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表題作FLESH&BLOOD(9)

ジェフリー・ロックフォード,海賊船の船長
カイト(東郷海斗),タイムスリップした高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ビセンテに拉致され、スペインに向かう途中、サンタ・クルズ侯に面会した海斗。
侯爵に、死神と畏怖され殺されかけた海斗は、ビセンテに窮地を救われる。
「何があっても私が守ってやる」。
その言葉を少しずつ信じ始める海斗…。
そしてついに王宮に到着した海斗は、王国フェリペ2世に謁見することに!!孤立無援の中、頼れるのはビセンテただ一人―。
間諜入り乱れる、スペイン宮廷編。

作品情報

作品名
FLESH&BLOOD(9)
著者
松岡なつき 
イラスト
雪舟薫 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
FLESH&BLOOD
発売日
ISBN
9784199003721
3.9

(21)

(7)

萌々

(8)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
82
評価数
21
平均
3.9 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

はやくイギリスに帰りたいよー

F&Bの九巻です。

前巻は海斗がビセンテの手に落ち、スペインへの航路の途中でした。
その間、嵐で沈没しそうになったり異端審問会出身の神父のイッちゃったぶりが披露されたりいたしまして、なにやらこの後も色々大変そうなのが示唆されておりました。

スペインに上陸したせいか新しい登場人物のオンパレードで、衰えた頭にまたしても新しいカタカナ名前を覚えさせなければならず若干グッタリ…
はやく相関図とか欲しい。
その中でも気になるのはやはり、ファン(ヤン?)とラウルでしょう。
ファンは良い人そうですし、過去を読んで少し安心しましたが、ラウルはどうなのでしょう。
もう少し読み進めないとわからなそうです。
ああ、あとアロンソもね。
彼も好きなタイプだわー、これで少しスペイン編の楽しみができました。

このスペイン編だけでもかなり冊数があるようで、ジェフリー贔屓のわたしには楽しみ激減です(涙
海斗の「ジェフリーはやくきて」という言葉にウンウンと頷いてしまいます。
で、いつくるのよ…

2

スペイン宮廷編

ビセンテに拉致された海斗は、とうとうスペインに上陸。
手強そうなフェリペ二世。「朽ちた十字架」サンタ・クルズ侯爵。
女性的な美貌の神父ラウル。
スペインのアイドル・アロンソ・デ・レイバ。

スペイン側も個性的な人物が揃っていて、かなり魅力的に描かれています。
イングランドチームを応援している私も少し、
スペイン側に気持ちが揺れてしまって、困りました。

そして作者がラテンラヴァー好きということで、
レイバ様の描写にかなり気合が入っているような気がしました(笑)

今回はジェフリーとナイジェルの登場は少しですが。
そのかわりビセンテの魅力が炸裂。
このシリーズはいい男たちが多すぎて。目移りしてしまいますね。

長いシリーズですが、どの巻も面白く、ここまで中弛みしないのは凄い。
ただ今回は、本文の挿絵がないことが残念です。
あの美麗な挿絵も、この作品の魅力でしたから……

1

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