
ゲイの塩野は好きなのに多古井さんに対してあたりが強く塩対応。本人は普通にしているつもりなのでニブい主任には全く気持ちが伝わりません。
多古井はフットワーク軽くいつも動いて騒がしいイメージです。ずっと塩野に振り回されっぱなしでした。
彼の実用重視で頑丈そうなスポーツウォッチ、ペラペラの安そうなスーツでワイシャツを腕まくりしてるのがオシャレに無縁な中年独身男っぽくて良かった。
無表情で感情が分かりづらい塩野が嬉しくて笑顔になった顔がかわいかった!
キャラがはっきりしてる主役達にからむ同僚の女性、江川さんも素敵。飲み屋の大将のセリフもよかったなぁ。

后と河 1 コミック

山中ヒコ 

また新しいジャンルに感動!

SF、戦闘ものを読んだことがある山中先生の今作品は中華風歴史もの。いろんな分野を詳しく調べて描ける、創作バイタリティの高さに驚きと尊敬です。
とても面白く一気に読めました。いろんな設定や時代物の難しさを上手くストーリーにのせて流れるように描かれていました。
陛下の責務の重さや後宮での人の心の醜さによる悲しい出来事。
王佳の天然の感の悪さや同僚との関係性など名シーンがたくさんあります。
まだ1巻目なので恋愛部分はゆっくり少なめですが大河ドラマのような壮大でロマンあるお話です。

slip コミック

epaule 

紙面からフェロモン臭が漂ってきます〜

すごく魅力ある大人の男を描く先生ですね!初商業コミックス発売おめでとうございます♡
セクシーっていう言葉では足りないです。ただいるだけでオスのフェロモンが漂い周りの人から注目されるような男たちです。
顔や所作が上品で雰囲気が洋風。がっちり鍛えて引き締まった上半身を眺めているだけで幸せです。

大学の時に仲良かった友人に仲間の結婚式で久しぶに再会し、関係をもってしまうことから始まるラブストーリーです。
イケおじの恋愛はがっついてないし、体先行なのでお互いなかなか素直になれず。もどかしいっ!
丁寧な心理描写と美しい絵が素敵で、王道だけど個性的な作品でした。

穏やかな中でのおもしろさにやられる

ふだんはあまり読まない高校生の日常もの。激情にかられて傷つけあうとか突っ走ってさらにだめな方に話が行っちゃうとかを想像しましたが、まったく逆。
令和の高校生は穏やか!平和な感じで安心して楽しく読めました。
好きに性別は関係なくゆっくり仲良くなっていく友人達の中に1人だけ特別がいるっていう展開がすごく良かった。
ハグ、キス、手繋ぎでそれ以上の描写がないのも爽やかでよいー!
部活の友人と新しい友人とのノリの違いもリアルで面白かったです。


可愛くて助けてあげたくなる

あーもう国王(攻)のあの判断に納得いかずに萌になりました。あの選択がなんかなぁーでした。

始めの部分がモタモタしてるというか、なぜか気分が乗ってこなくて集中出来ませんでした。
自分には合わない?と思ったところでお話が動き出し面白くなり夢中になりました。
鳥人(受)は美しくて頼りないので守ってあげたくなるのわかります。
でも王さまは責務と恋愛は両立しない。王として優先すべきことがあるから愛さないという意地悪発言を直接いうような不器用自分勝手なやつです。
そういうところは大好き!もっとやれ!と思いましたが受けのアルエット弟に対してしたことがどうしても気になる。忘れられない。
越えてはいけないタブーな箇所が作者と私では違ってたようで残念。
他の箇所はすごく面白かったです。

読後感はスッキリ

国にいるかどうかでその国の繁栄を左右するという存在の精霊の愛し子。

双子の妹リシアが愛し子でかなり性格が悪く、嘘をついたり暴力を振るったりとわがままざんまいな生活をしています。両親も彼女の言いなりでシリルに食事や教育の機会を与えません。
両親のシリルに対する態度には意味がわかりませんし腹が立ちます。
ある日シリルは家を出ようと思いつき、ここから彼のほんとうの人生が始まります。

読みやすい文でシリルは良い子だし、旅の途中で出会ったルドヴィークも素敵な紳士で面白かったです。
ただ1つ、魔力切れを起こして気絶したシリルを助けるためとはいえ体液を勝手に譲渡するっていうのはいかがなものか?なんか甘い雰囲気で本人たちは嫌がってないのですが自分的にはちょっと違うかなと感じました。
せめてキスくらいにしておいて欲しかった。

最後に両親としっかり決別することができ、ザマァとなるのでスッキリしました。

謎解きのワクワク感あり

オメガバースと中世の騎士、王太子が出てくるファンタジーが大好きなのでとても楽しく読み終わりました。

5年より昔の記憶がないオメガであるキラが息子ミールと貧しい農村で虐められながらつつましく暮らしていると、ある日突然隣国の王太子の側室であり、ずっと行方不明で探していたという迎えが来ることでお話は動き出します。
なぜキラは後宮からいなくなったのか?王太子ってどんな方なの?と謎がすごーく気になりなります。

村でキラが意地悪されたのは性的なものではなく、弱い物につけこむ精神的なイジメです。
明るい文章でさらっと書かれているので不快感はありません。
全体を通して軽い文体で途中では気づかなかったのですがストーリーはかなりしっかり練り込んであり、あれはそういうことか!と納得の連続でした。

途中にいろんな悪い奴が出ては消えていきます。ちゃんと痛い目にあって成敗されるので後味スッキリでした。

作家+イラスト先生買いです!約262ページ、あとがき除く。


入り口のハードルを越えた先にある幸せ

コメディよりシリアス、現代よりファンタジー派ですが、キャラの名前を始めとする漢字の読み方を覚えるのが大変でした。
かなり世界観がきっちり設定されているので、その部分を理解してお話の展開に集中して気分がノってくるまでに少し時間がかかりました。

でも1度エンジンがかかれば壮大な中華風ファンタジーに夢中になれます。
最初は先生がxにあげられた人物相関図を参考にしてました。私が今まで読んだ小説よりも名前とセリフがあり、複数回登場する人物が多めな印象です。

その分読後の満足度は高かった!しっかりしたストーリーがほんとに面白かったです。
 
追記、四度目の読み返しが終わってみたら
最初なんで難しく感じたのか不思議に思うくらいスラスラ読めました。