樹要さんのレビュー一覧

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

デリカシーのない攻め

食品会社会長の孫である受けは、企業家を引退して道楽でおでんの屋台をしている祖父に、祖父の恋敵の孫である男の恋を成就させてくれと頼まれる。うまくいったら家を相続させてやると言われ喜んで話に飛びついたが、その男の恋を応援しているうちに、なんだか成就してほしくないような複雑な感情が芽生えてしまい戸惑う。そんなとき、男の片思いの相手に同性の恋人がいることが判明し…。

栗城さん作品は、以前大外れを引い…

6

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

素直な坊ちゃん

雑誌で読んでいたのですが、書き下ろしの方を読みたくて買いました。「恋に語るに落ちてゆく」は受視点。あらすじの通り、攻の佐藤さんの恋を応援しているうちに好きになっちゃいけないのに好きになってしまいます。とはいっても、涙が止まらないというようなことはなく、ほのぼの。先の展開も予想できるし、安心して読めました。セレブが出てくる話ってあまり好きではないのですが、霙くんは我がままなところはなく、素直でいい子…

5

恋なんかしたくない 今日から恋人になりました コミック

月村奎  樹要 

無事完結!

まさかの続刊あり展開だった前作。
続巻はいつ出るんだろうと、もやもやしながら待っていまして、ようやく発売!!&無事完結!!となりました。

お調子者キャラを演じて、義理のお兄さんへの恋心がばれないようにすごく辛くて切ない努力をしていた優斗君、前回はとても切ない状況で続く・・・となっていただけに、お互いの思いを確認し合えてきちんと両想いになって本当に良かったです。おそらくハッピーエンドだろうと…

1

駆け引きのレシピ 小説

和泉桂  樹要 

ふんわりしたお話

前半1/5ぐらいで結末まで想像できる感じの、可愛くて平和なお話でした。藍原が美人攻ではあるのですが、まずサラリーマンに見えないのでリーマン萌えに期待は禁物です。若菜は可愛いかったですが、強烈な魅力があるかというと…うーん…。ゲイの藍原が自分のタイプを語るところは新鮮でした。

若菜がカフェ経営を目指すエピソードは、正直あまり活かされていないような気もしますが、イラストで早々にネタばれしていてち…

0

日向の猫 小説

野原滋  樹要 

あとがきも面白い

せつない、痛い、シリアス。
コメディも入れて欲しい。

前半は、特に登場人物の心情が細かく描かれていて、キャラ立ちがしっかりされています。
「顔射」を描きたかったと作家さんがおっしゃっているように、その奇抜さや驚きがよく伝わってきました。

後半、高梨(受)の生い立ちがかわいそうになる部分やそれを知った祖父江(攻)の行動から、男前なツンデレ美形が乙女で健気な受け、ヘタレわんこ気味の攻め…

1

恋なんかしたくない 今日から恋人になりました コミック

月村奎  樹要 

やっとスッキリできました

『今日から兄弟になりました』の続編になります。両片思いな義兄弟モノで、前巻ですれ違いまくっていた2人がどうなるのか気になっていたので、続きが読めて嬉しい限りです。

義兄の竜成に優しくされればされるほど、恋心が募っていく義弟の優斗。いい弟でいようとすればするほど苦しくて、ぎこちない態度を取ってしまいます。
そんな中、その均衡を壊すような出来事が起こります。
竜成から距離を取ろうと、しばらく…

2

恋になれ! コミック

樹要  月村奎 

流れるようなストーリー

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

原作があって、それをコミックとしているパターンで
学校の先生と生徒の物語ですね。

とってもきれいにまとまっているお話でした。
絵もキレイですし。

でも、先生がどうして生徒の小松くんを好きになったか・・・
というところが、言葉でサラ~~~ッと語られるだけで終了、と
なっていたのですが、そこは是非、ストーリーの中で
先生の表情や言葉で「もし…

1

恋なんかしたくない 今日から兄弟になりました コミック

月村奎  樹要 

う~ん…

この作品の続編がちるちるさんの作家インタビューで紹介されているのを拝見して、作家買いしている月村さん作品をコミカライズした作品ということもあってとりあえずこちらを手に取ってみました。

なんだろう、全然萌えれなかった…。ごめんなさい、すごく辛口の評価なのでおいやな方はスルーしてください。

ごめんなさい、好みの問題なのですが、月村作品の作画をするには、この作家さんの絵柄がパッキリし過ぎてる…

3

花丸文庫☆フレッシュスター大収穫祭 書き下ろし小冊子 特典

読みごたえあり

ページ数あって読みごたえがありました。一作品につき10ページ前後ずつで、合計52ページです。
虫シリーズがかわいかった。ほかの虫カップルもちょろちょろ出ていてほほえましかった。翼や篤郎などは子連れでした。受けくんたちの世話ばっかり焼いてる真耶さんにも、いつかいい人が現れますように。
それにしてもかなり新旧混ざってますね。どれも知ってるor持ってる作品だったからよかったですけど、新刊が2作入って…

0

恋煩う夜降ちの手遊び 小説

鈴木あみ  樹要 

花降楼シリーズで一番好きです

ついに第十弾となった花降楼シリーズ。
私はこの作品が一番好きです。
攻めの諏訪も受けの藤野も完全に私のツボなキャラクターでした。

第九弾と関わりがかなり深くあるので、合わせて読むとより面白いです。


選挙で初当選したばかりの政治家、諏訪の元に花降楼の藤野と名乗る手紙が届きます。
なんだと思って訪れてみると、そこにいたのは昔良く遊んでやった眞琴。
諏訪はすぐに請け出し助けてやろ…

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