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あなたと食べるしあわせを-槇と花澤-2

shiawase gohan

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表題作あなたと食べるしあわせを-槇と花澤-2

花澤,槇の恋人,同棲中
槇,花澤の恋人,同棲中

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

大企業の社長である花澤の祖父は、男同士で暮らすふたりの同棲をよく思っていなかった。一方、花澤の幸せを願うあまり身を引こうと考えていた槇は、公園で花澤の祖父に偶然出会い――?

作品情報

作品名
あなたと食べるしあわせを-槇と花澤-2
著者
七ノ日 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
ジーンピクシブシリーズ【非BL】
シリーズ
あなたと食べるしあわせを-槇と花澤-
発売日
ISBN
9784040649207
4.4

(39)

(23)

萌々

(11)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
172
評価数
39
平均
4.4 / 5
神率
59%

レビュー投稿数9

2巻です。読めてうれしい、コミックになってうれしいです!

2巻は本当にうれしい!七ノ日先生が本当に頑張られ、その頑張りに出版社がこたえてくれたということだと思っています。
先生、出版社様、ありがとうございます。

さて、2巻の内容は盛りだくさん!
ピクニックを提案する花澤の可愛らしさにやられ、いそいそとお弁当をつくる槇。
美味しそう!お野菜もたっぷり。
さーてお弁当もできあがり♪という、まさにその時に外は豪雨。おお。
洗濯ものをあわてて取り入れるふたりは全身びしょびしょ、寒さに震えがとまりません。
でもご安心ください。ふたりで温かいお風呂に入っていちゃいちゃ・・・したかった花澤ですが、思惑通りにはいきませんでした(笑)。
こういうところが七ノ日先生は面白いです。
花澤(攻め)ですが、こう美味そうで可愛がりたくなるんですよね・・・。
槇の気持ちわかります。でも嫉妬すると花澤は鋭いナイフのようになりますよ。

さらに、パティシエのルカ(花澤のお尻なでなでが大好き。
槇に威嚇されてる)とその下で働く朝雛くん。
ふたりは恋愛相談を花澤と槇にしちゃったりします。カップリングはコミックを読んで確かめてください。私はアリです。ルカは色気あるなあ。

そして。
2巻は祖父の出番が多いです。冷酷で世間一般の幸せを花澤に強要し、男同士の付き合いなど理解不能、孫が自分に反抗しているだけ、花澤を会社を継がせるためだけの駒としか思っていないとしかみえない祖父も、少しずつ、真の心中をのぞかせはじめます。

もちろん花澤は、今までのことをかんたんに水には流せないと複雑ですが。槇がナイスフォロー。
ついにふたりの仲を認め、花澤に謝罪する祖父ですが、槇がいなかったら、ずーっと冷酷じいさんのままで、花澤は一生憎しみを抱いて生きたんじゃないかなあ。
つくづく槇がいて良かった!かんたんには仲良し祖父と孫にはなれないと思いますが、槇がいる場でいっしょにごはんを食べることはできそうです。ぴょんもいるよ♪
花澤は父の顔を知らず(冷酷じいさんに両親は無理矢理別れさせられたよう)
母は働きづめで、ひとり花澤を育て、幼い頃に亡くなり、花澤は施設で育ったようです。
そんな中、血のつながった人に会えるとうれしさをにじませ、会って父のことをたずねるとかえってきた答えは「愚かな男だ」というものでした。
じ、じいさん。ここから、祖父と花澤の確執がはじまったのでした・・・。

冷酷な殻の奥の真意は「親より先に死んでしまう愚かな息子がいるか」だったようですが。なぜ、そこを短縮した!?とつっこみたいです。
不器用なんでしょうねえ。でもこれからは槇という緩衝材がいるから大丈夫でしょう。ウサギさんは大声嫌いですし、ケンカはダメよ。

そうそう、祖父に出会い、その暴言にショックと失意を感じて、ベンチで行き倒れていた花澤を介抱したのが槇でした。9話、花澤と槇、ふたりの出会いのお話です。

居酒屋で語らい、ひとりでいたくないと泣きそうな顔で言う花澤を槇は家に連れて帰ります。
花澤の孤独の話を聞き、花澤の顔がもろ好みのタイプの槇は冗談と
はげましで、「エロイことでもするか?衝撃で少しは忘れられるかもよ」と
いったところ、真っ赤な顔の花澤に手を取られ・・・。
翌朝、頭を抱える槇でしたが、朝ご飯を槇ママに聞いて作ります。
美味しそうなポトフ。あったかいスープを飲んで笑顔の花澤。

それでもノンケの花澤には気の迷いということで忘れろと告げる槇。でももう花澤の頭の中は槇でいっぱい。苦しそうな顔をしていた花澤のほっぺはピンクです。
(いや、色はわかりませんけどね。もう表情が全然ちがうんです(笑))

こうしてふたりの付き合いは始まり、2巻のラストページにつながります。
優しく問いかけるぴょんたんへ、

はい!!!!!同じ気持ちです。ぴょんたん、私の心も幸せであふれているよ!

ああ、良いお話でした。
七ノ日先生、ありがとうございました!あのう、3巻とかあるのでしょうか?
祖父と花澤の話も読みたいし、あとルカと朝雛くんも気になるし、ほのぼの美味しいごはんも、もっともっと読みたいです。
買うということで応援させてください。面白かったです!

4

感動的。涙が溢れてくる。

以下ネタバレを含みます。ご注意ください。

この2巻目は本当に感動的です。

クライマックスも物凄い熱量の感動が待っていたのですが、
私は敢えてこのシーンを語りたい。

「ベンチで花澤の祖父と槇が話をするシーン」です。
このシーンは、涙なしでは見られませんでした。
槇が泣いちゃってしまう所では、泣きながら喋っている槇のセリフの全てがもうほんと、エモくてエモくて…
見ていて私も目頭が熱くなり、みるみる泣けてきました。
「はなには世界一幸せになってほしい そのためなら俺はなんだってする」ってよぉ…もう感情移入がとまらない。
槇がどれだけ花澤のことを愛しているのかがたまらなく伝わってきて、実にせつなく、胸を打たれるシーンでした!
しかもこのシーンは、それまでの1巻目の槇サイドのお話や、何より仲良く食卓を囲む2人+1匹の幸せそうな日常を、ここまでに沢山見てきているからこそ、よりせつなく感動的に感じたのかなと思います。

その他にも、この巻には2人の出会い時のエピソードも入っており、この巻を読んだ後にまた1巻目を読み返してみるのも面白そうだなぁと思います。

『槇の不安をすっぱり解消する秘策』の決行時のセリフを妄想しながら、もう少しこの世界を楽しみたいと思います。

実にハートフルな物語で大満足でした!

3

エロがないのが良い

pixivでずっと読んでいた作品で、とても大好きな作品です。

後半は、本当にお互いがお互いを思っているからこそ
いつか別れないと。と考えている槙。
槙がいればいいと思っている花澤。
ふたりの思いが交差してどう進んでいくのか…。

普段はエロ中心の作品を読むことも多々ありエロがないと物足りないなぁと思うこともあるのですが
こちらの作品はエロがないのが良いなぁと思いました。
お互いがお互いを思いあってるのがとても伝わってきてエロがなくても大変満足できる作品になっております。
1巻では二人の出会いがわからなかったのでですが2巻で馴れ初めが書いています。
二人の出会い方、付き合い方がわかります。

本当に温かい作品で、続編が読みたいと思わせてくれる作品です。

0

いつまでも二人は幸せに

ふたりと一匹で暮らす花澤と槇、美味しいご飯とアットホームな物語、完結となる2巻です。

花澤の祖父は男同士で暮らすふたりの同棲をよく思っていませんでした。それは1巻でも描かれています。この祖父が2巻のキーパーソンになります。
そして花澤の幸せを願うあまり槇は自ら身を引こうと考えていて…
 
いやー、涙なくしては読めない2巻でした。
自分の考える幸せな人生を孫に生きてほしい花澤の祖父、花澤の為に身を引こうとする槇、そんなのは絶対に許せない花澤。
みんな大切な人の幸せを願っているんです。
完全に和解はすぐに出来なくても、歩み寄る花澤とおじいさんが見れたのは良かったです。

そして物語は幸せな結末へ…
花澤の最後の告白シーン、ぴょんが見守る最高のラストはみんなに見てほしい。
こんな風に幸せな結末を全BLカップルが迎えられたらいいなぁ。

2巻も美味しいご飯がたくさん登場します。
レシピも掲載されているので2人と同じご飯が食べれちゃう。
エッチなシーンは全くありませんが、本当に素敵な物語だと思います。
 
完結していますが、その後の幸せな新婚生活も覗いてみたいなー

0

とりあえず一区切り

2巻も素敵でした。
もっと2人の物語を読みたいけど、一応完結してます。

ほのぼの甘々ライフの続きから。
ピクニックごっこをしたり、友人の恋愛相談にのったり。
ずっと気になっていた、槇と花澤の馴れ初めも描かれています。

そして、祖父との対立へ……と、続きます。

大切な人のために、どこまでできるかって事だと思うんです。
自分の気持ちを犠牲にしてでも、好きな人の幸せを考えて行動する覚悟があるのかって事。

花澤の幸せのために別れる覚悟がある槇と、自分の理想を押し付ける祖父と。どっちに心動かされるかって、そんなの決まってる。

意地と見栄で凝り固まった祖父の気持ちを動かしたのは、槇の大きな愛でした。
祖父とは、かなり歩み寄れた気がします。

あと、1巻でもそうだったのですが、描き下ろしのぴょん視点のお話がグッとくるのよね。
ぴょんの言う通り、読み終わった今は幸せで心が満たされています。

素敵なお話と、美味しいご飯をありがとうございました。
今回もお腹が空くメニューばかりでした!

存在感抜群の脇キャラ、ルカとひよこのスピンオフもぜひ読んでみたいです^^

5

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