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いおかいつき 奈良千春
ココナッツ
ネタバレ
前作でどーんと登場し、主役ふたりの恋路を邪魔した高城の弟・優弥。 その彼が今回の主役。 ということは弟よ、君もアレかい?親泣かせかい? ********************** 攻めは本編受けの高城(兄)の双子の弟、優弥。 弁護士で29歳のわりに、どこか軽いと言いますか若いと言いますか… 受けは高校生で美少年の曹。 こちらは複雑な原因で、現在では女性恐怖症。 *****…
シリーズ二作目です。 こちらのシリーズって十年近く前のものなんですね。 全然違和感なかったですし、いおささんの作品ではこのシリーズが一番好きです。 受け攻めとも前回と同じく、バイクと高城LOVEな攻め、刑事課刑事・諏訪内。 そして受けは、仕事ではクールでデキる検事の高城。 なんとか恋人同士となり、お互い忙しい仕事の合間に関係を深めていくというなにやら微笑ましいふたりなのですが、そ…
愁堂れな 奈良千春
茶鬼
シリーズモノなんですが、結構冒頭に彼等についての説明が入っているのと 今回は純粋に大牙に来た依頼と事件の推理展開がメインで、余り賑やかな周囲が出張ってこないので単独で読める作品になっているような気がします。 さる事件により刑事を辞めた大牙は超ビッチな兄の開く探偵事務所で探偵をしている。 そこへ、遺産相続に絡む行方不明の男子を探してほしいと依頼が来る。 見せられたその子の父親という男…
中原一也 奈良千春
江名
会社をリストラされた妻子持ちの地味な男39歳が、 (受け:表紙後ろの茶髪の男、挿絵ではあんまり地味には見えない…w) なかなかいい仕事が見つからず、男性相手の会員制高級クラブで働くことに。 そこのクラブのオーナー(攻め:表紙の手前黒髪の男)から、 執拗にエロいことをされ、そもそもその原因は…と過去を遡りつつ進む物語。 この本は、エロいことがとにかくいっぱいです。 受けは、本…
吉沢純 奈良千春
yoshiaki
庭師ものが読みたくて購入。 庭師BLと言えば、メインはやはり身分差愛もの。 庭師と、庭師を必要とするような広大な邸宅の主の、禁断で甘美な恋・・・これ個人的にかなりツボなシチュなんですが、そこはかとなくハーレクインの匂いも。BL庭師ものの源流はハーレなのかもしれませんね。 ただ、本作に限って言えば、「山倉造園チョキチョキライフ」なるタイトルからして、ハーレ臭とは無縁の、ライトでコミカルなイ…
ふゆの仁子 奈良千春
渋茶
最初のうちは、受けの遥がまだ20歳の大学生って事に引っ掛かりを感じた。 そもそも遥が、自分の一族が経営している百貨店を何とか立て直そうと躍起になる気持ちはともかくも、まだ大学生の身の上で経営に口が挟めるって設定に無理がある。 これでウエルネスグループを相手にした大人の駆け引きを仕掛けるには早すぎるんじゃないか?、 遥の年齢設定を24歳位に引き上げたほうがもっとすんなり読めただろうになぁ……
ウエルネス・表バージョン(と、勝手に命名)で、メインとなるヨシュア×遊佐のカップルの話。 時事系列でいくと『龍』の四冊よりあとの話になるらしい。 こちらから読んだほうが裏バージョンももう少し解りやすかったのだろうか、とその時はちょっと後悔したかな。 (でも、『龍』のほうを先に読んだ代わりに、表側ではティエンの猫被りっぷりを楽しめるって見方もあったりする。) 駆け引きとはいえ、しょっぱな…
う~ん… ティエンと劉先生の間柄を掴もうと自分なりに考えてみた事だから、てんで見当違いかも知れないけれど。 今まで強固な主従関係で問題なかったのが、予期せぬ高柳の出現でティエンとの恋愛に発展した為に、主を取られたという思いが度を越して暴走したのかなぁと… しかし、「ティエンの傍に居られれば良かった」って気持ちを高柳にはっきりと告げているとはいえ、ここまで読んでおきながら、先生がティエ…
巻が進むにつれ高柳の言動が子供っぽくなっていく気がするんだが、自身が危ない事に巻き込まれようが、周りがキナ臭かろうが、マイペースのまま突き進んでいく様子は憎めない。 実は彼は、天然な見た目でもいざとなったら頭の良さを発揮する所もあって侮れないし、周りを唸らせる底知れない男でもあるのだ。 この巻は、やっとオープンまでこぎ着けたウエルネス香港一号店のオープニングセレモニーで発砲事件に巻き込まれ…
前巻にて両想いを確認した二人、冒頭からいちゃいちゃぶりが突き抜けております。 駆け引きの思惑なしに、己の素直な感情でアピールしてくる高柳に対して、見た目ニヒルなティエンも思わず素が出るのが面白い。 今回はウエルネスマート香港進出の準備の際に上海の事もちらつかされて、またしても自分の頭の中の疑問を理解するのに苦戦した。 ティエンの内なる『龍』の意味や、香港から上海にまたがって暗躍するマフィ…