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雷々来世 コミック

野白ぐり 

最高にキュンキュンしました❤︎

前世ではレオに仕えていた騎士だった七星。
前世ではお互い思い合っていたのに、結ばれなかった2人が、現世に転生して同級生となる。
現世と前世のエピソードを織り交ぜて、話が進む。


二人のビジュがとても好きでした。
特に照れながら、嬉しい感情を抑えているような表情がすごいうまいなぁと感動しました。
再会に喜びを隠せない雷央の表情、最高にかわいい。

世間知らずで、お上品で純真な雷央は、七星にとって現世でも守ってあげたくなる存在で、過保護に大事にする。
キスしようってお願いする雷央。
天然で素直で、もう悶えるくらいかわいい。
こんなかわいい雷央の猛攻撃に七星が理性を保つのは無理。
泊まりに行きたいと押し切られる七星。
現世では主従関係はないのに、完全に雷央の言いなりな七星。


前世での別れが切なくて、二人でやりたいことがあったと言いながら、結婚する雷央が悲しい。一方で前世でのことが辛すぎて、なかなか進めない七星。

会いたくなかったのに、雷央の願いを叶えていく七星。
雷央は前世の主従関係があったが故に、自分の言うことに逆らえないと思っている。本当に七星に愛されていると思っていなかった。
七星は別れが辛すぎて、あんな別れは二度としたくない気持ちがあって。
忘れたくても突然見る夢で、前世を思い出す。
お互いに両思いだったのに、結ばれなかった2人が、やっと結ばれる。


レオ  俺が笑っていても、嘘だって気がついてくれる?
七星  必ず、何があっても必ず迎えにゆきます。

約束が守れて良かった。

前世の時間を取り戻すかのように、積極的に進める雷央。
2人が幸せになれて、読んでてじんわりほっとしました。

2人の想い合う愛情の深さに感動しました

ついにラストだ!!と心して読みました。
本巻でも、真文がまた転倒してしまうのではないかとヒヤヒヤしながら読みましたが、感動のラストで、読後感最高でした。

途中、嘘をついて真文を手元に置こうとした久遠。
久遠は彼なりに、自分の嘘を悔やみ、真文は手に入らないことを理解し、
真実を伝え、真文の手を離す。

一方の衛は、失うことに慣れてしまった。
衛の深い愛情は前巻で痛いほどわかっていたけど、本巻も変わらずだった。
真文の夢であるカフェを具現化した衛。
大学を中退してまで失踪した真文を探していた衛。

衛が真文のことを考えていたのと同じくらい、真文も思っていた。
衛の足枷のなってはいけないから、衛の元を去る決意をする。
これ以上自分に囚われてはいけない、衛の幸せを祈って。

ここからが感動の嵐でした。

離れたはずの衛が自分をマンションの下で待っていた。
衛が初めて見せた弱さ。苦しい胸の内を真文にぶつけるシーンは泣けた。

いつかまた大切な人を忘れてしまう恐怖。
それを吐露する真文をしっかりと受け止める衛。

5年後、50年後、もしまた迷ったらカナリーに帰る約束をする。
先の未来の約束をする2人。幸せそうで、本当によかったです。

衛の真文への深い愛を感じた2巻

読む手が止まりませんでした。

本巻では、真文と衛が出会った頃の話が描かれていて、衛の真文に対する深い愛を感じて、とにかく切なかった。

途中、真文と衛がラブラブで、1巻を読み、この先起こることが予想できてしまう者としては、読むのが辛かった。

1巻に描かれた細かい箇所が、今回回収できて、理解することができました。
「あんたが人探しする時は俺が手伝ってやるよ」
「(真文が衛のことを)何回忘れても傷つかないと約束する」
衛がした約束、ちゃんと守っていることがわかる。
健気で愛情深い。


そして語られる自分の店を持ちたいという真文の夢。
周りと少し違う雰囲気の建物、など詳細が語られる。
もうこれを読んだとき、衝撃を受けた。
真文の夢を全て実現した衛の深い愛。。。
コーヒーは苦手だったのに。
真文の夢を実現するのがきっと衛の夢なんだろう。

後半は真文の視点で綴られている。真文も衛に対して。衛は1人じゃないよと言う。
互いがなくてはならない存在。

病気のせいで、どこか受け身で諦めたような真文。
その真文を支える衛の決意と深い愛情。
真文も衛の幸せを望んでいる。

2人の幸せな未来を願って、続きを読みます。

忘れてしまう恐怖、忘れられてしまう悲しみが切ない

ストーリーに引き込まれて、一気に読みました。終始胸を締め付けられるような、切ない展開でした。

記憶喪失のカフェライター静良井真文。
過去に恋人だったMを探す。


以下、盛大にネタバレです。
間違ってるかもしれないけど、自分の備忘録として何となくわかる範囲で並べてみました。

・20歳  Mとは恋人だった
・21歳 記憶を失う
 この時、久遠はMのふりをする。
・23歳? 湯河原旅行 カフェマスターの中上
 と一緒だった
・24歳 みなとみらい 久遠と一緒
・25歳 桜の前 花びらを取ってくれたM
・26歳 自宅前で転倒。記憶喪失。
 一人暮らしをしつつカナリーに通う。
 中上を愛する。
・27歳 5月 歩道橋で転倒。
・28歳 久遠と同居


中上衛は静良井とMを探すため、デートした場所を一緒にたどり、Mが久遠であると静良井に告げる中上。
自分の気持ちを押し殺しても、静良井のことを第一に考える中上。
そんな中上の理性が飛んで、嫉妬を丸出しにする様子もリアルで共感できた。

静良井は記憶喪失になっても、
誰かと一緒にいる喜びを思い出す。
忘れたくないから日記に思いを綴る。

お互い、
「愛した人をわすれてしまう恐怖」
「愛した人から自分のことを忘れられてしまう恐怖」
に苦しむ。ほんとに切なく、息苦しくなる。

いつかまた忘れられてしまう時間を目に焼き付けておこうとする中上。
些細な情報をたよりに、自分が誰なのか確認していく。

続編を読みたいと思います。

後世にバトンを繋ぐということ。男前溺愛攻めクロのルカに対する包み込む愛が尊い。

遅ればせながら、シリーズで追っかけてきた大好きな作品です。
ルカの不安と揺らぐ気持ちを全部受け止める、男前溺愛攻めの大きすぎる愛を
最初から最後まで堪能できました。

ルカの、「産まれてくる赤ちゃんに道を譲ろう」という気持ちが切ない。
自分の母を出産で失ったルカの、子孫を残すという強い決意を感じる。
出産を前にして感じる不安をクロにぶつけるルカ。
そしてルカの不安をまるっと全部受け止めるクロが優しい。
ルカの故郷にあった人の繋がり。
変異が普通の神の世界から出て、人の世界へ飛び込み、故郷に帰る選択をする。

印象的な言葉。
**ルカと俺は、はざまの生き物で、だからこそ誰とでも手を繋げる**
**何度でも受け止めるから安心して転んで**

ノアの悲しい過去が明かされる。
人に好かれようとして媚を売り、幼いノアはさらに孤独になる。
自分を必要としてくれる存在を生み出す。
ノアのウェレに対する愛情は、ルカたちに分け与えられ、引き継がれていく。

産まれてくる子のため、歩み寄り、人の世界に受け入れられていく。
安全なところから一歩踏み出してみる。
バトンを後世に繋いでいくということを考える。
また、出産という生死をかけた行為がきちんと描かれていて、それがリアルで命の重さ、尊さを感じさせられた。
子供は人に助けられながら、人との繋がりの中で育つ。
そんなことも考えさせられる、愛に溢れた温かい素晴らしい作品でした。

優しさが溢れている。不器用な溺愛攻めのクロが好き

番となって、ラブラブのクロとルカ。
不器用で言葉も少ないクロの、ルカに対する溺愛ぶりがとても好きです❤︎

今回クロとウェレの話がでてくる。
ウェレとクロ、幼いクロにとってはウェレとの別れは辛かった。
痛覚のないウェレに、そうとは知らずにしてしまったことを繰り返さないようにするため、ルカに対して慎重に接するクロ。
ルカのことを大事にしようとしている真面目で、優しい気持ちがいい。

**人に譲る自分でいたい**
ケイとルカ、両親に代わり、ケイの笑顔のために頑張ってきたルカ。
自己犠牲にも見えるけど、ルカが大切にしていることに、変って言うけど
でもそんなルカのことをまるっと受け止めるクロ。
大きな愛で包み込むのがイイ。

妊娠しているルカのつわりの症状とかの描写があったのは新鮮で、妊娠出産という生死をかけたイベントに真摯に真面目に向き合い。ルカを労わるクロがただただ尊い。
エコーが斬新。

ルカと2人で親になりたい。
初めての経験、友人を頼り、知恵を借りて、乗り越えていく。新しいことや知らないことは怖いけど、2人の愛で乗り越えていく。
クロの決意が頼もしい。

ルカも、素直で愛に溢れていて、かわいい。
ルカとクロ、2人の周りはいつも優しさの包まれていて、こちらも温かくなりました。


自虐妄想癖、お団子結い皇子のナランが、とにかくかわいい❤︎

アスタイダルガの第四皇子のナラン。
このナランが終始とてもかわいくて、魅力的でした。

人見知りで意地っ張り。自分を卑下し、自信が持てずに、墓穴を掘るナラン。
でも政略結婚の相手ダムディとの婚姻には、兄の情に報いるため、ナランなりの決意があった。
最初はヘタレに見えたナランが、ダムディの返事に一喜一憂している様子は、健気。

少し自信をつけたナランは、ダムディの育ってきた文化、環境などにも思い巡らせる。読書により蓄積した知識が役にたつ。ここからナランの魅力が花開く。

ダムディが祖国に愛人100人は置いてきているはず!と、あらぬ妄想で自分の首を絞めるナランがかわいい。

自分の書物コレクションに興味を持ってくれたことはナランの自信に繋がり、素直に口下手であることを詫びるナランに対して、優しいダムディ。
ダムディは最初からナランの仏頂面すら、かわいいと思っていたなんて。

密書をナランが解読してからのナランの腹の括り方には、驚いた。皇子としての決断、互いの自国を守ることを第一に、自分のことは省みず、ダムディを送り出す。

終盤、ナランを愛するあまり、囲いこんでお守りしようとするダムディも、とても可愛かったです。

互いの祖国を守り、繁栄と発展に導く目的を見失わず、前進する2人は素晴らしかった。

最初は政略結婚だった2人が、心から愛し合い手を取り合って、後世に名を残す偉業を成し遂げ、幸せに過ごしたことを知り、心がじわじわと温かくなりました。

愛日と花嫁 コミック

渚アユム 

優しい気持ちになるオメガバース

評価が高く、ずっと読んでみたかった作品。
読んでよかったぁ。

読ませるストーリーが素晴らしいです。ただのオメガバースではなかったです。
2人の愛、家族、村の衰退、繁栄と存続、農耕、人の死、後世に引き継いでいくということ、読みながらいろいろ考えさせられました。
丁寧に描かれているのが、ひしひしと伝わってきました。

ルカが素直でかわいい。
自分を犠牲にしても、村や家族を守ってきたルカが、クロの前では自分の素を見せて、解放されていく。
自分の目的を見失わず、しっかり者で、優しさに溢れている受けが好き、ルカはまさにそのような人。

一方のクロはぶっきらぼう、優しい。ノアにルカを取られそうになってムキになるクロ‍がかわいい。
情を分けた相手ウェレが死んで残される寂しさ、別れる悲しさから、ルカと距離をとるクロ。
クロはウェレの特別になるため、ウェレから受け継いだものを絶やさず、大事に守ろうと頑張ってきた。
ルカに出会い、クロに対してみんなと同じように接し、受け入れていくルカ。そんなルカに心を開き、受け入れるようになる。
黙って余計なことを言わなかったクロの本当の正体を知り、クロの大切さに気がつくルカが切なかった。

最後には、すっかりルカに振り回されてる、溺愛クロもいいです!
続きも楽しみです。

本編も良くて、さらに描き下ろしはもっと最高でした

作者様買いです! 

本編も良かったですが、本編描き下ろしと、電子限定描き下ろしがもう2人がかわいくて、ハートを撃ち抜かれました!

ストーリー、美しい絵、エロ、テンポなど、全てにおいて、なんというか自分にとってバランスが良くて、読後感がとても良かったです。
そして、マキ先生も、朱音も、友達の叶芽も、性格が良くて、好きでした。

マキ先生のビジュが好きです。
普段の理性的であろうとする姿勢と、真面目で優しい、まさに朱音が言う天使みたいなところも良い。
常に先生として、自分を律していようとする努力が涙ぐましかったです。
自分のことを無条件で頼ってくれた朱音に、**今は言えないことも多いから**。
生徒とか未成年とか、、、

一方の朱音は素直で、男らしい。
透明な結晶のマキ先生に安心して、子供の頃から信頼している。
先生と再会して、泊まってくれた時の先生の対応に安心して、ずっと抱いていた好きな気持ちを噛み締めていたり、先生に告白し、答えがもらえなくても、先生の家にいき、距離を詰める。

抑制剤の副作用で、Ωに対して過剰反応してしまった先生が理性を失ってしまう場面。
朱音は薬の副作用だとわかった時、自分の気持ちを押し殺しても、先生の大事にしてきたことを守ろうとして、先生のもとを去るところ、男前でカッコいい、涙。

恋人になってからの、朱音のマキ先生に対する照れとか、もう先生のことが好きすぎる気持ちがダダ漏れで、かわいい〜。
こういうところですね、マキ先生が惚れるのは。

続編があるようなので、楽しみにしております!

重い内容を軽めのテンポで、読後感良く読ませてくれるカッコいい作品

もともとヤクザものは好きでして、こちらもとても良かったです。
重い内容なのに、読後感が良く、決して暗くない作品で引き込まれました。

若頭の片岡と、片岡を殺す命を受けたお世話役の下っ端組員小田島。
2人ともタイプは違うけど、男前。

組の若頭といえば、大概スーツにタバコ。小田島のような下っ端組員からすると、
片岡は雲の上の存在だと思うのですが、花柄のシャツ着て、女子供と動物には優しく、組幹部には見えない、この軽さが良い。

殺さなくてはならない片岡に、惹かれていく小田島。
片岡を庇って死んだ兄弟分は、小田島にとっては家族同然だった。
片岡のキャラが、その兄弟分とかぶりました。
亡くなった兄弟分の母親に、小田島はお金を送金していたことからも、その兄弟分との関係の深さがわかる。

他の方のレビューで、小田島の複雑な出自を知りました。父と姉の近親相姦にによって産まれたのが小田島という。
自分では気が付かなかった視点で、知ることができてありがたかったです。

片岡は小田島が岸壁で魚釣り中の片岡を、背後からピストルで狙っていることも
お見通し。自分を殺そうとしている小田島を泳がせている。
殺すチャンスはいくらでもあったが、殺さない小田島。

一見チャラくて、飄々としている片岡。きちんと周囲を見て、立ち回りでき、小田島に対して結婚しようなんて、男前で魅力的。

組長の葬儀に向かうため、小田島が片岡にスーツを着せているセリフがないシーンがカッコよくて、印象的だった。画力が光っています。
自分の命よりも、人としての筋を通す片岡。普段の花柄シャツからスーツに着替えた時のギャップに最高に萌えました。
そして、小田島を庇って、撃たれた片岡。
死んでしまった小田島の兄弟分が、片岡を庇って代わりに撃たれたように、片岡が自分を庇って撃たれた。

片岡の父→先代の身代わりとなり死亡
小田島の家族→片岡の身代わりとなり死亡
小田島→片岡の身代わりとなる
片岡→片岡を庇った小田島の代わりに撃たれる

片岡殺しの命を受けた小田島が、撃たれる片岡の身代わりとなり、さらにその小田島を守るために片岡が銃弾を受ける。
このことが2人が互いを愛していることがわかる。
人を愛することを知らなかった小田島が、片岡が守りたい人だと気づき、愛を知る。
キスのシーンが印象的。

家族同然だった兄弟分の仇を取るべく、片岡を殺すことだけが小田島の生きる意味だった。そんな小田島が最後銃口を片岡に向けるシーン、肝の座った片岡がカッコいい。

楽園でアロハの2人がとても幸せそうで、良かった!!
下巻が楽しみです!!