身長差、体格差、身分差大 子供当主×おじさん家政夫

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表題作ようこそ有澤家へ

有澤大志・当主・小学生
三原征二郎・家政夫

その他の収録作品

  • 有澤家をはなれて(描き下ろし)

あらすじ

「あなたの仕事は、僕の機嫌をとることです」会社員の征二郎は、どこにでもいる普通の40歳。
ところが部下の失敗の責任をとり、会社を退職。
次の仕事を探して面接を受けるも――…
現れたのは、12歳の少年当主!?
手足を縛られて監禁され、強制的に名家・有澤家に勤めることに!
全く可愛げのない大志に振り回される日々、しかし子どもらしく生きられなかった彼の苦悩を知り――。
一つ屋根の下で繰り広げられる、28歳差カプのほのぼのラブストーリー。

作品情報

作品名
ようこそ有澤家へ
著者
かつらぎ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829686140
4

(32)

(10)

萌々

(15)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
126
評価数
32
平均
4 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数8

健全な、年齢差愛

年齢差・体格差・身分差大
いろんな要素が詰め込まれていて、読んでいて楽しかったです。

小学生×元リーマンの家政夫の構図ですが、関係性はいたって健全。どちらかというと小学生の育成っぽさを感じます。大人すぎる小学生が元リーマンと関わることにより、解けて子どもっぽさを垣間見せるところが萌ポイントでした!

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

お人よしすぎる受けの征二郎は、働いていた会社で起こった問題の責任を取り退職。その後、好条件すぎる求人につられて有澤家を訪れます。
そしてそこからいきなりの拘束、強制的に家政夫へ。という怒涛の展開。それもこれも有澤家当主の大志に出会ったからでした。

小学生にして当主の大志は、自分の身の回りの世話をしてくれる人を探していたよう。好条件に釣られてやってきた征二郎を強引に家政夫として雇います。強引すぎる振る舞いは、おっと~?と思いますが、そこは征二郎にずばっと指摘されて改善されていきます。

この話の軸にあるのは、大志の育てられ方からくる彼の考え方かな~と思いました。有澤家にあるべき姿として本当に小さい頃からスパルタ教育を受けてきた大志の振る舞いは、小学生とは到底思えません。

そんな彼を変えていったのが征二郎の存在でした。最初は嫌々ながらも、だんだんと絆される征二郎はまさにお人よし。
かき回していくトラブルメーカーな大志の叔父の登場もありながら、2人は心を通わせていきます。とはいっても大志は小学生なので、あくまで健全。でもお互いに恋の自覚はあるようです。

最終話は6年の歳月が経った有澤家の様子をみる事ができます。大志がたくましくイケメンに育って...
大志が成長して、ようやく2人の関係は先へと進みます。

じっくりと距離を詰め、時間をかけて恋へと進めていく過程がじれったくてたまりませんでした。大志が年相応の感情を出すようになる変化も必見です。
おじさん家政夫もとても可愛いのでぜひ、読んでみてください。

4

大人びた少年とお人好しなアラフォーとの育成系LOVE

属性だけ見たらショタ攻めみたいなってますが、危ない話ではないのでご安心を!

12歳にして名家の当主という立場の「大志」と、彼の世話をすることになった元商社マンの「征二郎」。

大人びた子供と人のいいアラフォー、、素晴らしい組み合わせですね。
大志は子供らしい可愛げこそないのだけど(最初は捻くれたクソガキ)、征二郎と心を通わせていくなかで、徐々に素直になっていく過程にキュンとしました。それにあたふたするアラフォーも最高です。

受け攻めもばっちりすぎる。(個人的趣向ですがw)

ただ、えっちがオマケ並のページ程度で、、欲を言えばもっと余韻ににひたりたかった!!なので神ではなく萌2。

あと、表紙裏のあとがき漫画で、編集様から「この二人がえっちしてるところ想像できないですね〜♡」と言われたエピが書いてあったのですが、、、だから萌えるんですよと声を大にして言いたい。

2

ど金持ちショタ!

BL界に入るまで自分がショタ好きなんて気付きませんでした。
特に生意気な子が成長していく過程はたまりません!
皆様もそうだと思います。
こちらの作品もそんな癖にギュンと刺さってくれました。

ひょんなことから超裕福な小学生のお守り的なことをすることになるお話です。
ありえないシチュエーションではじまるにも関わらず、自然な台詞回しのせいか、ストンとその世界に入れました。

とにかく、絵が美しい。
佇まい、と言えば良いのか、二人の静かな日常が美しく描かれています。

小学生時代から高校生へ一気に飛ぶので、その間のお話も是非読みたいものです。

1

少年とおじさん

かつらぎ先生、好きだなぁ〜
立て続けに三冊読んでみましたが、どれもとても面白かったです。
本作は、おじさんと少年の組み合わせ。
しかも、40代の元エリート会社員と12歳の小学生です。
歳の差、少なくとも28歳はありますよね。
ショタものですが、小さいうちは軽いキスだけです。

実業家の小学生・大志が家政夫として雇ったのが、失業中のお人好し征二郎です。
大志は初めから征二郎に惹かれていた感じですが、その辺どうだったんだろう?
大人っぽい大志は、恋愛に関しても大人だったのかな?
大志があまりに大人過ぎて可哀想になるほどでした。

本編は連載で読んでいたので何となく覚えていたのですが、まさか描き下ろしで二人のHが見られるとは思いませんでした。
大志がもう18歳なので、犯罪ではないです^^;
よくここまで待ったね、征二郎!
で、やっぱり受けは征二郎なのね。
二人の年齢差が大きすぎるので、征二郎の老が心配になるけど、出来る限り二人で幸せに暮らして欲しいです。

0

大人も子どももやっていられない

 元商社マンの征二郎は、面接先の有澤家で倉に閉じ込められ、有澤家の当主である有澤大志からいきなり「合格」と言われます。
 征二郎は、半年前に商社を退職し、条件のよい勤務先を探していたところですが、有澤家での仕事は、大志の身の回りの世話、家事、家の修繕です。これまでハウスキーパーの経験も特にあるわけではなく、子どもが好きであるわけでもないのに、いきなり前途多難な日々が始まります。
 大志は11歳にして有澤家を引き継ぎ、学校に通いながら有澤家の地代収入などの管理を行っています。
 征二郎は何でも上から目線で命令してくる大志に、力と金だけでは人は動かない、人として対等でないと成り立たないと言います。大志の常に正しく、他人に弱みを見せないドライな生き方も、有澤家を守っていくために身につけなければならなかったのです。
 全部の荷物を下ろして、何もかもから自由になりたい、そんな大志の気持ちや行動も、ふとしたときに征二郎が大志にかけてくれる優しい言葉も共感しながら読めました。
 18歳になった大志と征二郎は、次の段階へ行きますが、20歳以上も離れているふたりのお付き合いは、また前途多難ですね。

0

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