ラブラブカップルの完結編。
花澤は御曹司で、跡継ぎのことで祖父と関係が悪くなっている。家を飛び出して、今恋人の槇と同棲中。という設定なのでした。
第2巻は、この花澤の家問題をどう解決するか、というお話になっていました。
男性同士のカップルということですが、跡継ぎを生むということではなくて、単におじいちゃんの理解がなくて反対されており、花澤が猛反発しているという構図。
どう解決するのかな?と思っていたら、二人の本気度に触れておじいちゃんが理解を示してくれるというハッピーエンドでした。
二人は幸せそうでそれはよいのですが、お話の盛り上がりとしてはやや新鮮味に欠けたかな、という印象で少し辛口評価になってしまいました。
1巻でちょっかいを欠けてきたイタリア人パティシェ(イタリア語のパティシェは何だっけ?)さんは、他の子にご執心みたいでこっちはまるっと解決~
お転婆(男)なすずめと、しっとりしたヘビ(男)の恋。
最初は捕食者であるヘビを恐れいているすずめですが、生あるものを食らうことに罪の意識を持ち、食を控え、1つの命を頂くたびに1つ種を蒔く庭を作っているヘビ。
動物ものだと割とあるテーマかもしれません。自然界では当たり前に行われている肉食ですが、友情や愛情関係が入ってくると、この捕食の問題をどう解決するか避けては通れない道かなと思います。
生物としてはそうでも、個体同士では違った関係があり得る、というのだったら分かるのですが、ヘビさんがあまりにも自己否定的なのでちょっと現実感が乏しかったです。
カップル自体は可愛らしく、生態を押さえたHも⚪︎なだけに、ストイックすぎるヘビさんの部分が引っかかってしまいました。
思ったよりはあっさりしたラブストーリーでした。
スピンオフ作品ですが、本編から独立しているのでこちら単体で読めます。
中国のどこかで、男娼館の店主として働く主人公、紫央。世話になった人物(中国マフィアの跡取り,昇天の弟)から、兄を籠絡して欲しいと頼まれる。
そこへやってきた昇天。女性にもてもてのようだが、本人は豪傑で恋愛にはうぶっぽいキャラ。しかし、だんだんと紫央のことが気に入って。。
スパイをするはずが好きなってしまうというストーリー。
昇天はかなりあっけらかんとした裏のない性格で、これでマフィアのドンになれるのか?というのが心配。
一方弟は腹黒そうですが、紫央に兄のスパイを頼んだものの、単にブラコンだったというオチで、ストーリーやキャラにあまり現実味がなかった。
というわけで辛口評価となってしまいました。
そうだった、私健気が苦手なんだった。
つい忘れて読んだら、思いっきり、これでもかというくらいの健気な受け(予想)さんの話でした。というわけで評価が低くて済みません。
大好きなかっこいい先輩がいるけど言い出せない奥手な子が主人公。でもなぜか未来にタイプスリップして、先輩が男性と結婚することを知り、また現在に戻ってくるという設定。
このファンタジーな設定ですが、以降はずっと現在のお話が進行するので、二人の関係が近くなるためのきっかけという感じで、お話自体は高校生ものと言っていいと思います。
男同士だからとあきらめていたけど、自分にもチャンスが?と頑張りはじめる健気っこ。
しかし、SNSをチェックしまくって好物をこっそりプレゼントするとか、かなりストーカーっぽくて引きました。
あとは、主人公の自己評価がとても低くて、常にひくつな感じなのがちょっとだめだった。
絵は結構きれいなんですが。。