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松岡なつき 雪舟薫
藤棚
海斗を亡き者にしようと暗躍する輩たち。 絶体絶命の海斗をビセンテが全身全霊で守ることを誓います。 自分を拉致し、愛するジェフリーと引き離した憎い敵だと思っていたビセンテが、 忠節を誓う騎士の如く自分を支えてくれる姿に、海斗の心も揺らぎます。 すぐに人に頼る自分を「甘ちゃん」だと恥じる海斗ですが。 海斗は現代人としては、ごく普通ですよね。 彼が「甘い」と感じる部分は、読者である私にも…
ビセンテに拉致された海斗は、とうとうスペインに上陸。 手強そうなフェリペ二世。「朽ちた十字架」サンタ・クルズ侯爵。 女性的な美貌の神父ラウル。 スペインのアイドル・アロンソ・デ・レイバ。 スペイン側も個性的な人物が揃っていて、かなり魅力的に描かれています。 イングランドチームを応援している私も少し、 スペイン側に気持ちが揺れてしまって、困りました。 そして作者がラテンラヴァー…
「プリマスに戻ったら、初めての一夜を共にする」 海斗がついに、ジェフリーの寝台へ! 7巻にして初めての一夜です。長かった、焦らされました… 遊び人のジェフリーが、よくここまで耐えました。 それだけ海斗に「本気」ということなんですね。 二人のあまあまな雰囲気は私ごときのレビューでは表現できません。 ぜひ読んでください(笑) しかし海斗とジェフリーが幸せになると、 葛藤に苦しむ…
とうとう海斗の拉致を成功させてしまったビセンテ。 やっと恋人として甘い雰囲気を楽しめるようになったのも束の間、 ジェフリーと海斗は離れ離れに!! 「時間がたっぷりとある」と思っていた二人の突然の別離。 7巻でのジェフリーと海斗が幸せすぎたので、この展開は辛すぎます。 人生はいつ何が起こるか判りません。一寸先は闇です。 一瞬一瞬を後悔がないよう、大切に生きていかなくてはいけないと感じ…
ロンドンの宮廷から、舞台は海へ。 貴族の陰謀策略も面白かったですが、やはり主役は海賊たち。 大海原が舞台となるとイキイキし、読んでいても気持ちがいいです。 フランス国王の使者・アルトヴィッチがお茶目で好きです。 甲板で変色したロープに「これでもか」と水をかけていた場面が、笑えてしまって。 緊迫した場面だったんですけど、何だか和みました~(笑) そしてイングランドチームのトライアングルも、切なさ…
エリザベス女王の晩餐の席で、 マニング主教毒殺の嫌疑をかけられた海斗。 女王陛下のお気に入りから一気に牢獄送りです!! この怒涛のような展開にハラハラ。 牢獄で行われた海斗への仕打ちは、痛くて辛くて(泣) そして意外な裏切り者の存在が… 海斗の無実を証明するために奮闘するジェフリーとナイジェル。 ナイジェルは海斗がジェフリーを好きなことを知っています。 それでも海斗を愛すること…
長い航海を終え、母港プリマスに着いたジェフリーと海斗達。 そんな彼らを待ち構えていたのは、間諜組織の元締めウォルシンガム長官。 女王陛下の召喚命令の元、海斗はジェフリーと一緒に王宮へ赴くことになりました。 策略と陰謀の渦巻くロンドン宮廷編の幕開けです。 華麗な貴族たちのスリリングな駆け引き。 海千山千の侮れないウォルシンガムに、海斗達がどう立ち向かっていくか。 そしてエリザベス女王…
カナリア諸島を航海中、敵国スペインの商船を拿捕したジェフリー達。 捕虜として『グローリア号』に連れて来られた敵船長と話す海斗は、 自分が学んできた歴史と現在の状況に、微妙な食い違いがあるのに気が付きます。 ドレイクの指揮下で無敵戦艦を撃退した船長達の中で、 ジェフリーの名前が歴史に残っていないのはなぜか? 少しずつ歴史が変わっていっているのか? 海斗と共に読者も先行きに不安な影を少…
松岡なつき 佳嶋
1996年・ワニブックスより発売された作品の新装版。 エロティック・ロマンスコレクション第3弾として、 2007年宙出版より発売されました。 掲載内容は96年版を修正・改稿のみで、 新たな書下ろしはありませんが。 96年版をお持ちの方は、新装版と読み比べてみて、 どのあたりが修正されているのか、チェックするのも楽しいと思います。 そして今回、初めて『赤と黒』を読まれる方は、 …
松岡なつき 名香智子
時代は20世紀初頭。 官費留学生の篠崎和樹が、とある小国の高級カジノで 若き大公・イリヤと出会うところがら、物語が始まります。 ルーレットで勝負し、負けた人間が勝者にものになり、身体を差し出す。 そこから始まる二人の恋……… ありがちというか、王道の設定ですね。 しかし綿密な時代考証に、登場人物達のエスプリの効いた会話。 松岡さんの豪奢な文章によって、作品中に退廃的でセレブな…