水名瀬雅良さんのレビュー一覧

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

松坂牛、五キロ?!

曇天の空のようなお話し。
その重く重なった雲の隙間から、淡い光が差し込むような少しほっとする結末。

志貴が神谷を甘やかさずに支えるやり方が新鮮。

とにかく志貴の兄弟達に救われる一冊。

志貴の頑張りと、神谷の後悔が切ない。

スパダリかと思ったら、神谷はとんだヘタレだった!

箇条書きのレビューになってしまいましたが、
どう落ちるのかと、一気に最後まで読んでしまいました…

1

どうせもう逃げられない コミック

水名瀬雅良 

泣いて縋るオレサマ

1冊丸ごとの長編です。
物語の前半と後半が色合いが違うように感じました。
前半は、攻めの藤代が何か企んでいて、受けの遼も過去に藤代と何かがあったのか?サイコ系?とか勘ぐってしまいましたが、そういう話ではありません。
でも、周りにいい顔をしてみんなから好かれる自分の力(?)が一人だけ通じなかった遼に執着していただけかと思いきや、遼に他の子と笑ってると怒ったり。
遼もレイプなんかされて脅迫され…

2

幾千の刻を越えて コミック

水名瀬雅良 

純愛であり悲恋でもある

お堅い高校教師の圭を学校に迎えに来るハーフで長髪の超絶美形・春人。
圭は素っ気なくて迷惑そう。
実は春人は赤ちゃんの時に圭の両親に預けられ、ずっと一緒に育ってきた義兄弟。
今は両親が田舎に引っ越して二人暮らしだが、春人は激しく圭に執着し、肉体関係も持っていた。
圭は受け入れてはいたけれど、度を越している春人に困惑気味で…
…という展開で、兄弟ものの執着、春人の後輩モデルが当て馬的に出現し…

1

黄昏は彼らの時間 コミック

水名瀬雅良 

長髪好きなので♡

「淫魔」の一族!
表紙の2人の妖しく誘うような目つき!

…と思って読み始めましたが、内容は予想ほどはダークでもなく。
それは主人公の律人が自分の持つ血の力を嫌っていて、全く利用・悪用を考えてない、自分の美しさも隠して恋もせずに生きているから。
そんな律人の前に長身・長髪のルカが現れ、彼に見つめられると何も抗えずに抱かれてしまう。
ルカは律人と同じ、奥村家の血を引く「能力者」。子供の頃…

3

愛執 コミック

水名瀬雅良 

俺様はぼくちゃんだったのです

表題作と、短編が1作収録されています。

「愛執」(あいしゅう)
このタイトルと表紙の黒いイメージから、愛と執着のドロドロ、サイコもの?みたいな先入観がありましたが、読んでみたらそれほどでもなく、あっさりと読めました。
高校の時恋していた安良垣仁(今は人気俳優)が羽地馨のバイト先に押しかけてきて、そのまま自宅に連れ込み、何故連絡せずに自分の前から消えたのか、と怒りながら強引に関係する。

0

鳥籠の中のキミ コミック

水名瀬雅良 

不幸BL…!

んんん〜。なんというか…攻めも受けも、不憫で不幸で切ない…
攻め+受け以外の登場人物、みんなひっどい人ばっかり…。
子供が邪魔で、男と暮らすためにその子(壮真)を捨てる母親。
仕方なく引き取ったという事をことさら強調して虐げる伯母。
その伯母は、実子(朔矢)すら病弱を理由にほったらかし。
家の中のスパイみたいに伯母に告げ口する家政婦。
家の事に無関心な伯父。

この世の地獄みたいな…

5

隣にいるのに、遠い コミック

水名瀬雅良 

王道系だけどひとひねり

女性からモテモテの超絶イケメンが、実はずっと昔から親友に片想いをしていた…という、設定は王道系なんだけど、読んでいくと展開はなかなか!一味違う面白さがありました。
まず、想われている側の渚は、普通の明るい男の子。そこは普通。
恋をこじらせてる大駕は、牽制が凄くて周りは結構気付く位渚以外には冷たくて(本人の渚は全く気付かず)。
そんな渚が元カノから大駕と寝たと聞いて荒れて、酔って大駕の部屋にき…

1

鬼花異聞 小説

夜光花  水名瀬雅良 

続きものです!

全くなんの前情報もなく読み始めたのですが、
読後感にもにょもにょが残るなと思ったら続きものでした!
さらに知らなかった……シリーズ物のスピンオフとのこと。
これから本編の方も読んでみようと思いますが、
このお話、BLでなくてもいいんじゃ?との感想。

某ねこ先生の出てくる漫画を連想してしまい、
あの世界は嫌いではないので楽しめましたが、
BL的には萌えなかった。
泰正の嫌じゃない…

1

大嫌いなアイツ! コミック

水名瀬雅良 

エリートメガネは天然男

絵柄はきれい、当て馬なし、軽い行き違いの後の甘いハッピーエンド。初心者の方にもおすすめの作品です。

タイトルが「大嫌いなアイツ!」で、表紙に冷酷そうなエリートメガネ、ある意味鉄板の俺様攻めか、と思いつつ読み進める。
役者の卵で時間の融通のきくバイトしかできず、ハウスキーパーとして週2程度で働いている千尋。今回の依頼主は千尋と同い年の24才ながら、一流企業勤務・タワマン在住の顔良しスタイル良…

1

犬との日々 コミック

水名瀬雅良 

出会いの時攻めは小学生

今では長身でイケメンの竜平が小学生の頃から同居して、母は既に亡く父は不在がちの竜平の生活の面倒を見てきた尚。
竜平の就職が内定したので、家を出なければ、と考えているが、竜平は必死で引き止めてくる。
なぜ親戚でもない尚を家に入れたのか、尚が男性と楽しそうに笑う写真は何なのか、尚を付け狙うストーカーの存在など、どこかミステリー仕立てになっています。
読者もミスリードされて、両親を亡くした尚が竜平…

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