山岸ほくとさんのレビュー一覧

Wild Fangs コミック

山岸ほくと 

BLファンタジー

小説の挿絵以外で、コミックはこのシリーズしか出されてませんよね。
「Wild Fangs」
「Wild Rose」
「Wild Wind」
の3部作が出ています。

絵がとてもきれいで、麻々原絵里依さんの絵のような細身の体つきが
たまらないです。
服装や髪型もセンスの良さを感じます。

お話もわかりやすくて私はすぐにこの世界に入れました。
えちシーンはこの巻ではあまりなくて残…

3

蒼穹の剣士と漆黒の騎士 小説

夜光花  山岸ほくと 

普通にファンタジー作品として楽しめる

ファンタジー作品にBLが含まれるような内容でおもしろかったです。
夜光先生は文章がうまいので世界観に自然に入り込めます。
また、現実社会と世界観は違っても問題があるのはどこの世界でも一緒というか、陰謀があったり、王の不況を買ってはいけないだとか、他民族とうまくやっていく為のノウハウだったり、そういう所は同じなのでスッと内容を把握する事が出来ました。

今回の受は鳥人です。人間の容姿に鳥の羽…

4

Wild Rose コミック

山岸ほくと 

願わくば

こういう物語をもっと読みたいです。
今回は「Wild Fangs」の主人公マオの兄、キリのお話。
キリが村を出てからのお話なので、時間設定的には「Wild Fangs」より数年前になります。

見かけによらず、キリが結構やんちゃで意地っ張りな所が可愛かった。
野生の薔薇の棘のように時々チクッと刺すことがある。
ミカエルは感情を外に出さないタイプなので、気持ちを掴むことが難しいのですが、…

1

ストレイ・リング 小説

水壬楓子  山岸ほくと 

タチの悪い攻め

山岸さんの絵を見たくて見つけた作品なんですが、リンク作だったんですね。
前作の「晴れ男の憂鬱~」は未読なんですが、お話を理解する上では特に問題はありませんでした。

お話は受けが妻子ある攻めの愛人という関係から始まるんですが、全体的に私の萌ツボは少なくて評価は中立にしました。
受けの視点で書かれていて、前半は攻めに本気にならないように関係を保つように努める受けが切なげといえば切ないのですが…

2

不実の永遠 小説

水戸泉  山岸ほくと 

キャラが良いけどもやもやが・・

2・26事件、帝国陸軍同士、公家すじの美人上官、下剋上・・・もう予想される通りの「お耽美」でしょう。

百日の薔薇とMONSTERと横溝小説を足して割って、山藍エッセンスを1適って感じでした。
なんですかねー暗いですねー。
田舎豪族に見られる、濃い血の婚姻による弊害・・・この横溝部分が気持ち悪い。
(近親相姦のことじゃないです)
都築の妹・渚の気持ちと行動も不明瞭だったから尚更でした。…

1

Wild Fangs コミック

山岸ほくと 

期待通りの作品でした^^

ファンタジーものを探していて出会った作品です。
表紙の絵を見てからずーっと読みたいと思い続け、最近になってやっと読む機会に恵まれました。
中身の絵も表紙の美しさを裏切らず、繊細な絵が切なくて影のあるお話にぴったりなのではないかと思います。
動物の絵が時々出てくるのですが、その美しさにも目を奪われました・・・特に猫科の猛獣の絵が美しい~!!

完全にファンタジーなお話で、強力な力を持ってい…

2

散る花は影に抱かれて 小説

六青みつみ  山岸ほくと 

二度は読まない、けれど

「陵辱」と言うのなら、一度は、ここまで徹底的に描き出したものを読んでみたかった。
個人的には、そんな感想に尽きました。

六青さんはこれが初読みですが、なめらかで風情ある筆致で描かれる夏月の美しさや忠影のたのもしさ、過不足なく読みやすい忍びの里の設定や描写と、一文ずつ味わいながら読み進められるような文章です。

ただ、この作品の二大萌え要素、「薄幸なれど気高く美しい少年・夏月」と、「忍び…

4

不実の永遠 小説

水戸泉  山岸ほくと 

電波鬼畜攻め

時代は昭和初期。受け攻め共に軍人ですが戦うシーンは無いです。
面白かった!キャラクターがすごく好みでした。
攻めの都築の電波っぷりがたまりません。
円が婚約者を邪険にしてるのを見て、「始末しましょうか」ですからね!
飄々として掴みどころのない男ですが、ラストの所で円が元副官の小林を追いかけようとしたところで、円を「化け物」と言って引き留めるんです。
いつも上手な都築の余裕のなさが表れてい…

1

夕陽と君の背中 小説

六青みつみ  山岸ほくと 

攻にイラッとくるんだけど、そこがいい

六青さんの作品って、無意識に攻が無神経な部分がある事が多くてそれとの対比によって受の健気さが生きてくる面もあると思うんですよね。
この作品もそのパターンでした。

高校の同級生同士モノ。
勇貴[受]は同級生でスポーツマンタイプで女子からも人気のある向陽[攻]の事を密かに想っていたのだけれど、学校イベントで女装した際に向陽にキスしてしまい、その想いを彼に知られ一度は拒絶されてしまう。
そし…

6

夕陽と君の背中 小説

六青みつみ  山岸ほくと 

すみません…。しゅみじゃない、だけです。

六青さんの作品だったということで買ってはいたのですが、学生×学生が地雷だったので箪笥の肥やしになっていた作品でしたが、とうとう手を出しました。

お話自体はよく作り込まれて、登場人物の心情も細かく丁寧でした。
もう!……切ない。いじらしい。
と、何度思ったか。
受けの勇貴が、とにかく切なくて切なくて、そしていじらしいのです。

それに対し、攻めの向陽!彼にイライラさせられました。

4
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