原作小説は以前試し読みしたことがあって、その時も面白いなーとは思ってたんですがなかなか小説には手が出せずにいました。
コミカライズされたので1・2巻通して拝読。
まず1巻。これは原作小説読んだ時も思ったんですが、キャラ設定がとっても良いなーって。「国江田計」と「オワリ」の2面性に初っ端心を掴まれました。
そしてその2面性に気付かず、国江田にもオワリにもそれぞれに惹かれてしまう潮。
以前一穂先生がymz先生とタッグを組まれた「ブルーモーメント」を読んだ時にも、キャラ設定完璧だなーと思っていたんですが、それを再認識しました。
主人公2人のキャラと、それぞれの仕事が絡んですごく自然に物語が紡がれて行く…ご都合設定だらけのBL作品が多い中で、こんなにきちんと物語が作られていることに感動しました。
評判の「不倫BL」ということで興味はあったんですけど、胸クソだったら嫌だなーと読むの躊躇してましたが、これは「アリ」ですね。
店長、吉田さんそれぞれの心理描写がリアルというか、気持ちの流され具合が「まぁあるよねー」と。不思議と店長の奥さんへの同情が沸かないのも「アリ」なところなのかも。
何よりお話としてとても面白いです。
ただ、やはり「不倫は絶対NG」という人にはおすすめしません。
ナンバリングしてないけどこれは続くよね?と思って作者様のSNSチェックしたら、SNS発表作品の一部を商業化したとのことで、コミックスに収録されてないエピソードも拝読しました。めっちゃ面白かったです!
これから完結編も描かれるとのことでとても楽しみです。