水瀬結月さんのレビュー一覧

その熱情に染められて 小説

水瀬結月  甲田イリヤ 

憧れが過ぎるのも…

今回は若くして芸術性を認められ成功している書家と
企画デザイン室をもつ大手会社のデザイナーのお話です。

お互いの気持ちに気付いてまとまるまでの本編に
ショートで過去編とその後編をそれぞ1本収録。

受様は某芸大デザイン科を卒業して
シンプルながらスタイリッシュな商品を
世に出している会社のデザイナーです。

常に新しい物を模索する会社が
新たに立上た企画が「和心」シリーズで…

0

花嫁と王子様 小説

水瀬結月  香坂あきほ 

現代版人魚姫

今回は類い稀なる美貌の地中海の小王国の第二王子様と
隔世遺伝で王国人に似た要望を持つ町役場職員のお話。

憧れの王子様である攻様との再会した受様が
彼の気持ちを受け入れてまとまるまで。

これは受様の町と
地中海にある小王国に昔から伝わる物語です。

物語の舞台は
町から遠く離れた小さな港をもつ村で
ある時、その村を季節外れの嵐が襲います。

昼間でも空は夜の様に暗く濁り…

0

この激情に染まれ 小説

水瀬結月  甲田イリヤ 

出来上がった恋人たちは甘い。

『その熱情に染められて』の続編です。
前作では随分と時間をかけ遠回りしてしまった恋に決着を付け、恋人になるまでが書かれていました。

今回はふたりが恋人関係になった後の話なので全体的にどのお話も甘さ倍増し。
そして、自分の感情に遠慮の無くなった羽染の瑞葉を愛しく思う気持ちや、周りに向ける嫉妬、もっともっと自分だけを見ろ!という強い感情がそこかしこにちりばめられていて、羽染という人物が前作よ…

1

その熱情に染められて 小説

水瀬結月  甲田イリヤ 

遠回りの恋。

本当は両想いだったのに、色んな事が絡まってしまって両想いに纏まるまでえらく時間のかかった人達の話でした。

大学生のころにお互いに素直に気持ちを認め合い、何らかの友達以上の歩み寄りがあればこんなことにならなかったのに。
羽染の不器用で分かりにくい性格、瑞葉の優柔不断ともとれる優しさと弱さ、ふたりの友達の域を出ない付き合いと、第三者両院の狡さが招いた結果、ふたりがここまで遠回りしてしまったので…

1

キスして、星の数よりも 小説

水瀬結月  有馬かつみ 

無駄な遠回りにも程がある!

「勘違い空回り」VS「思い込み空回り」
読んでて恥ずかしいくらい、お互いに空回っちゃってました。
「あんたらとにかく、一度きちんと会話をしたまえよ」と言いたくなります。

受けは、攻めの好きな人が恩師だと勝手に勘違いして、一度だけでいいと誘惑。乗っかったり誘ったりあの手この手なんだけど、なかなか最後までしてもらえなくてもわもわ。
最後の手段で「なんとしても体で落とす」って気合で、自分で拡…

0

花嫁は緋色に囚われる 小説

水瀬結月  一馬友巳 

よくわからない心理

シリーズの第一巻。
至宝の宝石をめぐって繰り広げられるミステリアスなストーリーと石に関わったばかりにとんでもない目にあう主人公の話。

この作家さんの作品は他にも読んだけど、この話だけ私と相性が合わなかったみたい。
どうしてシリーズ化したのか・・・??
いや一応支持されたからなんだろうけど、それとも二巻以降面白くなるのか?

というのもあんだけ酷いことされてて、嫁修業を受け入れちゃう…

1

花嫁は伯爵と恋に咲く 小説

水瀬結月  海老原由里 

ただ…大切な人の為に

今回は受様を引取る投資家で貴族院議員の伯爵と
大店に住込奉公している天涯孤独の少年のお話です。

二人の出会いから気持ちが通じ合うまでと
攻様を選んで生じた生家の後継問題の顛末を収録。

受様は父を知らず
京都の老舗旅館で女中をしている
母のみを家族として育ちます。

受様は絵を描く事が好きでしたが
母をも亡くして住込み奉公に上がると
生きていくだけで精一杯に。

桜の…

1

夜空に咲く恋 小説

水瀬結月  山田ユギ 

お話も絵もすっごい良かった!

花火の上がる林の中での浴衣エッチ!ユギさんの絵で堪能してください!

…と、いかにもシチュエーションが美味しいような書き方をしてしまいましたが、ストーリーも凄く良かったです!
とにかく、四冠のプロ棋士・不動と、サラリーマンの渉の、すれ違いっぷりが見事(笑)

ホントはとてもとても渉のことを大切にしている不動なんだけど、何せ元来俺様なもんで、渉は気付かないんですよね。
そこにはちょっとし…

2

夜空に咲く恋 小説

水瀬結月  山田ユギ 

すれ違いは醍醐味!

面白かったー!
夏の季節にピッタリのお話です。
萌えアイテムはズバリ「花火」と「浴衣」
日本の風物詩満載

将棋の若手棋士・不動と一見クールビューティーな主人公・渉
中学の時から、独特な存在感を持っていた不動とただのクラスメートだった渉が親友同士になった回想から関係を持つまでに至る過程、そして会社員として働く今現在。
身体の関係はあってもずっと片想い、という状況から始まります。

1

キスして、星の数よりも 小説

水瀬結月  有馬かつみ 

最初に素直になれなくて

今回は業界屈指のプラネタリウム設計メーカーの主任と
企業企画を得意とするイベントコーディネーターのお話です。

二人の再会に回想を絡めてまとまるまでと
その後の二人のすれ違いの顛末を収録。

受様はイベント会社のコーディネーターです。

大学を出て五年、
独創的で華々しい演出が持ち味の受様は
エンターテーメント要素を取り入れた
企業セレモニーを得意としています。

今回、…

0
PAGE TOP