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表題作FLESH&BLOOD(4)

ジェフリー・ロックフォード,海賊船の船長
カイト(東郷海斗),タイムスリップした高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

長く活気に満ちた航海を終え、ついに母港プリマスへ―。
宝の山とともに凱旋帰国した海賊船の船長ジェフリーと海斗達。
ところが二人を出迎えたのは、海斗が最も恐れていた男、間諜組織の元締めウォルシンガム長官だった!!女王陛下の召還命令のもと、海斗は不安と動揺を押し隠し、ジェフリーと一緒に王宮へと赴くが…!?権謀術数渦巻く、花のロンドン宮廷編。

作品情報

作品名
FLESH&BLOOD(4)
著者
松岡なつき 
イラスト
雪舟薫 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
FLESH&BLOOD
発売日
ISBN
9784199002588
4.2

(30)

(15)

萌々

(10)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
127
評価数
30
平均
4.2 / 5
神率
50%

レビュー投稿数3

ラブ度アップ?

F&Bの四巻です。
今回の舞台はロンドン。
海賊話だけれど、ほぼ陸地でお話は展開されます。
しかも今回は宮廷。

カップルは、現代のイギリスからタイムスリップした海斗と、海賊船船長で伊達男のジェフリー。

一巻で海斗の身柄を女王の秘書長官から守るために海へ出たジェフリー達でしたが、運悪く見つかり宮廷へ召集されてしまいます。
そこで宮廷政治に巻き込まれるというのが、今回の概要です。
今まで描写は出てましたが、初出演のエリザベス女王や秘書長官のウォルシンガムらと渡り合う形に。

海斗の排除を主張し目論むウォルシンガムと、その嫌がらせのためか海斗を自分の道化師として迎えた女王。
そんな二人に翻弄される海斗は気の毒ですが、ロンドンに留め置かれることとなった海斗のためにジェフリー(ナイジェルもだけど)がロンドンへ残ってくれたし、なんだかんだと気持ちを通じ合わせていたし、ラブ度は格段にアップしていました。
というか、これでアップと思うんだから、どんだけこのシリーズは一般的なBL臭がしないのか(笑

この作品は歴史上の人物が良く出てきますが、今回は特に有名人目白押しでした。
ベル○ら効果か、近世フランス史の方が馴染み深い方が多いのではないでしょうか。
わたし自身もイギリス史はちんぷんかんぷん。
本当にこの辺りの歴史知識は忘却の彼方です。
多分、学校で少しは習ってるはずなのだけども…
あの頃にF&Bがあれば、意気込みが違ったはず!
そんなわたしでも楽しく読めているのは、海斗越しに色々発見しながら見ているからなのかもしれませんね。

2

ココナッツ

snowblackさま

こんなにこの時代には甘い物が食べられなかったとは!
その前に、食べること生きることが難しかったのですもんね。

わたし自身はベ○ばらもアニメをちょっと観ただけで、衝撃シーンしか覚えていないんですよね。
今観たらきっともっと楽しめるのになあと思っております。
『薔薇の名前』とかも読んだのに…
本来、史実が絡んだ作品は避けがちなんです。
「ああ、この人死ぬんだよな」とかわかると、とたんに悲しくなるというヘタレなので(苦笑
ファンタジーですが同じようなイメージの『ゲームオブスローンズ』も名作ですが、辛すぎて止まっております。

今、10巻まで読み終えました。
7巻はおっしゃる通り甘くて、わたしにはご褒美でした!

snowblack

ココナッツさま、こんにちは。

甘さ控えめなF&B、時に出て来る甘みは
まるでお菓子など貴重品だったエリザベス朝時代の女官パイのような味?
7巻あたりで一挙大盤振る舞いされますが、またその後はケチケチ……

私は、「ベル◯ら」も好きでしたが、
思春期に「◯つの黄金郷」という同じく16世紀のイギリスを舞台にした
山本寿美香さんの作品に嵌りましたので、F&Bを読み始めてみたら
昔取った杵柄という感じで、自分でも驚く程この時代のことは知っていました(笑)

この作品の一つのミソは、パラレルワールドということで
全く史実通りに進むかどうかが分からない、ということですね。
さてさて、楽しみでございます!

エロなくてもBL!

他の作品からみたらBLっぽくないですが、これはBLです!

私は萌えさせてもらってます!
ヤキモチやく海斗可愛いです!
ナイジェルに嫉妬するジェフリーも可愛い!

シリルが好きだったりします。

やっぱり、トラブル発生ですね!
一筋縄では行かないですね。

ハラハラとドキドキいっぱいです。
この先、だれかが死んじゃったりしないですよね?
そんなショックな事件起こったりしないですよね?
まだ、4巻目ですけど最終巻までみなさんご健在でいて欲しいです!

0

花のロンドン宮廷編

長い航海を終え、母港プリマスに着いたジェフリーと海斗達。
そんな彼らを待ち構えていたのは、間諜組織の元締めウォルシンガム長官。
女王陛下の召喚命令の元、海斗はジェフリーと一緒に王宮へ赴くことになりました。
策略と陰謀の渦巻くロンドン宮廷編の幕開けです。

華麗な貴族たちのスリリングな駆け引き。
海千山千の侮れないウォルシンガムに、海斗達がどう立ち向かっていくか。
そしてエリザベス女王は!!
舞台は海から陸に変わっても、海斗の動向にはハラハラ。もう目が離せません。

サンタ・クルズ侯爵に「スペインのために予言者(海斗)を殺せ」と言われ、
祖国への憂いと海斗への情愛に心が揺れるビセンテ。
彼が今後、海斗とどう絡んでくるかが興味深いところですね。

情人シリルと再会し、やにさがるジェフリーにイラつく海斗。
ナイジェルと海斗の親密な雰囲気に嫉妬するジェフリー。
相手が自分以外の誰かに優しく微笑みかけるのが、面白くない二人。
そしてついに海斗がジェフリーへの気持ちを自覚して……
やっとラブ度が上がってきた感じで、ドキドキしました!

そして今回、私のお気に入りキャラのキットが登場。
今後も鉄壁のナイジェルにガンガン迫って欲しいです。
私はキット×ナイジェルを推しているんですが…
これって少数派なのでしょうか?

1

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