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エキスパートレビューアー2020

女性アキタさん

レビュー数101

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イケメンワンコオオカミ

表紙のイケメンワンコオオカミくんははじめは髭面ニートです(笑)

友人の樹からの頼みで樹の甥っ子のニートだという青年の志恩を自分が働く酒造で面倒を見る事になった宗二朗。

伸びた髪に清潔感のない髭面にふてぶてしい態度の志恩の印象は最悪。
さらに歓迎会で酔い潰れて叔父である樹への家族愛の度を超えた感情を吐露してぐずる志恩にはじめは鬱陶しさを感じる宗二朗でしたが、なんだかんだと仕事をこなし始め外見も身綺麗に整えた志恩を意識し始めてしまい…

外見は一丁前ですが、中身がお子様で言動もちょっと新人類感を感じさせる志恩に年上の余裕を振りかざすつもりがいつのまにか振り回されてしまっている宗二朗。
辛い思いをしているので、志恩へいろいろ感情をぶつけながら幸せに過ごして欲しいなと思いました。

樹と年上彼氏も気になります。

桜井先生の描かれる正面のお顔も好きなのですが、横顔のラインもとても好きで、キスシーンの綺麗な横顔にきゅんとしました〜。

きっととても

真夜中、タクシー運転手の平は明らかに訳アリ感満載の血塗れの青年・乱平を乗せ東京から北海道へ移動することに…

戸惑い訳もわからぬまま北へとひた走り、掴みどころが無く謎だらけの乱平とセックスをする。
そしてさらには警察からヤクザから追われる事に。

変わりばえがなく辟易していた日常にカンフル剤のような刺激を得た平。
今までの境遇からは違う抱かれ方をしてひと時の安堵感を得た乱平。

ふたりのそれぞれの胸中が絡んでいく、きっととてもドラマティックなロードムービー。
逃避行という非現実で特殊なシチュエーションでハイなテンションの状態で身体を重ね、感覚が麻痺している中で芽生えた愛は決して刹那的ではなく、揺るがないもので。
逃げる過程に重きを置かれていたので、ふたりの心情、過去などがもう少し掘り下げられているとより良かったのかなと思いました。

雪の舞う中、タクシー内でのセックスは籠る熱気で曇る窓ガラスがふたりの熱量を表していて印象的なシーンでした。

蜘蛛と性 コミック

ニクヤ乾 

また違ったテイスト

表題作3話+描き下ろし、同時収録3話。

『蜘蛛と性』
潜在的なM素質と緊縛されたい願望を心の奥に閉じ込めていた堅物リーマンの風戸がSMバーの店員でミステリアスな聖に精神を絡め取られ身体を暴かれていくお話し。

着衣や半着衣での緊縛に、手を後ろ手に縛られ、椅子に足を固定されて逃げ場がない状態で快楽を与えられ、蜘蛛の糸に搦め捕られるように逃げられずに堕ちていく。

縄の質感がしっかり分かる描写で吊るされ縛られるシーンは多くあるのですが、3話構成なので少し物足りない感はありました。

『省エネ王子とスケコマシ』
ニクヤ乾先生のデビュー作だそうで、タイトルそのまま、低温塩対応のイケメン俳優・裕二とスケコマシでバイのイケオジカメラマン・アランの年の差ラブ。
その差は34歳!
アランのキャラが外見も内面も濃い濃い。
裕二も省エネの皮を被った表の対応と心の声とのギャップが面白かったです。
裕二の天然で不器用でピュアな行動の数々にアラン共々やられてしまいました。

どちらも前作の『♯BLごっこ』とはまた違ったテイストで作者様の作品の振り幅を楽しませていただきました。

不機嫌と笑顔

写真をとる事が好きな自由人で京都弁なDK・晃平。
開かずの保健室の主である保健教諭・立花先生の不機嫌な顔に魅せられた晃平は先生を撮りたい!とひたすらに迫り、徐々にそれが恋だと自覚し、毎日のように告白するもいつも冷たくあしらわれてしまいます。が、晃平の事情を知った里中先生がなぜか手助けをしてくれる事に。
そんな中、里中先生と立花先生のただならぬ過去を知ってしまい…。

序盤はどんなに立花先生に拒否られてもめげないタフさ炸裂のワンコな晃平を微笑ましく見守り、立花先生って保健室を結構私物化してるよなあ〜、とか、里中先生の不器用で捻くれ過ぎてしまっている想いにモヤつかされたり、姫島がとばっちり力発揮して教師のあられもない掘り下げた話しを聞かされちゃうとかなくないか?…などなどを思いながら読み進め、晃平のネバーギブアップな精神力が身を結ぶ後半からは萌えが爆上がりでした。

攻めの物理的な、精神的(こちらはちょっぴり)な成長…!
受けの身長抜かすのとかすごい好きなので卒業式の晃平の姿は格別感が…。よかったね〜(感涙)!

キーポイントである写真の描写が所々に絡ませてあったり、不機嫌な表情の立花先生と満面の笑顔の晃平の対比が印象的な良いお話しでした〜。

和む旅路

『あわいろ絵巻』に登場していた僧侶・一徹のお話し。あわいろ未読でも大丈夫ですが、特別読み切りであわいろの出雲と龍汰のお話しも掲載されているので読んであるとよりふたりの関係がわかっていいかもしれません。

あわいろの時の一徹がなんだか食えないキャラだなあ〜、とは思いつつもしっかりしているように見えたので、今回のぐうたらな、ざっくりとしたかんじがちょっと意外でした。

そんな自由人な一徹と一徹とは正反対など真面目一直線な優等生僧侶の大和のどたばたで、いく先々で騒ぎが起きるけれど、癒され和む旅路。

動物大好きで修行嫌いな一徹ですが、のらりくらりとしてみえて決めるところはちゃんと決めて、お家問題で心に抱えるものがあり張り詰めていた大和を持ち前の緩やかさで解していき、解釈違いで求婚になった言葉は素敵でした。

BLを嗜むにあたり個人的にエロは欲しい派なんですけど、ふじとび先生の作品では優しすぎる世界観がゆえに肌色が少し見えただけでも、わあっ、ちょっと!っとなり、ああ〜、むしろナシでも大丈夫です〜!と思う自分が不思議。

なので今回も肌色がちらりとしたので、もれなく照れました(笑)
恥じらう大和がかわいかったです。
そして、すねこすりも安定のかわいさでした〜。

調教彼氏 コミック

藤峰式 

上司+彼氏へ

『調教上司』続編です。わーい!

前作もエッチたっぷりめでしたけど、今回もまた増し増し、1話1エロございますが一回一回がだいぶと濃いので一冊ほぼ繋がってるんじゃないなーというかんじで、さらに両想いの金岡さんと藤田の気持ちががっつり乗っているので、とっても甘エロです。

好きなやつは褒めて伸ばすタイプの金岡さん、上司の時はひたすら甘やかに藤田の精神を痺れさせながら優しく抱いていたのですが、お付き合いをはじめてからの彼氏の金岡さんはS味が溢れてらっしゃって!
もちろん藤田をいい子いい子と褒め、ふんだんに抱くのは変わりないのに所々でハードさが〜。
藤田がイった後に攻め上げるのはもちろんのこと、頭をぐいっと押さえ込んだり、手錠で拘束したり、藤田の全身を開発しきる勢いでしっかりと身体へも調教を施しています。

藤田の転勤を機に遠距離となりますが、よい刺激となりより深まるふたりの仲。

藤田のトラウマの元凶になった元カレも出てきましたが藤田がナイス制裁を下しスッキリ。
金岡さんはありのままの藤田をまるっと受け入れてくれる最高の彼氏ですから!

このまま同棲、結婚と進み調教主人(?)が読めたら嬉しいです。

絶対離してくれない

小さな頃からおばけが見えるたもつは同じくおばけが見えていた祖母を亡くし、いつも怯えて暮らしていて、就職活動も難航中。
唯一内定した『龍神不動産』はなんと従業員全員が神様で、社長の長峰は龍神様。
人間の世をさ迷うおばけの類を導くのが本来の仕事で、おばけを引き寄せる体質のたもつを気に入った龍神様は、たもつを守る代わりにおばけに怯える事のない生活を約束すると契約を持ちかけ、泥酔状態だったたもつはされるがまま受け入れて…

龍神様・青龍とたもつの『孤独感』がリンクしていて、神様と人間、種族は違えどお互いが孤独から救ってくれる存在となっていく過程が、おばけという様々な思念の形態を絡めて細やかに描写されています。

それぞれの時の違い問題も、魂の契りを結ぶ事で来世もその先も決してふたりは離れることがない、と安心させてもらえました。
龍神様は絶対離してくれない、ですね。

倉橋先生の作品を拝読するのは前作『神様たちの甘味処〜見習い狐に甘いおねだり〜』に続き2冊目で、繊細なタッチはそのままで線がスッキリされてより見やすく、龍神様の顔面がとにかく良すぎて拝み倒してしまいました(笑)
小竜様もめちゃくちゃかわいかった〜。
前作で気になっていた八咫烏の黒田の事が少し補填されていたり、神様作品で繋がりがあって楽しめました。

ワンチャンとナンバーワン

売れないホストの冬二はやっと出来た指名客に飛ばれてしまい大ピンチ。
困っているところをナンバーワンホストの椿がフォローをしてくれて事なきを得ます。

その椿が外面はいいけど、冬ニに対してはかなり横暴、仕事を優先するあまりに生活能力皆無のダメイケメンでもあります。
下半身を酷使したツケか女性に反応しなくなり、前立腺を試してみたいとお金を肩代わりした代わりとばかりに冬二の弱みを攻め煽り、『挿れてみな』と誘って来て…

そして、事が終われば冬二を無下に足蹴にするも、飼い犬として自分の側に置き世話を焼かせる。
最後までご主人と飼われ犬という奇妙な関係のふたりなのですが、初めとは明らかに違う熱量が込められていました。

顔はイイのに意地悪でドSで俺様な椿の性格がたいぶとめんどくさいんですけど、椿の中で少しずつ冬二の存在が大きくなってきて態度が変わっていき、最終的に冬二を自分専用ワンチャンとして離す気は無い独占欲丸出しなかんじににやついちゃいました。

椿のあの気の強そうな眉がエッチの時に控えめに下がるのと、椿が冬二の冬二にゴムを装着するのが好きポイントでした。
受けなのに攻めの風貌でゴムの袋を口で開けたりするから腐脳がちょっとこんがらがる時もありました(笑)

おおかみさん…!

生贄として捧げられた少年・太郎をいつか『食べる』ために大切に、慈愛に満ち満ち、過保護が過ぎるほどに傍に置き育てている黒い狼男のウル。

はじめはウルがぜんっぜん食べるとこない!!!と言うほど小さく、か細い身体だった太郎が華奢なラインはそのままに、声変わりをして体つきが少しずつしっかりとしてくると共に心も次第に成長を遂げていく過程が巡りめく年月の移ろいを通じて描かれていて、世界観が、描写が、繊麗で美しく惹き込まれます。

ウルの姿もリアルな狼の姿と太郎にデレデレでコミカルなテヘペロ姿だったりの振り幅もかわいいですし、人型には見惚れてしまいます。

ウルの深い深い愛情と、太郎の清廉で綺麗な心。
物語全体に漂い溢れる愛おしさと優しさと…
ふたりだけの楽園で過ごし重ねてきた時間の尊さに胸が締め付けられ涙が零れました。

穏やかで、切なさもはらんだ良質なファンタジーBLでした。はあ〜、とっても素敵なお話しでした…。

ふたりでいつまでも永久に永遠に幸せに…。

マグロ漁船のインパクト

特殊シチュは数あれどまさかのマグロ漁船…目の付け所が斬新で思わず食いついてしまいました。

友人から借金を被せられ、返済のために漁船に乗せられたSEでゲームオタの安達。
妹の医療費のために乗船したという同室の石田はいつも不機嫌で体調が悪そうで、ある日心配した安達が声をかけるといきなりエロい熱を帯びた石田に咥えられ乗っかられてしまい…。

石田は実はキング・オブ・タチと呼ばれていたゲイビ男優でしたが、タチ×タチ企画で敗北しネコになりさらに…というところからタイトルのセクシャル・アディクションに繋がります。

5話中、マグロ漁船2話、陸が3話となっていて、まるっと一冊マグロ漁船のお話ではないのですが、とにかくインパクトが強くて、個人的に読後感がマグロで占められてしまってました(汗)
でも石田はめちゃくちゃ活きが良くて全くマグロじゃなかった←

描き下ろしでは一コマですが石田の妹さんも入院中ながらも元気そうなのがわかり、安達が石田のエッチな身体を持て余す事なくしっかりと愛していてよかったなあと思いました。
お人好しな安達がまたマグロ漁船に乗ることのないように祈るばかりですけど、石田が傍で見守っていれば大丈夫そうですね。