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表題作恋染龍雨衣

石神地架,龍の眷属になった人間
天玻瑠灘命(あめ様).,龍と人のハーフ

その他の収録作品

  • 〝愛しい〟なんて(描き下ろし)
  • カバー下(設定裏話・衣装解説)

あらすじ

「お前は今日からおれの下僕(もの)だ。よく仕えよ」

龍神の息子・天玻瑠灘命は、訳あって妖怪専門の遊郭・かすみ楼を訪れていた。

その帰り、妖怪に襲われて今にも死にそうな人間・地架と出会う。

霊感ゼロで妖怪の姿すら見えないのに、想い人を助けるため命がけで立ち向かう地架のことが気になった玻瑠灘は彼を眷属にするが――

主従関係なのに、まるでケンカップル!?

幽世に迷い込んだ一途な青年と男前で初心な龍の半妖が紡ぐ、人外和風ファンタジーBL。

後日談の描き下ろしも収録。

作品情報

作品名
恋染龍雨衣
著者
朔ヒロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
シリーズ
明烏夢恋唄
発売日
電子発売日
ISBN
9784575381306
4.7

(169)

(133)

萌々

(29)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
795
評価数
169
平均
4.7 / 5
神率
78.7%

レビュー投稿数17

かすみ楼シリーズ3作目 今回は龍の子と人間の眷属です。

かすみ楼シリーズ3作目です。


このシリーズは各ストーリーが繋がっていると言う感じではなく「かすみ楼」を舞台とした独立したお話になっています。

前作にキャラも登場したりするのですがシリーズ未読でも問題なく読めます!

でも前二作も最高におすすめなので本作の先でも後でも大丈夫なので是非3作品とも楽しんで欲しいなと思います。

「明烏夢恋唄」と「羅城恋月夜」です



烏天狗の男娼、楼の用心棒の鬼と来て本作では龍の子(龍と人のハーフ)あめ様と彼が助けた人間・地架のお話になります。

あめ様の事を重点的に描かれていますが本当に酷く魅力的なお方なんです…

容姿、キャラデザ的な部分も勿論ですが彼の中身が本当に凄くて、

結構華奢な身体つき(とはいえ細マッチョ)なのですが生命力が溢れると言うか衝動的な方で…それは見ていてハラハラするくらいでした。


そんな彼が拾った死にかけの人間・地架。

彼もかなり無鉄砲と言うか向こう見ずな性格でそう言った部分ではあめ様と似てると思うのですが

あめ様が突出してるのでお世話役的になっちゃっててそこがまた良かったですね。

あめ様は地架を救う為に龍の眷属にするのでいわゆる主従になります。


そんな主従がお互いを知って行く内に思うところ、変わって行くところがしっかり描かれていてそこも見どころだと思います。

あめ様の在り方、地架の生き様、そして交わった二人の存在の行く末…もう全てをネタバレは勿体ないのでこれ以上は書けないです(笑)

でも普通のラブストーリーとは違った主従、人外、ファンタジーならではの面白さと魅力が詰まったお話だと思います。



かすみ楼シリーズ前2作と同等以上だしでもシリーズものと言ってもそれぞれの個性や作品の色がしっかりとあって唯一無二だと思います。

このシリーズ、そして本作品の魅力を完全に伝えられる語彙力を持ち合わせてないのが歯痒いです(笑)

ですがこのシリーズのファンの方も、ヒロ先生の作品のファンの方も初見の方にも満遍なくおすすめできるし読んで欲しい作品だと思います。

そしてやはり朔ヒロ先生のキャラビジュの素敵さ、背景などの作画コストの高さは本当に何時も凄いなと尊敬します。

11

「天」と「地」と「雨」の関係性

かすみ楼シリーズ3作目。既刊未読でも大丈夫です♪

以下参考までに…
1:『明鳥夢恋唄』人間×烏天狗
2:『羅城恋月夜』鬼 ×人間(陰陽師)
3:『恋染龍雨衣』人間×龍神

ドラマ性が高い異種族恋愛ばかりで全部おすすめ。
妖の世界の風景もとても美しく描かれています…!
(朔ヒロさんなので素晴らし画力安定保証)

1・2作目は異種族恋愛の切なさがモリモリ。
2作目は特に因縁の相手っていう関係性も加わってて、
泣きに泣いたのですが……。

3作目となる本作は神様が相手なので色々と強かったですw
読後の印象は陽だまりの温かさを感じました。良き雨だ…。


さてさて。

攻め:地架…人間
友人であり片思い相手でもある男の魂を取り返すべく
妖怪の類いが一切見えないのにかすみ楼へ向かう途中で、
通りがかりの龍神の子に助けられて成り行きで眷属(下僕)になります。

受け:天玻瑠灘命(あめ)…次期龍神
龍神父が愛する人を失った悲しみで暴れ狂っているのを
必死で鎮めようと頑張っているお兄ちゃん龍神です…!!
(頑張ってるお兄ちゃんムーヴに滅法弱いので、)
(何度も涙腺をウルッとさせられたのよ(;///;)ウウウ)

龍神といえど幽世の掟として迷い込んだ人間に関わってはいけないのですが
地架が叫ぶ言葉が自分と重なりつい助けてしまってーー。

地架は片思い相手の視界に。
あめは荒れ狂う龍神父の視界に。
大切な人の目に入ることが出来なかった者同士寄り添い、
惹かれ合いながら一緒に難局を越えていく物語です…!


いや~~~……あめ様ですよ。萌えの塊すぎてッ!!

まず龍神である矜持が素晴らしくカッコイイ。
人間(母はとっても強い巫女)とのハーフなんですが、
見た目が人間寄りなので周囲から嫌なことも言われてて。
けれど絶対に屈することなく龍神として強く生きててね。

外見は人間・中身は龍神っていうのが印象的でした。
(弟は反対に外見が龍・中身が人なんですよ…)
(どっちもちょっと生きづらいんだけど、)
(現龍神の子として胸張って生きてるの!(;///;)ウウウ)

神様なのでとっても偉そうな言動なんですが、
家族思いの頑張り屋さんなのがとっても伝わるからキュンキュンする…!!!

頼りになる母は亡くなり、
暴れ狂う父を鎮めるために奔走し、
中身が人寄りの弟を守っててね…!!(;ω;)

ゆえに誰かを頼るとか出来ない不器用な子なんですが、
地架には甘えるようにもたれかかるのがグッときました。
地架に甘えてる時のあめ様がもぅもぅめちゃ可愛い…!!

あと萌えポイントとして、
神様だから性的なことに無知なのもツボでした♡♡
精通してなくて地架がシテあげるシチュがヤバい///
「女は…」「知らん…」って小声で返事するのニヤニヤした。

なので性的なことに無防備なんですね。
ゲイの地架にとって↗↗が治まらないとこも良きです!
感情が乗ってる表情からドキドキが伝わりました♡♡

(アカン、あめ様がめっちゃ可愛いから)
(無限に感想出てくるわ…(∩´///`∩))
(最後に1つだけどうしても書きたい感想↓)
(あめ様のサラシ、めちゃくちゃエッチ…!!!!!!)

地架って珍しい名前にしたな~とおもったけれど、
「天」と「地」と「雨」の繋がりで"なるほどな~"と。
(タイトルとの絡みを考えるのが好きなタチなのでこういう小技大好き!)

地架も孤独を抱えてたと思うのですが、
良い意味でカラッとしてて陰がなくて明るい。
敬うのが苦手そうで裏表がない真っ直ぐさを感じました。

(人間嫌いの紺には誤解されて嫌われちゃったけどw)
(あ、少しだけど2作目の受け・紺が登場してます!)


このシリーズはBLとして満足度はもちろん高いけど、
各CPのドラマ性も高くて上手く作られてるな…、と。
相手の妖によってCPの未来が変わってくるとこも好きです。

キャラクターによって色が変わるシリーズ作品ですね~。
まだまだこの世界観に浸りたいので続くと良いな…。

8

高貴で傲慢で可愛い神

かすみ楼シリーズの3作目です。
前2作「明烏夢恋唄」「羅城恋月夜」を未読でも楽しめると思いますが
現世・幽世・廓などのかすみ楼シリーズの世界観を前2作で知っていた方が、理解も深まるのかな、と思います。


今回は妖怪に襲われていた人間の地架と、龍神の子のあめ様が主人公です。

あめ様がめちゃくちゃ良かったです。
背は小さいのですが、神なので高貴な傲慢さがあってそこがサイコーでした!
性格は真っ直ぐで一生懸命で、小さな身体で頑張る姿がいじらしくて、とても好きになりました。

下僕として傍にいる事になった地架は、そんなあめ様に対して敬語は使うけれども接し方は現代人っぽくて、2人のケンカっぽいやり取りがとても可愛いし楽しかったです。
そして体格差がたまらんかったです…!
いいCPだわ〜、最高。

ファンタジーなのですが、人外×現代人だからか、現実離れしすぎてないところも好きです。
キャラだけでなく、ストーリーも最高です。
個人的に、今作が一番胸が苦しくならずに楽しく読めました。
あめ様の弟のくろみつも癒やしだったし。

今回もとてもとても最高でした!
「羅城恋月夜」の続きや、シリーズがこれからも続くことを期待しています!

4

眩しいくらい

大好きな朔ヒロ先生の大好きなかすみ楼シリーズの3作目。
不器用な人間・地架×高貴な龍神の子・あめ様。
美麗すぎる絵に見惚れて、人外ファンタジーにドキドキして、繊細な心理描写に感動して…、もうやっぱり先生大好き…!ってなりました。

地架とあめ様のそれぞれの背景がリンクしていて、『愛しい』という感覚を通して近づいていくふたりの距離感。
主従関係も興奮材料ですし、描き下ろしでその後のストーリーも見ることができて、あとがきでのみんなの姿に悶絶しました。
眩しいくらいの光をありがとうございます。

艶のある情事のシーンもほんっっっとに素晴らしくて、朔ヒロ先生の描かれる受けの身体のラインはどちらかというとしなやかでスレンダーな印象が強かったんですけど、今回のあめ様のお身体がすごくて…!
表紙でもわかる美しい筋肉!(表情もたまらん)
腕、胸…、さらに引き締まったおしりがめちゃくちゃえっちでそそられるんですよ…!(罰当たり)
地架との体格差もご褒美でございました。
毎回キャラのビジュアルから性格、何から何までもう全てがどストライクで大満足!
シリーズ作品なので系列キャラが登場するのも楽しみのひとつ。

素敵なお話を読むことができてとっても幸せです♪

3

ビジュアル最高

パパ龍に弟龍に見た目人間の主人公、ビジュアルが最高です。太くもなく細くもない龍。The理想の龍。
弟のクロミツがカワイイです。

シリーズ買いもして、作家買いもしています。
朔ヒロ先生の人外もの、ほんとうに好きです。
烏天狗の一作目、茨木童子の二作目、今作は神様です。神々しいし美しい人間と龍とのハーフ。
このシリーズずーっと続いてほしいです。

前作の主人公、陰陽師もちろっと登場しますが、この一冊でも十分理解して楽しめると思います。

父龍に対しての思いが切なくて神様にも家族愛とか最高‥ってなりました。

2

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