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かわい有美子 緒田涼歌
ミルクオオメ
ネタバレ
文句無しの神作品です。 まず、こういう設定の話がBLには少ない;もっと読みたいっ 強い男達が好きなので、私的にはこういう話は堪りません! でも、わからなくはないんですよ。設定の難しさ、事件性のある話。普通に大学生が恋するような恋愛物じゃない。作者様は『なんちゃってSAT』とあとがきでは書かれてますけど、これだけ書くには、ある程度の知識と資料が必要な筈です。 屈強な男社会を飄々と生き抜くエリ…
小川いら 緒田涼歌
マキヲ
前作よりも黎蓮と仲神の関係にフォーカスされた作品でした。悪くはないけれど★2寄りの★3です。 黎蓮が仲神の愛情を受け入れて素直になるというのがこの続編のテーマ(=前作でやり残したこと)だと思って読んだのですが、その瞬間はかなりあっさりとしていて、それまで長いこと揺れ動いた割に…と、肩透かし感がありました。 今回も二人は事件に巻き込まれるので、その展開に文字数が割かれるのは仕方ないとはいえ、もう…
面白かった!★4寄りの★3です。 素地となっている、横浜中華街に暮らす主人公や周囲の人々の生活描写、歴史的な背景の描写が適度に詳細で、自分が漢方薬を飲んでいることもあり、とても興味深く読みました。 主人公が巻き込まれる事件自体は、ハードボイルドというほどではなかったですが、緊張感がありつつキレイにまとまっていて読みやすいと思います。 主人公の黎蓮は、美人で意地っ張りで自分を律する気持ちが強く…
安曇ひかる 緒田涼歌
M+M
1冊丸ごと表題作です。望の目線でストーリーは進んでいきます。 物語は都築(攻め)が帰国した場面から始まるのですが、都築が最初から望に誘いをかけているのが読者には分かります。なのに、望には通じないし、擦れ違い、誤解されてしまうのですが、それが自然でわざとらしさでイラつくことはありませんでした。望も都築もそれぞれの考えがあって行動するのですが、それがうまく噛み合わない。そんなじれったさが楽しかっ…
雀影
ほんとに、この人たち、何でこんな事件にばかり巻き込まれるんだろう。 今の日本ってもっと平和、こんな事件が起こるなんて、 ないわー、 あり得ないわー でも、そこはフィクションだから。 逆に言えば、ここまであり得なそうだと、かえってフィクションとして楽しめるかと。 で、今回は、橋埜と犬伏が、サイコ野郎が引き起こした「観覧車付きの大型商業施設内で爆破立てこもり」劇場型テロ事件に巻き込まれる。…
六堂葉月 緒田涼歌
はるぽん
小国の王×拾われっ子、ファンタジー。 攻めが16歳、受けが4歳のときに、山賊の討伐に出た攻めが山賊にさらわれていた受けを拾い、育てて、攻め30歳、受け18歳の時点の話です。なんか、仮にも王様が、その歳まで独身で許されるのか疑問だったし、まあそれは受けが好きで結婚はしていなかったんだけど、その割にはまったく手も出さないし。 長い付き合いのある者同士がくっつく話って、どうして「今」くっつくのかを詳…
加納邑 緒田涼歌
拓海
『黒豹王子の求婚』の続編です。 前編で無事にラジャーンのお妃になったアル。ラジャーンの即位式と2人の結婚式から、お話は始まります。そして、アルの腕の中にはなんと、2人の赤ちゃんの黒豹が!!どうやって生まれたのかは分からないけど、ラジャーンの体質だと男同士でも子供ができるらしいです、なんとも素晴らしいですね(汗) 今回も、意地悪なラジャーンの従兄弟に苛められたり、強盗団にさらわれたり、アルは…
一生懸命で健気なアルが好きで、何度か読み返した作品です。 元盗賊だったアルが、王子と知り合って、惹かれ合って、お妃の地位を手に入れるシンデレラストーリーです。 その地位を手に入れる方法が花嫁選抜試験というもので、分かりやすい意地悪お姫様が登場します。このお姫様が、ホントに性格が悪くてイライラします。 だけど、そんな逆境にも負けずに頑張るアルが可愛くて好きです。アルを守ろうとする王子もカッ…
染井吉乃 緒田涼歌
縞馬
『秘密の花』のスピンオフで、既読済みですが、そちらもあまりよく覚えていません(笑) ただ幽霊の噂のある大学の図書館の印象はあったので、とりあえず今作を読み始めましたが… いきなり佐久間(攻)が大学院生の藤森(受)に出逢って二回目で告白します。ここいら辺からもう先を考えるワクワクドキドキ感が無くなってしまっていました。唐突感がありますが、後から二人は以前にも会った事があるのが分かるのですが、…
いとう由貴 緒田涼歌
内容が題名に沿っていると思いました。罪の香り…かはどうかとして、「やさしさ」がポイントなのは間違いありません。 愛情に飢えている遠流(受け)は、兄・由之の優しさに騙されて、菅江(攻め)に抱かれます。由之の優しさが偽りだと知らされショックを受けた遠流は、菅江の優しさを信じることができず…という内容です。 由之に尽くす遠流は間違いなく健気ですが、菅江も遠流に信じてもらおうと一生懸命になって…