赤い呪縛

akai jubaku

赤い呪縛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神21
  • 萌×212
  • 萌14
  • 中立8
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
26
得点
203
評価数
63
平均
3.5 / 5
神率
33.3%
著者
松田美優 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
ISBN
9784813011279

あらすじ

自分の魅力を知り尽くしている高校生・加藤日向は、ふたりの兄に甘やかされて育った。だが、日向の平穏で勝手気儘な生活は、次兄龍昇によって壊される。「俺はもうお前を、弟として見んのはやめたから」兄の龍昇がそう宣言した日から恋愛において、これまでずっと勝者だった日向の立場は逆転する。いけないことだと思いながら快感に流される。好きじゃないと思いながら龍昇のことが気になって仕方がない。安寧を得るはずの空間は危険極まりない空間になってゆき!?

表題作赤い呪縛

加藤龍昇,23歳,父違いの兄
加藤日向,父違いの弟,高校生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数26

同じ血を持つのに

面白いッ!
読み応えありすぎる。

イマドキのBL小説ジャンルはファンタジーが多くて、ファンタジー苦手な私は昔の作品ばっかり彷徨ってるんだけど。
コレは最高だ…
日常にあらわれる亀裂、その怖ろしさ。
そういうモノをBLで描くのが最高にスリリングなのに、なんで最近こういう作風がないのだろう?残念でならない。
…というジャンル偏重批判は傍に置いといて。

本作は、近親相姦もの。
父親違いの、兄x弟。
筋肉隆々ガテン系の兄が、華奢で細身の弟を無理矢理に犯す。

犯される弟は、いつまでも受け入れられない。カラダの快楽は感じてしまうけれど、禁忌は越えられない。
なのに兄は一つ屋根の下、弱者の弟を絶対に逃さない。

そんな爛れた日々の果て、兄はカノジョを作り弟を突き放す。
そうなってみて初めて弟は兄の熱を欲する…
この精神的な攻防というか逆転劇というか、そこがすごい緊張感で、この話どうなんの?もしかして破滅?みたいな恐怖感さえ。

視点は一貫して弟の日向なので、兄の龍昇の勝手さや残酷さ、日向の虚しさ悔しさ、憎しみのような愛のような、そしてカノジョが登場してからの一転しての兄への執着がある意味淡々と描かれている。
客観的な状況と、日向の心理が絡み合う。
そしてラスト…
やはり兄・龍昇の心は日向に向けられていた…これから2人はどうなるのか、家族はどうなるのか、それらは疑問と推測のまま放り出される。
そしてそういう結末がこの作品の緊張感をより深めている。

2

なんども読み返している兄弟ものの名作

理想的な兄✕弟。兄弟スキーは、必読の本と言っていいのではないかと思う。

兄は力で弟を我が物にして、さんざんいいように弄ぶ。その挙げ句、弟が本気になったら、つき合っていた彼女と同棲しようと家を出ていこうとする。まるで弟から逃げるかのように。
もう、本当にひどい兄貴。クズと言ってもいい。しょっちゅう殴るし。
日向もいい子とは言い難い。やんちゃだし、そのへんの女の子とやったりするし。
このお話、がっつり女の子が絡むので、好みは分かれそうだけど、個人的には兄の彼女のさくらがいい味出してると思うし、むしろ中盤以降の、兄を巡るキャットファイトから俄然面白くなる。
さくらは、ふたりの絡みを見ても平然として「知ってた」とか言っちゃって、でも兄弟だからどうしようもないでしょ、と兄を奪っていこうとするのだ。もう、メンタル強すぎ。BLの女性キャラって、こういうところで都合よく退場させるために普通は引くと思うんだけど、食い下がるってところがね。いい。

でもって、この作品、なんと言ってもラストがすごい。
兄を彼女に持っていかれそうになった弟の、最後の最後のひと言。そのたったひと言で、今まで虐げられていた弟と、一方的に弟を蹂躙していたかに見えた兄の立場が、鮮やかに逆転する。で、本を閉じてこのタイトルが目に入り、その意味するところに鳥肌が立つ。まさに血の呪縛。

読み返すたびにゾクゾクする、素晴らしい着地だと思う。この後起こるであろうゴタゴタを敢えて描かず、ここで終わっているのがいい。
兄と弟、ふたりだけで世界を完結させてしまったような閉塞感、お互いに対する強い執着と独占欲。これが兄弟ものの醍醐味だと思ってるんだけど、この作品、それが全部あるまさに理想形。
暴力を振るう攻めが苦手なのと、趣味で言えば甘い話が好みなのでこの評価ですが、限りなく神に近い作品です。

松田先生はもう作品を書かれていないようだけど、「どこにでもいそうなその辺の兄ちゃん」を書かせたら天下一品、素晴らしい作家さんだと思っている。

6

兄弟愛?

私が初めて読んだ兄弟もの 兄弟ものは執着感が半端ないので大好きです。人間関係や血縁関係などすべてのドロドロ要素がギュッと詰まっている感じがするんですよねぇ~逃げられない感じがしてドキドキしちゃいます。イラストも奈良さんの絵でとても素敵!兄の攻め様がどうして弟の受けにこれほど執着するのかがもっと深堀して描かれていたら神レベルですね。兄弟愛からいつ愛に変わったのかよく分からないし、弟も流された感がありすぎて、なんだかそれ愛ですかと言いたくなってしまいました。

1

苦手な要素が多いんだけど

紙の本の挿絵が気になるなー……の、電子書籍。Kindleアンリミテッドはどうも気のせいか兄弟モノを読むことが多くて、食傷気味な中での異色作。萌というのは違う気がするので神。長兄に言いつける場面が好き。もはや告白。ああ、あっさり信じるんだ。末っ子の性格からして長兄にばらされるのは予測してただろうに普通に会わせちゃうし、殴られてる最中も薄ら笑ってる真ん中。それを他人事みたいにみてる末っ子。なんだこの横からかっ攫われた感。必死なさくらちゃんの部外者っぷりが際立ってる所以は、こんなど修羅場の中でも阿吽な空気があるからで、なんかこう、兄弟だな。言葉やモノローグで説明するシーンが少ないので行動で心情をみるのが面白かった。

3

不思議と惹かれる作品。

評価が分かれる作品みたいですね〜。面白いなぁ。わたしは好きでした。湖水きよ先生が松田先生による原作をコミカライズした作品が結構好きな感じだったので、コミックだと少々物足りなく感じられた部分が小説だったらどう描かれているんだろうと思い、先生の作品に興味を持ちました。残念ながらその作品自体は小説版の刊行はされていないようですけど…。

異父兄弟もので舞台はほぼ二人の自宅っていう…。ドラマだったら超低コストですよね。その分、二人の関係性に魅力を感じられなければ苦痛以外の何物でもないってのは明白ですが。主人公は男三人兄弟の末っ子で高校生の日向(ひなた)。長兄で優秀な龍慶は大手企業の会社員で家を出て寮暮らし。次兄の龍昇は地元の建設会社勤務でガテン系。龍慶を除き、夜遅くまでパートで働く母親と三人で暮らしている。

ストーリーの性格上ネタバレせざるを得ないんですけど、まぁ、半分血の繋がった兄と弟の間で身体から始まってしまうパターンのお話で、理不尽ながら関係を重ねるうちに兄弟としての親密さを超えてしまうわけなのですが、わたしは作家さまが最終的に二人をどういうふうな関係に持っていくのかが気になって最後まで読み進めてしまったという感じです。予測できたエンディングではあったものの、個人的には好ましい投げ方だったので、これはこれでテーマ上モヤモヤしてた方がいいんだろうなと。

この兄弟達、結局のところすごく結束力が強くて、メインの二人は純粋に恋情で結ばれているように感じたんですよね。そのせいか近親ものなのにあまり嫌悪感を感じず、ツンデレ具合にも萌えられたんじゃないかなと思います。ただ、女性が絡んでくるので苦手な方は避けた方がイイかもしれませんね。。

4

愛情を感じ取れない…

んんんんー(;´Д`A
奈良さんの挿絵買いで兄弟モノが大好きなので、ワクワクしながら開いたのですが、想像とは全く違う兄弟モノでした。もうチョイ甘いのかと思ってた…。萌えた部分もあれば、趣味じゃないって投げたい部分も有り、モヤモヤします(´×ω×`)

受けの性格がホンット生意気なクソガキ系の高校生で、まず萎えました。苦手なタイプです。

序盤はお兄ちゃんの理性の限界に触れちゃってやらしいコトをされるようになって、弟は最初は嫌悪感いっぱい。家から逃げたくて、おつき合い中の年上彼女の優しさや癒しを求めてます。彼女に会いたい会いたいって言う受け。うーん。BLで見たくなかったような、新鮮なような。。。

んで、お兄ちゃん。弟がずっと好きだったのをとうとう我慢出来なくなって襲っちゃうのですが、最中に「可愛い」って零すのは愛情が滲んでて良いなーと思うものの、基本は愛情があるようには思えません。押し倒すのに、まず張り手して殴ってから上に乗っかってヤり始めて、タダのDVでしょ?っていう。(その描写2〜3回ぐらいあった)

そんで弟が快楽に引っ張られるようにお兄ちゃんに恋心を匂わすようになったら、突然「実は3年前から付き合ってまーす♡」な彼女が登場してね…。弟への想いを断つ為に女作ってたんだろうけど、じゃあ殴ってまで弟襲うなよ!女で我慢しとけよ!!と萎えました。

そんなこんなでモヤモヤしながら読んでたのですが、個人的にキャラクターが傷ついたり悩んだりする姿に萌え属性があるので、兄ちゃんの彼女登場以降の受けがガッツリ傷ついてショックをうけてる様とか、弟を愛するコトを止めたいのに止められないお兄ちゃんの苦悩が見られて、後半は萌えました\(^o^)/あと、他の家族が居る家で隠れてエッチするシチュも良かった。

とはいえ、萎えたり萌えたり疲労感が…。
評価は趣味じゃない寄りの中立で。
読み返すのはキツイです。

6

甘くない

電子書籍、挿絵なし。
ガチ兄弟は嫌いじゃないけれど、龍昇兄ちゃんが弟の日向に暴力を振るいながら無理矢理手篭めにするのがどうも駄目でした。
弟が自分の思い通りにならないと、殴る蹴るですよ…
なぜ好きな相手にこんな容赦ない暴力を振るうことができるのか、全くもって理解不能でした。
そうこうしているうちに、弟の日向が龍昇兄ちゃんのことを好きになってしまったら、龍昇兄ちゃんは彼女と仲良くして日向を突き離しにかかる。
もう本当に酷いです。
相思相愛なのに、ラストまで行っても全然甘くない。
もっと二人の甘々な所が見たかったです。
でも、龍慶兄ちゃんが日向のために龍昇兄ちゃんをボコボコにするシーンは胸がスッとしました。

5

兄と弟の背徳世界

種違いの兄弟BLです。
兄に甘やかされ周りの人間にはちやほやされ蝶よ花よと愛でられて育った高校生の可愛い顔した弟受けと、受けとは似てもにつかない強面のお兄ちゃん攻め。
この弟はとにかく自分の魅力を自覚していて身もふたもない言い方をすると自分の容姿にあぐらをかいて割と調子に乗っているんですけど、その小生意気な弟が兄によって壊されほだされていくところがとても良いですね。ただ自分は好きでしたが、他の方も仰られているように暴力シーンもあるし近親相姦モノなのでひとを選ぶ作品だと思います。

3

暴力BL

暴力BLはこれが初めてでした。

半分しか血が繋がってない兄弟で余計に背徳的です。
そこに暴力が加わって萌えた……。

弟の日向は兄二人に甘やかされて育ちました。わがままで自分は可愛いと自覚してます。
そして、プレイボーイ(っていうのか?)人妻と付き合ったり、先生と付き合ったりと忙しい。

別れる度のゴタゴタは次兄の龍昇に助けてもらい、そのゴタゴタ解決がめんどくさい龍昇は先生と別れなきゃ兄弟の縁を切ると言います。
日向も反論して兄弟喧嘩になり、ある日龍昇から「弟として見るのやめたから」と言います。
そこから、二人の関係が傾いていくんです。

龍昇はずっと弟である日向に欲望を抱いて、それが暴走してしまう。
龍昇が乱暴だけど、何だかんだで日向にベタ惚れです。

龍昇とのセックスに溺れていく日向がエロくて好きです。
日向がわがままで甘ったれだけど、兄二人にそうなるべく育てられた感じなんで、嫌な感じはしない。
日向のわがままも兄二人だけにだし。(ほぼ、龍昇)

3

HP減ったー(汗

うーん、松田さん初読みなのですが、痛くてキツかったです。
たくさんレビューが上がっていたのも驚きでした。
デビュー作なのに、皆さん注目されていらしたんですね。すごい!
イラストが奈良さんという辺りも大きいのでしょうか。
この奈良さんのイラストは本当素晴らしいです。

********************
攻めは次男の龍昇、23歳。
長年日向に想いを寄せて(なんて小綺麗なもんじゃないですが)いました。

受けは三男の日向、高校生。
遊びまくり、問題おこしまくりの甘ったれ。
龍昇に手を出され、今までの価値観がひっくり返ってしまいます。
********************

種(父)違いでも兄弟。
うーん、読んでいてあまりに救いがなくて。
とにかく、序盤にはやくも日向は龍昇に襲われてしまっております。
殴るし、もう、ここでへこたれそうでした。

まあ長男はマトモでしたが、他の登場人物はいずれも…
龍昇の倫理観はいまさらなのですが、日向自身も潔白な子ではないのでいまいち同情や共感しづらくて。
簡単に楽な方、楽な方へと流れて行きます。
かといって日向と対局になる龍昇の彼女、さくらもなあ…すんごい女の嫌な部分を見せつけられた感じで、普段は女性の出る作品は別に嫌ではないのですがひっじょーに!モヤモヤしました。
日頃から女性の出る作品が苦手な方は、よけいお勧めできません。

そして序盤の勢いはどこへやら、だんだん日向のベクトルが龍昇へと向かっていくのとは対照的に、龍昇の方は心情が読めなくなっていきます。
さくらを家に入れたりね。
葛藤などで情けなく悩む攻めってふだんは大好きなのですが、ここまで弟の道を捻じ曲げたのだから逃げるな!と言いたかったです。

とにかく、暴力的なシーンが多すぎてまったく萌えられませんでした(汗
よく調教などの作品で、最中は痛くても実は隠れた愛があった!というものなどは許容範囲なのですが、殴ってレイプ、その後も暴力的となると…
愛は確かにあったんでしょうけれど、そこに暴力がイコールされるのは理解できませんでした。
結局わたしは一番出番が少なかった長男、龍慶が好きだったということです(苦笑

5

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