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表題作FLESH&BLOOD(19)

ジェフリー・ロックフォード
26歳、海賊船の船長
カイト(東郷海斗)
18歳、タイムスリップしてきた高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ジェフリー、約束通り病気を治して16世紀に戻ってきたよ──。けれど、再会に逸る海斗(かいと)が知らされたのは、ジェフリーの投獄と死の覚悟。二人で一緒に生きるためなら、どんな手を使っても救い出す!! ナイジェルと共に敵地ロンドンへ赴いた海斗は、宮廷一の切れ者ロバートを訪ねることに…。一方その頃、海斗に想いを馳せるビセンテは、「おまえの予言を無駄にすまい」と出撃準備に追われ!?

(出版社より)

作品情報

作品名
FLESH&BLOOD(19)
著者
松岡なつき 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
FLESH&BLOOD
発売日
ISBN
9784199006722
4.6

(40)

(30)

萌々

(7)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
187
評価数
40
平均
4.6 / 5
神率
75%

レビュー投稿数7

ただ、号泣。

ついに。
いよいよ。

この世のフレブラファン全てが待ち望んだ瞬間がやってきました。
カイトが現代に戻ってしまってからというもの…いや、さらに遡ってスペインに連れ去られてから? カイトが結核に罹患してから?
とにかくカイトにとってもジェフリーにとっても試練続きだったこの長い期間、それと同じように、ファンにとってもまた、試練だったんだなと今となっては思います。
主役二人の幸せを希う読者にとって、ジェフリーが投獄されてからは特に目を背けたくなるようなシーンの連続で、身悶えながら続刊を待つ日々だったわけですが。
この19巻でようやく離れ離れだった二人が再会を果たし、ついに涙腺が決壊してしまいました。

カイトが戻ってきたことを知ったジェフリーが、生きる希望を再び取り戻してくれたことが嬉しい。
また、獄中のジェフリーの姿を見たときの、震えるような言葉の羅列がカイトの心情を表していて、読んでいるこちらもカイトとともに泣かずにはいられませんでした。
そして読み終わったあとは表紙を再度眺め返して、また号泣。
先生もあとがきで仰っていましたが、ホントに、挿絵が彩さんでよかったです。

いよいよ、次で20巻。
アルマダの海戦に突入するということで、物語も急展開しそうですね。
イングランドチームにもようやく光明が見えてきたことで、反撃の展開もあるかと思います。
次巻が待ち遠しすぎて眠れない日々が続くかと思うとアレですが、それもまた幸せですね(笑)

7

表紙がすべてを物語る

F&Bの19巻です。

前巻は海斗が現代から戻り、ナイジェルと合流したところまででした。
はー、やっと帰ってきましたよ。
ただすれ違いで、ジェフリーは拷問で弱った体で牢へ再び拘束されていました。

ヤンたちが前巻同様、一番初めに書かれています。
ヤンがラウルに従っているのは、己の体よりも大切なものの居場所を探るまでの時間稼ぎのようなものです。
それが解決に近づきました。
うーん、じゃあなんでここでラウルを殺害してしまわないのか、その辺りがちょっとわたしには理解できませんでした。
変な話、片手でもヤンにはラウルを始末することが出来るし、そうしてその足でそこへ向かえば良いのになあと。
何かまだ理由があるのか、わたしが理解できていないのかな?

そして、スペインとの戦争が近いせいか、ビセンテやアロンソなどのスペイン組のお話も多いです。
ただスペインは、金銭面も上に立つ者の資質も内情が厳しく気持ち良い話ではないので、スペイン組のファンの方は心配だろうなあ。
わたしもねえ、ヤンがラウルの手から本当に逃れることが出来るのか心配ですし、アロンソも好きなので死なないで欲しいですし…イギリス組ファンですがスペインの方もドキドキしてしまいます。

他のことをたくさん書きましたが、やっぱりこの巻は、ジェフリーと海斗の再会がメインですね。
ページ的には少ないですが、気持ちは全部持っていかれました。
そして、この再会が描かれた表紙がとにかくひじょうに印象的です。
これが束の間の夢にならないように、次巻ではふたりにもっと頑張らせなければならないなんて悲しくなります。
でも、ジェフリー生きててくれてありがとうと言いたい。

4

最高の表紙

やっと、やっと、待ちに待った瞬間を迎えることができた本巻。
それまでの陰謀埋めく策略ターンのハラハラがふっとんでしまう位の感動です。
ジェフリーの言葉に涙が止まりません。
読み終えた後、表紙を見直して、号泣です。

本編的には、ジェフリー奪還に平行して、アルマダへの伏線やら準備やらが進められているといった感じです。
次巻で遂に20巻。まだまだ目が離せません。

3

色々動き出す

ようやく16世紀に帰ってきた海斗がみんなと再会します。

個人的に、海斗とキットの距離感が好きです。兄弟ほど近くないけど叔父甥ほど遠くもない、言うなれば従兄弟のような距離感だと思います。

それからセルバンデスが久々の登場ですね。昔ちょろっと出ていただけですが何故か好きなんですよ彼。

海斗とジェフリーの再会シーンはじんわりきました。しかし実を言うと私、この二人にあまり関心がないです。嫌いなわけでは決してないです。ただ、主人公カップルですし、心配しなくても幸せになるだろう、と身も蓋もないことを考えてしまって・・・(笑)。

フレブラを読んでいるのはラストが気になるのと、周りのメンバーがどうなるのかを見届けたいためですね。萌えではなく純粋にストーリーを楽しんでます。

とりま和哉の後日談が知りたいです。まさかあれで終わりとは言いませんよね。

あと、ラウルは本当にあちこちから嫌われてますね(笑)。彼の過去は少し同情を覚えるところがあるので、なんとも複雑な気分です。

ヤンがラウルの側にいるのは彼を殺したいから、というのは重々承知なのですが、なんというか、奇妙な縁というか、この二人はお互いの思惑はどうあれ離れることはできないように思えます。それがお互いを不幸にするだけなのだとしても、それだけの縁がこの二人にはできてしまっている気がします。

今回も気になるところで終わりましたし、早く続きが読みたいです・・・。

2

言葉にできないほどの、胸震える感動

麗しい表紙が全てを物語っています。。
読み終えた後、ただただじっと彩先生の表紙を眺めてしまった、、


この時を、待ってたよーーーーー…!!!!
と叫びたい、ジェフリー×海斗の再会。
待ち望んだその時がやって来ました( ; ; )

「名前を呼んでくれ」と言うジェフリーに対し、
ただただ涙を流すことしかできない海斗。
読んでいる自分も滂沱の涙…( ; ; )

思わぬグッドウィル(シェイクスピア)との再会、
そして今度は彼が助けてくれたことも嬉しかった。

なんだかんだ言いながら、キットとナイジェルの信頼関係も
確実にステップアップしてますよね!?(喜)

そして、ラウルを欺こうとするヤンの動きが成功しますように、と
祈らずにはいられません。
ヤンが守ろうとしている亡き親友の息子・マヌエルは、一体どこにいるんだろう??気になる…


とにかく、こういう気持ちを「感無量」と言うんだろうな、と
しみじみ実感する19巻でした。

何一つ文句なし、の「神」一択です。
素晴らしい物語を紡ぎ出してくださった松岡先生に
ただただ、感謝しかありません。。

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