銀次郎さんのマイページ

萌作品

エキスパートレビューアー2023

女性銀次郎さん

レビュー数3

ポイント数42

今年度64位

通算--位

  • 神1
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

想像していたより重い

表紙からは想像できない、登場人物の背景の重さに驚きました。
とはいえ、8割くらいは表紙のイメージそのままのお話が展開されています。

お話も面白くて良かったのですが、どこかブツ切れ感があり勢いでストーリーが進んでいるように感じてしまいました。
2人の始まりがかなり急で、心を通わせる要素が少ない。
広げた風呂敷が、急速にたたまれてしまったのでそのように感じたのだと思います。

物語の終盤で人物背景がわかり、それまでの行動原理が理解できたのですが、BL的な萌え要素は感じられませんでした。

ちょろすぎる受けは可愛かったです。

さらっと流れていく

加藤くんシリーズが大好きで作者買いしているのですが、その感じを期待しているとちょっと違うなあと思ってしまいます。
もちろん全く別の作品なので当たり前ではあるのですが。

物語はどの要素もさらっとなぞっていくような展開で、あっさりと読めてしまいました。比翼という独自の設定があったので、そこをもっと深く広げてくれた良かったのになあと。

2人でいる時間はだいたいえっちをしている印象で、心を通わせるようなエピソードが少なかったので、よりあっさりとした感覚になってしまったのだと思います。

内容はさらっとだったのですが、キャラが魅力的だったのでキャラ萌えのような感覚で楽しみました。
主役2人だけでなく、脇キャラとのやりとりもわちゃわちゃとして楽しかったです。

半分あげる コミック

有馬嵐 

そこまで重く感じなかった

扱われている題材から、重めの話だと思っていたのですが...
その部分自体は描写も少なく、あっという間に時間経過してしまうため、そこまで暗くならず重さも感じませんでした。

再会後の攻め自体があっさりとしていて、過去を振り返ることも少なかったので、すぐにその印象も薄れてしまいます。
そこは拍子抜けしてしまいました。

けれど2人の感情のやりとり自体は丁寧で、お互いに持つ感情の違いを焦点にして擦り合わせていく点は読みごたえがあります。
過去がなければこの攻めはできあがらないので、必要な要素だったとは思います。
ウリがメインの話ではなく、それを踏まえた2人の心のやりとりが主軸でした。

もっと長めにしっかりと読めたなら、より素晴らしいお話になっていたのではと思ってしまいました。

御伽噺のような展開

異世界ものは苦手なのですが、ドラゴンに惹かれて購入しました。
個人的に求めていた、ドラゴンと人間のいちゃいちゃを見ることができたので、読んでよかったかなと思います。

異世界にいるときのドラゴン姿がなんとも可愛らしく...その体躯を存分に活かした受けとのいちゃいちゃは最高です。
ただ現代に戻ってからは攻めの姿は終始人間ですし、受けとの未来のためにもその姿を選ぶので、ドラゴン姿は異世界でしか見ることができません。

御伽噺にになぞらえた方法で人間になろうとしますが、ただ受けのために自分の姿を変えてまで傍にいようとするので、その点はよかったかなと思います。

内容的にはよくある展開パターンで、新鮮さは感じませんでした。
二度と異世界には戻れないのだと思っていましたが、普通に帰っていたので結構なんでもありなんだと感じました。

猫みたい

表題作の受けが猫のような性格で、気まぐれだけれど懐くとゼロ距離になる。この部分が可愛くて癒されました。

物語としてはあっさりめでしたが、受けの性格により攻めが翻弄されている様子が面白かったです。
この攻めも見た目はほやほやしていますが、たまに見せる男らしさがギャップでした。受けがそれにたじたじになっているところが、また可愛かったです。

同時収録については、短めのお話だったこともあり駆け足に感じました、
けれど優しくてほんわか癒されます。

Dear Antique, 1 コミック

束原さき 

アンドロイドがよく合う

束原さき先生の絵柄がアンドロイドという設定にぴったりで、そこだけで雰囲気が増していました。冷たさを感じるくらいの美しい絵柄は、無機物のアンドロイドにかっちりとはまっていると思います。

あらすじにも「人間とロボットたちの世界が回り始める」とあるとおり、さあこれから動き出すぞ!というところまでで1巻は終わります。

人間とアンドロイドが主従関係で結ばれている世界で、アンドロイドで結成された解放軍の存在があり、人間と対立する様子も描かれています。
人間とアンドロイドはわかり合うことができないのか。
この部分を主軸に物語は進んでいくようです。

伏線がちりばめられた1巻で、2巻以降で物語が盛り上がっていく予感。
恋愛要素は少ないですが、物語は楽しそうな予感。
これからな1巻なので正直なところ物足りなさを感じてしまいましたが、2巻でどのように動いていくのか楽しみにしています。

覚悟と姿勢が良い

受けのために、ここまで自らを投げうつαがいたでしょうか。
自分自身の身をもって、窮地の受けを守ろうとする。
自身の持ち得る権力ではなく、身一つの丸裸の行動。その覚悟と姿勢が素敵でした。

内容としては、よくあるオメガバース。
抑制器のアイデアは面白かったですが、反動がきてしまうとΩへの負担が一気に押し寄せちゃうので大丈夫かな...と思ってしまいました。

全体的にあっさりな物語でしたが、最後の攻めの姿勢にあっと驚かされます。
その点は、読んでよかったなと思える部分でした。

表題作を求めて

ずっと気になっていた青姦もの。この表題作を求めて手に取りました。
結果想像よりも、かなり良かった!

青姦もののエロだけではないところがポイントで、受けくんが攻めへ気持ちを傾けていく様子が可愛い。
攻めに対して悪態をついちゃうところが、これまた可愛い。彼の気持ちがよくわかりました。

THE変態性癖な攻めに、ぐらぐらと心を振り回されているところが最高でした。
恋人になった後、えっちのたびに外で致すのだろうかと心配になります。真冬とか大丈夫なんだろうか...

他収録作品に関しては、個人的受け攻めの容姿にはまるものがなく...
表題作が一番のお気に入りでした。

上巻を忘れて楽しむ

上巻は攻めのインパクトが強くて、なかなか物語に集中できていませんでした。
下巻はそのような描写は全くなく、上巻を忘れて楽しむことができました。

受けの過去の出来事により触れられなかった音楽が、攻めの存在があってまた楽しむことができるようになる。トラウマとなっていた音楽と向き合うことにより、攻めに対しての気持ちを確信します。

上巻から受けは攻めへ気持ちを傾けていたので、これがきっかけで恋愛に発展するところの流れは綺麗でした。

正直なところどうして攻めを...という気持ちがよぎったこともありましたが、受けにとっては最善の形だったと思います。

個人的にとても好みだったのは、受けのお尻のぷりっと感。
あまりに柔らかそうで、その描写に驚きました。

ブツ切れ感が気になる

初めて読む作家さんでしたが、物語のブツ切れ感がどうしても気になってしまいました。
2人の距離の詰め方があまりに急すぎて、あっさりとしていたためにそう感じたのだと思います。
いくら過去があったとしても、受けは記憶を取り戻す前ですから...そんないきなり?!とかなり驚きました。

前半に比べると後半で描かれる過去の出来事と、そこから繋がる今に関しては丁寧でした。
ただやはり時間経過が細切れに感じて、物語の流れを感じることができません。
他の作品を読んだことがないのでわかりませんが、こういう作風の作家さんなのでしょうか。

ドラマチックな設定だっただけに、もう少し隙間を丁寧に描かれていたら良かったなと思いました。
癖のある絵柄ではありますが、受けの丸いお目目と愛らしいお顔は好みでした。