緒田涼歌さんのレビュー一覧

夜伽恋情 小説

鴇六連  緒田涼歌 

文章に惚れた!

とある国の城郭都市でキレ者の補佐官として働く燈真と、彼の主である太守の愛妾になるべく城郭都市へとやってきた春怜。幼馴染二人の運命的な再会から始まる怒涛の日々を描いた中華風ファンタジー作品です。

鴇六連さん、初読みの作家さんでした。筆致が心地よいというのか読みやすというのか、この方の書く文章に惚れました!中華風ファンタジーの世界を壊すことのない言葉のチョイスも然ることながら(カタカナが一つも出…

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仔羊ちゃんはそろそろ食べ頃 小説

田知花千夏  緒田涼歌 

惜しい!

男前で強気なイケメン俳優×実は美形のふんわり系大学生…のお話です。可愛さ余って意地悪しながらも受を溺愛しちゃう攻という設定は大好きなのですが、この作品は惜しいなーと感じました。

受の十和は、可愛いだけのキャラクターかと思いきや言うときは言う子で良かったのですが(こういうタイプの受にありがちなネガティブな誤解はお約束なのでキニシナイ)、隠れブラコンの弟が二人の恋路の邪魔をしようとするも二人にダ…

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熱砂の王 小説

小塚佳哉  緒田涼歌 

アラブBLの王道

これぞ、アラブBLの王道だと思います!
攻めさんが、年下王様、
受けさんが色白バージンの日本人。

同人誌(番外編)が必ず毎年3回くらい出るので、昔の作品なのに今も続いていて読むのも毎回なにがテーマなのかな?とワクワクします。

悲しい殺人もレイプもなく、攻めさんが、受けさんを、受けさんが攻めさんを、めちゃくちゃ愛してる♪♪ていう、ラストは必ずハッピーエンドってとこに、安心さがあり、ハ…

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プロファイラーは愛を解く 小説

葉月宮子  緒田涼歌 

何味なのか分からないキャンディーを食べた気分

読後感としては…何味なのか分からないキャンディー(甘さ控えめ)を食べたような気分、でしょうか。

同級生の再会モノです。高校卒業まで一方的にライバル視していた相手である小田桐に10年ぶりに再会した刑事の倉坂。今や切れ者のプロファイラーとして名を馳せている小田桐に対抗心を抱いたり、的確かつ冷静なプロファイリング能力に感心したりと、相変わらず一方的に感情を揺り動かされる倉坂ですが、さらに小田桐から…

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恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

可愛いうじうじ

好きなんだけど、絶対嫌われたくないから、絶対好きって言わない
って受けさんと、
ほんとに好きになるってことがわかってなかった&知り合いだったら間違いなく一発殴ってる超モテ・さいてー男攻めさん。

その二人が、なんだ思いあってるんじゃん ってしっかり認識しあうまでの
長ーいうじうじ話。
けっ てなっちゃうかと思ったんだけど、なんか受けさんが
いじらしくて可愛らしくて、案外萌えました。

1

恋の報い、愛の渇き 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

生真面目 美人受けさんの粘り勝ちー

モデルより美人さん な受けさんの痴話げんか中に助け船出して
そのまま遊び人攻めさんにいただかれてしまうところからSTART。
遊びの関係って、あんま理解できないんで、
すんなり関係しちゃった受けさんが最初???だったですが
まあ、体の相性が抜群だったということで。

遊び人なんで、結局こいつはだめだとなったはずなのに
やっぱ好きなんだよね、最後はもどっちゃう。
苦労するよーと半分同…

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欲しがりな悪魔 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

後半部分を掘り下げて欲しかった

このお話は、攻が受に許しを請い、愛の告白をするタイプの王道ストーリーだと思います。

タイトルは"欲しがりな悪魔"ですが、
"あれも欲しいこれも欲しい、利己的で悪びれのない攻" なのかな。

実はクズ攻め目的で購入したのですが、そこに期待すると、いまいちでした。
受に接近した理由は正真正銘クズですが、なんだかんだで早々に受を愛しているように見えま…

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闇に煌めく花 小説

芹生はるか  緒田涼歌 

え…そこじゃなくね!?

いや~…まったく好きになれない主人公で、序盤で読み進めるのが苦痛になりました。しんどかった。

あらすじにある「公国の皇太子をもてなした夜」の場面が出てくるのは(驚いたことに)物語が7割ほど進捗した地点で、そこまでは、強大な力を持つ“伏見天皇”になりたくないと駄々をこねるひ弱でエゴイスティックな主人公・恭也と、器じゃない彼に対してヤキモキしたり愚痴ったりする従兄弟たちの様子が延々と書かれていま…

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天国より野蛮 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

失って初めて気づく大切なもの

最初 かっとんで読んでしまって放置。
いかんいかん、先生に敬意を表せねばとじっくり再読。
最初はあっさりした話やなーと思ってましたが
二回目でえらい印象変わりました。それでレビュー。

他のお姉さま方がおっしゃっているように、受けさんがえらい淡々と
しているんで、盛り上がりにかける印象。
まあ受けさんのその性格が「誰よりも神をたたえることに忠実」で神に関係ないことは知らん!という魂の…

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恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

どっちもどっち…

親友として十年間過ごしてきた友也と貴之。友也の秘めた片想いだった貴之との関係が、とある切欠で変わってしまいます。貴之の過去の奔放な恋愛を知る友也は、彼に飽きられないように貴之に対して敢えてそっけない態度を貫きますが、一方の貴之は友也への執着を募らせてゆき――というお話。

続編(スピンオフ)に当たる「恋の報い、愛の渇き」を先に読んでしまったのですが、そちらに出てくる友也と貴之はもっとこう…無邪…

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