偽りの結婚なのに、溺愛される。 一途な王子×ちゃっかり商人の、偽から始まるラブストーリー!

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運命の王子の運命じゃない花嫁

ummei no oji no ummei janai hanayome

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表題作運命の王子の運命じゃない花嫁

イハ、緋い瞳を持ち比翼を求める王太子
蘇芳、織物生産で成り立つ村の商人

その他の収録作品

  • 運命の王子の愛する花嫁
  • おまけ
  • あとがき(カバー下)

あらすじ

貧しい故郷の発展に奮闘する商人・蘇芳(すおう)は、
ある日突然村に訪れた国の王子・イハから
「比翼」と呼ばれる運命の相手だと告げられる。
花嫁として強引に都へ連れていかれるも、
これは村を救うチャンスだと考え、
イハに気に入られるように振る舞う蘇芳。
しかし夜伽まで求められてしまい、
経験したことのない快感に抗えなくて――!?

作品情報

作品名
運命の王子の運命じゃない花嫁
著者
梅田みそ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784866576213
4.2

(63)

(27)

萌々

(24)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
263
評価数
63
平均
4.2 / 5
神率
42.9%

レビュー投稿数9

とても可愛いファンタジー♪

めっちゃくちゃ可愛いファンタジーでした♪
幼い頃に蘇芳と約束したことを果たすために『比翼様』として蘇芳を妻に迎えたイハ様。蘇芳の意志なんて関係なく自分勝手なのかな?とか思ったら全く違いました!!
めっちゃくちゃ蘇芳が大好き❤︎で、蘇芳のために色々と考えて行動して、めっちゃ溺愛するツンデレ王子様でした(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾イハ様のよく『蘇芳』の名を呼ぶのが、愛を感じます❤︎

一方の蘇芳は、イハ様との約束は「村」のことを考えての『商売的な約束』であったという、何という食い違い(笑)
村のこと第一に考えて行動する蘇芳、頭の中は「お金」のことばかり…。結婚も最初は「村」のためにって思っていたのに徐々に、イハ様からの溺愛ッぷりと照れた顔や笑った顔に惹かれていく変化が良かった!
側室たちのお茶会でのバトル面白かった(笑)なにより、イハ様との情事が快楽に弱く蕩かされている蘇芳が可愛い♡

夫婦?恋人っぽくなってきたのに、あるすれ違いが発生…どうなる?って思いましたが、イハ様が諦めるわけがない!やっと手に入れた蘇芳を手離すわけない!そして『比翼伝説』の真実が告げられて、本当に蘇芳が大好きなのを改めて再確認しました!!
やっと本当の夫婦になり良かったです(๑´∀`๑)

最後、まさかのまさかで…『比翼伝説』は逸話ではなかった!?
兎にも角にも、おめでたで幸せそうで何よりです♪
コミコミさんの小冊子でも2人共、あまあまでイチャイチャ『なかよし』だね〜(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾

5

甘々ファンタジー

強引でめちゃくちゃツンデレ、でも蘇芳のことが本当に好きなのが伝わるイハの言動がすごくツボで、それになんだかんだ絆されていく蘇芳とのやり取りが最高でした。

計算高くてイハの転がし方が上手い蘇芳。策士だな〜と関心してしまう部分もあり、それと同時に想いが伝わらないイハのことをちょっぴり不憫に思ったりもしたけれど。
イハをあしらうだけだった蘇芳が心を明かし、思っていることを言葉にすることで気持ちが少しずつ交わっていく様子にすごくキュンとしました。

快楽に弱めな蘇芳は最初の夜伽から気持ち良さそうにしていて。それもエロ可愛くて良かったのですが、イハの気持ちをきちんと受け取ったあと反応がどんどん甘くなっていくのもたまらなく良かったです。

最後の最後、蘇芳がまさか本当に妊娠するとは思いませんでしたが(笑)
そういう部分も含めてがっつりファンタジーだと割り切って楽しむことができた作品でした。

3

唯一無二の存在を求めて

今回は緋い瞳の王太子と地方の地主の長男のお話です。

攻様の比翼として嫁いだ受様が愛を知るまでと
ラブラブ後日談短編とおまけSSを収録。

この国には緋い瞳を持つ
大きな鳥の形をした神による創成神話があります。

神の血を引く王族には
何代かに1度緋い瞳を持つ者が産まれ
"比翼"と呼ばれる運命の番を得ることができれば
より一層強い王となると言われています。

受様は地方の貧しい村の地主の家に生まれますが
村では学校に通えるのは受様の家の者くらいであり
受様は織物生産で生計を立てている村で主計として
忙しく働いています。

そんなある日、
村に王太子である攻様がやってきて
受様を"比翼"として迎えに来たと言うのです。

攻様は第二王子ながら緋い瞳を持って生まれ
武勲を立てて王太子となるのですが
受様が母校の教師をしていた時に
関わった事がありました。

かつて受様は村の織物の営業狙いで
「大きく偉くおなりになったら思い出して」と
約束を交わしていたのですが

その約束は攻様にとって受様を迎えに行くという
なぜか約束になっていて!?

雑誌掲載作をまとめての紙単行本化で
攻様に運命の番としてロックオンされた受様の
ファンタジックな恋物語になります♪

攻様は比翼伝説の緋い瞳の持ち主として
受様を運命の番である"比翼"だと言い
あれよあれよという間に都に連れていかれた受様は
攻様の妻にされてしまいます。

受様は男なのにと言いますが
歴史上、男の比翼が子を産んだ例もあるらしく
攻様は「出会った時に我が比翼と直感した」
「些細なことは気にするな」とまで言うのです。

受様はソレを攻様の一目惚れと解釈し、
若人の心を弄ぶのも忍びなく優しく振ろうとしますが

攻様が村の織物などを買い上げてくれたと知ると
大きな商機=太客GETと瞬時に計算が働き、
「妻になれて嬉しい」とニコニコするのです。

その結果、
待つつもりだった攻様に火をつけてしまい
抱かれてしまうのですよ (*ノωノ)

2人ともがそれぞれに
相手への初手のアプローチを間違っているのですが
当事者たちには自覚はありません(笑)

受様を運命の番とした攻様の真意
攻様の側室である貴族の娘達からの嫉妬
攻様に不満を持つ北の国境近隣の戦火

突然に兄を奪われた受様弟妹の不安
自分は比翼ではないと思う受様の悲哀

受様が攻様の手を取り
攻様の比翼である事がわかるまで
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)/

攻様のツンデレぶりと
受様の天然ぶりに大変萌えました♡

カバー下にあとがきに制作秘話がありますので
こちらも忘れずにペラッとしてくださいね。

2

初ファンタジー!

梅田みそ先生を知ったのは昨年からなんですが、今乗りに乗ってる作家さまだと思っています。

今作は梅田みそ先生の初ファンタジーらしいのですが、最初は読んでいてどこが?って思いながら読んでいました。確かにお話の舞台は架空の時代の架空の国なのでファンタジーなのですけど、守銭奴な蘇芳が何事にも逞しすぎるんです。

イハを金づると思ってたり、蘇芳をよく思わない側室たちとキャットファイトを演じたりと破天荒で楽しくてしょうがありませんでした。

そんな蘇芳ですが笑顔の蘇芳を見詰めるイハの眼差しに段々と絆されて行くんです。このイハの蘇芳を見詰める表情が凄く素敵なんですよ。私もズキュンとハートを撃ち抜かれていました。www

終盤に蘇芳を大事にしたいイハ、イハに黙っていられた事にショックを受ける蘇芳にちょっとしたすれ違いが起こります。でも、ここでも蘇芳を追いかけて来るイハに、どんだけ好きなんだよと突っ込む自分がいました。

最終的には比翼伝説は本当で蘇芳は妊娠してました。描き下ろしでは里帰り出産しています。

逞しく生きる蘇芳と蘇芳を手に入れる為に王太子にまで登り詰めたイハのお話が、明るくて読後感が凄く良い作品でした。

2

ちゃっかり受くんがツボった

加藤くんシリーズの梅田みそ先生の作品です!
ファンタジーも書かれるのですね。とても面白かったです。
村の発展のために頑張る受けの蘇芳くん!儚げで優しそうな見た目ながらかなりちゃっかり者です。現代風に言うなら、ちょっと抜けてるけど、かなり出来る営業マンてはないでしょうか?
王子さまっぽい見た目の王子様イハはツンテレっぽいけど、どこか可愛げがあるというか
この二人って年の差カップルだけど、7才くらい離れてるのかな?見た目全然分からなくて、なんならイハ様の方が年上に見えるときもあるけど、そこが良いですね
王家は神様の末裔で、赤い瞳の王子は比翼と呼ばれる運命の相手がいて…ロマンチックなんですが、イハ様は子供の頃から、迷信だとか赤い瞳に感謝しろとか言われてて
比翼は存在しないって初めからわかってたのね。
それでいて幼い頃に出会った蘇芳忘れられなくて、とうとうお嫁さんにしちゃう執着心が、幼いながら可愛い

最後の蘇芳のゴロにゃんだいちゅきには、すごく笑いました。蘇芳らしいですね。
で何がこの物語でよかったかと言うともう、蘇芳の儚げ美人に似合わず、何より兄弟想いで、ちゃっかりしてて
たまに抜けてて、でもイハ様には弱くて
そんな蘇芳くんが大好きです!

0

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