しっかりしたサスペンスストーリーと、しびれるような男3人の愛を描いたこのシリーズもついに完結の巻を迎えました。
寂しいような、ほっとしたような。。
作者さんが後書き(おしゃれ)で書いておられましたが、しんどかったと。。
これだけの骨太漫画を描かれるのは大変だったのだなあとしのばれました。
それぞれの思いはあれど、ついに黒幕にたどり着くシーンは緊張感がありました。
ただ、悪者だと思っていた人達が意外な顔を見せて、ちょっと拍子抜けした部分はありました。
それでも、ラスト、どの二人の関係をとっても強く揺るがない愛、そして3人でこそ成り立つのかもしれない不思議な絆を感じることが出来て。良かった。
大満足のシリーズでした。
この二人は最高にいいですね。
というか、コマの時間の流れかたとか、ちょっとした仕草、雰囲気、表情に気持ちが表れてて、こんなに素敵な漫画があるんだ、とむしろ驚いてしまうくらい。
3巻は、やはりまだ名前がつかない二人の関係が、少しずつ甘く、そして強くなてきていることを感じさせてくれる一冊でした。
久慈の実家で同居しながら、翻訳の学校に通い出す吾妻。しかし、兄に家を譲る日が迫り、二人は別々の住まいをさがしはじめている。
新しい人生の始まりと、同居の終わりが交錯します。
しばらく海外を放浪する久慈と、彼のマンションでその帰りをまつ吾妻。そう、妻のように。。
しかし約束は何もなく、確実な関係でもまだない。
そんな二人は今後どうなっていくのでしょうか。次巻も楽しみです。
続き出してくれてよかった~
1巻ではただただすげない片山さん(仕立屋)にアタックし続ける坊ちゃんが、ごくたまに垣間見せる片山さんのデレ(?)にキュンとするお話でしたが、2巻では二人の人生がしっかり描かれていてよかったなあ~
しばらく時間が空いたからか、片山さんがとっても渋いおじさまになっていて萌え。
2巻では、その腕を認められて、間男的役割となった同業者の寺島にロンドンに誘われる。ここで、ただひたすらに片山を追いかけてきた坊ちゃんの成長が見られます。
跡継ぎとしての自覚が出来、人間として大きくなっただけでなく、相変わらず片山一途だけれど、それをすべて押しつけるのではなく相手のことも考えられる、素敵な青年に。
ラストも素敵で、ここで来たか~と、坊ちゃんと一緒にほろり。
番外まで美味しく、ぜひ特典付きを購入されることをおすすめします。
タイトルからもっと軽いお話なのかと思っていたけど。。
旨をしめつけられるような人間ドラマだった。やられました。
猫レンタル、という名に惹かれて、猫が好きなのになかなか懐かれない矢澤は、猫がくるものとオーダーを入れてみると、やってきたのは猫耳カチューシャをした人間だった。。
近未来を思わせる架空の荒廃した都市が舞台。そこでまじめに人のために役所で働く矢澤。要領は悪いけれど誠実で実直名人柄。食うか食われるかの世界観が支配する中、矢澤だけが唯一の救いのように思えます。
しかしこの青分するタマちゃん、本格的に猫を演じるのです。まるで猫としてタマちゃんをかわいがる矢澤。いつしか二人は心を通わせるようになる。。
Hとか恋とかいった軽いものではなく、それぞれの人生を背景にそれが交差して生まれる真実の愛、そんなドラマがありました。
心をえぐられるラスト。どうか二人が平穏に幸せに過ごせますよう。
必読です。
評価がちょっと甘めですが、久しぶりにヒットした面白い漫画でした。
こういうお話と絵、大好きです。
警察を辞めて探偵社のオーナーになったさこさん。飄々としてやりたいように生きる自由人。でも助手の狼のことは気にかけている。
狼は大柄強面だが、動物にはやたら好かれる。そしてさこさん大好き。日々迫っているが、うまく躱されている。
そんなコンビが面白かった〜
テンポの良いお話運びの中に、小気味いいギャグが散りばめられていて、何度も吹き出してしまいました。
事件も、キャラ紹介としての短いものから、ラストに向けてカップルの関係を絡めた事件まで盛り上がりを見せて面白かったです。
直接的なHはないけどそれでいい。今後も是非noji作品を追いかけたいと思います。