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F&Bの三巻です。
冒頭からわたしも大好きなクロテッドクリームとスコーンの組み合わせが書かれていて、思わず買いに走ってしまいました(苦笑
子供の頃に観たなんのアニメかはさだかではありませんが、海賊ってもっとジューシーな骨付き肉とか(いわゆるマンモスだー♪)食べてると思っていたのです。
刷り込みですね。
それが穀象虫が(普通に変換できたことも驚き)わいたビスケットだとか…
わたしも海斗同様、いつかは平気で食べられるようになるのだろうかと真剣に考えてしまいました。
前巻同様カップルは、相変わらず受けてない現代からのタイムスリッパー海斗と、こちらも相変わらず攻めてない海賊船船長のジェフリー。
二巻よりもラブ度は下がりました…次巻はもう少し甘い部分はあるのでしょうか?
そして、ドレイク(歴史上にも登場するという司令官で、ジェフリーが仕えるイギリス人)が海斗の力で神をさらに盲信し出しているのではというジェフリーの危惧も気になるところ。
うーん、歴史が少しずつ歪みだしているのもドキドキ。
ジェフリー自体は歴史上の人物ではないため、筆者の気持ち次第でどうにでもなるのでしょうが。
とにかくジェフリー贔屓のわたしは、最終巻でジェフリーが死んだりしないことを祈りますー。
先はまだまだ長いですね!
だけど、物語進んでますね!
読みきれるか不安です。
でも、今は面白くて続きが読みたい!
波に乗ってます(笑)
ナイジェルとの三角関係どうしよう!
私はナイジェルも好きです。
でも、海斗はそうじゃないんですね。
本命はやっぱりジェフリーでナイジェルも好きだけど恋愛の意味じゃないんですよね!
ナイジェルが可哀想に見えます。
可哀想って思っちゃダメですかね?
これから、トラブルがどんどん増えそうです!
カナリア諸島を航海中、敵国スペインの商船を拿捕したジェフリー達。
捕虜として『グローリア号』に連れて来られた敵船長と話す海斗は、
自分が学んできた歴史と現在の状況に、微妙な食い違いがあるのに気が付きます。
ドレイクの指揮下で無敵戦艦を撃退した船長達の中で、
ジェフリーの名前が歴史に残っていないのはなぜか?
少しずつ歴史が変わっていっているのか?
海斗と共に読者も先行きに不安な影を少々、感じてしまいます。
ジェフリーをはじめ、厳しい船上生活で苦楽を分かち合った
『グローリア号』の船員達に、海斗は信頼と愛着を寄せています。
日和見主義と決別し、「イングランド・チーム」として生きようとする
海斗の決意は潔くて立派です!
熱血なところもあって、読んでいて応援したくなる男の子ですね。
ジェフリーが大事に大事に、真綿にくるんで守っていたくなる気持ちも判ります(笑)
そんな海斗の魅力に、落ちてしまったクールな航海長・ナイジェル。
不器用で誤解されやすいナイジェル。猫が苦手なナイジェル。
………今回は何だかナイジェルの魅力に、胸がキュンキュンです。
しかしジェフリーとナイジェルは無二の親友。
この二人の関係もとても好きなので、
海斗を挟んだトライアングル展開は切なくて辛いです。
でもそれがまた、萌えるのですよね。乙女心は厄介です(笑)
さて、かなり巻数が出ているシリーズの3巻目……とはいえ、もう3巻かって思うと順調すぎるほど、順調ですね。
ようやく少し船旅にも慣れてきたカイトですが、ちょっとずつ自分が知っている歴史と、違ってきていることに気付く。
なんとか自分の知っている歴史と同じところに戻りたいカイトは、なるべく自分の知っている歴史から離れないようにより慎重に行動しなければならないことを知る。
そんな中、カイトは再びジェフリーの船にビセンテが追いついてきたことを知る。
間一髪のところを、ナイジェルに救われたカイトは、ナイジェルが自分が考えていたよりもずっと優しい人であったことに気がつく……
という感じでしょうか。
ずっと伏兵的におとなしくしていたナイジェルがついに行動開始!! とBL的にはなるんでしょうが、個人的にはナイジェルにはそういう恋愛路線に突っ走られるよりも、カイトのおにいちゃん的立場でいてくれるとすっごく萌えるんだけどなあ……と思ってしまいました。
まあ、ナイジェルがカイトに惹かれるのはわかるんですが、カイトにはジェフリーが心を乱す存在であって、ナイジェルは心を落ち着かせる存在であって欲しいなあ……と思います。
私は、イングランドの歴史をまったく知らない不勉強な人なので、史実がどうなっているのかはまったくわからないので、新たな物語を読むようで新鮮な気持ちで読んでいますが、イングランドの歴史を知っていると、また違う気持ちで読めるのかもしれません。
それはそれなりの楽しみ方で楽しめれば……と思います。
3巻ですが、まだまだ物語としては動き始め! という感じがするので、今後に期待してこの評価にしておきます。