山田ユギさんのレビュー一覧

隣人には秘密がある 小説

秀香穂里  山田ユギ 

感情移入が……

祖父が倒れたせいで、おんぼろアパートの管理人代理になった大学生の太一。
アパートの住人たちはホストにホステス、パチプロとクセモノ揃い。
中でも一番やっかいなのがポルノ作家の吉住だった。
自作のポルノ小説を太一に読ませては反応を伺ったり、セクハラを仕掛けてきたり。
管理人代理としておおむね上手くやっている太一だったが、どうしてもこの吉住だけは苦手だった。
ある日、太一は吉住をはじめアパート…

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ただひとつの理由 小説

櫛野ゆい  山田ユギ 

強くて明るい若頭×不幸青年の♪

今まで読んだ中で1番気楽で幸せなヤクザ・ラブでした^^
神・ユギ先生の表紙買いなんですが、表紙の明るいPOPな感じがそのままの内容に、頬が緩み放し♪
大柄で筋肉質の「大護(だいご)」に小さくて可愛い「晴季」が荷物のように、畳の上・布団の上をコロンコロン転がされ、春季がそれにキャンキャン言ってる図!
微笑ましいですね~!

≪ただひとつの理由≫
表題作は、不幸続きの晴季がヤクザの大護と出…

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情熱の温度 小説

木原音瀬  山田ユギ 

こんな風に愛されたら、さぞや幸せだろうと思った

 本当この受けは女のことばかりに囚われてるし、不器用だし、もうどうしようもない奴。いつ素直になるのー?と思いながらずっと読み進めていたけど一向に明るい兆しが見えない。
 木原先生はとことんまで突き落とすのが本当にうまい。
 お金も仕事も健康な体もすべて失って、初めて最後のほうに救いが見えた。
 胸が震えた。
 盛り上がり身も蓋もないくらいに突き落として、最後少しだけ浮上する。
その最期が…

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相続人と蜜月 小説

いおかいつき  山田ユギ 

色々ミラクル

何でも屋で働く朝陽の元に高額の依頼が舞い込んだ!
期限は二週間、隠された財産を探すために豪邸に住み込んで捜査を始めた朝陽たちだが、捜索初日の夜与えられた部屋で一人休んでいた朝陽は突然しらない男の襲撃で目を覚ます。
ここにいる目的を問う男に、守秘義務を貫こうとすると、男は朝陽のことを押し倒して……
翌日ふらふらの朝陽が目を覚ますと、なんと仲間の一人が無惨な姿で殺されていた。
警察の事情聴取に…

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愛想尽かし コミック

英田サキ  山田ユギ 

包容力ある攻が良かった。

私にとって初めての英田サキさんであり、山田ユギさんでした。

渋く、暖く包み込むような包容力ある椹木さんのキャラが凄く良かった。人を信じることができない、愛も何もしらないで闇の中を這いつくばって生きてきた柊也を愛してあげられるのは、やっぱり喜びを悲しみもいっぱい経験してきた椹木さんだからこそだったのかな。

椹木との出会いにより愛を知り、信じることを知っていく…少しづつでも“変わりたい”と…

1

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

椹木かっこよすぎ

『愛想尽かし』の続編です。

渋くてかっこいいです、椹木の兄貴。
言動の数々がいちいちツボにきてたまりませんでした。
最初のエッチの場面良かったなー。
出来上がったカップルのラブラブなエッチに萌えを感じるのってあんまりない私なんですが、萌えました。
受けの視点から描かれるんですが、このときに受けが感じてる瞬間的な幸福感がひしひしとリアルに伝わってくるんですよ。組み敷かれ、自分が先にイッ…

2

犬より愛して 小説

藤森ちひろ  山田ユギ 

お下品な!

すいません、↑これ。
「お下品な!」な台詞。冒頭にあった台詞なんですが、どーにも頭に焼き付いて離れませんwwww
どーなのww言葉遣いとして(;´Д`A ```

お話は、高校卒業に奪われたファーストキスからかれこれ~年。
同窓会で再会したあいつは相変わらず。
傲慢に愛をつげ、あまつさえ酔わせて戴かれてしまう。
朝起きたら「おはよう、ハニーw」の真骨頂ですねw
逃げるも、追われ。触…

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夢を見るヒマもない コミック

山田ユギ 

読み応えあり!

第1話~第6話&関連の1話。

ほぼ1冊まるごとなので、読み応えあります。
それだけではなくて、ストーリーとして心情などがキッチリ描かれていて
量だけでなく内容も読み応えありです^^

正直、絵は自分好みとは言えなかったんだけど
それでも読んで良かった、と思える内容です。

主人公が好きな相手の幸せを考え、
身を引くというか応援するところだったり
その相手が誰を思っているのか…

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ただ、優しくしたいだけ 小説

水原とほる  山田ユギ 

優しくなれる水原作品

水原さんの書く「嫌なヤツ」は、遠慮なく「最低クズ男!」と罵れるくらい天下一品です。
しかもクズがザクザク出てきて、さらに奴らはそれをちっとも悪いと思ってないんですよね。
けど、今回はちょっと、優しいクズだったかな?

最初は隆次のこと、「冷たくて素っ気無くて酷いよ~」と思ってたんですが、よく考えたらいきなり誰とも知れない意思疎通もまともに出来ないガキを置いて行かれて金まで巻き上げられたら、…

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花扇 小説

剛しいら  山田ユギ 

神以上の評価はないですか、ちるちるさん!

と言いたくなったのは読後ずっと経ってで、読み終わった直後はただただ呆然としてしまいました。
言葉がでない…。本当に、ただただ呆然としてしまいました。

山九亭感謝の元に、師匠であり「座布団」で亡くなった山九亭初助についての本を書きたいという男が現れたのをきっかけに、お話は過去へと掘り下げられます。

初助の人生は、それはそれは壮絶です。
初助は感情の起伏を表に出さないというより、起伏が…

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