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お隣くんはなんて気まぐれ

otonarikun wa nante kimagure

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表題作お隣くんはなんて気まぐれ

藤柚和,元社畜,会社員
三浦弥彦,大学生

あらすじ

脱社畜を果たした藤は、今は穏やかな暮らしを満喫している……けれども、今度はお隣からの騒音に悩むように。勇気を出して注意しに行くと、出てきたのは社畜時代に通っていたコンビニの不愛想な店員・三浦くんだった。騒音をやめる代わりにご飯を要求され、一度は断ったもののなんだか気になるし放っておけないしでなんやかや交流を深めていく二人。けっこう素直なところもあるなと思っていたら、突然「ヤらして」と迫られて……!?
面倒見のいい苦労性×恋を知らない気まぐれくんの、お隣同士から始まるほのぼのラブストーリー。
読みきり前後編「初恋のすみか」も収録の、木山くらBLデビューコミックス

作品情報

作品名
お隣くんはなんて気まぐれ
著者
木山くら 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344846579
3.5

(25)

(3)

萌々

(7)

(15)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
88
評価数
25
平均
3.5 / 5
神率
12%

レビュー投稿数7

前髪おろすと

SNSをのぞいてきたらここ数年更新がなく、そういうのソワソワしてしまう。

◾️藤(転職活動中)×三浦弥彦(お隣さん)
不思議な2人でした。ひと昔前はこういう作品多かった気がする。といってもこの単行本自体2020年の作品だけど。もうひと昔前。今はここまで絵もキャラクターもストーリーも感性に寄せた単行本少なくなったなぁ。自分が知らないだけかな。
最初絵柄と話があってないかな?って気持ちで読んでましたが、だんだん馴染んできました。巻末の番外編や電子限定おまけの藤の図々しさがなんだか好きです。最初はびくびくしてたのにね。弥彦はどんどん可愛くなってった。

◾️初恋のすみか
主役2人の関係性を完結させず終わる、こっちも感性で流れていくタイプの作品。空気感は好きだけど、1冊の単行本として読むとやや物足りないか。

萌〜萌2

0

猫みたい

表題作の受けが猫のような性格で、気まぐれだけれど懐くとゼロ距離になる。この部分が可愛くて癒されました。

物語としてはあっさりめでしたが、受けの性格により攻めが翻弄されている様子が面白かったです。
この攻めも見た目はほやほやしていますが、たまに見せる男らしさがギャップでした。受けがそれにたじたじになっているところが、また可愛かったです。

同時収録については、短めのお話だったこともあり駆け足に感じました、
けれど優しくてほんわか癒されます。

0

ふんわりほのぼの、優しいお話

藤は社畜時代に無愛想なコンビニ店員に言われた言葉で会社を辞めようと決意し、退職。
いつも家に居ないので気付かなかったけれど、そのコンビニ店員の三浦が実はアパートの隣人だった、という偶然の出会いから始まるお話でした。

ツンとしている三浦が徐々に心を開いていき、藤にくっついたり分かりにくく甘える姿にキュン。
ほわ〜んとしている藤ですが芯がしっかりしていて、雰囲気に流されたり相手に合わせたりしないところがすごく推せました。

激しい展開も恋の駆け引きもないのだけど、恋はそんな風に何気ない日常に溶け込んでやってくるものなのかなあ、としみじみ思うような作品でした。

0

尻上がりによくなる

最初は、高飛車で自分勝手なお隣くんに、ないわーという感じでした。気まぐれなんてもんではなくだいぶやばい人という感じです。
騒音がひどいので文句を言ったら、今寝ないならいいじゃんと言い放つあたり、かなり変な人。おまけに手当たり次第関係しているようだし。
そんなお隣くん、三浦を、なぜ主人公のリーマン籐は構うのか、理解できず。。
ここまでだったらしゅみじゃないか中立でした。

しかし、だんだんとその変なお隣くんがかわいくなってくるのです。誰にも大事にされてこなかった三浦。籐に受け入れてもらうことで、少しずつ情緒が育ってくる。まるで赤ちゃんなんですね。
そして、おそるおそる手を伸ばし、人との信頼関係を築こうとする。それまでと正反対な無垢な三浦くんを、”オカン”籐がやさしく包み込む、そんなお話でした。

その関係とは反対に、三浦くんが受けるって言うのもよい。


0

感情がちょっと理解しにくいかも

裏表紙の美味しそうすぎる食べ物に惹かれて。
思わず読み始める前と読み終わってから、しばらく眺めてしまったほど美味しそう。
BLデビューとあったので調べてみたら、ほのぼの系のコミックスを描かれている作家さんなんですね。

ブラック企業に勤めて2年。
閉店後のスーパーの前を通って、コンビニでお弁当を買う日々に疲れた藤。
ついに仕事を辞めて、のんびりした生活を楽しんでいたところ、隣の部屋から騒音が…。

という始まり。
隣人は行きつけ(?)のコンビニでバイトしていたやんちゃ風青年で、態度が激悪です。
作画はほのぼのしていて、藤は25歳には見えないし、三浦も大学生には見えません。
やんちゃはやんちゃでもちょっと生意気な中学生にしか見えず。藤も優等生タイプの中学生にしか見えず。
見た目中学生に萌える能力を持ち合わせていないせいで、かなり萌え難く…。

恋を知らないヤリ◯ンくんと恋に真面目なリーマンが、「好き」という感情に向き合って、恋をしていくというストーリーながら、どうしよう、2人とも性格が受け付けませんでした。
三浦は男女どっちもOK、男相手ならタチネコどっちもイケて、複数もウェルカムという、「気持ち良ければ何でもいい」という子。ほのぼのした作画で描かれるヤリチ◯くんは、なかなか精神的に厳しいということを新発見しました。
しかもめちゃくちゃ性格悪いし、言葉遣いもきついし、図々しい。

対する藤はちょっと思考回路が分からない。
「ヤらして」=自分のことが好き?、「友達と思ってない」=キスしたい的意味で好き?って考えちゃう子なのですが、あそこでそういうふうにポジティブに取れる思考回路が、わたしには理解できませんでした…。
ふつうであれば「僕は友達だと思ってたけど、三浦くんからしたら便利なだけで、友達とも思ってもらえてなかったんだ…」って凹む流れなんですよ。
そういう思考回路のズレが何回かあって、生真面目見えるけど、もしかして自己愛強めな子なのかな?とか、余計なことを考えてしまいました。

そしてこの藤が、ゲイでもバイでもないのに、ものすごくあっさりと同性と付き合うことに突き進んで行くので、切なさを感じたり、ときめきを感じるチャンスがありませんでした。無念。

同時収録は母親同士が仲良しで、小さい頃に遊んだことがある大学生とDKの再会もの。
こちらも大学生の方のキャラ設定がちょっと作りすぎてる感はあったものの、DKの純情と純粋な思いが可愛かったです。
ただ友人の子を居候させるって、相当ハードル高い。
親戚の子でもハードル高いのに、高校生を筆頭に、まだ未就学児っぽい子まで3人の子持ちで、他人の大学生の面倒まで見てくれる友人、すごいなと思いました。

辛口になってしまって大変心苦しいのですが、本編の作画は結構粗めで、みんな童顔なので、ときめきにくい作風かなあと思いました。
裏表紙のごはんはほんっとうに、ものっすごく美味しそうでした。

1

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