かわい有美子さんのレビュー一覧

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

事件捜査が中心でちょっと重めの話です

かわい有美子さんは『透過性恋愛装置』を読んで以来好きになったので、たまに古い作品も読んでみるのですが、文庫化などで新装で出版されたものは読んだことはありませんでした。
今作は3巻のうち2巻出版されたた後10年完結さてないままだったと旧版のレビューで知りました。
面白いと思った作品が途中のいいところでお預けになってしまったとは何とも残酷な焦らしプレイでしたね。

先日は『空色スピカ』を読んだ…

4

疵 スキャンダル 1 小説

かわい有美子  杜山まこ 

そもそもの始まりは

ずいぶん前にドラマCDで聞いて、旧版でもこの1巻目だけは読んだはず。
その後、シリーズの続きは絶版で見つからず未読だっので、文庫化新装版が出たのを機に喜び勇んでシリーズ揃えて、幾年月、、、
買うと気が済み積み本の箱。

今回、改めて読み返してみて、やっぱりこの第1巻「冷たい指」って、実に酷い話で、
このまま、桐原が壊れてしまうのか、司馬との関係はどうなるのか、全く予測がつかず、後を引く、…

0

疵 スキャンダル4 小説

かわい有美子  杜山まこ 

まさか、まさかの

ハッピーエンド。

このシリーズ、4巻通して読んで、
まさか、こんな風にハッピーエンドに着地するとは思わなかった。

桐原は、ただただ不幸に翻弄されているだけのように見えても、実は野心とプライドをたっぷり持ったエリート官僚で、ちゃんと自分の非にも思い至ることができるような明晰な頭脳を持っているからこその、ここまでたどり着けたハッピーエンド。

「かんじんなものは目には見えない」
そ…

2

水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

面白くないわけじゃないのですが…

今年発売したかわいさんの他作品となんとなーく似てました。
攻めがちょっとチャラくて、受けがあっさり告白を受け入れるあたり。
二年くらい前の作品ということですから、仕方ないのかなあとも思いますが。
別の年に出版されていたらあまり気にならなかったであろうことも、こういうタイミングだとね。

********************
攻めの椎名は、ポイ捨て三大男と称される大学三年生。
バイ…

3

水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

かわい有美子先生ということで

イラストも街子マドカ先生ということで購入しました。

大学生椎名(大学で3本の指に入るタラシ)×大学院生真尋(元有名子役)のお話です。
大好物の年下攻めです。

とても可愛らしいお話でした。【空色スピカシリーズ】寄りかな。

真尋の健気さにキュンキュンしました。ほんとに可愛いです。
椎名も最初は賭けで近づいたのですが徐々に好きになって・・・。

肌色シーンは少なめですが色っぽか…

1

星屑シトロン 小説

かわい有美子  小椋ムク 

フェロモン過多のヘタレワンコ×硬派な優等生

シリーズ3冊目は、フェロモン垂れ流し男(副会長)と硬派な優等生(生徒会長)。
時系列は、今回も遡って、前作の2世代前となります。
1年上の柏木×葵も魅力的なのに、逆にあまり魅力を感じなかった名前だけはちょろと出てきていた硬派な弾正か~とちょっと手に取るのをためらいましたが、これまで面白かったこのシリーズですから読まずにはいられませんでした。

次期生徒役員の白羽の矢が立ったのは、フェロモン…

1

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

弱みを見せない女王様と溺愛する騎士でした

いい話だった。
ラストシーンの卒業式では涙滲みました。

シリーズ2作目は前作『空色スピカ』の主役カップルの前期の会長&副会長がメインカップルです。
前作でもキラキラ王子さま(実は計算高い腹黒)な会長が気になっていたので読んでみました。
時系列から言うと、彼らの幼い頃から中高時代なのでこちらを先に読みたかったような気もします。
後半の楠ノ瀬らが出てくるあたりから彼らの別視点が見…

10

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

八ヶ岳の澄んだ空気と水のようなピュアな恋物語

書けないと思い込んでいた学園王道ものに挑戦した作品だと、作者自ら語っていらっしゃいます。

山の中の男子校で、いかにイベント事で女子を呼び込むかが命題の生徒会会長と副会長のコイバナです。
同性には全く興味のない二人が、だんだん惹かれあって行く様子がすごく自然でキュンとしました。
歴代の会長と&副会長は、近隣女子の好みそうな美形ぞろい。
王子様系だったりパワフルで派手めなイケメンだったり……

2

オオカミの言い分 小説

かわい有美子  高峰顕 

策士な攻めにズキュンきた!

かわいさんは今年に入ってたくさん本を出されています。
個人的には、この作品が今年の中ではわたしのスマッシュヒット(古い?)でした。
実はこちらの作品は雑誌掲載を読んだことがあったので、なかなか購入せずにいたんです。
かわいさんには『甘い水』でハマり、まだ単行本としてまとめられていない作品も読みたくて中古で入手していたので、わざわざ買わなくて良いかなあなんて思っていたんですよね。
でも、買っ…

2

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

ただでさえ京都弁が色っぽいというのに!

いやーもう、名芸妓だった母の子で花街育ち、
姉のカフェバーを任されている光希がセクシーすぎてたまらんかったです!!
そりゃもう誰もが色香に惑わされるでしょうに…。
光希がお目当てで来店する常連さんも当然いるし
光希がちょっと良い顔をすると多大な勘違いをする輩だっているのに
板前の吉澤があまりにも職人気質で驚きましたw
10年振りくらいに顔を見て体格も好みだったから
どうにかして落とし…

5
PAGE TOP