愁堂れなさんのレビュー一覧

永遠にして刹那 小説

愁堂れな  蓮川愛 

タイトル買い

あらすじ未読、タイトルに惹かれて読み始め、意外な展開に翻弄されまくり、ザワザワとした読後感に未だ心乱されております。好み過ぎて逆に不安定になってしまって、嬉しいやらみっともないやら笑

一般的な切ないラブストーリーを想像していたのですが、作者様十八番の警察ものでした。猟奇殺人の事件捜査が軸で、全体的にダークな雰囲気…(←これ大好物なんです)登場人物が多めなので、読み進めながら犯人探しもめちゃめ…

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永遠にして刹那 小説

愁堂れな  蓮川愛 

ほんもの

表紙買い。蓮川先生の金髪ロン毛は無条件降伏なのです。お話は愁堂先生らしい事件ものなのですが、表紙後ろにいる金髪ロン毛が、おお!な設定でしたので萌にしました。良いです金髪ロン毛。色っぽいことは超少なくても大丈夫な方、事件ものが好きな方でしたら。

閉店したレストランで血まみれの遺体2体が発見された事件を捜査している望己。事件現場周辺のカメラ画像をチェックしていると、10年前に姿を消した兄にそっく…

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哀しくて、愛しい(表題作 声) 小説

愁堂れな  yoco 

突然の家族の死 遺された者の心情描写が秀逸

yoco さんが挿絵を担当した本を集めています。

タイトルは、故人をしのぶ哀悼の「哀しい」。
二つの死と葬式の場面が出てくる

一つ目の死は、冒頭の事故で妻子を失った主人公・池田和也。
勤務中に、妻子が車の事故に巻き込まれ焼死してしまう。
自我を喪失したまま終えた葬儀の後、事故現場が見える歩道橋の上で立ち尽くしていた和也に「飛び降りんなよ」「死ぬんじゃねーぞ」と声をかけてきたのが安…

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哀しくて、愛しい(表題作 声) 小説

愁堂れな  yoco 

ジンワリ来ます

どことなく愁堂先生の「七月七日」に近いイメージのある作品だと思っていたら、近い時期に書かれた作品の様でした。

今の作風とは大分違いますが、こちらはこちらでとても魅力的な作品だと思います。

淡々とした和也視点での進行で、初めは正直言って和美の良さも分からないし流される和也の気持ちも理解出来ません。

でも和也が和美のアパートから出て行って、自宅に帰った時に夢から醒めたように現実に戻る…

1

花の破片 小説

愁堂れな  奈良千春 

設定の荒さが…

ラノベですし、BLはファンタジーですし、古い作品ですから当時はこういう適当さがあっても気にならない風潮だったのかもしれませんが、色々と荒が目立ってしまった気がします。

FBIの交換留学が実際にあるのか知りませんし、まったくの素人の考えで書きますけど、アメリカと日本の警察は制度も組織も全く違うと思うのですが、交換留学というものがはたして成り立つのでしょうか?
しかも、それなりに力のある政治家…

1

悪魔のようなあなた 小説

愁堂れな  時沢槙 

個人的に萌えました

愁堂先生は個人的に好きな作家さんの
一人なので、今回この作品を購入しました。

枕営業から恋をするという話をあまり読んだ
ことがないので、新鮮さを感じました。
契約を取りたいなら抱かれろというのは
確かに悪魔だなと思いますが、受けに対する
独占欲や、嫉妬は可愛いかったです。
鬼畜攻め、ドS攻めが好きな方には少し
物足りないかもしれませんが、ソフトsm的な
要素はあるので、萌える…

1

転生の恋人―運命の相手は二人いる― 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

なるほど!これはなかなか!

シリーズ未読です。
ネタバレ無しの方が楽しめると思う。
こんなにネタバレ気にしてしまうの珍しいかも。

主要なキャラの設定よりストーリーに重きを置いている感じですね。
その分、脇キャラにめっちゃ興味が湧いてしまいました。

読み終えて気になってしょうがないのは、やはり才と愛の2人というところですね。

それと靖彦の本心が気になってしょうがない。
日記が気になる。
靖彦と幸哉の…

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転生の恋人―運命の相手は二人いる― 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

一途って怖いけどそこが好き

個人的にはこのシリーズの中では一番好きです。
前2作は割とすぐに結末の予想もできましたが、これは解らなかった!

ただ、CPがあまり好みではないのにも関わらず神にしたのは
ひたすら柳さんに惹かれてしまったからです。
結末を知った後、3Pの部分が本当にああああ・・・(溜息)となりました。

後は執念というか、もはや怨念というのか・・・が凄いなと。
萌キュン要素が欲しい方向きではないと…

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「転生の恋人―運命の相手は二人いる―」コミコミ特典SS小冊子「夢のまた夢」 特典

とてもやるせないです

こちらのコミコミさんの小冊子は、ヤクザの柳視点のお話でした。

伊吹の父親との関係や、彼が亡くなる日のことが柳を通して語られています。

伊吹の父親の慎也の父親に対する妄執が、救いようの無いものであったことが何とも悲しいです。

息子達は伊吹の父親の呪いにかかる事なく、幸せな未来に向かっているようです。
ですがその代わりに全く無関係であった柳に、その呪いが降りかかってしまったように感…

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転生の恋人―運命の相手は二人いる― 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

なるほどそう来たか!

こちらは93冊目のルチル文庫さんの作品だそうです。
カバーの愁堂れな先生の既刊本の欄が、老眼には驚異に思えるくらい多作の作家さまです。

そして多作故に当たり外れが多い作家さまだと、個人的に思っています。

でも今作はとても面白くて、最後の種明かしには「なるほどそう来たか!」と思いました。

ただね、このカラクリ自体が神野才という天才が居なければ、解けなかったであろう事がモヤつくので…

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